Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

プロマシアミッション その後

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盲点だった・・・と思うのだった.

 

気がつくとプロマシアを倒してから2か月経っているのだった.PS Vita ・・・ 恐ろしい子

そう言えば,「ジラートの幻影」ではエピローグと言うかエンディングが用意されていた. プロマシアを倒したその後に,プリッシュたちはどうなったのだろう? と言うか,2か月どうして放置してしまったのだろう(爆) 彼女たちのその後を辿る事にした.

まず最初に,エシャ様が気になった.神都アル・タユへ向かう冒険者一行のために真龍を陽動した彼女.バハムートに倒された・・・なんて事はあり得ないだろうが,関係者のなかで彼女の生死が唯一不明なのだった.

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さっそくジュノの大公宮に向かったが,会えない.

むむむ・・・

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どこかでイベントを拾うのかな・・・と思ってアチコチに話しかけていたら,タルトリオの行方が分かった.

プロマシア消滅後のあの世界に残ったのかと思っていたが,バストゥーク行きの飛空艇で見かけられたらしい.バストゥーク??? んー,イマイチ彼らの目的が分からない.

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指名手配されていたプリッシュは死亡扱いになったらしい.エシャ様の手配によるものか,あるいはウォルフガングか.罪狩りかも知れない.

あれだけ見た目と行動の派手な彼女が人々の記憶から簡単に消え去るとは思えないから,プリッシュは数年単位でジュノへ来られない身になってしまった.タブナジアの復興のために尽力しているだろうから,そんな暇も無いだろうけれど.

手配を取り消す方法もあっただろうが,そもそもプリッシュとセルテウスは「虚ろなる闇」の重要関係者と言う肩書だったから,真実を語れない以上はそうもできないのだろう.きっと.

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アルドは相変わらずポンコツだった(笑)

姉さんに会いに行って欲しいな・・・.

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取り合えず足取りが掴めたタルトリオを追い,ジュノからバストゥーク行きの飛空艇に乗った.

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が,何も起こらない. あれ???

しばらくバスのアチコチでタルトリオを探すも見つからない.

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仕方が無いのでシドの許へ向かうと,テンゼン殿がちょうど出発するらしい.

やっと関係者が見つかった.

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「虚ろなる闇」に飲まれんとする「ひんがしの国」から国宝「鳳凰丸」を手に中つ国にへやってきた彼は,「世界の終わりに来る者」打倒を目的としていた.

女神の愛によって「虚ろなる闇」が「光」と「闇」の循環へと還り,その目的が間接的に果たされたいま,もう彼がここに留まる理由はない.失われたフェニックスの力を取り戻すためにジュノへ侵攻すると言うキナ臭い話もあったから,本国の動きをけん制するための帰国は本人も望んでいるのかも知れない.困難な任務を果たした彼の発言力は絶大だろう.

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彼の姿は港にあった.

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「会わねばならぬと思っていた」と言う彼は,

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「不義なる仕打ちしたこと」を詫びるために頭を下げる.

不義なる仕打ち.

彼は「世界の終わりに来る者」がヴァナ・ディールに現出する事を避けるために,神都「アル・タユ」と共にもう一度別世界へ封印しようと企んだのだった.そしてそのために,「母なるクリスタル」の力を身に宿した冒険者の命を狙ったのだった.霊獣フェニックスに唆されたとは言え・・・(フェニックスは後から冒険者を復活させるつもりだった).

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本来ならば切腹すべきところだが,虚ろなる闇によって混乱した国を立て直すためには,何としてもこの身を生かさねばならない.彼は名誉を守るための死ではなく,民を守るための生を選んだのだった.

そんな彼を,冒険者は黙って許すことにした.

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ゴザル「その厚意,吾輩,一生忘れぬでござる」

正直,許す・許さないと言う選択肢を冒険者に突きつけるテンゼン殿には呆れた.

