ノーグへ
新たな地へ一歩を踏み出すのだった.
随分と昔,「闇の王」討伐ミッションの最後 に,ライオンとイロハ殿からそれぞれ「ノーグへ来て♡」と言われていた.
ノーグへは「星唄」ミッションで一度訪れていたのだが,マウラ(あるいはセルビナ)からの専用直行便で移動しており,「ここは一体どこ?」感が拭えずに居た.そこで今回は,まず正規ルート(?)でノーグへ向かってみたいと思う.
ノーグを訪れたその後に折を見て場所を確認していたのだが,ノーグはウィンダスの南東にある「エルシモ島」にあるのだった.
そして,「エルシモ島」の窓口となる街「カザム」へは,
ジュノ港北東にある「カザム」行きの飛空艇で往来できるのだった.
カザム行きの飛空艇に乗るには「三国」向けの飛空艇パスとは異なる新たな「カザム行き飛空艇パス」が必要であり,このパスを手に入れるための条件は,これもまた随分昔に確認していた.パスの交換条件は各三国地方にある迷宮の宝箱のカギで,これらはAFクエストを進めたりする中で集めておいたのだった.
AF収集が一段落した今日,カギと交換で「カザム行き飛空艇パス」を手に入れる.これでいわゆる「ジラートエリア」と呼ばれる場所の一つ,「エルシモ島」へ渡ることができる.
FFXI の最初の拡張シナリオ「ジラートの幻影」を始める,これが第一歩なのだった.
他の飛空艇と同じく5分くらいの間隔で飛空艇が往来しているようなので,釣りでもしながらこれを待つ.
空路はこのようになっており,
ミンダルシア大陸の険しい山々を眺めながら,短い空の旅を楽しんだ.
さすが飛空艇,あっという間にカザムに到着する.
第一印象はウィンダスっぽい街だが,より南国っぽい雰囲気がそこかしこに見え隠れする,こじんまりとした海辺の街のようだ.
初カザム!
街の中には,サルこと「オポオポ」が何匹も我が物顔で走り廻っている.
街の外には野生のオポオポが生息しているので,そのうちの何匹かが人里へと馴染んだのだろう.カザム,あるいはエルシモ島のマスコット的生物のようだ.
すっかり気を抜いていたが,街の地図を持っていなかった.
仕方が無いのでまずは街中を適当に歩き回ったが,すぐに何処に居るのか分からなくなる.
何度も同じ場所に戻ることを繰り返して,街の中のモノや人の配置を覚えていく.
とある民家では「Mihgo」性のミスラに会った.
ナナー・ミーゴの親族だろうと思うが,何の反応も示してくれない.いずれクエストが発生するのだろうか.
カザムのミスラ族長にも会った.
ウィンダスの族長に比べて随分と強権的な一言を貰う.頭の飾り物から見ても,彼女は族長であることを周囲に強く印象付けたい人物らしい.ウィンダスの族長とは真逆な印象を受けた.
カザム周辺の情報も得られる.
「トンベリ」が根城にしている「ウガレピ寺院」や,
「イフリートの釜」と呼ばれる火山があるらしい.
火山と言えば火のクリスタルを連想する.この島は火属性の加護を受けて,南国のような土地になっているのかも知れない.
一通り街を巡ったら,唯一の出口から「エルシモ島」へと歩を進める.
そこは「ユタンガ大森林」と呼ばれる場所だった.
名前の通り所々が開けた木々生い茂る南国の地で,少し周囲を歩いたがとてもマップ無しでは進むことができないと考えて,
いったんウィンダスに戻って地図を買う事にした.弱い.
地図が無いなら買えばいいじゃないと高を括っていたが,カザムで地図屋を見つけられなかったのだった.
ついでに「海蛇の岩窟」の地図も買う.
世界地図を広げてみると,「カザム」からは「ユタンガ大森林」⇒「海蛇の岩窟」⇒「ノーグ」と言うルートに見えるからだ.
さっそくカザムに戻って地図を広げる.
東にある居住区一帯がダイアモンドの形をしていて,最初はここをグルグルと回っていた(笑)
ぱっと見,街中は全て回ったように思う.
ので,「ユタンガ大森林」を本格的に探索しようと思ったのだが・・・.
心が折れそうだ.
マップ上の茶色のエリアは森林に所々開けた平地なのだが,
平地と平地の間は地図に無い地下通路で繋がっており,
通路の先がどこに出るのか予測が付かない.
地上に出たら出たで四方に平地が伸びていたりと,冒険者を惑わす天然の迷宮がそこに待っていたのだった.
世界地図的に次の「海蛇の岩窟」は南西方面にあるだろうから,まずは地図に記された「Hidden Valley」を目指すべく,反時計回りに地図の外縁を南下する道を取った.
アーダコーダと迷いながら,やっと西にある広めの平地へ出る.
ここへ来て,平地には所々にくぼ地があり,場所によっては平地の下にも隠し通路が巡っていることに気が付く.
・・・心が折れそうだ.
西の平地からはサックリと「Hidden Valley」の近くまで出られたが,
高い崖に阻まれて「谷」へは近づけない.
仕方がないのでルートを変えて,
「谷」東側の平地へと抜ける.
どうやってここに辿り着けたのかは,もう分からない(笑)
遠くに人工構造物を見つけたが,
地図に記されているとおり「アウトポスト」だった.
教練本が置かれていたので,これでここまでワープできるようになる.
さて,西に広がる「谷」だが,
アウトポスト周辺に見つけた「穴」を適当に落ちて,
「谷」に降りることができた.
見たことが無い敵が居たので近づいてみたら「サハギン」だった.
FF初期シリーズ風の(つまりは天野喜孝風の)デザインで,なんとなく懐かしい.
オレンジ色のサハギンの他に青いサハギンが居た.
どちらもかなり格下らしく,その強さは測りかねた.
なお,歌を歌うサハギンなどが居てジョブが設定されているだろうこと,ギルを落としたこと,から,新たな獣人の一種かも知れない.
「谷」の西には「滝」があり,滝つぼの裏にはやはり秘密の通路があった.
ただ,2つある「滝」のうち南にある滝の通路は偽物(?)で,同じ場所をグルグルと回らされた.
3週したので間違いない(笑)
北側の「滝」の裏の隠し通路を奥へ進むと,
予想通り,「海蛇の岩窟」へ出るのだった.
世界地図的には,「ノーグ」は「海蛇の岩窟」の西から北西方向にありそうに見える.
地図の西端にいかにもなデッパリがあるので,まずは反時計回りに壁に沿いながらそこを目指すことにした.
ユタンガと同じく,ここの敵も格下らしい.
AF取得に頑張りすぎて,適正レベルでこの地に来られなかったことが少し悔やまれる.
この洞窟には,あちこちに貝殻を用いた燭台が置かれていた.
つまり,この洞窟には人の手が入っている.
目的地に向かう途中で,
どこからどう見てもアヤシイ隠し扉が見つかる.
何かの罠かも知れないと思いつつ扉を潜ると,ガイコツを主体としたエリアに出るのだった.
このエリアには保管庫のような場所もあり,ガイコツが居る事を照らし合わせると,周辺はかつて人の住んでいたエリアかも知れない.
そんなことを考えながら,隠し扉の奥を更に進んでいくと,
通路の所々にかがり火が焚かれるようになり,
その先にある門を潜ることで,
目的の「ノーグ」へ辿り着くのだった.