Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

バストゥークミッション8-1「流砂の鎖」

謎は深まった!!としか言いようがないのだった。

 

途中のアクシデント(笑)のお陰で攻略に2日かかってしまった。

だが、それもまた冒険。

バスミッションの続き。

ミッションのタイトルのとおり、今回は「流砂洞」の調査が目的らしい。

ただ、なぜそこへ向かうのかが解らない。

守衛が言うように「流砂洞」のあるアルテパ砂漠はガルカの故郷だった地だ。「だった地」の表現のとおり、その地を追われたガルカがバスなどに定住して久しい。

ウェライの失踪が本人の意思だったことから、いま敢えてガルカを刺激する必要はない。せっかく騒動が沈静化したのだから、大統領には自ら火種を撒く考えは毛頭ないだろう。今のこのタイミングで行われる調査には疑問符が付く。

あれこれと理由を想像しながらアイアンイーターの許へ向かうと、フォルカーと引き合わされた。

・・・ああなるほど。

フォルカーに拠れば「ある1通の手紙」が届いたらしい。

その手紙には「古い歴史を紐解き 新しい歴史に踏み出す決意が必要な時に来ている。流砂洞の語り部の像の前にて冒険者を待つ」と書かれていた。これがこのミッションの理由であることは確定的に明らかだった。

隊長「差出人の名前は書いていない。けれど・・・・私がこの手紙を書いた男を間違えることはない。ザイドだ・・・」

そう言うフォルカーは、微妙に言い辛そうにしながら話を続ける。

隊長「できることならば 私自らが行きたいところだが、そうすれば きっと奴は姿を現さないだろう」

フォルカーとザイドの間にある確執が本人の口からも明らかにされたが、いったい何をどう拗らせるとそのような事態になるのだろう。まったく想像がつかない。

いい大人な二人が緩衝材として冒険者を使っている事には釈然としないが(コーネリアの爪の垢でも5kgほど飲めばいい)、さりとて「冒険者を待つ」と言われて向かわない訳にもいかない。

「流砂洞」へ向かうためにいったんラバオに向かい、

チョコボをレンタルして流砂洞を目指す。

行く先はピンと来ていた。

たしかこのマップの左下に祭壇様のモノがあったはずだ。

マーカーが残ってなかったけれど。

Lv65青。敵のレベルも丁度良く、目的地的には違和感はない。

ラーニングを目的として先々の敵にバトルを挑む。

が、アリは「妨害音波」を使ってくるのだった。忘れてた。範囲サイレスは相変わらずツラい。

「砂塵」や「磁鉄粉」、

「砂の呪縛」、

「スパイダーウェイブ」などの技を積極的?に喰らいながら奥地を目指した。

この迷宮の特徴は仕掛け扉だ。

確か前世では、複数人が乗らなければ扉を開けられなかった気がする。今世ではとあるアイテム(漬物石っぽいモノ 笑)を手に入れる事で、ソロでも開けられるようになっていた。

うーん、どこもかしこもアリだらけ。

慎重に、時に大胆に敵をリンクさせながら奥地へ進む。

結局リンクするんかーい。

最奥の部屋に辿り着くも、

開幕ファイガを喰らう。キツい。

狭い部屋のなかで「妨害電波」を喰らい、ヒーラーの回復が望めず死にそうになるの図。やばいぃぃぃいいいいい。

たまたまレジストしたのか、トリオン王子のケアルで死地を脱出する。ナイスケアル!

なんとか3匹のアリを倒せたが、

まあ、あれほど頑張ったのに青魔法は相変わらずラーニングしていない。良いんだけどね・・・。まあ・・・。

目的の場所、語り部の像。

もっと祭壇めいた?モノと認識していたが、思った以上にガルカの像がガッツリ立っていた(笑)

ザイドに会おうと気軽にチェックしたら「嫌な気配がした!」。

 

え?

まったく全然これっぽっちも予想していなかったボス戦。

うそーん。さっきそれっぽいのと戦ったじゃーん。

なんて思いつつアワアワしていたら開幕ガ系を喰らって結構ヤバい。

どんどん仲間が死んでいく。ヤバい。

そしてまさかの 全 滅。

まじで!?

