ウィンダスミッション8-1「ヴェイン」
彼の評価が元に戻るのだった.
どう考えても致し方無い.
ランクが上がったのでクリスタルを捧げ,さっそく次のミッションを受ける.
今回も 小クリスタル 1 ダースで OK だった.
「ヴェイン」なんてカッコイイ響きのミッションなのだが,今回は「耳の院」からの依頼らしい.
「耳の院」=「魔法学校」=「コル・モル博士」関連だろうか.
ミッションの中身は「極秘」らしい.
「目の院」の時のような面倒事に巻き込まれなければ良いのだが・・・
校長の座を一度退いたコル・モル博士は,「2年前にある事件があって」校長に戻ったらしい.この伏線の張り具合的には,やはりコル・モル博士関連か・・・(諦め)
と言う事で魔法学校.
担当者?に話しかけると,やはりコル・モル博士関連.まずはこれまでの経緯として,4年前に校長を退いたコル・モル博士の後釜が「セダールコジャル」と言う人物だった事を教えてもらう.
校長としての資質に富んだ彼だったが,校長になった後になぜか「逃亡」してしまい,コル・モル博士が校長に返り咲く事になったらしい.
しかし,コル・モル博士は「石の区」の自宅に引きこもっており,名ばかりの校長になってしまっている.このままでは生徒に悪影響を及ぼしかねないので,行方不明の「セダールコジャル」氏を探し出したい.
これが「耳の院」からの依頼なのだった.
どうやって探し出すのか?,その手段として取り出されたのが魔法人形「みつけるくん」.
この人形は,「セダールコジャル」氏が持つ「耳の院の指輪」に宿る「星月の魔力」を嗅ぎ付けてくれるらしい.
魔法人形を起動すると,さっそく「オレ ニ マカセロ! 『キタ』 ニ イクベシ!」と喋りだす.
なるほどね.
ちなみに,これらの魔法人形はコル・モル博士の創り出したもののようだ.
3博士は良く分からない能力に長けているなと,感心はするが尊敬はしない(笑)
念のためにコル・モル博士の許へも寄ってみたが,ポンコツな事を言っていた.
内容的に博士の機嫌を損ねてしまいかねないから,わざわざミッションの内容を説明しておく事も無かったのだろう.黙っておいた.
魔法人形の動作を確認するために外に出てみた.
エリアが変わる毎に「標的」の方角を教えてくれるので,
ウィンダスから見て「北」にある「ソロムグ原野」へ一気に移動してみた.
ら,今度は「北東」.
「ソロムグ原野」からみて「北東」,と言うか東北東に「神々の間」があるので,
いったん「ロ・メーヴ」へ移動するとビンゴ.
魔「コノ エリア ノ ドコカダゾ!」
移動手段の乏しかった前世ではこれだけの捜索も大変だったに違いないが,今世ではあっという間に正解に辿り着ける.後は「ロ・メーヴ」でチェックが可能なポイントを回れば良いかと思い,まずは手近な「枯れた泉」を調べると,
イベント.
「突然,ある曲が響き渡った・・・」
え?
魔「ナンカ オカシイゾ! アレハ カタマリ ダ・・・」
なるほど分からん!
彼が「セダールコジャル」氏じゃないの?? 「カタマリ」って???
ギャーギャーと騒ぐ魔法人形の横で想定外な事に驚いていると,その隙に謎の人物は姿を消してしまう.
コル・モル博士の後任だからタルタルだと思っていたが,随分と魔物チックな見た目をしている.「セダールコジャル」氏は「逃亡」したと言うが,もしかして召喚士 AF クエストの黒幕「ウラン・マフラン」と同様に「耳の院」の何かを手に入れるために校長になり,その後失踪したのかも? そして,彼はタルタルの幻影を纏った悪の魔道士だった・・・的な.
彼のような姿を随分と昔に見た記憶があったので日記をひっくり返したら,「ラングモント峠」に居た.狩人 AF クエストだ.そこでは「黒く怪しい影」と呼ばれていたが,同一人物なのだろうか.「影」からは「輝ける砂」がこぼれていたと言う話だったが,「耳の院」で手に入れた何かかも知れない.
ラングモントと言えば「フェ・イン」のある「ボスディン氷河」へ至る洞穴だ.話的には関連していてもおかしくない.AF クエストと三国ミッションだから全く関係ない可能性もあり得るが,うーーん.
なんて事を考えていたら,
魔「イマノハ マチガイ ダッタ ゼ!」
は? え??
ん? どゆこと?? 「みつけるくん」は「指輪」に宿る「星月の魔力」を嗅ぎ付けてくれるのだから,つまり,あの謎の人物は違う「指輪」を持っていたと言うこと?
各院長は指輪を持っているはずだから,浮いているのは「セダールコジャル」氏と「カラハバルハ」の「指輪」のはず.前者と異なると言う事は,あの人物は「カラハバルハ」の指輪を持っていると言うことだろうか.「スターオニオンズ」が持ってるつもりだったが・・・.いや,「セダールコジャル」氏がそうであるように指輪は院長毎に持っているようだから,これまで知る事の無かった過去の院長の指輪が関連している可能性もある.話が広がりすぎる気もするが・・・.
なんだか混乱して良く分からないので,とりあえず魔法人形の指示に従う事にした.
