プロマシアミッション1-2「楼閣の下に」
なにここ?と,不気味に思うのだった.
「闇の王討伐」⇒「ジラートミッション」⇒「ウィンダスミッション」と来たので,次は「プロマシアミッション」を進める事にした.
FFXI のプレイは1か月ぶりなのだが,そもそもプロマシアミッションを受けた事が遥か昔過ぎて,何がなんだったか思い出せない.朧気ながら「青白い少年」の姿だけが思い浮かぶ.
仕方がない?ので8か月前の 日記を読み返したら,デルクフの塔で異常事態発生 ⇒ バハムー登場 ⇒ 塔内で倒れていた少年がジュノに担ぎ込まれる ⇒ たまたま医者の許へ行ったら邂逅 ⇒ 謎のアミュレットを貰う,と言う感じだった.
次にどうすれば良いのか結局分からなかった(笑)
メニューからミッションリストを確認したらジュノへ行けば良いらしい.
そう言えば,ジュノのあちこちで関係ありそうなセリフを見た気がしてきた & スルーしてきた気がしてきた.
そう思いながら大公宮内を歩き回っていたら,それっぽい話が聞けた.
そうだ,「岩」だ.
と言う事で,ウィンダスに近い「メアの岩」にある「壊れたテレポイント」の許へやってきた.
プロマシアミッション以前から壊れていた気がするし,何なら前世でも壊れていた気がするが,とにかく調べてみたら,今までに見た記憶の無い「調べますか?」の文字.
当然「いいですとも!」と思って「はい」を選んだら,今度は「準備はOK?」と言われる.
・・・何これ怖い.
見知らぬ広間へ飛ばされた.
見た感じではジラート関連の遺跡だから,これは「岩」の中なのではなかろうか.
正面にある大扉は如何にも怪しいので(笑),まずは周辺を探ってみると,
文字のようなものがスルスルと螺旋状に引き出されるような演出.
何かを勝手に読み取られたっぽいんですけど!
・・・なにこれ怖い.
しかも,叫び声を上げつつ大扉から飛び出してきた人たちが,
黒い煙?に取り込まれて,再び扉の中へ引き戻される場面を目撃してしまう.
何事も無かったかのように大扉は閉まり・・・
・・・なにこれ怖い.
ホラー映画かな.
かと言って他にできる事がなく,仕方なしに大扉をチェックすると,
「彼ら」と同様,扉の奥へと吸い込まれる・・・
ギャーーーーーーーー
???「・・・さぁ・・・還ろう・・・」
???「・・・闇に溶け・・・闇となろう・・・」
???「・・・それこそが・・・おまえの・・・」
ハッ,と気が付くと見知らぬ土地に居た.
「プロミヴォン・メア」.
メアは「岩」の名前だから,ここは「岩」の中・・・ なのだろうか.
プロミヴォン・・・ 聞いたことがない単語だが,プロマシア(promatia)の「prom」を接頭辞にした造語にも思える.
周辺はただただ暗く,空には星明り一つ無い.
遠く見晴るかしてもただ廃墟のような構造物ばかりが目につき,植物も生き物の気配も見えない.
そもそも,この足元は何なのだろう.
繊維のようなモノが複雑に絡み合って作られた厚みの無い地面は,それを支えるものも無く,心もとなげに宙に浮かんでいるように見える.層状を成して四方八方に広がるこれらの「土地」は,いったいどういう理由でこのような空間に,このような姿で,ここにあるのだろう.
そもそもここはどこなのだ?
周辺をよく見ようと地面の端に恐る恐る歩み寄るが,繊維と繊維の隙間に突然ぽっかりと穴が開いてもおかしく無く,もし穴に嵌ったのならば一体どこまで堕ちてしまうのだろう・・・と不安を掻き立てられる.空ばかりでなく足下に広がる空間もただ黒く,目を凝らしても底が見えない.
「岩」は「母なるクリスタル」が眠る遺跡のはずだが,その奥になぜこのような場所が繋がっていたのだろう.光あふれる生命の源たる「母なるクリスタル」とは,まるで真逆の世界では無いか.
ふと,「こんな世界に居たのなら,あの少年が青白いのも仕方がない」と連想する.だが,そもそもこんな場所に生命が育つのだろうか.「彼ら」を掴みこの地へと引きずり戻したあの黒い煙,いや闇が支配するこの土地で.
近場にはワープポイントらしきものがあった.
どこへ連れていかれるのだろう・・・と不安に思いつつも足を踏み入れると,
元の場所に戻った(笑)
・・・なにこれ怖くない.
生命を感じないと思っていたが,プロミヴォンの奥へ進むとモンスターが居た.
ただ,どれもこれも見たことの無い風体をしていて,まるで何かの抜け殻のようにしか見えない.カサカサに乾いた骨のような身体のあちこちには穴が穿たれており,その中には淡く輝く球体のようなもの.
魂がだけが捕らわれたままの虚ろな抜け殻.
そんな暗い印象を抱くだけの,なんとも名付けようの無い不気味なモノたちがユルリユルリと周囲を歩き回っていたのだった.
