Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

踊り子AFクエスト2「追想のポリフォニー」その2

なんだか色々悲しい・・・と思うのだった。

 

ソロムグ〔S〕のヤグードは少しレベルが高く、諦めてメリファト山地〔S〕へやってきた。

あの、人の叡智を象徴するかのような城壁はここにはなく、なんだか見慣れた景色が眼前に広がる。

が、「元の世界」に比べると緑が若干豊かに感じる。

こんな木が「元の世界」にあったかなぁ・・・と観察していると遠方に見慣れないものが見えた。

ナニコレ。

ドラゴンボールでこんなモノを見た気がする。たしかナメック星で(笑)

近くには拠点があった。

背後にそびえる塔らしきモノはヤグード製に思われ、どこから見ても禍々しい。どうして獣人たちは嫌悪感を催すこのような建物が好きなのだろう。いや好きじゃないかも知れないけど。

美的感覚の相違に、獣人たちとは相容れない決定的な何かを感じてしまう。

目標はオズトロヤ城、その周辺に多数居るだろうヤグードだったのだけれど、近場から順当に探索を進めていたら

隠し通路があった。

んんんん・・・。確かに北西に洞窟があった気もするし、それはメリファト山地ではなくタロンギ渓谷だったような気もするし・・・と思いながら奥へ進むと

ヤグード製と思われる検問所?と扉があり、

カルゴナルゴ城砦〔S〕に出た。

マジか・・・。

慌ててて世界地図を広げた。

「ヤグード教団軍」と書かれた左の黄色印がオズトロヤ城、その西側がメリファト山地。「カルゴナルゴ城砦」はメリファトのほぼ南に位置しているように見えるのだけれど、北西からの道もあるようだ。

地図が無いので恐る恐る奥へ進む。

「タネ大砲」を使いそうなラフレシアがウロウロしているなか、

いた、ヤグードだ。

ソロムグに比べると若干レベルが低く、リンクさえ気を付ければ問題なく戦えそうだ。

が、ウロウロしているラフレシアが邪魔をする。

アクティブなので勝手に絡んでくるのが煩わしい。しかも多い。

適当な場所を見つけてヤグードを釣ってみたが、

ん? なにこのツノ。

「元の世界」でこんな姿のヤグードは見たことがないのだけれど、高々20年で何があったのだろうか。こういう種族? それとも飾り?

周辺を見るとツノの無いヤグードも居た。

なんだろう、カメが重装甲な事と同様に20年前のヤグードはファッションセンス(笑)が違ったのだろうか。

ヤグードを倒しつつ奥へ向かうも、

せっかく見つけたチェックポイントも、地図がなければ記せない事を初めて知って(当たりと言えば当たり前なんだけど)、

おとなしく地図を買いに街へ戻った。

あれほどあった地図もこれが最後かと思うと感慨深い。

ついでなので「元の世界」のソロムグ原野の

「禁断の口」へ向かったのだが、

反応しない。

大事なのでもう一度向きを変えてやってみたけれど(笑)、反応しない。

あれ? どういう事なんだろう。初めて「〔S〕の世界」へ行ったのはこの「口」なのにどうして反応しないのか・・・。

ひとしきりアーダコーダやって、

諦めてメリファト山地〔S〕へ戻った。

のだけれど、「カルゴナルゴ城砦〔S〕」ではなく「オズトロヤ城〔S〕」へ向かった(笑)