ぬかった(笑)

仕方がないので、再度ラバオから語り部の像を目指す。

ボス戦の時点で Lv65⇒Lv67だったが、若干強いように感じたのでレベルを上げることにした。

ちな、盾はヴァレンラールに変更した。彼は敵がリンクした場合に範囲WS「ウリエルブレード」を積極的に使用してヘイトを稼いでくれるので、集団戦ではかなり頼りになるのだった。有能。

ナンダカンダして Lv70 まで上げた。

結構時間がかかり、この段階で2日目。

ボス部屋。

悪だくみしてそう。

最初の3匹は一掃して、いざ2度目のボス戦。

最初の標的は当然黒魔。

開幕ガ系はなかったが、アリ自体が硬いので黒魔と言えど倒すまで時間がかかり、戦闘中にガ系を撃たれる危険性は高い。気のせいか、攻撃による詠唱中断率も低い気がする(個人の感想です)。

次の標的は盾持ちのナイト。

これも硬い。ケアルを連打されるときつそうだったが、意外に好戦的で無事撃破。

ちな、黒魔は「魔術の泉」、ナイトは「インビンシブル」を使用してくる。白魔の「女神の祝福」が無いだけマシだけれど。

最後の標的は戦士。

マイティストライクを使用したのでジョブが判ったが、この状態で負ける気はしない。あれよあれよと無事撃破。

ヒーラーの残MP的にはレベルを上げ過ぎたかも知れない。1戦目は油断したのが敗因と言うことかな。たぶん。きっと。

ちな、これが語り部の像全景。

チェックをするとザイドがやってきた。

どうやら、これは数代前の語り部を象ったモノらしい。

黒マスク「語り部は、王であり、長者であり、預言者であった・・・。語り部にガルカの民は すべてを委ねた」「永遠の記憶があった訳ではない。たった200年ほどの記憶を持って 転生しただけの若いガルカにすべてを・・・」

ザイドは(仮面で見えないが)遠い目をしつつ噛み締めるように言葉を続けた。

黒マスク「この地を追われた後の ガルカの憎しみ、悲しみをその記憶の中で 受け止めたラオグリムの苦悩はいかばかりで あったかと私は思う・・・」

 

語り部は種の記憶を永遠に継いでいくのかと思っていたら、そうではなかった)

(それまでの語り部ではなく、なぜラオグリムが闇の王になったのか少し疑問だったが、ラオグリムが記憶していた200年はガルカにとって特に不幸な期間だったのだろう。そしてコーネリアの死が憎悪で我を忘れる引き金となった、それもまた不幸だった)

黒マスク「けれど・・・ そこから逃げる訳にはいかない。そこに立ち止まる訳にはいかない」

何かを決意したらしいザイドは冒険者に背を向け静かに語る。

黒マスク「この語り部の憎しみと悲しみの 輪廻の鎖を断ち切るためにも・・・我々は 語り部の真実に目を向けなければならない」

その言葉はいったい誰に向けたものだったのだろう。

黒マスク「このアルテパの歴史を 描いた壁画がある。そこで待つ。おまえにはバストゥークに持ち帰って ほしい言葉と記憶がある」

ザイドは次の指示を冒険者に告げ、こちらを振り返る事無く去っていった。

え? 続くの? と思いつつラバオからチョコボ

向かうべき場所は判っていて、西アルテパ砂漠の南西にある隠し通路?の先、

地図に無い遺跡、

そこから至る流砂洞なのだった。

なぜにこれほど詳細に記憶しているのか当人も当惑するのだが(笑)、たぶんジラートの石碑巡礼か何かの旅で相当迷わされたことから、脳のしわ、記憶の底に刻まれているのだと思う。

このマップはロの字の区画に続く西側通路に壁画があり、そこにある落とし穴からワープクリスタル(マップの左上)、更にボス部屋へ進めた気がする。

のだが、実は東側にも隠し通路があり、その先にも壁画がある。何かのクエストで向かい、落とし穴の先で死にそうになった気がする(笑) たしか NMツボ とのクエストバトルで。