冒険者を殺すと言うあの時の判断も,生きて国へ戻ると言う判断も,すべては彼が下したものだ.その結果の責任は彼が負うべきであり,冒険者に転嫁するものではない.「いいえ」と言ったところで彼は民を諦められるのか.その程度の覚悟なのか.

この質問は冒険者を見くびっている.いや,自分自身を卑下し過ぎている.「拙者はこうすることに決めたでござる.だが,あの事は水に流せないでござろう.ならばせめて拙者を殴って欲しいでござる.冒険者殿が望むのならば,このござる言葉を止めても良いでござる」的王道少年漫画風展開の方がよっぽど納得する.少なくとも冒険者は,テンゼン殿に対してあの件で憤っていない.

彼は,民のために世界のために,冒険者を倒すと言う重要な決断を下した.失敗と言う結果に終わったし,テンゼン殿の力が及ばないところで物語は決着した.無事に国へ帰れる現状は女神の奇跡に由るもので,冒険者たちにとって幸運以外の何ものでもない.でも,それは結果論だ.他に選択肢の見つからない中で彼が選び取った,あの決断にこそ価値がある.そして,その結論に辿り着くためにテンゼン殿が悩み抜いたであろうことを,冒険者は信じている.

本国に帰るにあたりその事だけは忘れないで欲しい.そう思った.

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ゴザル「そのときは,ぜひにとも冒険者殿に我らが祖国を見ていただきたい」

そう,我々にはその言葉だけで十分なのだ.

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船の準備が出来たと言うシドの言葉を聞くと,彼は深々と一礼し,

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帰国の途に就いた.

これが見納めとは思わなかった.信念を全うするために決断できる彼の「勇気」があれば,あの約束はいずれ果たされる.そう冒険者は信じて疑わなかった.

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プリッシュとウルミア嬢に会いたくなって,タブナジアへ向かった.

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街の人の様子を見るに,二人はもう戻ってきているらしい.

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さっそく二人の部屋へ向かうと,

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不在だった.

あれ???

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仕方が無いので,二人を探すために街中を歩き回った.

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すっかり忘れていたが,ウルガラン山脈の「閨」で「闇のプロトクリスタル」から復活した「闇の神」はどうなったのだろう.
獣人たちが「タブナジアの魔石」を北の地へ移送したのは,彼らの神の復活が目的だった.だが,その後の話が無い.いずれ別のミッションで語られるのだろうか.

「プロトクリスタル」には召喚獣たちが眠っていたから,もしその「神」も幻獣界(FFXI ってこの名称で良いんだっけ?)の住人だとすると,闇の神はバハムートたち霊獣と敵対関係となり,またヤヤコシイ事になりそうだ.怪獣バトルは一度見てみたいが(笑)

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結局,彼女たちの足取りは掴めなかった.テンゼン殿とのお別れイベントがあったのだから,他のメンバと会わなければ駄目なのかも知れない.

と言って,じゃあ他のメンバが何処に居るのかと言うと・・・何処だ?(笑)

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取り合えずルーヴランスが頭に浮かんだので,最初に出会ったギルド桟橋へ向かってみた.

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駄目だった(笑)

あれ,ルーヴランスって他に何処で会っていたっけ・・・ それこそウルガラン山脈か?? 青と赤が居るから何が正解なのか分からない.面倒だから後回しにしよう(笑)

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タルトリオと言えば父ちゃんかな?と思ってウィンダスに来たが駄目だった.

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うーん.

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別の父ちゃんも駄目だった.

バストゥークへ向かったフリをして何処かへ向かったとしても,ウィンダス以外思い浮かばない.と言うか,ウィンダスで無茶苦茶やった事ばかりが思い浮かぶ(笑)

山登りの件は一生忘れない.

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ルーヴランスとタルトリオは諦めて,ジャボスを訪ねてみた.

ムバルポロスへ行くと,ここは予想通りにイベントが発生した.ほっ.

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なんだか良く分からないが,なぜかジャボスは牢に繋がれていた.

