Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

ゼルダ無双 厄災の黙示録

FFXI のブログですが何か(笑)

 

ハイラルよ,私は帰ってきた!」と心の中で叫びつつ「ゼルダ無双 厄災の黙示録」にハマって気が付くと1か月が経っていた件.

買った時には「ゼル伝 BotW の系譜」「厄災」「100年前を追体験」と物語りばかりに目が行って気にしていなかったのだが,よく考えたら「ゼルダ無双」は無双シリーズの一つで,その無双シリーズは大好物なのだった(アホ).

思い返せば Switch を購入して「BotW」を楽しんだ後に買ったのが「ドラクエヒーローズI・II」だったしその後にFE無双も買ったし,何なら PS3 で無印→猛将伝を買った後に PS4 でも再購入して更に Empire を買ったにも関わらず結局 Switch でも購入した「真・三国無双7」とかもあったりする.何やってんの.

 

物語について.

ゼルダ無双 厄災の黙示録」は,「ゼルダの伝説」と言いつつ「リンクの冒険」だったこれまでのシリーズにおいて,初めて「ゼルダの伝説」と言うタイトルを回収したゲームなのでは無かろうか(と勝手に思っているが,実はそれほどシリーズをやってない 笑).

ガノンに攫われた挙句に「アリガトウ リンク アナタハ ハイラル ノ エイユウデス」と最後にポツリと言うだけだった彼女が,17歳と言う節目の年齢を前に苦悩する等身大の少女として帰ってきた.これをやらずに居られようかいや居られない.Expansion Pass?? もちろん買った(笑)

ネタバレするので詳細は語らないが,「厄災の黙示録」,私は大満足です.BotW のエンディングも好きだけど,こちらの Ending の方が王道かな.あー,いや,BotW のエンディングの方は余韻があるか. BotW は最後の一言が良いんだよなー.結局,どちらも捨てがたい(笑)

ちなみに「ゼルダの伝説」はシリーズ全体がパラレルワールドになっていて,ある物語のグッドエンディングとバッドエンディングに世界が分岐して,それぞれの先で別の物語(シリーズゲーム)が語られる構造になっている(らしい).恐るべしゼルダ.「厄災」は任天堂製では無いが正史にならないかなぁとか,BotW 2 の続報がなかなか語られないが「厄災」後の世界が 2 になったりしないかなぁとか,最近はそんな妄想事を考えたりなんだりして過ごしている.もちろん BotW 後でも良いんだけど.「BotW2 無双」と言う次の手もあり得るのか.ブツブツ.

 

システムについて.

上述したモノ以外にも無双シリーズは大量に出ていて,故にマンネリ化が激しい.三国無双は武将を増やし続けてもう限界だし,大本が三国志なのだから物語も語られ尽くされている.私の三国志知識=三国無双なのでたぶんかなり偏ってるだろうけど(笑) その中において「真・三国無双7」が好きなのは,唯一「IF」ストーリが楽しめる点.あの武将が生きていたら・・・ あの時あの道を選んでいたら・・・ が楽しめるのは,実はかなり画期的だったのではなかろうか.個人的には三国無双は7で極まったかなぁと思っている.

無双シリーズの基本的なゲームの進め方は,アクションを駆使してマップにいるボスを倒す ⇒ 次のマップへ進む,を繰り返すこと.三国無双の場合は,各地の戦場を転々としながら数多の武将と覇を競いつつ国盗りを進めることで「三国志」の物語が進んでいく.シリーズナンバーによって若干異なるが,プレイアブルキャラや属する国に応じて物語が多数用意されていて,基本は単純だが飽きさせない.無双7は総勢80人ほど居るので,好みのキャラを見つけて遊ぶだけでも楽しい.私は孫策大喬ペアが好きです(誰も聞いてない).

マップに居るボスは一人とは限らない.また,簡易な国盗りゲームとしてマップ上に敵や味方の拠点がある場合もあり,様々な方角から攻めてくる敵から自拠点を護ったり,あるいは複数のキャラを切り替えながら並行して敵の複数拠点を攻めたり,と,若干の戦略的要素が加えられたりもする.ドラクエヒーローズIは,仲間モンスター(操作不能)に拠点を護らせたり攻めさせたりする「タワーディフェンス」的要素が強調されていて結構楽しかった.正統続編が無い点が悔やまれる(IIはシステムが大幅に変わる).

ゼルダ無双もこの辺りのゲームデザインは踏襲していて,リンクやゼルダ,4英雄を始めとした計 XX 名のプレイアブルキャラクタを率いて,BotW で駆け回ったハイラルの地を再度転々としながら「100年前の厄災」を追体験していく.

徐々にハイラルを蝕むガノンの影.未だ目覚めぬ封印の力に苦悩するゼルダ姫.BotW には登場しなかったとあるキャラのお陰で物語は徐々にその行く先を変えていき・・・,後はお楽しみ.

プレイアブルキャラの中にはネタキャラっぽいモノも居て,「え?仲間になるの??」と驚く事もシバシバ.逆に「え?ならないの?」と言うキャラは,きっと Expansion Pass で楽しめるはず.キャラによって武器も攻撃方法もまったく違うので,そのバリエーションだけでも一通り楽しめる.個人的に操作しづらいキャラも居るけど,それだけ多彩だ.

