竜騎士取得クエスト「聖なる印」
友情の物語なのだった.
ジラートジョブを取得する旅の続き.
侍とそのAFを取得したので,次は竜騎士を取得することにした.
日記をひっくり返す気力が無かったので途中まで進めた(進んでしまった)クエストの朧気な記憶を辿ったが,確かこんな感じだ.
全体的に詳細を良く憶えていないが(笑),とりあえず「背骨」に向かう事にした.
「背骨」の根本はおそらく東西に2箇所あるはずだが,「オズトロヤ城」へ一旦ワープして東側から探索する事にした.
ら,チェックポイントがすぐに見つかった.
が,何をすれば良いのか分からない.
しばらく考えて,そう言えば「飛竜の卵」を持っていたっけ・・・と思い出してトレードすると,
「背骨」について教えてくれたヤシェミドが現れる.
読みづらい名前だったので憶えていた(笑) なんだか挙動がアヤシイ人な憶えがある.
ヤシェミドに言われたとおり「背骨」の暖かい場所に卵を置いたことで,あっと言う間に飛竜が生まれたのだが,
次の瞬間,ヤシェミドに切りつけられ瀕死になってしまう.
ああやっぱり・・・
そこへ駆けつけるラーアル.
たしかラーアルはドラゴンスレイヤーで,竜騎士とは不倶戴天の敵(言い過ぎか).彼には「監獄の竜騎士」を殺した疑いがかかっていた(あるいはかけていた)気がするが・・・
ラーアルの目の前に現れたのは,その,死んだはずの竜騎士シラヌス.
彼はヤシェミドの名を騙っていたのだった.なんでそんな読みづらい名前を選んだのかは置いておいて.
シラヌスは死を偽装することで,「赤子の竜の血」を浴びて「完全な竜」になる機会を窺っていた.
そして彼の思惑通り,まんまと竜の孵化に協力してしまったのだった.
だが,シラヌスを追ってきたラーアルは思いがけない言葉を口にする.
ラ「シラヌス・・・.そうじゃない.お前が竜になるんじゃない.竜がお前になるんだ・・・!」
ドラゴンスレイヤーの使命は「悪しき印」を持つ竜を退治すること.
かつて竜騎士シラヌスは,印を持たない不思議な竜と契約をした.そして,その竜は徐々に「悪しき竜」へと変貌してしまった.
ラーアルはシラヌスが悪しき竜に取り込まれてしまう事を知り,それを遅らせるために地下牢へ封印したのだった.
そして,新たに生まれたこの竜も印を持たない.
シラヌスの愚を繰り返さないためにラーアルは苦渋の決断を迫られるが・・・
その血を浴びたシラヌスを探す手がかりとして,ラーアルは竜を生かすのだった.
再び過ちを犯してしまう可能性に気が付きながら.
ラ「シラヌス,俺はお前を信じている・・・.お前も俺を信じてくれ」
だが,ラーアルはまだ全てを諦めていないのだった.
いったん解散になったのは良いのだが,次に何処へ向かえば良いのか分からない.
記憶を頼りに,竜騎士イベントが発生した場所を行ったり来たりして,
城内でやっとラーアルを発見する.
彼からは,シラヌスは「ゲルスバ野営陣」に居ること,シラヌスに憑りついている竜を「竜化散」で引き剥がせるかも知れないこと,を示唆される.
ただ・・・,「竜化散」は効果のほどがアヤシイらしい.
大丈夫なのだろうか.
「ゲルスバ」と聞き,ボス戦=バトルフィールドかなーと思って来たらハズレだった(笑)
地道に「ゲルスバ野営陣」内を探すことにしたが,
何回か来ているにも関わらず,それっぽい場所が思い浮かばない.
唯一,フェロー関連で来た場所へやってきたら・・・,なるほど,ここもバトルフィールドだったのか.すっかり忘れていた.
時間が無いと焦りを見せつつやってきたラーアル.
シラヌスの「竜化」に間に合ったと思いきや,
一太刀を受けて身動きができなくなる.
シラヌスって結構凄い竜騎士なのでは.そして,なぜか不殺を貫いている.
手遅れかも知れないと知りつつ,シラヌスを助けてくれと頼むラーアルには,もちろんこう答える.
いいですとも!
あ,なんか嫌な予感.
時すでに遅く,目の前に居たシラヌスは,
竜化してしまうのだった.
キシャーッ
やはりフェローの時と同じでフェイスを呼べないのか・・・
戦/モ@67 なのでガチの殴り合いだなぁ・・・と思って近づいたら・・・あれ?
フェイスを呼ぶまでもなく,レベル差がありすぎて,
完封.
しまった強すぎた・・・ でも,他のジョブも皆 Lv65 以上なので仕方ない.
竜化が解けたシラヌスに駆け寄るラーアル.だが,シラヌスは「竜化散」を拒むのだった.
シ「オレは死ぬつもりだ.自分の竜を道づれにしてな」
彼は悪竜をそのままに出来ないと覚悟を決めていた.そして,ラーアルならば止めてくれると信じていた.
そしてラーアルも,シラヌスを悪竜から救い出せると信じていた.信じようとしていた.
ラ「何を言うんだ.シラヌス! さぁ!」
シ「それを一番知っているのはお前だろう.知っていながらそんなものを持ってくるとは・・・.お前は俺を最後まで信じていてくれたのか」
悪しき竜に取り込まれながらも,最後に人を信じ,信じてもらう事が出来たシラヌス.
だから,彼は最期にこう言い残す.
シ「もう一度あの時のように竜を信じてみてくれないか.まだこの世には聖なる意思があるはずだ,と」
シラヌスの死に呼応するかのように,竜に印が浮かぶ.
それは,聖なる印なのだった.
聖なる竜を従える竜騎士と,悪なる竜を退けるドラゴンスレイヤー.その二人を聖悪の対立軸に置いて物語を捉えていたのは,とんだ勘違いだった.竜を中心に別々の生き方を選んだ二人は,進む道は違えども,いつまでも互いに信じあえる友であり続けた.
悲しくも美しい話だった.もっと早くやっておけば良かった(笑)
最後に,竜の名前が選べた.
Mikan に惹かれたが・・・(笑),
Lumiere (ルミエール)にした.フランス語で「光」を意味するらしい.
元中二病患者の相棒に相応しい名前だ.そして,二人の友情の輝かしい証としても.
このようにして,ジラートジョブ「竜騎士」を手に入れるのだった.
少し残念なのは,ラーアルが健忘症を患っていた事だ.何か一言欲しかった.
でも,この物語は胸に少しばかりジンと来た.