プロマシアミッション4-3「礼拝の意味」その1
むっちゃ落ち込んでいるかと思ったら,全くそんな事は無いのだった.
「人間の子」と交わした契約を果たす時だと霊獣バハムートは言った.「生きとし生ける すべての人間どもを滅ぼすのだ!!!」と.
望みを託してバハムートに会いに行った一行が失意のままタブナジアに戻ると,そこにはナグモラーダが居た.何も知らずに勝手な事をするから悲劇が起こるのだと責められ,返す言葉もない一行.主導権を握られた冒険者たちは,南雲氏の言われるがままに北方の地を再訪する事になるのだった.プリッシュのアミュレットを手に入れて.
南雲氏に「ころっと騙される」人なんているのだろうか.
これまでの登場人物を見る限り,ヴァナにそんな人はいない(笑)
こんなに早くプリッシュからアミュレットを返してもらうとは思わなかったし,そもそも事が性急すぎるが,取り敢えずプリッシュの部屋に向かった.南雲氏の言われるがままに北方へ向かう義理も無いのだが・・・
ところで,この後からスクショの右下に別アプリが写り込んでいます.プレイ中は全然気がつかなかった.はずかし.
プリッシュの許へ最初に向かったのはウルミア嬢だった.
彼女にとってプリッシュは親友以上なのだから,身を案じて当然か.尊い.
久しぶりに再会してみると,相変わらずムッチャ元気なプリッシュなのだった.
・・・軟禁自体に慣れっこなんだろうと気がつくと,少し悲しくなる.
それにしても,冒険者が罪人であると言う誤解はどうやったら解けるのだろう(笑)
心配させちまって,わりぃわりぃ.
そう言いながら,プリッシュは自分の出自について語りだす.
プ「実は,俺は『忌むべき子』って言われててさ,ちょっと前まで大聖堂に閉じ込められてたんだ」「戦争が起きてからは 俺の戦力がみんなの役に立ったから 大目に見てもらえたんだけどさ」
ちょっと前がちょっと前じゃない件.
重い話を軽い口調で言うプリッシュをウルミア嬢が諭す.
嬢「あなたは忌むべき子などではありません」「昔の事故で少しだけ,人とは違う体になってしまっただけ.それだけのことです」
「人とは違う体」とは一体?
ウルミア嬢の言にそう疑問符を投げかけるテンゼン殿だったが,もちろん冒険者は気がついている.
と言うか,テンゼン殿が鈍すぎる.
プ「そうさ,俺は何十年もずっと,この姿のまま年をとらねぇんだ」
彼女はタブナジア大聖堂の地下に安置されていた「あるもの」に近づいたことで,そのような体になってしまったらしい.
テ「もしやまさか,そなたは不老のみならず?」
プ「ある意味 不死に近い存在とは言えるんじゃねぇかな?」
テ「なるほど,だからこそ,デスパシエール(長老)殿はそなたを忌むべき子だと隠すのでござろうな」
魔法が栄えるこの世界においても,未だ不老不死は叶わない.プリッシュの存在が公になれば,世界中を巻き込む大騒動になってもおかしくはないだろう.彼女の境遇を思えば,不老不死という異端の存在が望ましいとはとても思えないが.
プ「あ,まさかおまえ,俺を東の国に売り飛ばしたりしねぇだろうな!」
と言うプリッシュの軽口に「もちろん,バハムートに会うことが目的だ」とテンゼン殿は答え,そして口を滑らせる.真面目か.
テ「あのような結果になるとは思わなかったでござる」
プ「なにぃ!? バハムートにもう会っちまったってのかぁ!!!」
プ「俺が退屈している間に,そんなすげぇことになってたなんてよー!」
バハムートを追いかけるぞ!と息巻くプリッシュをウルミア嬢は嗜める.
嬢「冒険者さんとテンゼンさんは,これからもう一度,北方に向かわなくてはならないとか」
そのためにはプリッシュの持つアミュレットが必要だから,とテンゼン殿は続ける.
テ「我らとともに北方へ来てはいただけまいか?」
なるほど,アミュレットを取り返さずともその手があったか.
どうして北方へ?,と問いかけるプリッシュにテンゼン殿は答える.
テ「おそらくあの少年に,今一度,会えるはずでござる」
テ「次こそあの少年を捕らえ,男神プロマシアの意思とやらを問いただし,その正体を白日のもとに晒すでござる!」
「虚ろなる闇」が男神プロマシアの意思ならば,「虚ろなる闇」を掃うためには,その「意思」とは何なのかを明らかにせねばならない.
テンゼン殿の言葉は一見理に適っている.そしてその手掛かりは,「虚ろなる闇」と係わる「少年」にしかないのだった.
話の区切りの良い所で,そろそろ切り上げるようにと守衛が言ってくる.
ウルミア嬢の意識が守衛に向いたところで,プリッシュはテンゼン殿にこっそりと話を持ち掛ける.
プ(なぁなぁ,つまり,男神プロマシアがなにを考えてやがるか聞きたいってことだよな?)
プ(そういうことなら,本人にきくのが早えんじゃねぇかな?)(オレ,居場所を知ってるんだけどよ?)
などと,とんでもない事を言い出すプリッシュ.「ミザレオ海岸」の洞窟から「タブナジア礼拝堂」に行けば分かると言うが・・・.
プリッシュは「忌むべき子」と呼ばれていたが,「男神の子」とも呼ばれていたらしい.そう言う守衛は「タブナジア礼拝堂の奥に男神がいる」とも言う.
口が軽い人物が守衛を務めるのは少し危険だな・・・と思いつつ,プリッシュが言う事は真実なのだろうかと少し気になり始める.寄り道してみるのも吝かではない.
「ミザレオ海岸」は一通り探索したから,「洞窟」の奥には心当たりがあった.
以前は何ともなかった扉が反応する.
が,扉にはカギが掛かっていた.
テ「これはやはり,プリッシュ殿に担がれたのでござろうか」
そう訝しむ一行に,背後からプリッシュが駆け寄ってくるのだった.
扉のカギはここにあるぜと取り出しつつ,プリッシュは当たり前のようにこう言い出す.
どこまでが本気なのか相変わらず掴みどころが無い.嘯く素振りも無いから「会いに行く」と言う言葉に嘘は無さそうだが・・・.タブナジア礼拝堂と言う事は女神アルタナが祀られていると思うのだが,そんなところに男神がおわすとは俄かに思えない.2柱は正反対の神では無かったか.
テ「まさか,プリッシュ殿自身が来るとは思わなかったでござるよ」
まったく,彼女はどうやって軟禁状態から抜け出してきたのだろう.後の事は考えたくないが,どう考えても悪い予感しかしない.
タブナジア礼拝堂.
タブナジア大聖堂との位置関係が良く分からないが,礼拝堂と言うからには,女神アルタナを信仰する人々が足蹴く通った場所なのだろう.大聖堂では賄いきれないほど信者がやってくるために,この地に追加された施設なのではなかろうか.タブナジアはサンドリアと同等以上に,女神への信仰が篤かったと聞いたことがある(気がする).
なぜ洞窟の奥に施設があるのかは分からないけど.