Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

プロマシアミッション6-4「畏れよ、我を」その3

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え?マ?どゆこと??と,前提条件が崩され唖然とするのだった.

 

ジュノ飛空艇隊に乗り込んだプリッシュを探す一行だったが,マメットやオメガの妨害にあう.それはナグモラーダによる「時間稼ぎ」.だが,プリッシュとの再会を邪魔するアルテマウェポン冒険者によって倒されるのだった.

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気絶したプリッシュに駆け寄り,急ぎ介抱するウルミア嬢.女神.

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南「・・・なるほど,やはり試作品は試作品,だったか・・・」

負け惜しみを口にするナグモラーダの足元では,

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マメットによる包囲網が着々と敷かれ,

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エシャンタールが彼を追い込む.

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功に焦ったのか.自棄を起こしたのか.

南雲氏の真意を知るべくエシャ様は声をかけるが,南雲氏は無言.

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だが,エシャ様には「心の言葉」がある.

エシャ様「・・・そうですか.やはり,霊獣バハムートに尋ねに来たのですね? 神都アル・タユへの道を・・・」

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エシャ様は南雲氏の心を推し量る.彼が「心の言葉」によって一つとなったジラート人にコンプレックスを抱いていることを.

だが,エシャ様は「それは人が解き放たれていくこと」なのだと諭す.ひとつの大きな母なるクリスタルが 5 つに分かれたように,一つであった人間は子を産み親となり,その世界を広げていくのだと.

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だが,「虚ろなる闇」に心を覆われた南雲氏に言葉は届かない.

南「・・・それでは,なぜおまえは『虚ろの器』にて,クリューであることを捨てた?」「なぜおまえは,今もなおジラートと共にあり,神都アル・タユへの道を閉ざす?」

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彼の闇が晴れる事は無く,元クリュー人の言葉は戯言にしか聞こえない.

南「私もこの闇を洗い流すまで解き放たれることなど,ない」

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プ「そんなに神都アル・タユへ行きたいのなら,ムバルポロスへ行け!」

嫉妬と呪詛に凝り固まったナグモラーダに,プリッシュは明快な回答を突きつける.「世界の終わりに来る者」としてバハムートと対峙しようとする彼女には,ナグモラーダの恨み節は些末なことでしかない.

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南「・・・なるほどな.海に沈んでいようが,土に埋まっていようが モブリンたちなら,辿り着けぬ土地はない」

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プ「だったら,さっさと帰りやがれ!」

プリッシュの言葉を受けてその場から去るように見えた南雲氏だったが,

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その姿は飛空艇の上にあった.

南「そうしたいが,受けた恩義を返すが美徳」「返してやらねばな,1 万年前,クリューが受けた恩義を・・・」

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そして彼は歌い出す.

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エシャ様「なんてことを!? 奇襲の意味が・・・!?」

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彼の歌に呼応するように空間の一部に光が溢れ,

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バハムートが転移する.

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南「この者たちジラートの民を,ヴァナ・ディールに仇なす者たちを,あなた様の贄と捧げましょう!」

目的を果たしたナグモラーダは,一行の目的を挫くために最大の混乱をこの場にもたらすのだった.

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エシャ様「あなたには,クリューを名乗る資格などない! 闇に飲まれた,薄汚い凶徒に過ぎない!」

南「ならば,だからこそ,この闇を洗い落とさねばならないわけだ」「『虚ろの器』によって,な!」

(彼の心は「闇」に覆われているのではなく「闇」に染まってしまっていた.もはや「虚ろの器」をもってしても,彼が憧れる存在に至ることは無いのではないか)

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バハムートの出現により混乱する一行.だが,プリッシュは諦めない.

プ「ばっかやろう! 俺たちの出番は,ここからだぞ!」

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プ「天空の覇者バハムート!」「俺はプリッシュ! 『世界の終わりに来る者』だ!」

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プ「俺たちは,この『虚ろなる闇』を消し去るために,男神を降臨させ,それを倒すことを目指した!」

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プ「それをこれから,おまえの前でやる! 契約を果たす!」「人の強さを見せてやる!」

真龍の王を前にしながらも堂々とした長口上の果てに,プリッシュが今こそ使命を果たさんとしたその時.

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王「しかし,その必要はない.おまえは私の言う『世界の終わりに来る者』ではないからな」

(は? え?? マ? ええええぇぇぇええええええぇぇええ????)

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プ「どういうことだ!?」

衝撃の事実の前にも動じることなく,プリッシュ龍王に問う.

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王「その強い意志に免じて,おまえたちには教えてやろう」

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王「私の言う『世界の終わりに来る者』は,神都アル・タユにいる」「1 万年の間,我らが閉じ込められていた神都アル・タユにて,それは目覚めたのだ」

(「世界の終わりに来る者」は月詠みによってタブナジアに生まれ落ちたはず.だが,魔晶石に封じ込められることによって,女神アルタナが定めた「循環」に倣い,次の「世界の終わりに来る者」が生まれたと言うことだろうか.だが,「生まれた」ではなく「目覚めた」と言う表現が気になる)

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誰がクリスタルラインを動かしたのか.

