Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

アトルガンの秘宝 総集編1「立志編」

ほうほう、と言いながら日記を読み返すのだった。

 

7か月ほど放置していたこともあり、アトルガンのストーリーの細部、いや、大筋、いや、ほとんどを思い出せないので(白目)、日記を読み返して振り返る事にした。

こんな時のために日記を書いたような気もするが、高々半年ほど前の自分の日記を読み返す事がこれほど恥ずかしいものだとは思っていなかった(笑) アトルガン関連をほぼ初めて読み返したが、自分のキャラクタが定まっていないと言うか、日によってテンションが違うと言うか、この人大丈夫?って感じの日記が連綿と綴られており、上半身と下半身が180°向きを違える程度に身悶えせずに居られない。あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛~~~~。そもそも行き当たりばったりで始めた日記なのだが、開始から2年半も経つのに未だに文体の方向性すら定まっておらず、実に読みづらい日記ですみません。

 

さて、総集編。

アルタナ四国で繰り広げられた、世界を脅かすいくつかの事件。古代ジラート人が背後に蠢くこれらの大事もようやく一段落し、束の間の日常を取り戻した冒険者は、かねてより街中で喧伝されていた「傭兵稼業」に興味をそそられる。

アトルガン皇国。

ミンダルシア大陸から海を隔てたはるか東方エラジア大陸に位置するその国は、大陸全土を手中に収めんと強大な軍事力をもって版図を広げており、今まさにその覇道を突き進まんとする歳若く猛々しき国であった。

その皇国が進める傭兵稼業とは、皇国周辺で叛旗を翻す蛮族どもを掃討して国の礎を盤石にせんがための兵力増強策であり、周辺国からの人口の流入により皇国の経済を発展させんがための産業振興策であり、総じて東方軍事国家による富国強兵策の一環なのだった。

冒険者の性(さが)と言うべきか、まだ見ぬ土地、まだ知らぬ人々との邂逅を夢見、マウラからの定期輸送船に乗り込んで数時間。

かつて多くの冒険者で賑わっていたと言う皇都アルザビで、冒険者は下船する。

皇国の正式な傭兵となるには、どうやら「傭兵会社」への登録が必要らしい。その会社「サラヒム・センチネル」を捜して堅牢な石造りの街を数日彷徨っていると、何やらキナ臭い現場に出くわす。

皇国は蛮族と言う外患だけでなく、コルセアと言う内憂も抱えているようだった。コルセアとは、皇国に併呑された亡国イフラマドの末裔やその復興を願う人々の裏組織らしい。

彼らのゲリラ活動に鉢合わせた冒険者は、新地での早速の洗礼に少し辟易する。どこへ行っても人間同士の争いは絶えないようだ。

「皇国に認められた唯一の傭兵会社」と言う肩書に反し、サラヒム・センチネルの事務所は街中の一角にひっそりとあり、随分とこじんまりした狭い室内は簡素で、社長1名社員1名以外に人が見当たらない。傭兵になろうと皇国を訪れるようなモノ好きは、思った以上に少ないのだろうか。

物騒な得物モーニングスターを片手に冒険者を歓待したナジャ社長によれば、この会社は公務の下請けとしての傭兵派遣業を生業としているようだ。久々に現れた傭兵志願者の実力を試したいのだろう、社長はさっそく冒険者へ仕事を依頼する。「不滅隊」への差し入れと言う、皇国に顔を売るには打って付けの仕事らしい。不滅隊は、コルセアと対峙する皇国親衛隊のことだった。

辺境の「監視哨」に居る不滅隊への差し入れ。

何も考えずに引き受けた仕事だったが・・・、監視哨がどこにあるのか分からず、監視哨へ至る道も分からず、結局アルザビ周辺を泣きながら何日も彷徨うことになり、

更には大陸を離れて見ず知らずの孤島へ流れ流されることになった。

船旅のさなか、海上に遺跡を望む。

アルザビで聞きかじった知識によれば、アルザダール海底遺跡群と言うようだ。皇国周辺にはこのような遺跡群が散在しており、かつての文明の残滓ではあるものの様々な貴重な装備品などが出土するらしく、それらを求める冒険者がいまも殺到しているようだった。

下手をすれば傭兵稼業よりも稼げるのでは・・・と邪念が頭をよぎるが、そもそも傭兵稼業は稼げない事を後で知ることになる。

相当な苦労を経て不滅隊への差し入れを完遂するも、

傭兵になる旨の宣誓書にサインをした途端にナジャ社長の態度は豹変し、

公務と言う名の様々な戦地派遣業を言い渡されては死。そして死。奴隷同然の日々に枕を濡らす日々が続く。

よくよく考えれば、ナジャ社長は無理難題を冒険者に押し付けたに違いない。そして、その、普通ならば投げ出したくなる依頼を素直に、かつ、従順にこなした冒険者だけを傭兵として雇い・・・こき使っているのだろう。あれは入社試験だったのだ。ブラック企業における、体のいい人払い然とした。道理で会社に人が少ないわけだ。

そんな毎日のなか、どこかで見たようなモノ好きが新たな傭兵として登録されたり、

ヤグードの僧と出会ったり、した。

どうやら王子、もとい黄金騎士ライファル二等傭兵は、東方に戦火の火種を見いだし、その確証を得るためにこの地へ単身踏み込んだようだった。

そして、彼独自の調査の果てに、アルザビに安置されている「魔笛」が東方での混乱、すなわち皇国と蛮族との諍いの原因であるとの考えに至ったようだった。

そして、その懸念はサンドリア王室を動かすばかりでなくアルタナ四国による「臨時会談」を招集する大事にまで発展し、

その席で冒険者は、ヴァナ・ディール全土を巻き込むやも知れぬ戦火を未然に防ぐための、アトルガンの内情を探る内偵の役を任されるのだった。

プロマシアも一段落したし、いっちょ傭兵でもやってみっか!的な軽いノリだったのに、私、何かやっちゃいました?的なナロウ系展開。殺人現場に探偵が居合わせるんじゃない、探偵が殺人事件を引き寄せるんだ的な比喩が頭をよぎる。行く先々で事件に巻き込まれる、冒険者とはかくも厄介な存在なのだろうか。

 

つづく。

と言うかペースを間違えた(笑) 全3回くらいになるんじゃないの、これ(白目)