Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

アトルガンミッション17「賓客の資格」/18「泡沫の宝冠」

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ワンマンブラック企業ここに極まれり!と滂沱の涙を流すのだった。

 

ひどい。

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たとえ社長が幽霊の存在を信じなくとも、ゲッショーと冒険者の二人が同じ報告をしたのならば、ブラックコフィン号と英雄ルザフ王子の復活は信じざるを得ないだろう。

と言う、砂糖よりも甘いゲッショーの予想に反して、

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シャッチョー「やっぱり・・・ゲッショーから聞いた話と、ずいぶん似ているネェ」

と言う社長の顔は、どう見てもその話を信じていない。

あーもー鈍器をぺちぺちするの止めてーーー(笑)

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シャッチョー「まさか、あんたら。あたいをたばかるために、口裏をあわせてんじゃないだろうネェ?」

まあ当然そう思われてもおかしくない。と言うか、そう思われることは当然予想できる。楽天家のゲッショーがおかしい(笑)

だが、意外なことに「まっ、だけどね、そんなことは些細なことさ」と、社長は幽霊船の件を気にしていないようだった。そして、冒険者にとっては予想外の話題へと話が進んだ。

シャッチョー「今すぐ、あたいは あんたに説明してほしいことがあるんだよ~」

「だよ~」なんて語尾がホントに怖い。

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バンッと机をたたくと同時に、社長は食って掛からん勢いで冒険者を問い質す。

シャッチョー「・・・あんた宛に皇宮から書状が届いてんだよっ!!!」

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どうやらそれは、皇宮への招待状。封を切ったという社長の口ぶりから察するに、「例の船の話」を御前で報告するために招かれたようだった。

もちろん、社長は「例の船の話」を聞いたばかりだ。なのに皇宮からはその件の招待状が届いている。皇宮への報告を優先したと思われても仕方がない状況だった。心当たりと言えば例の「鈴」だったが、皇立財団から渡されたものに疑義を挟むなんて顧客の顔に泥を塗るような行為だから、とても社長には告げられない。

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そんな冒険者の葛藤を知らない社長は、「二度とうちの敷居をまたぐんじゃないよっ」と怒り心頭で手が付けられない。

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だが、手が無いわけでもなかった。

招待状には、「従者を 1 人だけ連れてくるように」と書かれていた。皇宮で聖皇様に謁見して名を覚えていただく、社長にとっては千載一遇のチャンスに思えた。

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シャッチョー「ハッ!? このあたいに、あんたの従者になれって言うのかい? 冗談も休み休みっ・・・」

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一瞬だけ考えこんだ社長は発言を改める。

シャッチョー「あんたが、そこまで言うのなら考えてやってみないこともないよお。うん」

「ないよお」と言う語尾が怖いが、趣旨は理解してもらえたらしい。

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そうと決まれば話は早い。

冒険者の提案に気をよくしたのか、初めて皇宮へ赴く(実は初めてではないが)冒険者に対して社長は色々とアドバイスをしてくれた。

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冒険者の準備は申し分ないようなので、さっそく皇宮へ向かうと思われたが、社長とは白門の前で待ち合わせることになった。

少々準備が必要と言う社長は、やっぱりなんとなく浮かれ気分のように見える。まさかパーティドレスとか着てこないよな・・・この人・・・(笑)

まあとにかく、これで機嫌を直してくれると良いのだが。

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皇宮に入るための心構えをもう一度聞いた。

どうやら武器は外した方が良さそうだし、服装も(何基準なのか分からないが)この格好が良いらしい。

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ちなみにこんな格好。

シーフ AF で揃えているから「いっちょ前」なのかなと思ったが、胴装備だけ変えていた。何となく全体的に違和感のない服装だからこれで良いのだろう。たぶん。

 

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白門へ向かうと、

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ムッチャノリノリの社長がやってきた。

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普段は通ることの叶わない白門を前に、「聖皇さまのお許しがあれば、向こう側に行けるって言ってるだろう?」と、まるで印籠のごとく招待状をかざす社長。

これまでの憂さを晴らす絶好の機会を、社長は目いっぱい楽しんでいるように見えた(笑)

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と、そこにゲッショーが現れる。

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従者を連れていけるという話を聞きつけたゲッショーは、聖皇さまに是非とも拝謁したいと云々かんぬん・・・あこりゃだめだ(笑)

