Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

サンドリアミッション5-2「闇の王を討て!」その2

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いつ見ても泣けるものは泣ける,と瞼を腫らすのだった.

 

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トラップ?に引っかかってボス直前から随分手前まで引き戻されてしまったので,観念してボス目前のホームポイントから再開した.Lv55 か.

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いつ見ても禍々しいし,

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怖気がする.なんとなく人の顔に見えなくもない.

どうして魔王はこう言った気が滅入るような城に住みたがるのか.たまには「親子が温かく暮らせるツーバイフォー住宅」的な城に住んだりしないのだろうか.

そう言う温かさを嫌うから魔王なのか.

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奥にある扉を叩き,いざ「闇の王」を討伐せん.

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あれ?

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あれ? イベントは???

もしかしてボタンを連打してイベントスキップしちゃった?

 

ちなみに,ウィンダスミッションでの「闇の王」討伐は ここ.過去の日記を見るのは恥ずかしいので,あまり読み返したく無かったが・・・(笑)

「闇の王」は,かつてガルカであり,更に,30 年前の北方調査隊に加わっていた事が本人の口から明かされる.友に裏切られ,最愛の者を失ったその深い絶望,憎しみに身を焼いた彼は,その絶望の源である人間を根絶やしにするために憎しみの化身「闇の王」として蘇ったのだった.

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「闇の王」第一形態戦 .

出だしはかなり順調で,からくり人形は優秀なバファー・デバファーとして活躍してくる.

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HP が 50% を切ったあたりから若干雲色が怪しくなる.

「闇の王」は範囲攻撃を織り交ぜはじめ,

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物理バリアを張りダメージを通さなくなる.

しまった,魔法主体なメンバがシャントットしか居ない・・・.せっかく無念を晴らそう?とザイド II を呼んだが,WS を含めて全然活躍できてない・・・.

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HP が削れないまま,範囲攻撃でこちらのダメージが蓄積する.

あと,ロボの魔法がレジストされやすく精霊魔法も通らない事があり,かなりヤキモキさせられる.

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でも,ディスペルでアイススパイクを無効化したりする所はかなり助かった.

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ヒーラーの HP が底を突いた状態で第一形態戦終了.

これはキツイかも・・・?

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あー,やっぱり,最初のイベントは気が付かないうちにスキップしちゃったのかも・・・.

今回は慌てず「スキップしない」を選んだが,

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第二形態に移行するデモだけだった(笑)

むちゃカッコイイ.

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「闇の王」第二形態戦.

第二形態がある事は憶えていたが,どんな戦いだったかはスッカリ忘れていた.

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第二形態では,一定間隔で,とにかく範囲攻撃を繰り返してきた.

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キツイ.

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どちらが先に倒れるかのチキンレースとなっていた(またか).

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ひぃぃぃい.

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ぎゃあああああ.

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次の攻撃でシャントットが沈む・・・と思ったその時,

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「闇の王」が膝を屈した.

 

ムッチャギリギリの戦いだった.すっごいヒヤヒヤしたけど,良い戦いだった.

ただ,実は若干ズルをしていて,今は「フェイスの絆キャンペーン」中でフェイスの HP と MP が 1.5 倍になっているのだった.それが無ければどう考えてもフェイス達は倒れていた.

前世では「闇の王」討伐まではミッションを進めた.詳しい所を全然覚えていないが,まだ Lv55 キャップ中だったはずなので, Lv55 のメンバで「闇の王」を倒したはず.だから今回も Lv55 で挑んだのだが・・・.やはり,フェイスは融通が利かない(MP を気にせずガンガン 最高レベルのケアルを唱えたりする)ので,人間 PT に比べて底力的な部分は弱いのかも知れない.と言うか,そうでなければ人間 PT を組む必要が無いわけで,さすが 20 年も続くゲームバランスはうまく取られているなぁと感心もした.

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冒険者たちに敗れながら「何度でもよみがえる!」と声を荒げる「闇の王」.

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だが,ザイドの言葉にその動きを止める.

ザ「待て,ラオグリム!!」

王「ラオ・・・,グリ・・・,ム?」

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王「ちがうッ! 俺は・・・,俺は,闇の王だ!」

ザ「思い出せ,自分の真の名を! ガルカの剣士,ラオグリム!」

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その時,彼の目の前にコーネリアの幻影が現れ・・・

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王「う・・・,お,おお・・・!」

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闇の王は,

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自分を取り戻す.

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愛する者に見守られて.

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ラオグリムは正気を取り戻していた.

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種の記憶を受け継ぐ「語り部」であったラオグリムは,ガルカと言う種が抱えたあまりに多くの憎しみと悲しみをも受け継いでいた.

そして,30 年前の北方調査隊の悲劇をトリガーに,彼は「闇の王」として目覚めたのだった.

