Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

ウィンダスミッション9-1「死者の人形」その1

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そう言う事だったのか! なるほど分からん!!と思うのだった.

 

核心に近づいてきたので今回はイベントだらけ.

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クリスタルを捧げてランク 9 のミッションを受ける.

今回は小クリスタル 13個だった.

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「死者の人形」と言う禍々しいタイトルにこの構図.

アジド・マルジドの意識が戻ったようで,アプルルからは「手の院へ来るように」と依頼が出されたようだ.朗報ではあるが,「神々の書」の中身の事を思うと嫌な予感がするばかりだ.

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セミ様も魔法塔から戻ったらしい.

一波乱あるとしか思えない.

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周囲のガードに話しかけると,元手の院院長「ゾンパジッパ」の名前がでる.

前回セミ様の口からその名が出たが,カーディアンの生みの親と言える存在で,すでに亡くなられていると言っていた.そして「ゾンパジッパ」は,アジド・マルジドとアプルルの父なのだった.

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手の院へ向かうと,さっそくアジド・マルジドが扉を蹴破る勢いでやってきた.

思ったより元気やないかーい.ベッドでの再会かと思ってた.

ア「神々の書に書かれていたことがすべて見えたんだ.ウィンダスが滅びる前に,何か手を打たないとならない・・・」

思った通り,予言書と言うべき「神々の書」にはウィンダスの滅びが記されてたのだった.

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どうすれば・・・そう思った矢先にセミ様が駆け込んでくる.

ヤバイ,もう見つかったのか・・・

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そう思って震えたが,セミ様はアジド・マルジドを捕らえるためにやってきたわけでは無いらしい.

セ「大変なことになっている! 天の塔に,黒き使者が現れたのだ!」

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アジド・マルジドの魔力なら,神子さまの部屋の扉を開けるかも知れない.

一刻を争うこの時に敵も味方も無い.二人は慌てて手の院を後にするのだった.

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その時まさに,黒き使者は神子さまの許へ辿り着いたのだった.

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「星月の力」を宿した「まがつみの玉」が,神子さまを守るかのように輝きだす.

成す術なく怯えるばかりの神子さまだったが,

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間一髪のところで間に合うアジド・マルジド.

黒き使者へありったけの魔法力を叩きつけたその刹那,

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リフレク!?

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反射された自らの魔力に縛られてしまう.

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セミ様の渾身の矢も弾かれ,

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絶体絶命のその時,

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???「・・・ミ・・・」

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神子さまはどうなってしまうのか・・・

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と言うところでイベントは終わり,クピピ殿からは「あ,遅すぎる登場なの!」なんて言われてしまう.サーセン.

あの状況からどのように対処したのか分からないが,アジド・マルジドとセミ様のお陰で「黒き使者」は追い払われたらしい.

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慌てて神子さまの部屋へ向かうと,セミ様が次の手配をしている最中だった.

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だが,アジド・マルジドは「黒き使者」を追っても無駄だと言う.

彼は「黒き使者」の正体を知る手掛かりに気が付いたらしい.

ア「奴が使ったのは人の魔法ではなかった.あれは『星月の力』.ホルトト遺跡や魔導球の力と同じ力・・・」

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ア「あれは,満月の泉にいた大いなる獣フェンリルの力だ.そうだろう?」

「大いなる獣」=「月の神獣」=「フェンリル」なのか.そして,やはり「黒き使者」は「大いなる獣」なのだろうか.

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ア「教えてくれ.20年前に,満月の泉でなにがあったのかを」

「神々の書」は既に読まれ,そこに書かれている事を知られてしまった.もう真実を包み隠す事に意味はない.

観念したかのように神子さまは語りだす.

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ウィンダスの「始まりの神子さま」が満月の泉で詠んだ予言「月詠み」から,すべては始まった.

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代々の神子さまは,その時,つまり数百年前から続く「月詠み」の予言を「星詠み」の儀式によって読み解き,ウィンダスを導いてきた.

20年前までは.

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現神子さまが詠んだ「月詠み」には,ウィンダスの「滅び」が示されていたのだった.

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星月の加護に従いウィンダスを導いては,やがて滅びへと至ってしまう.

だから,神子さまは「大いなる獣」に尋ねた.

「滅び」を逃れるにはどうすれば良いのか,と.

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だが,神獣の答えは冷たいものであった.