無双シリーズは「無双」と言う名の通りに,圧倒的な強さを持つキャラたちがバッタバッタと敵を倒しながら多彩なマップの中を駆け巡る爽快感が基本だ.そのため,時に「背景」と揶揄されるほどに雑魚敵は棒立ちでただやられるだけ.これではアクションゲームとしてメリハリがないため,ボス戦の面白さがゲームの面白さに直結する(のだが,難易度上げると雑魚敵も脅威.遠距離から弓でプスプスとか).

ボス敵との戦闘は,ただ武器で殴り合うだけではなくシリーズが進むごとに徐々に色々と手が加えられている.7やFEの武器属性3竦みとか.「厄災」では,基本的にボスの体力が無茶苦茶高く普通の攻撃のみで倒すのは相当困難だし苦痛になっている.そのため,ボスの弱点を突いて「スマッシュ」を繰り出し体力をゴッソリ奪うことが基本的な闘い方になる.

「スマッシュ」を出すには敵の「ウィークポイントゲージ」を減らさなければならず,「ゲージ」を減らすにはいくつかのやり方がある.

例えば敵の攻撃をタイミング良く躱す「回避ジャスト」.敵の攻撃が当たる瞬間に回避すると言う,言葉にすれば簡単だがやると難しいアクション.当然ながら失敗すると殴られるので結構ハラハラドキドキ.でも成功すると脳汁ドバドバ(笑)

あるいは「シーカーアイテムカウンター」.敵の特定の攻撃を BotW のキーアイテム「シーカーストーン」が持つ特殊な技で反撃すると言うもの.細かい説明が面倒なので簡単に言うと(笑),敵が回転攻撃をしてきた! ⇒ 敵の時間を止めちゃえ! ⇒ 殴り放題だぜ!,とか,敵が武器を投げてきた! ⇒ 磁石で掴まえて投げ返せ! ⇒ 敵は昏倒したぞ!,みたいな感じ.なるほど分からん.特殊技の出だしに少し隙があるので,その数秒の間に4種類の「カウンター」攻撃のいずれかを敵の技に合わせて叩きこむのだが,これも失敗すると殴られるのでハラハラドキドキ.成功すると小躍り.

あるいは「属性ロッド」.炎氷雷の3属性のロッドが使用できるので,炎属性の敵を凍らせる的な3竦みを効果的に利用してゲージを削る.ロッドには使用回数制限があるので乱用はできず,ココゾと言う場面で使う駆け引きが必要だ(特定アイテムを拾うと回復できるが).これも失敗すると以下略.

ちなみに,BotW は物理エンジン(?)がかなり練り込まれていたのだが,「厄災」でもその辺りが一部再現されていて,池(水)に雷ロッドを振って周辺の敵を感電させるとか,フィールドにある火薬樽に爆弾を投げて大爆発⇒周辺の敵を一掃,的な事もできる.マップ上のギミックを上手く使えばより爽快感のあるプレイができるため,非常にプレイの満足感が高い.

プレイ直後は「無双シリーズのアクションも若干マンネリだなぁ」と思っていたが,BotWのシーカーアイテムなどを上手く取り入れることで戦闘方法に様々なバリエーションを増やすとともに,「失敗したら殴られる」と言う緊張感と「回避成功!ゲージを削れー!(Yボタン連打ダダダダダダ)」と言う爽快感のバランスが絶妙に取られている.シリーズによってはボスの攻撃待ち(カウンター待ち)が主攻撃になりテンポが悪いモノもあったが,「厄災」は攻撃手段・反撃手段が多彩で緊張が途切れない.雑魚はバッタバッタ⇒ボスは真剣勝負,と言うメリハリの利いたゲームプレイは無双の理想に近い.

物語に興味を持って始めた「厄災」だったが,意外にもアクションゲーとしてもハマった点は誤算だった.多数のキャラを愛でるキャラゲーの面が強くなっていた無双シリーズにおいて,アクションゲーとしての可能性を大きく広げた作品なのではなかろうか.

 

その他良かった点.

音楽が良い.超盛り上がる.そもそも BotW の原曲が良かったがアレンジも良い.

 

惜しい点.

無双と言うと着せ替えなのだが(本当か?),今回はリンクのコスチュームが大量にあるばかりでその他キャラのコスがほぼ無い.ゼルダ姫は冒険者装備(厄災での初期コス)に戻したい.冬服も好きだが.武器も無双シリーズを踏襲して,キャラ固有武器(リンクのマスターソード的なモノ)とその取得クエストがあると嬉しい.Expansion Pass に期待!

 

結論.

Switch 持ってたら超お薦め.BotW はマストなので,未保持者は BotW をプレイした後に厄災をやるのが良いんじゃないかなー(ステマ).

  

ちなみにプレイ時間は68時間.難易度ノーマル.

ご存じの通り(?)攻略情報等は見ずにプレイしたのだが,最後の最後,コログ(マップに隠された収集アイテム)だけは集め切れず,諦めてネットを頼った.実はゼルダ姫の武器を育てると「コログセンサー」的な機能が追加されて自力で探せる事が分かったのだが時すでに遅し.

全ミッションクリア+全キャラLv100.武器育成は・・・リンクとゼルダは頑張った(笑)

 

満足したので FFXI 再開します.でもモンハンが待ってるんだよなー(笑) Switch ヤバイ(語彙力)