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ラ「人は,優しい,温かい光をたたえる一方で,闇夜よりも濃く,深い暗黒を抱えていることもある・・・」「誰もが,その危うさを秘めているのだ.そして,その危うさを捨てたとき,人は人でなくなる・・・」

 

ラオグリムが闇に飲まれながら「世界の終わりに来る者」にならなかった理由は,彼のこのバランス感覚からだろうか.「闇の王」となりながら,しかし,最後は愛する者の幻影に見守られながら人に戻ることができた.種族の闇をすべて抱えながらも最後の最後は踏みとどまることができた,優秀な語り部だったと言うことだろう.

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次の瞬間,目の前は光に包まれ,

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冒険者には断片的な記憶だけが残る.

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「闇の王」の間から急ぎ逃げ出す冒険者たち.

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そして,一人残るラオグリム.

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あの場にはジラート王子たちと,彼らの手によって蘇った「クリスタルの戦士」たちが居たのだった.

「母なるクリスタル」のノイズ源となっていたラオグリムを,冒険者たちによって「救わせる」.それがジラート王子たちによって計画された「闇の王」討伐の真実の姿なのだった.

そして,王子たちジラートの野望から冒険者たちを守るために,ラオグリムは盾となり,

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ラ「ああ・・・ コーネリア・・・」

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愛する者の名を呟いて,光となるのだった.

 

いつ見ても泣ける.

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こうして,「闇の王復活は阻止され」,「ヴァナ・ディールの大地に束の間の日がさした」.

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だが,ジラート王子たちの手によって「クリスタルの戦士」たちは蘇り,「楽園の扉」計画が再始動するのだった.

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「闇の王」の間から逃げ出した冒険者たちは,こうして一度別れる.

再会を予感しながら.

 

(それにしても,この時,どうしてライオンとザイドはこんなに余裕だったのだろう.ジラート王子たちの姿と目的を知りながら)

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ハルヴァーの許へ顛末を報告した.

宰相「貴公なら,きっとやってくれると思っていた」

と,なんとなくシラジラしい事を言われる.ただ,「誇り高きサンドリア国民として,王国の復興に尽力してくれ!」と言う言葉に,「サンドリア国民」として認められた事実を黙って受け入れた.

根無し草の冒険者から国民へ.それは大きな一歩だった.

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宰相の「これからも頑張ってくれ」の一言でこの件が終わる訳もなく,王たちが居並ぶ謁見の間へ通される.

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王「よくぞ闇の王を葬り去ってくれたな」

王は労うと言う言葉の意味を十分理解していた.この一言は万の金塊に値する.

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兄王子「私が見込んだ通りの,いやそれ以上の活躍をしてくれた」

弟王子「確かに闇の王の復活を阻止したのは,たいしたものだ」「兄の暴走があったとは言うものの,な」

うーん,王家の者だけの場でこの言い様,そして王も妹も突っ込まないと言う事は,この二人の犬猿の仲は周知のとおりと言う事なのかな.猿芝居と思いたいが・・・.

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兄王子「何はともあれ」「次は,サンドリア国内へ目を向けねば・・・」

闇の王討伐に浮かれる事もなく,トリオン王子はさっそく国内へ目を向ける.それほど自体はひっ迫していると言う事だろう.

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獣人に抗するために止まっている国の成長.

デスティン王は,かつてランペール王の在位中も同じような有様だったと言う.

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その後,見事にサンドリアを復興させたと言う龍王ランペール.

一体どうやって?と問うクレーディ姫にトリオン王子は言う.

兄王子「隠されし龍王の秘宝・・・,ですか?」

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王「そうだ.伝説ではランペール王は秘宝により,祖国を救ったといわれている」

だが,どこかに封印されたと言うその秘宝の在り処は,誰も知らない.

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秘宝を見つけ出し,その封印を解かなければならない時が来ているのかもしれん・・・.

そう言う王は,冒険者に依頼する.

王「お前も旅先で『龍王の秘宝』の話を聞くようなことがあったら,すぐに報告してくれ」

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ならば今すぐにでも探索隊を出すべきだと言うトリオン王子に,王は返す.

王「いま,教皇や学者達にその件に関して調べてもらっているところだ」

姫「教皇様に・・・?」

王の言葉を聞いて眉を曇らせる姫.

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王「おそらくは,わしの命もそう長くはもつまい・・・.それまでに,なんとしてもこの件の目処をつけておかねばならぬ・・・!」

それは,王の静かな覚悟のように聞こえた.

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王の覚悟の先に多くの不安を見て取ったのだろうか,冒険者に縋るかのようにクレーディ姫は願う.

姫「今後とも,サンドリアのためにそのお力をお貸しくださいましね」

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こうして,王家の人々の前から下がるのだった.

 

龍王の秘宝.

冒険者として心が躍らない訳が無いのだった.

それに・・・,姫の「お願いポーズ」を見て奮い立たない冒険者は居ない(笑)