Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

アトルガンミッション10「星気の笛音」/11「双蛇の謀」

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迷宮っぽいとこ来たけど・・・お預けを食らうのだった。

 

皇立文化財調査事業団からの依頼に従いアルザダール海底遺跡へ赴くと、そこには見知ったガルカ、ガッサドが待っていた。からくり人形を追求する朴訥な職人オヤジと思っていた彼は、その裏の顔が調査団の一員であり、皇命により「4 つあるはずの魔笛」を探しているのだと突然明かす。そして、冒険者を名指しして魔笛探索を依頼したいとも。

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ガッサドからは、半ば強引に「魔笛指向儀」を手渡された。魔笛に近づくと反応するというそれは国中を歩き回る傭兵こそが持つべきだとしたり顔で言われたが、イベントの最後によれば、これは猫の首にぶら下げた「鈴」のようだった。

魔笛指向儀」を身につけ、ガッサド、あるいは彼の裏に居る何者かの企みに乗るべきではないと、冒険者の勘は告げていた。だが、その勘が大して役に立たないことは明白だった。そもそも依頼に対する拒否権が無いのだ、ブラック企業に勤める下っ端社員には。

説明文を読むと、「魔笛指向儀」は「水晶指向儀」を改造したものらしい。そもそも「水晶指向儀」を知らないのだが、クリスタルダウザーだろうか。への字に曲がった二本の金属棒的なやつだとしたら、きっとオークから伝わったものに違いない(たぶん違うけど)。

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イベントが終わったので奥の部屋へ進むと、何やら見たことがないモンスターが居た。

Lv74か から見て「とてとて++」。少なくとも Lv85 以上で、絡まれれば何をする間もなく即死だろう。もしリンク属性があるならば、敵のあの密集度合いから大変な事になりそうだった。アクティブかどうかすらわからないので遠くから眺めるだけにした。

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部屋の一角には不活性な転移床と、

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活性な転移床があった。

予想通り、転移床を渡り歩いて先に進まなければならないことは明白だった。また、不活性な床、つまり一方通行の床があるということは、道を間違えればまたここに戻ってくるという事も意味していた。正しいルートを見つけ出すためには(そもそも正しいルートが何なのか分からないが、)何度も何度もワープを繰り返す必要がありそうで、先が思いやられた。

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装置を起動すると、

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見知らぬ空間。

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あーうん、2 箇所に転移床があるということは、どちらかが正解でどちらかが不正解と言うことかな・・・。

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転移床があるたびに悩んでも仕方がないので、まずはたどり着いた空間の調査から始めた。

中央の広間の奥には封印が施されたような扉があり、現段階では「反応がない」。PRG あるある的には、ワープを繰り返したその先にあるスイッチを操作することで封印が解かれ、この扉経由でショートカットできるようになるはずに思えた。全然違うかも知れないけど(笑)

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西側にある謎の小部屋群に向かうと、

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先ほどのアレが居た。

テトラポッドっぽい見た目をしていて、生き物なのかすら判別がつかない。トゥー・リアに居た防御装置のようなものなのかも知れない。

まあとにかく「とてとて++」に阻まれて先に進めないため探索は諦めて、

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適当に手前の転移床に乗ったら、

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思わずフフッと笑わずにいられない空間に出た。

え?もうラスダン?(笑)

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マップ中央付近に並ぶ 4 つの転移床はどれも同じに見えて、つまりどれが正しいかは運しだいのように思えた。

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このフロアにはキキルンたちがうろついていた。恐る恐る近づいてみたがノンアクティブらしい。

攻撃したら仲間を呼びに行くのかな?とちょっと興味を持ったが、なんだかとんでもない事になりそうな気もして止めた。ちゃりちゃり好きな彼らがここに居るということは、この遺跡にはそれなりな財宝が隠されているという事だろうか。

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いずれ転移床のどれかに飛び込むとして、まずは周辺の探索を進めた。

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フロアを時計回りに順次進むと、

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何カ所かにチェックポイントが見つかった。

何のためのチェックポイントなのか見当も付かなかったが、アルザビのクエストで来ることになるのかも知れない。地図にマーキングしておいた。

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北東にある小部屋には NM が闊歩していた。

近づくとやばそうなので遠目に眺めるが、なんとなくメカメカしい外観をしているように見える。先ほどのテトラポッド同様、この遺跡は年月を経ても衰えることのない自動人形的なモノが支配しているのかも知れない。うーん、全貌が分からない。

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フロアをぐるりと半周したところで、

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メッセージの出る扉にたどり着いた。扉には「ナイズル島監視哨」の文字。

おおお、なるほどこんなところにも監視哨があるのか。

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さっそく中へ入ると転移装置が遠くに見え、

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部屋の隅には防人が番をしていた。

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彼が見守る封印の先が、

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「ナイズル島」と言うらしい。

封印の奥に見える階段は上に向かっているから、監視先は陸上なのだろうか。

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今のところアルザダール海底遺跡にはワープ本やホームポイントが無いので、いったん「移送の幻灯」を起動して百門への路を拓くことにした。