次は「南西」らしいので,いったん「ソロムグ原野」に戻ると今度は「西」.
「ソロムグ原野」より西は「クォン大陸」なので,人形の指示に従って3か所程度を巡ると,
「ダボイ」に辿り着く.
あれ? そう言えば「ダボイ」にタルタルが居たぞ?と思い行ってみると,
_人人人人人人人_
> Sedal-Godjal <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
居たw
限界突破クエストで世話になった気がするが,彼は「オークの王」を封印するためにあそこに居たはずだ.
修洞窟を通過して彼の許へ辿り着くと,見つかった事に観念したようだ.
ただ,「オークの王」を封印すると言う使命を諦めるつもりは無いらしい.
しかも「呪術の杖」を持ったオークにその使命を邪魔されており,ますます離れるわけにはいかない事態のようだ.
流れ的には,その「オーク」を何とかすれば良さそうなのだが,「『呪術の杖』を持ったオーク」に関するヒントが何も得られない.
「呪術の杖」を持つ=魔道士系のオークを想定したが,周辺に居る適正レベルのオークを探してもそれっぽいオークが居ない.
ドロップ品を期待して少し狩りをしても埒は開かず,仕方がないのでネットで調べたら,
目的のオークは「修道院跡」に居る事が分かった.
ああああ,とうとうあそこへ行くのか.
「修道院跡」は段差の上にあり,そこへはオークが拵えたエレベータを使う必要がある.
エレベータのスイッチを操作するには MGS 魔法を切らなければならず,従って周辺の敵は掃除しておく必要があった.ちなみに Lv71 忍から見て敵は「丁度」.魔法が無いと絡まれまくる.
「修道院跡」の外から恐る恐る中をチェックすると,目的の NMオークが居た.
扉は 2重になっていて,
中を確認すべく恐る恐る開いてみたら,
あっという間に死んだ(笑)
部屋の中には雑魚オークが3匹おり,え?え??とボスへのターゲットでアタフタしている間に「ガIII」系を撃たれて即死したのだった.
と言う事で,狭い場所での密集戦闘の対策をするために Lv75 吟/白 で来た.魔導士系でないとツライと思ったが白/黒/赤は Lv がより高く,手ごろなジョブが吟なのだった.
中に入るには扉を開けるしかないので,開けたら一気に飛び込んで「魔物達のララバイ(範囲睡眠)」.
雑魚オークは Lv75 から見て「楽」だったので全員即寝した.よく考えたら扉の外で唱えて寝たら中に入る手順を採るべきだった.先に飛び込むとボコられて詠唱が止まる可能性があるので,今回は運が良かったと言っていい.
後はボスを集中攻撃して撃破.
ドロップした「呪術の杖」をゲットする.
雑魚が目覚めたら「達ララ」を繰り返し,後は 1体ずつ敵を倒していく.
相手からすると,目が覚める度に仲間が一人ずつ死んでいるなんて恐怖以外の何ものでもない.
闘いとは非情なモノなのだった.合掌.
「呪術の杖」をセダールコジャル氏に渡し,脅威が去った事を知らせる.
でも,やはり使命を放棄する事は出来ないと言われてしまう.
せめて逃げ出した理由を教えて欲しいと乞うと,
コル・モル博士が「耳の院」の予算を使い込んでしまったため,文通相手を騙って少しずつ取り戻す事を考えたと言い出す.
作戦は上手くいったが「ウソをついているのが心苦しく」なり,「コル・モル博士を見かけると,おなかが痛くなるようになっちゃった」から旅に出て,今はこんなことをやっているとのこと.
エエエエエエ・・・ 何という脱力感.
「耳の院」に戻って報告すると,セダールコジャル氏が失踪した理由には意外に寛容だった.明日は我が身と言うことだろうか.
魔法人形が誤作動した事も報告すると,
モ「指輪より強い星月の力があって,それに反応したのでしょうか・・・」
なんて意味深な事を言われる.
謎の人物が「指輪」ではなく「強い星月の力」を持っていたと言う事だが,魔法人形の「カタマリ」と言う言葉を思い出すと「彼自身」が「星月の力」の可能性がある.とすると彼が「月の神獣」????
俄かには信じがたいが,魔法塔が壊れて解き放たれた「大いなる獣」が何らかの理由であのような姿になり,かつ,サルタバルタ以外の土地を彷徨っているのだとしたら,話としての辻褄は合う.
「獣」と言う言葉の印象とは程遠いが,「召喚」における「過ち」によって人の姿となり故に本来の力を出せなくなった,と言う状態なのかも知れない.
「ウィンダスの伝説」についてはルクスス院長から口止めされているが,そもそも「大いなる獣」に纏わる謎について,このまま黙っていて良いのだろうか.あの謎の人物の姿を捉えたあの時,何か大切な瞬間を逃してしまった可能性は無いのだろうか.
ちなみに「ヴェイン(Vain)」は「骨折り損」と言うような意味があるらしい.コル・モル博士の脱力するような一件に振り回されて,また取り返しのつかない事が起こってしまったのではないかと心配だ.
少し見直していたコル・モル博士の評価は,これでまた ±0に戻ってしまうのだった.
そう言えば博士はまだ「モジジ」ちゃんと文通していたはず・・・と思って話を聞いたら・・・
全員共犯者かーーーい.