ベドーを彷徨いし者
ベドーに限らず,どの迷宮も迷わずにはいられないのだった.
ベドーの地図は二色に分けられており,緑が1F,薄茶が2Fだ.
画面で見ると分かるとおり,人間の身長程度の段差によって迷宮が二層に分かれている.この段差へは直接上ることはできず,所々にある階段を利用することもできない(身長差がありすぎて).上へあがるには別ルートを取る必要がある.
2Fには1Fより強い敵が配置されているが,足元へ行っても気づかれることはないので,2Fの敵は気にしなくても良い.ダボイのオークと異なりクゥダフは聴覚感知なので,下の音は聴こえないのかも知れない.
ただ,挑発や遠隔攻撃などは別で,上に居る敵を下へおびき出すことができる.上へのぼるには手間がかかるので,前世ではこのように経験値を稼いだりした.
入り口近くの段差上にはNMクゥダフが居て同様に釣って倒せたのだが,残念ながら今回は見つけられなかった.別PTが居たので狩られたのかもしれないし,行動範囲が広いため下からは見えない位置に居たのかもしれない.あるいは配置が換わったのかもしれない.
段差の壁面にはあちこちに扉が設けられていて,地下にちょっとした小部屋が作られている.ダボイにあったオーク達のテントに比べると空間が広く,調度品なども揃っており,クゥダフはなかなか贅沢な生活を送っているらしい.
前世ではここの敵が「リレイズ」を落とすので小銭稼ぎに来た記憶があるのだが,残念ながらドロップしなかった.ドロップ率の問題か,ドロップアイテムが変更されたのか.
過去の記憶を辿ってもその通りに行かない事がもどかしい.
段差には扉だけではなく,地図には書かれていない地下への通路もある.
地下はこのようになってる.
右側の「シミ」は,パルブロ鉱山にあったものと同じだろうか.そう言えばダボイでは「シミ」を見なかったが,地図が別だったのだろうか.
まずは近場から進むべく,赤いカーソルの右側へ進んでみる.
お? ぼかされた空間に繋がっている?
扉発見!
・・・ですよねー.
扉の両脇に呪物らしきものが置かれているので,ジュノで指示されたアイテムが無いと開けられないのだろう.おそらくここが目的地だ.
道を戻り逆方向へ探索を進める.
小部屋の一つにチェックポイントがあったが,
「欠けたロゼッタ石」に場所が登録されてワープが可能になったらしい.ジュノで依頼されたクエストの一環だと思うが,これで楽ができる,のかな?
後ろにある構造物「The Mute」は名前のとおり,チェックすると沈黙状態になる.15分ほど魔法が唱えられないが,先へ進むために必要なギミックだ.
沈黙状態の場合,この赤い構造物の傍を素通りできるはずだったのだが・・・
「The Mute」のチェック後に亀と戦闘したため,クピピ殿に「サイレナ」(沈黙解除)されていたのだった・・・ ウハー.気が付いたが時すでに遅し.沈黙状態の場合は問題ないが,そうでない場合は「呪い」の状態になってHP/MPが1/3ほどになってしまう.
仕方が無いので Mute に戻って沈黙され直す.
呪われて沈黙になるなんて最悪だ(笑)図らずもこれでバスのクエストの一つがクリアできるのだが,想定外だった.と言うか,手順をきちんと憶えていなかった.
「沈黙」の場合はこのように「・・・でも耐えられそうだ」となり呪われない.
一度呪われHP/MPが無茶苦茶減ってるが魔法が唱えられず回復できない件.わざわざ戻って沈黙する必要は無かった説まである.
地下を通ることで地上の別エリアへと出られる.
ベドーにある人工的な(亀工的な?)構造物の多くは金属でできているため,ベドーの湿度の高さからどれもこれもが錆びている.
バスのように石造りにしない理由は良く分からないが,少なくともクゥダフには金属を製錬・加工する技術があることを示しており,見た目が亀と言って侮れない.遠くに見える建物は高炉だろうか.どのような背景で亀がこのような技術を持つに至ったのか,興味が尽きない.まず二足歩行な点から気になるが.
地上にも Mute があるので沈黙になり,
呪い装置をすり抜ける.
呪いか沈黙のどちらかを選べば良いのだが,フェイスはこのギミックの影響を受けず(先ほどミスしたように)クピピが簡単に治療できることから,ソロの場合は沈黙が断然お得だろう.
PTの場合は「やまびこ草」を持ち込んで回復するか自然回復を15分ほど待つかの選択になる.あえて呪われる手もあるが,周囲の敵が同レベルの場合は呪いから回復するまでの間に事故死があり得るので,彼我のレベル差を考慮するのが良さそうだ.
ギミックの先には橋がかけられていて,身長の低いタルタルも容易に段差へ上れるようになっている.これで2F側の探索ができる.
橋は南西(左下)にある.
まずは入り口付近のNM亀を探すべく,時計まわりに2Fを巡ることにした.
塗料を塗るだけで随分と違うのだろうが,まだその技術はないのだろう.
錆びた金属から出る有害物質が雨に流され土地を汚染しないのだろうか.それとも亀には耐性があるのだろうか.亀は草を食むイメージなのだが・・・
このあたりで,
NM亀を発見.
随分と奥まった所に居たので入り口からは見えなかったらしい.場所的には記憶に近いので,配置換えは無かったようだ.
Lv40ナイトからすると弱い部類のNMだった.入り口付近で狩りをすることもあったのだから妥当な強さだろう.
ジュノで要求された「クゥダフの卜占甲」を手に入れる.
大量にドロップするが持てるのは一つ.デルクフのボスと同じく,PT用に人数分ドロップするようだ.
同様にこのあたりで,
二匹目のNM亀を発見.
別の亀がリンクしてしまったが,無事「クゥダフの呪符」を取得.こちらも苦労せず倒せたのだった.周囲の敵も軒並み「楽」になり,ベドーでのここまでの経験値稼ぎでそこそこ強くなったようだ.
NM亀の奥のエリアは敵のレベルが一段上がる.
とは言っても「とて」なので経験値稼ぎにはもってこいだ.折角なので経験値稼ぎをしつつ探索を進めることにした.
奥のエリアには牧羊しているらしき一角があった.
クゥダフが羊毛を利用している形跡はないから,もしかしたらこの羊は食用かも知れない.ガクブル.
ここの羊は一度に大量のアイテムをドロップするようだ.
肉や毛皮は合成に使えるので絡まれついでに駆逐していく.ここの羊はアクティブなのだった.それに気づかず先ほどの牧羊エリアへ突っ込んでひどい目にあった.
宝箱を見つけたりもした.
こんなに頻繁に宝箱に出会えるなんて前世では考えられなかった.それだけ狙う人が減ったと言う事だろうが,前世では出会うことが無かったので素直に嬉しい.開ける時にはドキドキする.
ジュノに戻って,
必要なアイテムと交換する.これであの扉の奥に進めるだろう.
ベドーでの強行軍のおかげで,ナイトLv50になった.
フェイス(ヴァレンラール)任せだと後衛フェイスたちが範囲攻撃等に巻き込まれやすいのだが,自分で盾をやると敵の位置を調整しやすく,それだけでも各段にPTプレイがやりやすい.Lvが上がり手数も増えたナイトが単純に楽しいと言う事もあり,粛々と敵を狩ってしまったのだった.
黒魔を進める話はいったいどこへ?