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ふう、これで道に迷ったり死んだりしても途中復帰できる。

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百門からの往路は、彼に話しかけて皇国軍績を 200 支払えばよい。

さっそく海底遺跡群へ戻ろうと思ったが、念のためミッションの進捗状況を確認したら、どうやら海底遺跡へ行ったことをナジャ社長へ報告すればよいらしい。

まあ確かに「海底遺跡群へ傭兵を派遣する」と言う調査団からの依頼は完遂したのだから、依頼を遂げたと言えなくもない。予想外の方向へ話は進んでいるけれど・・・。

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さっそくナジャ社長に会うも、

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無言のまま右手の鈍器をぺちぺちしているだけで、

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何も話してくれない。なにこれこわい。

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あまりの居たたまれなさに机上へ目をやると、何やらやんごとなき方からの書状が見える。堪らず「書類」について彼女に尋ねるが、

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シャッチョー「ハァ~、あんたネェ、しらじらしいにも程があるよ」

と、まったく身に覚えのない嫌疑を突き付けられた。え?どゆこと?

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どうやら、冒険者が知らないうちに「文化財調査事業団」から何かの報告が届いたらいい。

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ただ、彼女が何を言っているのかまったく分からないので「わかりません!」と素直に答えたら、「しらばっくれるんじゃないよっ!!」と怒鳴られた。

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いやでも、どう考えても何を怒られているのか分からないので「わかりません!」と泣きながら答えたら、「しらばっくれるんじゃないよっ!!」と怒鳴られた。

あーこれ嘘でもいいから首を縦に振らないとダメなやつだ。

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あーもーよく分からないけどとにかく解放されたい一心で「お金?」と答えたら、「すっとぼけてんじゃないよっ!!」と怒鳴られた。

もーどーすりゃいいのよおおおおおおおお。

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ナジャ社長は唐突にアブクーバを呼び、冒険者の勤務状態を確認させる。

曰く「海底遺跡群に進発以降、」「依頼について、一切の報告に来ておりませんっ!!」

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えええぇぇぇええ、そこなの?

と言うか、そんな報告のタイミングなんて無かったんですけど。あ、いや、ガッサドに会ってから遺跡内をふらふらしてたけど。してたけど!

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どうやらナジャは、冒険者が社長よりも皇宮へ報告することを優先したのではないかと疑っている、いや確信しているらしい。

あの書類に何が書かれていたのかは分からないが、冒険者が遺跡で目的を達したことが丁寧に書かれていたに違いない。魔笛探索の事は表に出せないだろうから、冒険者がいかに役だったのか、とか、調査がどれほど進んだのか、とか、そんなことが装飾過多に綴られていたのではないか。そして、それは当然ナジャ社長の知らないことだった。

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要はメンツとかプライドとか、そう言ったたぐいの問題だった。そして、弱小ブラック企業を営む社長にとって、部下や取引先に舐められることはそれこそ死活問題なのだった。

シャッチョー「ったく・・・ペーペーの新兵すら、管理できない会社なんて皇宮に知れたら、赤っ恥もいいとこだよっ!」

カッサドたちが妙に気を利かせたことで冒険者は窮地に立たされていた。報酬のアトルガン黄金貨 255 枚の行方は、ナジャ社長の言う「罰金」次第、つまり彼女の気分次第だった。

・・・どう考えても冒険者の手にその一部でも渡るとは思えなかった。

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そのころアトルガンの宮中では、

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丞相「ラズファード」に、「傭兵に『鈴』をつけた」ことが報告されていた。

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その報告を受けた丞相は宮中の最奥まで進み、

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帳の向こうにおわす「ナシュメラ」に重ねて報告した。

丞相「魔笛がこと、順調に進んでおります」「ご所望の手駒も、じきに・・・」

 

(ようやくナシュメラと言う名前を知ることになったが、ナシュメラとは 現聖皇のこと だった。正確にはナシュメラ 2 世。聖皇は男性だと勝手に思い込んでいたのでちょっと意表を突かれた。帳の向こうの彼女は後宮を牛耳る皇妃だと思ってた)

(ナシュメラに関する街中の噂話はあまり芳しくない。政務に興味がなく治安は悪化するばかりだという。「秘宝」にご執心らしいから噂通りなのだろう。前聖皇が 4 年前に急逝された件についても個人的には疑惑があり、全体的にあまり良い印象がない)

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丞相の言葉によれば、彼女らは「秘宝」を手に入れることを目的としているようだ。

秘宝。アトルガンの秘宝

この拡張シナリオのタイトル。

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そして、「審判の日は近」いにも関わらず、彼女らの「計画を邪魔立てする者」が居るらしい。

曰く「冥界の者ども」。

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???「めいかいノ、ものどもトハ モシカシテ、モシカスルト、ぼうれいカ?」