どちらに行くべきか迷ったが、語り部の像が迷宮奥深くにあったように壁画も秘匿された方が正解に違いない、と優先度を定めた。

適度に敵と戦いながら、

仕掛け扉を開け、

マップ東に向かうと、

壁画とチェックポイントを発見した。

約束どおりザイドがやってくる。

今は砂地に沈む「流砂洞」と呼ばれるこの遺跡はわずか数世代前のガルカたちの都であり、遺跡の巨大さが示すとおり当時の彼らは栄華を誇っていた。

だが、この地にはもう一つの勢力が存在していた。

黒マスク「ガルカは、地下に眠っていた 種族、アンティカを呼び起こしてしまったのだ」

当初は攻勢を強めたガルカだったが次第に劣勢となる。繁殖力に勝るアンティカに比して、転生により種を継ぐガルカは次第に数を減じる事となり、やがてこの地を追われた。

黒マスク「ガルカは、死期を悟ると、高い山に登り、最期の時を迎える。そして新しい光に導かれ 新しい肉体を得て、自らの足で山を降りると いわれている」

それが転生の旅。ウェライが辿ったであろう道。

黒マスク「だが・・・誰もその真実を 目にしたものはいない。ただの伝承でしか ないのかもしれない」

黒マスク「転生の旅に出て、1年もたたないうちに、子供のガルカが自らの足で集落を訪れる、という事実だけ」

ガルカである彼は、ガルカとは何かを誰かに伝えようとしていた。

黒マスク「等しく彼らは、前世の記憶を 失っている。そう、たった1人・・・ 1世代にたった1人の例外を除いて・・・」

黒マスク「それが、語り部だ」

ガルカの転生と、その枠外に存在する語り部の存在。

黒マスク「語り部は・・・ガルカの長として君臨する」「誰よりも長い記憶をもつことから 生まれた必然ともいえる風習だ。その風習によりかかってガルカは生きてきた」

黒マスク「その風習は語り部に多くの 重圧を与えてきた・・・。その証拠として、今までの歴史上、1人として無事に転生を迎えた語り部はいない」

彼がこれらの事を調べ上げ、いまここでそれを明らかにする理由は明白だった。

黒マスク「そして・・・ある者は 種の抱える憎しみを、北の地での悲劇の結果 増幅させ、闇の王となった・・・」

黒マスク「いつまでもそんな鎖にしがみついて いることはないだろう・・・。しかし、その鎖から ガルカの民を解き放てるのは・・・他ならぬ 語り部しかいない、私はそう思っている」

彼は北の地で悟ったのだった。20年前にその手で倒した同胞の本当の苦しみを。その幻影が再び蘇ったあの時に。二度と繰り返してはならないと言う決意と共に。

黒マスク「おそらく今、語り部は 自らが立つことを決意しつつあるはずだ」

どのように知り得たのか、彼はグンパの苦悩を理解していた。

黒マスク「アイアンイーターには、その彼を見守るように、とだけ伝えてくれ」「その時がくれば、私も このガルカの呪縛を解き放つ役割から 離れることができる」

そしてその後は・・・。

一瞬言葉を飲み込んだザイドは、冒険者の眼を見据えながらバストゥークに向けた言葉を伝える。

黒マスク「お互いの思いを超えてヒュームと 向き合う時だ。私も・・・フォルカーと 会わなければならないだろう」

それは覚悟を決めた者の目だった。

鉄喰「ザイドはきっと 今はガルカの歴史の転換点にあると 考えているのだろう・・・。私もそう思っている」

ザイドの言葉を彼に伝えると、ガルカであるアイアンイーターもその考えに賛同していた。鉱山区で慌てふためくガルカたちを見て、彼にも何か思うところはあるのだろう。

鉄喰「しかし・・・ 語り部とは、いったい・・・ザイドは 語り部の出現を確信しているのか?」「それに、フォルカー隊長とは その後に会う、というのも気になる。隊長に何とお伝えすればいいか・・・」

まだグンパの苦悩を知らない彼は、フォルカーとザイドの確執についても知らないのだろうか。

いずれにせよ、カギを握るのはグンパの動向なのだろうと思い、今は大統領府を去る事にした。彼の言う「ゼプウェル島の調査」がどのように関わるのか不安に思いつつも。

 

長らく「闇の血族」を追って各地に顔を出しているものと思っていたが、ザイドの本意はガルカの民の「呪縛からの解放」にあったようだ。語り部に寄り掛かる今のガルカをその鎖から解き放つには「語り部の真実」を明らかにする必要がある、それがザイドの考えなのだろう。

これは冒険者の勝手な想像だったが・・・、

彼は師事するウェライからグンパの素性を知らされたのかもしれない。あるいは、ウェライと共に居る事で自然とグンパの悩みを知ったのかもしれない。次の語り部が生まれた年が水晶大戦であったことから逆算し、いつしか闇の王の正体に気づいたのかもしれない。

そして・・・、語り部として苦しむ同胞をその手で殺さざるを得なかった運命に、ガルカの民の呪縛に、その手でケリを付けようと思い至ったのかもしれない。

ラオグリムの鎮魂のために。

 

黒マスク「お互いの思いを超えてヒュームと 向き合う時だ」

ザイドの一言が冒険者の脳裏を何度も過ぎる。ヒュームとガルカの確執とは、どこまでに深刻なのだろうか。それに、彼が言う「語り部の真実」とは何なのだろうか。

ウィンダス生まれのタルタルにはまったく想像がつかない状況に、謎は深まるばかりなのだった・・・。