「人は恐れながらも滅びを望むもの」

最初の神子さますら,恐れを克服できず「滅び」を予言するしか無かった.フェンリルを目にして怯える神子さまにいったい何ができるのだろう,と.

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だが,神子さまにはカラハバルハが居た.

カラハバルハは「星月の意思を変え」るために,「神獣の心を支配する魔法」=「召喚」を生み出した.

「星月の意思は天の意思」

神獣のその言葉が真実ならば,「星月の意思」を変えて「滅び」の未来を反故にすれば良い.

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そして 20 年前.

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カラハバルハは,ウィンダスの,神子さまの「滅び」を避けるために「召喚」を行った.

神獣の心を支配する事により,自らの心が壊れてしまう事を知りながら.

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フェ「これが人の定めに抗う力か・・・」

人により創られし「召喚」の力を前にしてフェンリルは言う.

フェ「神子よ,怯える必要はない.恐れる必要はない」「導きの光なき闇夜が来るが,決して歩みを止めてはならぬ.歩みを照らす光はないが,光なくとも道はあるのだ」

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その言葉を残して,フェンリルは・・・死んだ.神子さまはそう言う.

神獣の心はあまりに広く深く,「召喚」によってその心を支配する事は叶わなかったのだった.「召喚」は失敗したのだ.

・・・本当に「死んだ」のだろうか.そしてカラハバルハはどうなったのだろう.

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「星月の力」の化身であった神獣を失う事で,ウィンダスは「星月の加護」を失った.

月詠み」も「星詠み」も意味を成さなくなり,故に,ウィンダスの向かうべき先を示す道標はもう無いのだった.

神「天文盤には何も映らない.映る未来などないのだから・・・」

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だが,アジド・マルジドは気付く.

ア「しかし,神子さま.未来は続いている.フェンリルが言ったように,俺たちの前に道は続いている・・・」「平和が約束されていないとは,滅びも約束されていないということだ」

フェンリルが残した言葉が「希望」であることを,アジド・マルジドはただ一人看破していた.「召喚」には失敗したが,「滅び」の道は回避されていたのだ.

ア「俺たちは自分で光を掴まないと・・・!」

・・・アジド・マルジドはこんなにも熱い男だったのか.

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アジド・マルジドは,カラハバルハの叡智を得るために「心の院」へ入る許可を申し出る.

神「わかりました.あなたには,カラハバルハの残したものすべてと,そして自由を与えましょう」

ウィンダスを救いたい」,その思いは神子さまに確かに伝わったのだった.

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若干不本意な雰囲気を感じさせつつ,セミ様は神子さまの言葉に従う.

神「それにあの黒い生き物がいったい何なのか・・・確かめなくてはなりません」

ウィンダスの危機はまだ去ってはいないのだ.

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事の次第をアプルルに報告する.

当然お兄ちゃん娘のアプルルは,アジド・マルジドが神子さまに許されるどころか全面支援を取り付けた事に驚きと喜びを隠せない.

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思いがけない吉報に二人で良い雰囲気になっている(?)と,突然ヨラン・オラン博士がやってくる.

あああ,これで3博士全員が関わってしまったか(笑)

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ヨラン・オラン博士は,冒険者が拾ったと言う「手紙」をアプルルに見せる.

アプルルにはその手紙の書き主が分かったようだ.

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当然中身をチェックしただろうヨラン・オラン博士もその意味を理解していた.

ヨ「彼は,どうもボヤーダ樹のどこかに捕らわれているらしい.助けを求めているようだ」「そなたたち兄弟とアヤツの間には,いろいろとあったからな.・・・その手紙,私は見なかったことにしよう」

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ア「ああっ! お父さんが生きていたなんて・・・!」

手紙の筆跡はゾンパジッパのものだった.

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親子関係に何があったのかは分からないが,アプルルは自らが行動する事を躊躇い,冒険者に代わりの捜索を依頼する.

ア「ボヤーダ樹へ行って,わたしのお父さん・・・ ゾンパジッパを捜してほしいの」

 

ウィンダスの未来に影を落とすのは「黒き使者」と「ジョーカー」の存在.

このタイミングでカーディアンの生みの親「ゾンパジッパ」の生存が確認された事は,この二つの存在にどのような影響を及ぼすのだろうか.

暗闇の先の光は,まだ見えないのだった.

 

続く.