アトルガンミッション44「少女の決意」その2
倒せる気がしないのだった。
聖皇ナシュメラによる丞相の説得は失敗に終わった。聖皇を目指した者と聖皇に目覚めた者は、それぞれ引くことのできない覚悟を胸に抱えていたのだった。ナシュメラの友人である冒険者としては彼女の意を酌み、なんとしても丞相を止めねばならない。だが、その行く手を阻む不滅隊隊長と最新鋭の機関巨人は、前代未聞の恐るべき強敵なのだった。
取りあえず、ナシュメラが母から「大量に集めた」と言う鏡を取りに戻った。
こーゆーところが 20 年前のゲームだよね。毎回キーアイテムが壊れ、どこかから再調達しなければならない。今回の場合(と、前回のアミナフ戦のメモ)は近場から入手できるだけでも有難いのだけれども。僻地の敵からのレアドロップ・・・なんて目も当てられない。
半年間のブランクがあるので色々な事を忘れているんだけど(白目)、そう言えば監視哨へはアサルトを受注することでお金を使わず行き来できることを思い出した。
さっそくナイズル島でのアサルトを適当に契約して「参加証」を手に入れた(と言っても、受注できるのは 2 つしか無かったが)。
よしよし。
勢いで戦績を使ってしまった前回の反動で、少し費用を節約することにしたのだった。でも、この後の地獄を思えばこの方法こそが正解なのだった。
アサルトを契約したので ID に入る際の選択肢が増えた。間違わないように注意せねば・・・。
そう言えば、アサルトってミミズ狩り以外をやっていない、と言うかミミズ狩り以外がクリアできないんだけど(白目)、最初のアサルトだけあって報酬があまりにも美味しくないので(と言うか赤字。カッパーリングとかそんなの)、もう少しソロで頑張れるモノを見つけたい。
ユニクロ IL117 装備でヒーヒー言っている状態なので、もっと良い装備を集めなければならない気もするんだけど、そうするととても長い道のりのような気がしていて、いまいち気が進まない。どうしたものか。
さて、ラズファードをまず倒すべきか。ラウバーンをまず倒すべきか。
取りあえず、初戦でラウバーンにララバイが入ることが分かっていたので、ラウバーンを寝かせては、
ラズファード、と言うか機関巨人を攻撃し、ラウバーンが目覚めたら再度寝かせて、
機関巨人を攻撃する、と言うパターンで頑張ってみた。
ただ、当然ララバイをレジストされる場合もあり、あーだこーだとドタバタしている間にトリオン王子が逝った。アイズオンミー強すぎんよ・・・。
終始ドタバタしているので画面キャプチャができていないのだけれど、途中で機関巨人の HP が全く減っていない事に気が付く。
仕方がないのでラウバーンにターゲットを移してラズファードに攻撃が通るようになるまで耐える事にしたのだけれど、
お分かりいただけただろうか。
「Furariの攻撃→Razfahdに、0ダメージ」のログ。
機関巨人へはいつまでたってもダメージが通らず、
そうこうしている内にラウバーンが復活してしまい、
ジリジリと追い詰められて全滅した。
うーーーーーーーーーーーーん、グダグダ過ぎる。
一人反省会を開く(笑)
ログを遡ってみると「Razfahdは、絶対防御の構え」の文字を見つける。
あ? あああ?!! ぁぁああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!! あーーそーーーーかーーー、アレキサンダーの絶対防御かぁあああああああああ。そりゃそーーかーーーぁあぁぁああああ。
戦闘中はムッチャ理不尽に感じたんだけど、なんか納得した(笑)
3戦目。
これまでもいくつかのボス戦で、物理攻撃あるいは魔法攻撃が通らない敵が居たが、これらの敵はある程度の時間を耐えることで効果が切れて攻撃が通るようになっていた。
その記憶があったので、2戦目で「0 ダメージ」を見たときには時間経過で技が解除されるのでは?と思い、ラウバーンへの一時的な攻撃へと切り替えたのだった。