更に奥へ進むと遠く光のようなものが見え,
近づくと,それもまたモンスターの一種?のようだった.
そう言えば,モンスターのドロップ品やこのモンスターの名前には「記憶」と言う言葉が散りばめられている.つまり,この世界は誰かの記憶,あるいは何かの残滓なのかも知れない.
それは「母なるクリスタル」? プロマシア? あの少年? 彼らモンスター自身? 来たばかりのこの世界はまだ分から事だらけだが,それが悲しい記憶である事には間違いが無さそうだった.
「光球」を倒すとワープポイントが出現し,
先ほどとは異なり,この地の何処かへ飛ばされる演出.
かつては生き物だったモノの腹部だろうか.肋骨のようなものが林立する場に降り立つ.
若干草木が増えたような気もするし色づいて来たような気もするが,相変わらず生気に乏しい風景が広がる.
足音も無く声も無く,ただ黙々と歩き回る「抜け殻」たちだけが,ここに時間がある事を教えてくれた.
地図も無いしどこへ飛ばされたのかも分からないし,えーいままよと適当に歩いて「光球」を見つけてはワープを繰り返す.
ちなみに,ワープポイントには「前進」するポイントと「後退」するポイントがあった.
何処へ向かって進んでいるのかは分からないが,「光球」のあるワープポイントが「前進」するので,とにかく「光球」を探すのが良さそうだった.
次の「土地」は巨大な建物の跡地のようで,大量の柱と壁の残骸が眼前に広がっていた.
光を放つ「構造物」が珍しく見つかった.
敵を倒して手に入れたアイテムなどをトレードしてみたが,何も起こらない.
闇に輝く標なのだから,何か意味があるのだろうか.それすらも今は分からない.
途中で出会ったモンスターがやけに硬いと思ったら,Lv65 モから見て「とてとて++」だった.
ここまでのモンスターは明らかに格下だったので気を抜いていた.強烈な攻撃が無かったので(やる気が無さそう 笑)即全滅には至らなかったが,と言って勝てる訳でも無さそうだったので,
呪符デジョンで逃げ帰った.帰れてよかった.
ついでなので,地図屋に寄って「プロミヴォン」の地図を探したが,無い.
うーん,ボスエリアなどで地図が無い場合はあるが,そんな単純なマップでも無いからキツイな・・・.いや,ルート固定でワープを繰り返せば良いだけの土地だから,地図が要らないかも知れない.メタな話だが.
迷子属性付なので地図無しは正直辛いのだが,無いモノは仕方がない.
再度「プロミヴォン」へ挑んだ.
ちなみに「光球」はノックバック(相手を弾き飛ばす)攻撃をしてくるのだが,柱を背にすると吹っ飛ばされなくて良い(笑)
何回かワープを繰り返したら,バベルの塔(?)のような構造物が見えてきた.
なかなか絵になる.
廃墟好きには垂涎ものでは無かろうか(笑)
中へ進むと扉があり,
バトルフィールドが待っていた.
ボスも「抜け殻」だった.
昔のロボットアニメにこんな敵が居たような気がするが,当然ながら名前は思い出せない.
近づいたら思った以上にデカかった件.
足にしかダメージが与えられないwww,なんて思っているうちに倒せた.
途中の「とてとて++」モンスターは例外で,基本的にこの地の敵は遥かに格下らしく,ボスもあっけなかった.
手持ちのジョブの最低レベルが Lv65 だから,ちょっと頑張りすぎたと反省する.
ボス撃破後に現れたワープポイントの先は,「母なるクリスタル」だった.
クリスタルに近づこうとすると,スカウターっぽいモノを片目につけた男に呼び止められる.イマイチ記憶にないが,ジュノでの少年イベントで見た気もする.
男「どうだ.母なるクリスタルを前にしての感想は?」
と言われるが,すでに何度もここへ来ているとは言えない(笑)
なんて思っていたら,突然,光る片手を突き出して男が声を荒げる.
男「この母なるクリスタルを傷つけようとする者は許されない.生かしておくわけには・・・」
は? へ??
彼の言葉は誰に向けられたものだったのか.
訳が分からず混乱した冒険者の隣には,いつの間にかあの「少年」が居た.
男「おまえは!? ここでなにをしている!?」
疑問をぶつける男は,だが,少年と共に現れた「闇」によって行く手を阻まれる.
そして少年は,またしても無言で冒険者の前に立ち,
ジュノの病院でそうあったように,夢を見せる.
暁の巫女「ヴァナ・ディールの終わりが・・・.世界の終焉が,始まろうとしています」
暁の巫女「それは,黄昏の男神と暁の女神との,最後の戦い.誰も,その戦いから逃れられはしないのです・・・」
少年はあの場から冒険者を助けてくれたのだろうか.気が付くと「岩」の外にいた.
夢の中で暁の巫女が言っていた,黄昏の男神と暁の女神との最後の戦い.
彼女が居たと言う事は,これは1万年前の話なのだろうか.それとも,ジラート人たちのあの「暴挙」の前なのだろうか.後なのだろうか.
どうやら,他の「岩」へも向かわなければいけないようだ.