Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

アトルガンクエスト「冥途の紋」その2/「昇進試験~上等傭兵」

本命のクエストかも?と思うのだった。

 

E.B.F.(エターナル バーニング ファイア) を操るガダラル将軍と邪気眼のラウバーンとの精神感応により、青魔道士となった冒険者は危うく中二病を発症するところだったが、この左手に宿る封印紋「永遠に閉ざされた天国への扉(E.C.H.D.:エターナル クローズド ヘブンズ ドア)」のお陰で事なきを得た。

沈まれ、我が左手よ。

話がややこしくなりそうだったので日記への掲載を省いていたのだが、

双人形に頼まれた皇国の禁制品「戦神の御守」については着々とクエストが進行し、

ナシュモに居た修繕業者にアイテムの収集を依頼されていた。

必須アイテムの「古びた御守」はどこかで拾っていたらしく鞄の底にあり、残りのアイテムもアルザビの茶屋でさっくり購入できた。

それらを渡すと、後日取りに来てほしいと言われた。

これが、リアル数日前の話だ。

その事を不意に思い出したので、と言うかすっかり忘れていたので(笑)ナシュモに取りに行くと、

あっさりと「戦神の御守」が手に入った。

「古びた御守」をどこで手に入れたのか思い出せないが・・・随分と簡単に終わり安堵する。後は双人形に手渡すだけだ。

と、この時は思っていた。

ナシュモに寄ったついでに、

とあるクエストで必要なサカナを釣ったりした。

そのクエストでは何種類かのサカナ(タコ含む)が必要 で面倒 なのだが、競売を覗いても在庫がなく(随分前から流通が途絶えていた)、仕方がないので自前で釣ることにしたのだった。

一部のサカナに対して釣りスキルレベルが足りなかったが、話によれば普通のサカナ相手では太公望は折れないため、無理やり釣った。実は折れるんじゃないの?とヒヤヒヤしたが、無事、目当てのサカナが釣れて胸を撫でおろす。

1年ほどかけて太公望をゲットした甲斐があった。

「戦神の御守」を片手にナシュメラの許を訪れた。

メネジンが御守を渡すと、

三人が御守を知っていることに驚く聖皇だったが、その理由を推し量ったのか、言い訳じみた事を喋り出した。

メラ「書庫にあった古い史書で この御守のことを知ったの」「不思議と惹きつけられた。なんだか懐かしくて、恋しくて・・・」「ごめんなさい。わらわは、聖皇として・・・」

聖皇は、聖皇として相応しくない己が心情を恥じているようだった。

そんな聖皇の姿を双人形は不思議に思う。

アヴ「・・・げんき、でタカ?」

メラ「え・・・?」

メネ「我らは、小言を言うために 冒険者に 足労してもらったのではない」

三人はただ、聖皇の事を思って御守を手に入れたのだった。傷心の少女を少しでも癒したいと思って・・・。

場の空気が和んだところで、アヴゼンが疑問を口にする。

アヴ「ドウシテ、戦神の御守ガ だいいっきゅーノきんせいひんナノダ?」

メネ「たかが1枚の御守にしてはいささか過剰に思える」

ガッ「お話いたしましょう」

居たんかーい。

とーとつに現れたガッサドによれば、本来は、イフラマドの民が戦神の加護を得るために魔力を込めたただの御守、だったと言う。

だが皇国は、その御守の魔力の仕組みが、ある施設の厳重な封印を潜り抜ける「鍵」となっていることに気がつく。

メラ「施設・・・ 厳重な封印・・・」

ガッ「そう。ハザルム試験場です」

遥か昔。施設内で起きた事故により巨大な時空の歪みが発生した試験場。

その露見を恐れた皇国は、施設を閉じ、その入り口に厳重な封印を施した。

しかし、あるとき偶然にも、御守の呪術と時空の歪みが呼応することが判明し、

皇国はこの御守に特殊な術式を刻むことで歪みの奥へ至る「鍵」として利用するとともに、第一級禁制品として断罪の対象としたのだった。

そして、巨大な歪みは未だ閉じられてはいない。

あの冒険では、歪みを通じて冥路の騎士が顕現していた。

(なるほど、ルザフがオーディンを呼び出せたのも、ルザフが冥路の騎士に選ばれたのも、イフラマド王国とその呪術が何らかの背景にあるのだろう)

