Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

セルビナクエスト「ある冒険者の足跡」その1

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久々に前世の記憶が呼び起こされるのだった.

 

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さて,吟遊詩人のレベル上げとともに,セルビナ町長から受けられるクエストを進めたいと思う.

このクエストは,Vana'diel 各地にある「石碑」の「碑文」を集めることが目的だ.具体的には,町長から渡される「粘土」を「石碑」に張り付ける(トレードする)ことで碑文の写しを取り,それを持ち帰ればよい.

基本的な報酬はギルだ.様々なフィールドに石碑は隠されているから,レベル上げをしながら各地を巡ることでギルが得られる一石二鳥(?)なクエストと言える.言うほど楽じゃないけど.なお,一度写した碑文はギルに換えられない.

前世ではこのクエストの収入も貴重だったので,隙を見つけてはセルビナへ通った.ただ,当時は鞄のサイズが小さく,「粘土」を持ち歩く事が大変だった事を良く憶えている.何しろ,30ある鞄の枠のうち装備品だけで16枠が埋まるのだ.敵を倒した際のドロップ品を持ち帰れば微々たるギルになるし,クエストアイテムが必要な場合もある.ジョブによっては複数の装備を使い分ける必要もある.鞄の中はすぐに一杯になる.

鞄に何を入れて何を売り・捨て,あるいは金庫に仕舞うか.日々の最後にモグハウスへ戻って,まずは鞄の整理を始めるのが日課だった.

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吟遊詩人はその名の通り,音楽を奏でることで敵や味方に一時的な効果を与える支援ジョブだ.味方へは攻撃力や命中率などのステータスアップ,敵へはスリップダメージ,攻撃の遅延などが行え,レベルが上がるほど多様な支援・妨害を行うことができるようになる.

味方への支援効果の場合,楽器を装備していれば同時に2つ,していない場合は1つまで効果を与えられる.3つ目の音楽を奏でた場合は,残り時間が短いものが上書きされる.楽器によって特定の曲の効果を上げる特性が備わっていることがあるため,基本的には曲に合わせて楽器を持ち替えながら,場面場面に合った曲を奏でることが吟遊詩人の役割になる.

音楽を聴かせて効果を与えることから,特に味方に対する支援効果は範囲内の複数のPTメンバに及ぼすことが多い.「HP回復」は前衛メンバに,「MP回復」は後衛メンバに,と言うような使い分けをしたい場合,吟遊詩人は戦場のあちらこちらを行ったり来たりすることになる.曲は2分程度で効果が切れてしまうこともあり,よって吟遊詩人のPTプレイは大変忙しい.

前世では少しプレイしたが,現世と異なり曲の効果範囲がビジュアル的に見えなかったり,曲の効果時間が表示されなかったりしたため,「どこに立って奏でれば適切に効果を与えられるか」とか「曲がいつ切れるか」とか「誰に何がかかっているか」とか,あーだこーだを色々と考えて行動する必要があり,それはもう大変だった.逆に言えば,それが詩人の醍醐味でもあった.

ただ,フェイスPTではそんなことを細かく気にしない事が多い(笑)

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そんなわけで,まずは西ロンフォール.

Lv1で歌える曲は1つしかないので,最初は寂しい(笑)

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レベルが上がれば複数の曲から2つを選んで奏でられるようになる.

ちなみに吟遊詩人が奏でる曲は「呪歌」と呼ばれており,「呪歌」に係わる戦闘スキルは「歌唱」「管楽器」「弦楽器」がある.つまり,楽器も大別して2種類存在する.

「呪歌」であって「呪曲」では無いんだと思ったが,楽器が無ければ歌うのだから「呪歌」が正しいような気もする.まぁどちらでも良いが.楽器を装備すると2つの効果が得られることから,一つは「歌唱」,一つは「楽器」の効果みたいなイメージだろうか.

こう言う細かいところで何かが符牒している(ような気がする)点が,FFXI の世界の懐の深さと言うか世界観の立て付けの良さと言うか.よく考えている(気がする)なぁと感心する.管楽器を奏でながらどうやって歌うのか,と言う疑問もあったりするが(笑) 「歌唱」スキルとは「音感」スキルに近いのかも知れない.

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レベル7になると,「魔物のレクイエム」が奏でられるようになる.

敵1体に対して2HP/3秒のスリップダメージを与えられ,詠唱時間は2秒.遠距離の敵にも効果を与えられることから,低レベルではこの「呪歌」で敵を釣ることになる.

