Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

バストゥークミッション5-2「ザルカバードに眠る真実」

いつ見ても悲しい話なのだった。

 

バスミッションの続き。

次のミッションは、闇の王復活阻止のための、ズヴァール城単独潜入作戦。

展開がムチャクチャ早いのだけれど、三国の護符が破られてしまった以上は闇の王復活は秒読み段階であり、一刻も早く何らかの対処をしなければならない状況なのだった。

これまではナジ君に取り次いでもらっていたが、

作戦を秘密裏に行うため、大統領執務室へ直接出向くこととなった。

私室に通されて開口一番、大統領からは相当量の愚痴を聞かされた。

議会の承認はやはり得られず、大臣たちは静観を決め込んだらしい。

まだ年若いバストゥークと言う国は、才能ある者たちが自らの利益を求め切磋琢磨することにより成長してきた。伝統と格式を重んじ自縄自縛に陥る老いた王国や、宥和政策により自らを窮地に追い込む連邦国と異なり、その我武者羅で向こう見ずな若々しさこそが、この国を短期間で大国たらしめていた。

大統領「だがそれが闘争心ではなく保身につながったとき、この国はまったく機能しない。物を言う責任は問うても、物言わぬ責任を問わない・・・それがこの国の抱える病だ」

野心が保身に変わるとき、すなわち、この国の成り立ちを否定したとき、バストゥークと言う国はいずれ瓦解する。大統領は今回もそのことを痛感するとともに、どうする事もできない自身の不甲斐なさに苛まれていた。

だから、大統領は冒険者にこのミッションを託したのだった。

大統領「これだけは言っておく。・・・お前は英雄ではない。一介の冒険者だ。物言わぬ人々の代弁など必要ない」「利己的で構わん。自分の利益のためにミッションをこなしてくれ」

それこそが、バストゥークバストゥークたらしめるただ一つの流儀なのだから。

その経歴から北方に詳しいフォルカーが、今回もミッションの詳細について説明してくれた。

クォン大陸最北の地ザルカバード。闇の血族の本拠地であるそこには、20年前に連合軍が闇の王を葬ったズヴァール城がある。そこが目的地だ。

冒険者が為すべき目的は、闇の王復活の阻止。もし手遅れだった場合はその討伐。

隊長「20年前は私や工房長も戦い、そして暗黒騎士ザイドが闇の王を葬った」「今は君たち冒険者の時代だ。国を動けぬ我々に代わり、よろしく頼む」

ミッションの説明は以上だったが、フォルカーは最後に付け加える。

隊長「ザイドに会ったら、こう伝えておいてくれ。決着はついていない、早く帰って来い、と」

(銃士隊隊長を巡る、フォルカーとザイドとの確執だろうか?)

大統領の事はずいぶん見直したが(上から目線)、相変わらず一言多い。

 

ズヴァール城へはザルカバード経由で向かった。

一年を通して雪が消えない極寒の地であるが故に、陽が差す時間は貴重で美しい。

ここにもアーリマンが闊歩?しているのだけれど、レベル5石化を初めて使われた。おお、ラーニングと言えばこれじゃないか!

まあ覚えないんだけれども。

ズヴァール城内のアーリマンも使用してくるので、ラーニングに果敢に挑むもまったく覚えない。どーなってるのw

レベル5デスとかレベル3フレアとか、ラーニングの代名詞ではないのか。あと、臭い息とかホワイトウィンドとかマイティガードとかミサイルとか。

・・・ミサイル?

デーモン系からも技を受けたりしたが、どれも覚えない。

むしろ何を覚えるのかそろそろ知りたい(笑)

前世を含めて4度目の闇の王討伐にも関わらず徒歩を多用してるのはラーニングのためなのだけれど、そろそろ諦めて(笑)、MGSアイテムで先を急ぐことにした。

が、4度目にも関わらず道に迷った(笑)

ズヴァール城内郭。

城内の至る所に扉が設えられているため、ここからはMGSアイテムはあまり役に立たない。

扉を開けては小部屋に居るモンスターを倒して先へ進む。

そう言えばゴブリンパンチもラーニングの代名詞の一つだが、FF11 のゴブリンラッシュは覚えないっぽい。たぶん。

爆弾投げをムッチャ覚えたいけど、ダメなんだろうなぁ・・・。

隠し扉の先にゴブリンが1人待っていたりすると、むっちゃ強キャラ感がある(笑)

このあと普通に倒したけど。

内郭の地図は隠し扉を含めてキチンと描かれているので、ズームして確認しつつ進めば迷うことは無い(無い)。

そう言えばアーリマン系は「アイズオンミー」も使用してくるのだけれど、これもラーニングできない。たぶん。

あれほど苦しめられた技だから仕返しにむっちゃ使いたいんだけど・・・。主にラウバーン相手に。

くそーーーー、やっぱり覚えてない(笑)

なんて事をしていたらレベルが60になった。上げ過ぎた。

v60になってレベル5石化をラーニングするチャンスが再び巡ってきたわけだけれども、ラーニングする気配は全くなし。

なんだかんだでズヴァール城の最上層、天守閣に到着し、

最奥にある大扉を開く。

ここでイベントがなんだかんだとあった気がするのだけれども、

いきなりのボス戦。

思う存分やっちゃってください。と言うことでライオンIIとザイドIIをメンバに加えた(笑)

それにしても、ラスリゾ使用後のザイドのダメージが文字通り桁が違っていて凄い(小並感)