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そんなファッションセンスでは皇宮に連れていけないと、ゲッショーにダメ出しをする社長。

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ゲッショー「・・・理不尽でござる」

生来の羽毛に覆われたままの彼はいわば裸同然なのだから、「ファッション」が云々と言われても返答のしようが無い。そもそもヤグードに「着飾る」と言う風習はあるのだろうか。苦虫を嚙み潰したようなその表情には同情を禁じえない。

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そんなゲッショーを白門に残し、社長と二人で聖皇に拝謁する。

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幽霊船の正体を暴いた冒険者を労う聖皇だったが、一方、亡国イフラマドの不穏な動きは彼女の気分を相当害したようだった。

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もし幽霊船がイフラマドの抵抗のシンボルたるブラックコフィン号であったのならば、旧イフラマド系の人々に相当な動揺が走るに違いない。

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まして、イフラマドの英雄と呼ばれるルザフ王子まで蘇ったとなれば・・・蛮族の侵入で不満の高まった民衆に火が付き、暴動を起こしてもおかしくない。

アミ「そうなれば、皇都は内から崩壊するでしょうね・・・」

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だが、それはそれ。

今回の功績を讃え、聖王は冒険者に「グローリークラウン」を賜る。

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聖王の名の刻まれたその王冠は、冒険者に対する信頼の証だった。

皇国そのものである聖皇の、その望みを叶えた勇者に対する、信頼。

そこには、見た目以上の重さを感じざるを得ない。

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冒険者一行が座を辞すと、傍に控えていたからくり人形たちが何やら話し出す。

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蛮族に「めいろノきし」、ブラックコフィン号にルザフ王子。

(迷路の騎士って何だろう)

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いったい皇宮の外では何が起こっているのか。

それを知るために、「ワラワ」はもう一度「傭兵」に会いたいらしい。

(うーん、彼らを操っているのは誰なんだろう。無手の傀儡師?? ワラワってどういう事だろう)

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そこに現れる丞相ラズファード。

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まっすぐ聖皇の許へ向かった丞相は、遠征帰りの彼を気遣う皇の言葉を無視し、詰め寄る。

丞相「私の留守中、いったい陛下は何をなさっておられたのでしょうか?」

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「・・・わらわは存ぜぬ・・・」そう返す聖皇に丞相は語気を荒くする。

丞相「何をしていたんだ!?」「私の名を騙り、傭兵どもをここに招き入れたというのは、本当か!?」

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彼の言葉は皇を諫めんとする範囲を超え、傍から見れば完全に立場が逆、無礼と言える響きを伴っていた。

丞相「聞け。聖皇として生きんとするなら、何よりも、まずは分別を身につけろ」「それが、御身を保つただひとつの道なのだ」

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丞相「陛下の御手を汚させたくはないのです。そう、私のように・・・」

そう言う彼を、からくり人形たちは過保護だと囃し立てる。

場を荒らすだけのその存在に丞相は一言「黙れっ!!」と返すが、

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マウ「・・・ご、ごめんなさい」

そう返事をしたのは無手の傀儡師アフマウだった。

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二人の間には微妙な空気が流れるが、

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丞相「話し相手になって差し上げろ」「陛下は・・・、お一人では何もできない」

そう言いおいて、丞相はその場を後にする。

聖皇と丞相、そして傀儡師。薄暗い皇宮の奥深くに、彼らしか知りえない秘密が隠されているようだった。

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一方、冒険者の方は、

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ブラック社長からカツアゲに遭っていた(笑)

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シャッチョー「あたいと肩を並べて戦えるほどの立派な傭兵になるまで、グローリークラウンは大切に預かっておくよ」

とかなんとか適当な理由をつけて、明らかに返す気はなさそうだった。

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しかも、代わりに渡されたのは「霊銀貨」を「たったの 1 枚だけ」!!

ここまで暴虐無人に振舞えるナジャ社長が、今日まで会社を続けてこられた理由を知りたい(笑) 笑ってる場合じゃないけど。それこそ社員が暴動を起こしたりしないのだろうか。社員と言っても、たぶんメガネか王子か鳥しか居ないけど。

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王冠を取り戻すには相当頑張る必要がありそうだったが、それよりも先に質流れしそうな気がした。と言うか、冒険者が「立派な傭兵」になった瞬間に王冠を売り払いそうだった。
この人ならばやりかねない。

・・・どうしてこんな会社に居るんだっけ(笑)