Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

プロマシアミッション5-3-3「群れ立つ使者は」

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タルトリオ来ないでくれよっ!と星月に願うのだった.

 

「世界の終わりに来る者」現れしときすべての人を滅ぼす.かつてバハムートが人と交わしたその契約は,ディアボロスに拠れば破る事ができると言う.その方法に気がついたらしいプリッシュを追い求め,冒険者はウルミア嬢と共にサンドリアを訪れるのだった.

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彼女がサンドリアで最初に訪れる場所と言えばここだろう.

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ヒナリー夫人は,ウルミア嬢から大体の事は聞き及んでいるようだった.

(彼女はプリッシュが「患いの身」だと言う.アミュレットを失った際に意識を失ったプリッシュだったが,再度アミュレットを持たない身となった彼女はどうしてアチコチを歩き回れるのだろう)

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追われる身となったプリッシュを案じる夫人だったが,一つ気がかりな事を言う.

夫人「主人は『あの子に気を許すな』と申していたのです」

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夫人「理由を尋ねますと,彼女は不遇な生まれにて,いずれ大罪を犯す定めの下に生まれてきたとか」

「忌むべき子」と言う肩書は,タブナジアのみならずサンドリアでもプリッシュを縛るのか.ただただ「不遇な生まれ」でしかない彼女が,いったい何をした,あるいはすると言うのだろう.それは彼女の責なのだろうか.

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ウルミア嬢を訪ねてここへ来たが,どうやら入れ違いらしい.

彼女はサンドリア港に居るらしく,夫人からは伝言を頼まれた.

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港でのウルミア嬢は,一目を置かれる吟遊詩人として人々から快哉を浴びていた.

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彼女が気になる男性諸氏や,

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歌に感謝する老人や子供,

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尋ね人を心配する若者などが,ウルミア嬢に声をかけていた.

嬢は少しでも耳目を集めることで,プリッシュの手掛かりを得ようとしているのだった.

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その彼女に影が忍び寄る.

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嬢「私,小さな女の子を捜しているんです」

X「その特徴って,ジュノから手配されてるコに似てるね」

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X「まあ,ボクが捜している女のコがキミの捜してるコといっしょかどうかは知らないけど?」

知っているけど教えない.そんなはぐらかすような物言いが鼻につく.

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嬢「失礼ですけれど,あなたはその少女を捜すようにジュノに雇われた方ですか?」

X「そう見える? そう見えるなら,それでもいいよ」

影の名は罪狩りのミスラ.ウルミア嬢は思った以上に大物を釣り上げたのかも知れない.

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プリッシュとセルテウスの事を探るミスラに,柔らかく反論する嬢.

プリッシュはセルテウスと逃避行をしている訳でも無く,そもそも彼女は逃げるような事をしない.

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出鼻をくじかれた風のミスラは,プリッシュへの興味を失ったかのようにその場を去る.

X「ああ,しょうがない.あんまり時間も無いし,男のコの方,追いかけてみようかなぁ」

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いずれまた会えるはずだと言い残して.

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大物を釣り上げたのではなく,大物に目を付けられたのかも知れない.

ウルミア嬢は,プリッシュに危害が及ぶのではないかと心配する.

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何の慰めにもならないと知りつつ,彼女は無事だろうと嬢に告げる.

サンドリアへやって来たのは良いが何の手掛かりも得られず,ウルミア嬢も焦りと不安の日々を過ごしていたようだった.

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そこへ届いたヒナリー夫人からの伝言.

ほんの僅かの手掛かりをも求めていたウルミア嬢は,礼もそこそこに大聖堂へ向けて駆け出すのだった.プリッシュが見つかったのかも知れない.

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大聖堂でウルミア嬢を待ってたのは,ミスタル家について教えてくれた司教だった.

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彼に誘われ,地下の霊安室へ向かう.

司祭は,タブナジア大聖堂の聖歌隊が完成を目指していた「5つの歌」について情報交換したいらしい.

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彼は,20年ほど前にミルドリオン枢機卿と共にウルミア嬢とプリッシュサンドリアへやって来た事を知っていた.

彼はその場に同道していたのだった.

司「あれは,サンドリア大聖堂とタブナジア大聖堂の解決しがたい反目関係を改善させるがためのもの」

あの集まりが何だったのか,何が起こったのかについて,彼は語り始める.

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当時のタブナジア大聖堂は秘密主義を貫いており良からぬ噂が絶えなかったこと.

その噂の真偽を確かめるため,サンドリア大聖堂のムシャヴァット枢機卿は使いを出したこと.

その返答としてミルドリオン枢機卿が連れてきたのは二人の少女だったこと.

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その一人であったウルミア嬢は,ムシャヴァット枢機卿の前である歌を歌い・・・.

枢機卿の怒りに触れたと,嬢は肩を落とす.

司「いいえ,そうではございません.あのときムシャヴァット枢機卿様が声を荒げたは,あなたが歌ったあの歌の完成を恐れるがため・・・」

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司「あの歌がもつ恐ろしい力を,止めようとしたがためなのです」

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これは,ご存じないままのほうがよいことなのかもしれません.

そう前置きした司祭は,約 500年前 の時代について語りだす.

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その頃はまだエルヴァーンによる国は無かったが,

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ランフォル・ドラキーユが立ち上がり,アルフォロン・タブナジアと共に「2つの秘宝」を用いてそれぞれの国を興した.

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興国の戦いにおいて2つの秘宝は失われたが,その代わりに「2枚の謎めいた石板」が両国の大聖堂に残された.

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サンドリア大聖堂は石板の解明に努め,秘宝の一つ「聖なる剣」を取り戻すに至ったが,一方でタブナジア大聖堂は石板の謎を秘匿した.

内偵によれば,タブナジアにある「謎めいた石板」には「歌」が書かれていたという.

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司「そう,それこそがあの歌・・・ あなたが歌われた『神の歌』・・・」

すべてを歌い終わるとき神が降臨するという歌.

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司祭は言う.

司「その歌詞は読みとかれども その旋律を知るものがなく,タブナジア大聖堂は永い間,その歌い手を捜していたようでございました」

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だが,その歌い手がとうとう現れた.それがウルミア嬢だった.

その事実を,ウルミア嬢は初めて知らされるのだった.

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司祭は警鐘を鳴らす.

ミルドリオン枢機卿を捜し求める騎士が「忌むべき男神」の事を調査していたと.

ミルドリオン枢機卿もまた,男神のことを追い求めていたらしいと.

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司「お気をつけになってください.あの歌の意味,そしてあの歌を知るあなたの価値.ミルドリオン枢機卿様があなたがたが生きているということを知ったら・・・」

以前にプリッシュは,タブナジア大聖堂が女神を降臨させようとしていたと 言っていた.ミルドリオン枢機卿の真意は分からないが,ジラートの亡霊たちが「楽園の扉」を求めたように,枢機卿もまた「女神の降臨」を求めていたのだとしたら・・・ 

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司教は願う.その存在が知れ渡る前に,事を荒立てる前に,プリッシュを連れてタブナジアへ戻って欲しいと.

そしてこうも言う.

司「あなたのご友人は おそらくウィンダス連邦『鼻の院』にいらっしゃいます」

(嫌な予感しかしない)

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この密談に耳をそばだてる,1匹の猫も居るのだった.

 

続く.

イベント長いデース.