あと、ザイドIIはスタンも使ってくれた。

全然間に合ってないけど(笑) ナカーマ。

途中から物理無効状態になったけれども、

しばらく粘って、無効状態が解除されたタイミングで、

闇の王の真の力が解放される。

第二形態は範囲攻撃を連打してくるのだけれども、

道中でレベルを上げ過ぎたこともあり、ヒーラーの残MP的には余裕で撃破。

 

何度か書いたけれども、前世での闇の王討伐戦はLv55キャップ時代に行ったので、かなり接戦だった記憶がある。本当にギリギリで、いま思い出しても全滅しなかったのが不思議なくらいだった。

現世ほど情報が充実している時代では無かったので、いつものLSメンバが何処かから集めてきた情報を頼りにズヴァール城を攻略し、這うようにして王の間へ向かった。サンドリアから徒歩で向かったため攻略に何時間もかかる予定で、確か日曜日の夜に皆で集まって討伐に向かったと思う。素人だらけの1PTでは無理だったので、ヘルプのPTが随伴したのでは無かったか。

そして、当時のラスボス相当であった闇の王との戦い。戦い方もセオリーも攻略方法も分からず、ただ我武者羅に戦い、勝利した。撃破は日付が変わった後だった気もする。今はもう、その時の興奮だけが思い出として残っているだけだけれども。

闇王「この憎しみの炎の 消えぬかぎり、俺は決して・・・決して、倒れたりはせぬ! 何度でもよみがえる!」

膝をつきつつも怪気炎を上げる闇の王だったが、

ザイド「おまえは、闇の王など ではない! 思い出せ、自分の真の名を! ガルカの戦士、ラオグリム!」

闇の血族を追っていたザイドがその真実を口にすると、

闇の王の前に一人の女性の姿が浮かび上がり、

闇王「ラオ・・・、グリム・・・? ラオグリム!? う・・・、お、おお・・・!」

と苦悶の唸り声を上げる闇の王の姿が

虚空に消え、

ラオグリムがその姿を取り戻す。

種の記憶を引き継ぐ能力。その力を持つガルカは語り部と呼ばれていた。

ラオグリムは語り部として、遥か昔からガルカたちが経験し味わってきた数多の怒り、憎しみ、悲しみを背負い、

北の地で闇に囚われてしまったのだった。

だが、ラオグリムがすべてを語り終える前に、

冒険者の記憶は混濁する。

後で知ることになるが、ラオグリムはこの時、古代ジラート人の妄執から冒険者たちを逃そうと、

その身を盾にして、

愛しい女性の許へと還っていったのだった。

このようにして、伝説の一幕は終わり、

次の幕が上がったのだった。

ザイド達とはその場で別れた。

その後、ザイドは解説役(笑)として至るところに顔を出し、ライオンはジラートの野望を阻止するための「ノイズ」として母なるクリスタルの中に長く留まる事になるのだが、それは別の話なのだった。

報告に戻ると闇の王討伐についてシドやフォルカーにイジられたが、

大統領「闇の王が復活前に封じられたか、それとも復活して倒されたか、それはどちらでも良いことだ」

実務家の大統領はいかにも下らない話だと切り捨てつつ、結果を残した冒険者に対しては彼らしい労いの言葉を述べていた。

大統領「重要なのは、闇の血族の勢力拡大を 止めることができた、ということ。そして、それを行った者には報酬が必要ということ」

このようにして冒険者の実力が認められ、ランクは6になるのだった。

執務室を辞すと、シドがザイドについて語り掛けてきた。

ザイドが銃士隊を離れて各地を彷徨っていたのも、フェ・インに現れたのも、薄々闇の王の正体に気が付いていたからなのだろう、とシドは言う。

そして、フォルカーに対して闇の王の正体を伏せておくよう頼まれた。北の地でウルリッヒが行った凶行についても。

フォルカーはウルリッヒを尊敬しており、その叔父がラオグリムの死によって隊長に昇格したと陰口を言われる事に悩んでいたそうだ。そして、彼は今もそれを引きずり、ザイドとも何かの確執を抱えている。

補佐官とフォルカーがやってきたので、シドは話を切り上げる。

シドが大統領を推薦した件について補佐官は知りたがっていた。話を逸らす良いタイミングを得て、シドは15年前のパルブロ鉱山での事故について語り始めた。

事故の原因は火薬研究所にあり、シドは所長の任から降りることで責任を取ったようだが(そう言えば、大工房の2階でそんな話を聞いた気がする)、その後も政府は責任の擦り付け合いをしていたらしい。

にも関わらず、当時は新米官僚だった大統領は周囲の空気を読まずに、パルブロ鉱山を捨ててツェルーン鉱山の再開発を申し出たという。 

鉱山労働者を顧みないその案にシドは呆れたが、一方で、責任の擦り付け合いに終始する保守的な政府と異なり、鉱山の再開発に目線を据える革新的な官僚の姿を気に入ったらしい。それこそがバストゥークの流儀と言うことなのだろう。

シド「それに・・・あいつ、わかりやすいだろ? 想像がつかないか? あいつがその案を 提出したときの、功名心で必死な顔」

もしこの言葉をサンドリアの宰相が言えば「御しやすい人物」と言う意味に聞こえただろうが、シドのこの言葉は、つまり、「表裏が無い好ましい人物」と言っているように聞こえた。

このシドの評を聞き、若干コミュ症気味ではあるが大統領の言葉は信頼できる、そう思えるようになった。

このようにして慌ただしい旅は終わりを告げ、物語は次へと進むのだった。