???「・・・そうね。死者ってことだと思うわ・・・」

丞相たちの言葉を受けて語り合う、からくり人形と女性。

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女性の名は「アフマウ」と言うらしい。

「むてノくぐつし」とも呼ばれているようだが・・・。

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丞相「ともかく、魔笛それ自体が目的であると思わせておくことが、何よりも・・・」

二人?に遮られることなく丞相は話を進めようとするが、

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その目論見は失敗し、聖皇は「冥界よりよみがえりし者ども」について詳しく聞きたいと申される。

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民の噂話に過ぎないと断る丞相にアミナフが言葉を繋ぐ。

ア「恐れながら、申し上げます」「近年、皇都での亡霊騒ぎ、暗碧海に出没する幽霊船の噂など、その手の話題に事欠かないのは事実ですが・・・」

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なんとか興味を逸らそうと更に見解を告げようとするアミナフに、あのからくり人形が横やりを入れる。

???「まテ! そんなことヨリ、ゆうれいせん!」

ア「!? ・・・はっ」

(不滅隊のアミナフの言葉を遮り、あまつさえ話の流れを変えてしまえるこの人形は、一体どのような立場なのだろう。そもそも聖皇の御前に控えてこの傍若無人ぷり。人形と共に居るアフマウも、それ相応に高い位なのではなかろうか。例えば聖皇の息女とか)

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アシュタリフ号と呼ばれるその幽霊船は、民草の噂によれば「滅亡したイフラマド王国の海賊船ブラックコフィン号」ではないかと言われているらしい。

200 年ほど前までアトルガンの地にあった王国イフラマドは、アトルガン皇国軍の「禁術」によって滅ぼされたと言われている。また、コルセアたちはイフラマド王国の公認海賊であったとも。

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ア「・・・海賊船」

そうつぶやくアフマウには、海賊船に何か心当たりがあるのだろうか。

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不滅隊は「バカげた噂の元凶」がコルセアだろうと踏んでいた。

イフラマド王国の生き残りたちは力を失いつつあり、求心力を保つために過去の英雄まで引っ張り出すしかなかったのだろうと。

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イフラマド王国の英雄「漆黒のルザフ」が帰ってきたのだと。

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その話に興味を持った聖皇は告げる。

聖皇「・・・では、幽霊船の正体をあばくがよい・・・」「・・・丞相、そなたが動かないというのなら・・・」

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聖皇「・・・無手の傀儡師よ・・・」「幽霊船の正体、そなたが見事あばいてみせよ・・・」

ア「えっ!? そ、そんな・・・」

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戯言が過ぎる、と聖皇を諫めんとした丞相だったが、

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???「ゴせいだんでアル。じょうしょう、ひかえヨ」

の一言で丞相は黙る。

???「やまねこノようへいガ、イル。アレに、てヲかシテモラエバよイ」

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聖皇「・・・アフマウ・・・アヴゼン・・・よきにはからえ・・・」

こうして、「無手の傀儡師」と謎の人形は幽霊船の調査に乗り出すのだった。

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丞相「・・・仕方がない、勅命だ」「だが、目を離すな」

この振り回されっぷりにハルヴァーの姿が重なる。国は違えど宰相も丞相も変わらないという事か。

 

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宮中でひと騒動が起きている間に、社長は着々と冒険者の罪状とその罰金を数え上げていた。

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シャッチョー「と、ゆうわけで差し引きしめて アトルガン黄金貨 255 枚!」

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シャッチョー「フフン♪ よかったネェ、マイナスにならなくて」

ええ、うん、はい。

逆ギレして難癖を付けてきたのは報酬全てをせしめるためだったのだろうということに、さすがの冒険者もそろそろ気が付いておかしくない。でも鈍器による撲殺は嫌なので黙るしかない。無報酬 or Die。ひどい。

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もちろん、ナジャ社長も気が付いていた。今回の話に裏があるだろうことに。

シャッチョー「それにしても、今回のいきさつ、どうも、あたいはフに落ちない」「・・・調べてみる価値はありそうだよ」「いくら上客とはいえ、野良猫だと思われてなめられてたらしゃくじゃないか」

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シャッチョー「あたいたちにだって爪も牙もあるってこと、いつかは知ってもらわないとネェ」

メンツ or Die。弱小ブラック企業の社長の、それが生きる道なのだった。

 

唐突に、(おそらく)今シナリオのメインヒロイン、アフマウが登場した。

随分な美少女でその儚げさに驚いたが、プリッシュの乙女モードの件もあるし、もう少し慎重にその中身を見極めたい(笑)

傀儡を従えた内気オドオド系ヒロインは、往々にして傀儡の口を使って毒舌を吐いたりしやすい。アヴゼンと言うあの謎の人形の台詞がアフマウ本人の台詞だとしたら、(おそらく)姫と思われる彼女の言葉に丞相が反論できない点にも頷ける。そして、そんな厄介なヒロインだから後宮に留め置かれていたことも。

ああ願わくば、単なる内気オドオド系ヒロインであらんことを!

変な属性盛らなくていいから!!(笑)

あと固有名詞が多すぎて覚えられない!!!