アルタナミッション2「はじまりの刻」その10
風光明媚な場所なのだった。
ジャグナー森林の続き。
前回は北東の出入り口(バタリア丘陵)から真っ直ぐに北の湖に向かったのだけれど、なんとか浦は森林の南東方向にあるはずなので、地形に沿って入り口が無いかを探す事にした。
さっそく検問所が見つかり、
カブトムシ地帯を抜けると
洞窟入り口があり、
エリアチェンジ。
意外にあっさりとブンカール浦に辿り着いた。
いったん街に戻って地図を買う。
あれほど大量にあった地図もとうとう残り1葉になった。おそらくウィンダス方面の新エリアだろう。
地図を手にブンカール浦へ戻る。
全体を見渡すと大きな〇が3つ連なったような地形になっており、ジャグナー森林には3カ所で繋がっているようだ。
地図中央の左にある出口前にワープ本が見える。まずはそこを目指す事にした。
普段ならばエリアチェンジ後に検問所がある記憶なのだが・・・いかにも禍々しい岩造りの防壁が建てられていた。
ん?と疑問符が浮かぶ。誰が建てたものなのだろう。
遠くには監視塔のようなモノが見える。
岩の防壁に面食らったが、人の手は入っているらしい。
が、塔に近づくと周辺に岩が積み重ねられていた。
塔の造形とは明らかに異なる岩組み。人とは異なる存在の臭いに警戒心が増す。
そろりそろりと奥へ進むと、
何者かの居住跡を見つける。
そこには人間用の数倍の大きさの椅子が据えられており、巨人族が居るのでは?と予想された。
地域的にはオークの可能性もあったが、彼らが岩を扱う憶えが無い。どちらかと言うとアトルガンに居たトロール族だろうか。バス方面にはサハギンが居たと言うから、アトルガンから遠征している可能性はある。かなりの遠路になるはずだが、「浦」ならば船が寄港することもできるだろう。
湖。
周辺を探索しつつワープ本を目指すも、
段差があり南下できない。
仕方がないので時計回りに地形を進んでワープ本を目指す事にした。
最初の広場を抜けると悠然とした景色が広がっていた。
どこまでも続く緑と広がる海の碧が目に心地よい。ふとルフェーゼ野を思い起こす。
その先には入り江を渡す巨大な橋がかかっていた。
橋自体は木製だけれど足場は石組で作られており、サンドリアかバストゥークによるモノと推察された。
欄干や床の一部は破損しており、ここでも戦いの傷跡が見られる。これだけの手をかけた地域がグロウベルグ同様に「元の世界」で不通なのが不可思議に思える。ここでも何かが起こるのだろうか。
橋の向こう側は Lv76青 から見て「とてとて」カニ地帯になっていた。
単体ならば戦えない訳ではないが、あまりに密集しすぎていてリンクが怖い。
恐る恐る近づいてノンアクティブな事を確認する。こわっ。
橋を振り返った図。
それにしても景色が良い。
奥に進むと赤いトラが居り、
この辺りに
石と木で作られた重厚な扉。
サイズ的に見て明らかに巨人族向けの扉を恐る恐る開くと、
その奥にはなぜかゴブリン。
彼こそが依頼先のゴブリンなのだった。
軍務大臣によれば代金は支払い済みのはずだったが、
ゴブ「シフート、ちょうたつ苦労した。もらった金貨、足りない」
と目前で駄々をこねられた。文句は大臣に言って欲しかったが、そのやり取りを待っていたらいつまで経ってもブツを受け取れない。
ゴブ「ノールの爪くれれば、シフート、わたす」
と言われたのでシブシブ依頼を受ける事にした。ただ、「ノール」が何なのかがそもそも判らない。念のために金庫を確認してもそれっぽいものはなく、〔S〕の世界に来てからこんな事ばかりだと途方に暮れる。
行ったり来たりが面倒なので、取りあえずワープ本までたどり着く事にしたのだが、ゴブの背後にあった
隠し通路の先が気になる。
そこは広場になっており、
慎重に先へ進むと巨大な人影がいくつか見えた。
ギガース。
予想通り、ここには巨人族が生息しているらしい。見た目から明らかなように、クフィム島やタブナジアに住まう巨人族と比較して装備が厚い。岩組みの簡易な建築技能も持っているようだから、派生した別種族なのかも知れない。
Lv76青から見て「つよ」前後の個体がここを支配しているようだった。
トラを引き連れたギガースも居た。
獣使い。つまり、ギガースもまた知能を持った獣人と言う事だ。サハギンと同様に水晶大戦に乗じてどこかから遠征しているのかも知れない。
広場の端からは灯台が見えた。
おそらく巨人族によって破壊されたであろう監視塔。
海路を通じ、ギガースたちはここからブンカール浦へ上陸しているのかも知れない。
巨人族に囲まれて退路を断たれたので、いったんデジョンで街に戻り、再びジャグナー森林に戻った。
ブンカール浦の地図を見るに、森林中央当たりにワープ本へ至る道があるように思えた。先ほどのルートとは異なるルートで入り口を見つけようと森林の探索を進めたのだが、
結果的には、
あちこちに
防壁が張り巡らされており、先へ進めない事が判った。
むうぅ、パシュハウ沼から北グスタへ抜けられなかったように、ジャグナー森林もブンカール浦を経由しなければ先に進めないと言う事か。面倒 大変だ。
結局ブンカール浦に戻り、ゴブの居た広場の先を目指す事になった。
なんだか行ったり来たりを繰り返している気がして気が滅入る。ただ、戦時下なのだから敵を疲弊させるべく進路を妨害するのは当然ではあり、この大変さ具合が人間側の前線維持に一役を買っている可能性はあり得た。つまり、なんだかんだ言っても仕方がない。
進路の途中で明らかに異質な構造物を見つけた。
獣人軍の旗?なのだろうか。夜間でも目に付くこのモノは、何かの目印にも思えるのだが・・・。
途中の広場からは
ゴブリンの姿が見られるようになった。
その先は
監視塔のある広場。
まずはワープ本を目指すため、あまり奥へは進まずに転進し、
滝などを眺めながら
ようやく
ワープ本に辿り着いた。
ワープ本のある広場には「ノール」が居た。
あのイヌ、と言うかオオカミ、がノールだった。
なるほどこの爪を手に入れればよいのかと思ったのだが、これがまったくドロップしない。
この広場にはノールが5匹ほど居り、順に倒して1分程待つとリポップする。なるほどなるほどアイテム入手のためにリポップも早いのだろうと思って30分ほどで6~7周、30~40体は倒したはずなのだがドロップの気配がない。
またドロップ沼か。
そう言えばゴブは「金貨が足りないから爪が欲しい」と言っていた。つまり、爪は相当な貴重品と言うことだ。これはちょっとキツイかも知れないな・・・と思いつつ、いったん帰路に就くことにした。
う~ん、なんだろう。流されるままに話を進めている感。一介の兵士見習いだから仕方が無いのか。