王「それがために,神都アル・タユを支える母なるクリスタルは力を失いつつある」

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王「神都アル・タユは,まもなくここヴァナ・ディールへと落ちるだろう」

そうすれば,「世界の終わりに来る者」が人々を「取り込み」,男神プロマシアが君臨する事になる.

(「楽園の扉」を開くために,ジラートの生き残りがクリスタルライン経由でクリスタルの力を集めていた影響が,巡り巡って神都の復活に繋がった.だが,それは男神の復活と人類の終焉を意味していた)

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だからこそ,王は人を滅ぼうそうとやって来たのだと言う.

王「取り込むものさえ,すべて失せれば,男神プロマシアの復活には至らぬからな」

(現人間は「虚ろなる闇」によって人のカタチを保っているのだから,「世界の終わりに来る者」の「闇」の内側に取り込まれることによって一つのカタチに戻り,それが男神の依り代になるのだろうか.エヴァンゲリオンか(良く分かっていない))

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プ「ちくしょお! 霊獣のくせにセコイぞ,バハムート! そういうことは,もっと早く言えってんだ!」

良い事言うなー(笑) まったくその通り.

ただ,バハムートからすれば粛々と人間を滅ぼせば良いのだから,知った事ではないのだろう.そもそも,それは人間との契約なのだ.

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ゴザル「我ら人の力,なぜに信じてくださらぬのか!?」

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王「男神プロマシアに,おまえたちは勝てぬ.近づくことも許されぬ」「それは 1 万年前に,セルテウスなる少年が我に証明したこと」

(だから,次に「世界の終わりに来る者」が現れたら人を滅ぼすしかないとセルテウスは龍王と契約したのだろうか.世界と人の両者を守ることができないと,1 万年前に悟ったがために)

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だが,そのセルテウスがエシャンタールに伝えたと言う.

エシャ様「私たちが男神プロマシアに勝てなくとも,『世界の終わり』を止めればよいはず!」「彼はそのために来たのだと! 神都アル・タユの落下を防いでみせると!」

(セルテウスが告げたとしたら「定めの地」で再会した時か.だとすると,エシャ様は真龍との最終決戦に臨むと思わせつつ,セルテウスが「神都アル・タユの落下を防ぐ」ための時間稼ぎにここへ来たのではないか.うーん,最後の最後まで,誰も本心を明かさないなぁ・・・.シドの言葉が滲みる)

龍王は,母なるクリスタルのエネルギーを汲み出したことによって神都アル・タユが落下すると言う.ならば,落下を防ぐにはエネルギーを戻せばよい.セルテウスが 4 つの母なるクリスタルから力を集めたのはこのためか.だが,汲み出されたエネルギーはデルクフの塔からどこへ消えたのだろう・・・)

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王「なに・・・? セルテウスがそのようなことを・・・? そのようなこと,できるはずが・・・!」

セルテウスの妙案に首を傾げる真龍の王.

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グダグダ言うばかりの王に痺れを切らしたプリッシュは,お前からも「男神に勝てる」とハッキリ言えと詰め寄られる.

無茶振り過ぎる(笑)

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だが,その冒険者ことクリスタルの戦士こと光の戦士の存在に気がついた王は,何かに気がつく.

王「・・・なに? おまえは・・・?」

(あーもーそーゆーのはいーからハッキリ言おーよ! 笑)

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王「・・・まさか,セルテウスめ・・・!」「またも,ヴァナ・ディールと人を傷つける気か!? ・・・そうはさせぬ・・・!!!」

冒険者がどう関わるのか良く分からないが,おそらく,バハムートはセルテウスが 1 万年前と同じ状況を作ろうとしている事に気がついたらしい.つまり,神都アル・タユをもう一度眠りに就かせることに)

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プ「あっ,なんかヤベェぞ!」「逃げろ! やられるぞ!」

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大量の息を胸に吸い込むがごとく,背を大きく逸らした龍の口元には光が集まり始め,

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エシャ様「全艦離脱!」

危機を察したエシャ様は声を張り上げる.

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だがそこに,静かに得物を構える侍がひとり.

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彼が放った渾身の一振りは,

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炎の塊となって龍王に迫り,

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バハムートの放ったメガフレアと対消滅することで,

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周囲を光の奔流に包みこむ.

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その光の先に見えるは 第 5 の母なるクリスタル.

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そこに降りゆくは霊獣フェニックスの羽.

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セ(多くの命と共に母なるクリスタルへ還るのか?)

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セ(君のおかげで,わずかでも猶予が生まれた)(私がそれと君を解き放とう・・・)

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そう言ってセルテウスはクリスタルから力を吸収し,結果,

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セ(・・・そして,道を開こう.彼女を迎え入れるために・・・)

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雲海に一条の光の柱がそそり立つ.

 

おそらく,これがセルテウスの開いた神都アル・タユへ至る「道」なのだった.