でも結果としては・・・、実時間でどの程度耐えたのかは計っていないが、相当耐え忍んでも「絶対防御」を崩すことができなかった。
と言うことで作戦を変更した。
まずラウバーンを寝かせて、
機関巨人を殴って、トリオン王子に挑発で拾ってもらい(ヘイトを稼いでもらい)、
あとはひたすらラウバーンを倒すことに専念した。
幸運?なことに機関巨人は最初の位置から動くことは無く、また、直接攻撃ではなく ホーリーII や ディアガIII などの魔法を連打してくるだけなので(これはこれで痛いが・・・)、絶対防御を崩せない限り、機関巨人を攻撃しようが放置しようが、ほぼ状況は変わらないのだった。
もちろん、機械が相手なためララバイで寝かせることはできない(少なくとも、前2戦ではまったく通らなかった。と言うか歌全般が通らない)。
ラウバーン第一段階を倒し、
復活したラウバーン第二段階を更に倒す。
倒すたびにラウバーンが強くなっている気がする。第一段階は楽々倒せるのに、第二段階ではトリオン王子がだいたい瀕死まで追い込まれる。最悪の場合は逝ってしまうが、この戦力差で第三段階を倒せるのだろうか・・・。
ラウバーン第三段階。
倒したタイミングでターゲットがリセットされるので、あたふたしている間に結構なダメージを受けてしまった。人間PT ではないので盾の「挑発」のリキャストタイミングも調整できないので、最悪の場合は最初にタゲられる冒険者とのしばしの殴り合いになる。フェイスPTで後衛を受け持つ場合、ここでの事故死も十分あり得た。
アイズオンミーで900オーバーのダメージを喰らって王子が逝く。
アイズオンミーは使えば使うほどダメージが増えているような気がする。うーーーん。
ラウバーンのWS「サークルブレード」で範囲攻撃に巻き込まれてシャントットが逝く。あぁぁぁもぉぉぉぉおおおお。
アイズオンミーで1,500オーバーのダメージを喰らってギルガメが逝く。
王子はナイトだからダメージが900だったのか。それともアイズオンミーの回数でダメージが増えるのか。うーーーーーん。
相手を観察しつつなんとか粘ったが、結局はアイズオンミーで逝った。
1,200ダメージ・・・。HP を9割維持しておかないと即死してしまうレベル。
キツイ。
4戦目。
絶対防御を解くカギがラウバーンなのでは?と思って集中攻撃に徹したのだが・・・、本当にそれで合っているのだろうか。そもそもラウバーンはカギでもなんでも無く無限に復活する可能性もある。勝ちパターンが分からない。
ただ、第三段階を倒したことが無いので、今回も先ほどの作戦で進めてみることにした。
すなわち、機関巨人を無視したラウバーンへの集中攻撃。
ラウバーンは弱体全般が比較的入りやすい感触なのだが、たまにレジストされるため安定しない。今回はパライズをレジストされたのだが、このパターンは結構痛い。
ラウバーン第二段階で王子が逝く。第二段階で1,500オーバーのダメージなんて酷い。ダメージが増える要因は何なのだろう。やはり回数か?
残りメンバでラウバーン第二段階を倒す。
MP の残り方的には結構余裕があるのだが・・・アイズオンミーが強すぎてほぼ即死に近い形で盾が落ちるのが辛い。
ラウバーンが復活して第三段階。
ここでふと、「あれ? タゲが外れてるからフェイス呼べんじゃね?」と思ってリストを開くと・・・おおおおおお? 呼べそう、だけどトリオン王子のリキャストまで残り 18秒・・・。
待つか? 他の盾を呼ぶか? でも誰を呼ぶ?? あれ? 他の盾って誰だ???(笑)
一瞬の判断を迷ってしまい、ラウバーン第三段階から攻撃されて戦闘に突入してしまう。
こうなると、もうフェイスは呼べない・・・。
(と当時は絶望したが、そもそもリキャストできたとしてもラウバーンから攻撃された瞬間にキャンセルされるだろうから、いずれにせよこうなっていた。でも一瞬希望が見えた気がしたので、判断ミスによるこの時の絶望感は半端なかった 涙)
結局、
アイズオンミーで、
一人ずつ着実に殺されて全滅する、この絶望感。
え、どうすればいいのこれ。まじで。