昨今、ハザルム試験場に傭兵の姿が見られると言う。

「鍵」を使った形跡はないけれども、今後何かが起こる可能性はある。ガッサドは、試験場にあらためて厳重な封印を施すよう進言するのだが・・・、

メラ「・・・」「・・・そう、ですね」

聖皇の歯切れは悪い。

そのような姿の聖皇を慮ったのか、ガッサドはある提案を行う。

ガッ「封印の強化の前に、少しばかり時間を・・・」「ハザルム最深部の 時空の歪みの調査許可を頂けないでしょうか?」

またも歯切れ悪く、しばし逡巡したのちに聖皇は答える。

メラ「・・・承諾しかねます。そのような危険な場所に、大切な兵を向かわせるわけにはいきません」「わらわは・・・」

その返答は容易に予想できたのだろう。聖皇の発言へ被せるように、ガッサドは「ご安心ください」と言葉を継ぐ。

ガッ「我々には あの機関巨人の暴走をも食い止めた 心強い傭兵がいます」

 

話の矛先を急に向けられて冒険者は一瞬固まる。

以前も思った通り、暴走を止めたのは丞相であって冒険者は時間稼ぎをしたまでだ。ガッサドの理解は正鵠を射ていないし、むしろ敢えてとぼけている可能性も高い。そもそも、何の相談もなくその責を冒険者に委ねるこの流れは、文字通りあまりにも無責任に過ぎないか。

冒険者にとって、ガッサドは未だ心を許す相手ではない。失われた禁制品が手元に現れたこの好機を未知の現象の調査に利用するとして、それはいったい誰のための何を目的とした行為なのかをこの場で一言も明らかにしない。それは誠意ある態度と言えるのか。彼の行動原理が皇国と聖皇のためとはどうしても思えない、そこに疑念がある。

だが、一方でこれは聖皇にとっての好機でもあった。

自分に命を譲り、再び冥界へと旅立った亡国の王子。「歪み」がそこへ至るための唯一の道であり、御守がそこへ至るための「鍵」であるのならば、この偶然は彼に会う、あるいは彼を連れ出すまたと無い機会であり、あるいは唯一の希望だった。

ガッサドが聖皇の気持ちを利用していることは明らかだった。封印の厳重化も、彼女を追い詰めるための一手だろう。彼女は「歪み」を捨てきれない。この機会を逃しえない。そして、それは冒険者も・・・。

 

一瞬の逡巡ののちに冒険者は首を縦に振る。ガッサドの利益になろうとも、聖皇の希望となるのならば、この話に乗らない訳にはいかない。

冒険者に、すべて・・・まかせるがよい!

冒険者の決意を理解したのか、聖皇はガッサドの提案をあっさりと承諾する。

だが、彼女の内心は複雑だった。いくつもの思惑はあろうとも、兵を、傭兵を、腹心を、危険な場所に向かわせたくない気持ちは本当なのだから。

メラ「かならず 無事に戻ってきてください」

その一言を絞り出すように告げると、聖皇はこの場を後にした。

双人形からは激励を受けた。

メネ「冥界に囚われし魂・・・ 容易く解放できるとは思えぬが・・・」「わずかでもいい。なにか手がかりを見つけてほしい」

ガッサドからは「戦神の御守」を受け取った。

話にあったようにそのままでは「鍵」として使えないらしく、何らかの術式を施したようだった。「1枚につき、ひとりだけだ」と言う注意書きが若干気になったが、これで試験場の奥へと行けるのだろう。

覚悟を決めなければならない。

 

と言いながら覚悟が決まらず(笑)街中を彷徨っていたのだが、日ごろの滅私奉公が功を奏したのか、どうやら近頃の勤務評価が良いらしい。

さっそくナジャ社長に会うと、

相変わらず心霊現象的なモノに弱いらしく、

少し落ち着くまで待ってから詳しく話を聞くと、彼女は「迷路の騎士」に関係する話に振り回されているらしい。

(そう言えば、ナジャ社長は冥路の騎士を一度も見ていない気がするなぁと思いつつ、)

巷で噂らしい、冥路の騎士に関する

あることないことを聞いた。

皇都を騒がす噂話を放置する訳にもいかず、かと言って正規軍や不滅隊を動かす訳にもいかず、騎士に関する真相調査の依頼が傭兵会社にやってきたらしい。

そのような理由で、上等傭兵への昇格試験では「迷路の騎士」にまつわる噂の証拠を見つけなければならないのだった。

 

ちなみに、物語的に重要そうに思えるのは、ハザルム試験場の歪みに関わる「戦神の御守」のクエストと、

ナイズル島の歪みに関わる「アレキサンダー」のクエストだった。

うーん、どれを進めるべきか・・・。