男神に会った件についてジャボスが語ってくれず,モブリンたちは怒っているらしい.

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ジャボスは,モブリンたち獣人を誤解させていた事で悩んでいた.

人間たちの女神信仰を語るなかで,獣人は男神プロマシアの子であると言う話がモブリンたちに膾炙してしまっていた.人は女神の子,獣人は男神の子,と言う分かりやすい宗教的対比が,その発想の基にある事は明白だった.だが,獣人たちはそれを頑なに信じていた.

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しかし,あの戦いの中で明らかになったのは,プロマシアの子が人であると言う事実なのだった.

もしその事が明かされれば,人と獣人は更に争い合う事になってしまう.ジャボスはその事を恐れていた.

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だが,口を閉ざすジャボスに業を煮やしたモブリンたちは,冒険者の命を盾に男神の事をしゃべるよう迫る.

モブ「モブリンとォ,フントの仲間ならァ,ぜったゥフントなァことォ言ィるゥ!」

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本当の仲間.

その言葉にジャボスは決意する.これ以上の隠し事は仲間を裏切る事になる.何より,彼にはこれ以上隠し切れる自信が無い.

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ジャ「本当のこと・・・分かったんだ・・・.俺たち・・・人は・・・」「男神の子・・・だったんだ・・・」

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ジャ「俺たち人は・・・みんな・・・ずっと・・・.自分たちが・・・女神アルタナの子・・・.そう,思っていた・・・」「でも,人には・・・,二人の親がいたんだ・・・」

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一瞬,場が凍り付く.

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だが,ジャボスが真実を話していることはモブリンたちに伝わったらしい.

 

そして・・・

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モブ「モブリンはァ,男とォ女なァいるゥ.だかァら,わかってたなァ・・・」「男神プロマシアがァ オヤジならァ,どこかにィ カアちゃんがァ,いるはずだってェ」

え? は??

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モブ「ジャーボス ガルーカだこらァ,独るぼっちなだァ.だこらァ,カアチャンいるこたァとったもォ,ビックリしたるだなァ?」

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モブ「だけどォ・・・ こォ考えるとォ楽しいぞォ.獣人もォ,人もォ,兄弟だったてなァ!」「めでてェなァ! こっりゃァ,めでてェなァ!」

そうして踊り出すモブリンたち.

ジャボスの悩みをよそに,彼らは彼らなりに納得のいく結論に辿り着いたのだった.それは,獣人たちの考えもジャボスの言葉も否定しない,ジャボスにとって思ってもみなかった結論なのだった.

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ジャボスは,「モブリンたちも男神の子である」とモブリンたちが誤解したままでいる点を気にしていた.

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だが,彼は気がつく.

男神の子で無いとは決まっていないと.例えモブリンが男神の子で無かったとしても,女神の子である可能性もあるのだと.そこにはいくつもの可能性が存在し,彼らが想像だにしない答えが待っているのかも知れなかった.

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彼はようやく理解する.

仲間と言いながら,ジャボス自身がモブリンたちとの間に溝を作っていたことを.悪い事ばかりを恐れ,仲間を信じて共に答えを探す勇気が無かったことを.それに比べて,モブリンたちのなんと気持ちの良い事か.彼らは初めから,そしてこれからも,ジャボスの事を仲間だと思っていてくれるのだ.

前を向いて歩き出すジャボスの背中を見送りながら,彼らの間に生まれた「信頼」がこれからの関係を好転させていくだろうことを,冒険者は疑わなかった.

 

なにこれ面白い.スゴイ.ガルカが女性の居ない種族だからこそ気が付かなかったなんて,シナリオライター上手い.子には父ちゃんと母ちゃんがいる.その通りすぎる.こんなオチの付け方ってありなの? 最高.ちょっと泣きそうになった.モブリン好いィやつだァなァ.

テンゼン殿の他人行儀さに少し憤っていたので(笑),モブリンに救われた気分.