2HP/3秒のスリップダメージと言うと随分少なく感じるが,1分で40ダメージ.現在の自分のHPが約150だから,もし敵が同じHPを持つならば,将来的に25%以上のダメージを与えることになる.敵のHPが自分と同じわけは無いが(笑)

(他のスリップ系魔法を含めて)確実にダメージを与えられる手段として,戦闘開始時に入れておくべき魔法の一つだ.

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西ロンフォの石碑の場所は随分と昔にマーカーを付けておいたので,レベルを上げつつあっさりと辿り着く.

気になるところをメモしておくのはRPGの基本.

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石碑は,ロンフォールにオークの影が徐々に伸びていることを淡々と語っていた.

(スクショには書かれていないが,)碑文が記されたのは「天晶歴761年」.ゲームが開始された(大戦20年後の)現在は「天晶暦884年」なので,約100年前の予言になる.

碑文の作者は「グィンハム・アイアンハート」.世界を転々としながら碑文を遺すとともに,Vana'diel の地図を始めて作った偉人として名が知られている.彼の足跡を辿りたい,と言うことがセルビナ町長からの依頼なのだった.

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粘土をトレードして写しを取り,

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町長へ渡すと報酬が得られる.

金額は石碑の位置に応じた難易度(?)で上下する.西ロンフォは街から近いため最も安い.

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町長からは「特に場所の指定はせん」と言われるが,話しかけると次の目的地を教えてくれる.

次は東ロンフォだ.近すぎる(笑)

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と言う事で東ロンフォ.

ホームポイントワープがあるので現世の移動は快適だが,前世にそんなものは無かったため,このクエストは非常に気の長い,根気が要る,正直心が折れそうなクエストだった.もちろん当時はコンプできなかったので(笑),そのリベンジも兼ねてこのクエストは完遂するつもりでいる.

このクエストを進めるなかで,あるタイミングで貰える報酬がどこかの地図だったはずだ.地図屋が今ほど品ぞろえが良くなかった当時,その地図を持っている人は相当少なかったように思う.少なくとも私の周囲には居なかった.地図がどこだったかは忘れたが(笑)

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奏でる曲によってエフェクトグラフィックが変わるので,レベルが低いうちは色々と曲を変えながら戦闘するのが楽しい.

レベルが上がり始めると,ガチで曲選びが必要になって来る(笑)

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東ロンフォもマーキングしていて,地図の南西端に石碑がある.

入り組んだ壁の隅に隠す,西ロンフォのような意地悪な置き方ではないので,ここは比較的わかりやすい.

ただ,西ロンフォも,石碑が先で壁が後だった可能性もある.

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碑文には,エルヴァーン王族の手抜きさ加減に憤るアイアンハートの愚痴が書かれていた.100年後にも残る石碑に記すなんて,そうとう腹に据えかねたに違いない.

意外に器が小さいぞ(笑)

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次はラテーヌ.

サンドリアから徐々にレベルが上がる方向へと目的地を指示してくれるのはありがたい.

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天気の良いラテーヌは本当に清々しくて良い.

風属性が強いけど.

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前世の記憶によると,ラテーヌの石碑は,あまり近寄らない北東部の谷にあった気がする.

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あー,あったあった.

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石碑の場所を確認して,そこへの行き方を思い出す.

北東部に固まるいくつかの谷を渡って行かなければならないはずだ.

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と言う事で,唐突にオルディール鍾乳洞.

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オルディールのお尻方面(笑)からラテーヌへ抜けられる道があるのだが,

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そこを出ると,ラテーヌ北の谷間に出る.

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あとは,この谷に沿って北東方向へ進み,

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地図に無い洞窟を潜る.

こうやって2つの谷間を渡って行けば,

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こんな感じで,石碑のある谷へと向かえる.

マップに無い道(洞窟)を進むなんて,いかにも FF っぽくてテンションが上がる.

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辿り着いた石碑には,「岩」に関する秘密が記されていた.

アイアンハートは「岩」が人工物である証拠を発見したと述べているが,一体何を見つけたのだろう.

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そしてアイアンハートは,証拠を確たるものとするために「北の地バルドニア」へ向かったらしい.

「バルドニア」は地方名で,具体的にはザルカバードボスディン氷河のある一帯を指す.彼が向かったのは,おそらく「フェ・イン」ではなかろうか.

彼の行方が気になる.

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セルビナ町長へ碑文を渡すと1,000ギル貰えた.報酬がちょっぴり増えている(笑)

次の目的地は,お隣のバルクルム砂丘だ.

 

ちなみに,この段階でLv20に到達した.オルディール鍾乳洞の敵がLv20で絡んでくるため,丁度良い進捗のようだ.うまく出来ている.