せっかく地図は買ったのだけれど、オズトロヤ城前にワープ本があるのでそちらを優先したのだった。特に意味は無いけど。

「メリファト山地〔S〕」側にある「禁断の口」から、

「純白の羽根」をかざして

「メリファト山地〔元〕」側の「禁断の口」を開通させた。

うーん、ソロムグの口も〔S〕側から開通しないとダメなのかもね。すんごい面倒そうなのだけれど。たぶんガルレージュ要塞経由になるんじゃないかな・・・。

「聖地ジ・タ」へ通じる道は、

当然のように塞がれていた。

途中で謎の建物(ナメック星っぽくない)を見つけたりしながら、

オズトロヤ城へ向かったのだけれど、

カルゴナルゴに比べてレベルが高い。

しまった・・・失敗した・・・。

全然攻撃が当たらないのでスシを食べつつ、

なんだか良く解らないアイテムを拾いつつ、

片っ端からヤグードと戦闘しながらオズトロヤ城を目指した。

珍しいアイテムをドロップしたりもするので、これはこれで良いなーと思いながら、

更に進む。

でも、召喚ヤグードはヤバそうなので避けた。

城門前のワープ本でセーブをして、

レベルも上がってようやく戦闘が少し楽になり始めた頃に、

ヤグードグルーを手に入れた。

ヤグードは10~15体くらい倒しただろうか。諦めてカルゴナルゴへ向かおうかと迷っている最中だった。

接着剤を片手に喜び勇んでジャグナー森林へ向かったのだけれど、

あれ? これどうすれば良いの??

取りあえず前回と同じチェックポイントにグルーをトレードしたら、

吟遊詩人がやってきた。

なんでよw

詩人「直ったぞ!」(キリッ

壊れた楽器が本当に直ったのかを確かめるためだろう、詩人はその場で笛を吹き始め、

その完璧な音色に思わず身体が動き出す。

ジャンプの高さは自分でも驚くほどで、これが詩人とのコラボレーションなのだと実感した。

詩人「そういえば、以前ここで、小さな踊り子に会ったっけ」

踊りを見た詩人はライラの事を思い出していた。

詩人「ダンスが楽しくて仕方ない、という様子だった。かくありたいものだと思わされました・・・」

楽器が手元に戻って安心したのだろうか、詩人は自分の事を意気揚々と語り出した。

詩人「私も戦争が終わったら、サーカス一座を組んで、旅ゆく先々で あんなふうに人々と楽しさを分かちあえたら、と思っているんです」

詩人「この石は、そのときここで 拾ったものです。この光る石を見ながら、私はそう決心したんですよ」

そう言って懐から何かを取り出した詩人は一転して訝し気な顔をする。

詩人「・・・あれ? おかしいな。このあいだまでは光っていたんだけど」

ただ、次の瞬間には「やっぱりあの噂は本当だったんだな」と、何やら納得した様子でいた。

気になったので噂について尋ねると、

詩人「この石は、ふたつでひと組になっているらしいんです。なんでも、片割れの石が近くにないと 光を失ってしまうらしいですよ」

おとぎ話めいた話ではあったけれど、そこは職業柄なのだろう。本当かどうか判らないその不思議な話を、伝承を語り継ぐ吟遊詩人はいかにも当然事のように口にしていた。その逸話自体を彼は楽しんでいるのかも知れない。

詩人「ああ、私はもう行かなくては・・・」

そう言うと彼は、現れた時と同様に音もなく森の奥へと消えていった。

ライラの許へ戻った。

踊った。

ライラ「・・・!」

一瞬険しい顔をしたかと思うと、ライラはぱっと華やいだ笑顔を見せる。

ライラ「どうしたのさ! あんたのダンス、見違えたようによくなってるよ」

そして隠していた左手から何かを取り出すと、

ライラ「そろそろ、こいつを受け取ってもいい時期だ。その調子でがんばりな」

冒険者を手放しで褒めてくれた。ようやく、踊り子の何かが見えてきたような気がした。

ライラ「・・・しかしまぁ、よくもここまで踊り子らしくなったもんだねぇ」「あんたが星くず石を持ってきて、・・・どうしようかと思ったけれど・・・」「立派な素質があったんだねぇ」

何やら聞き捨てならない事を言われた気がしたけれど、気分が良くて気にならない(笑)

ライラ「・・・そうそう、だけどあの石は、実はもう光らなくなってしまったんだ」

偶然ではあったけれど、ライラは詩人と同じく「光らない石」の話を始めていた。

ライラ「私が昔から持っている石も、しばらくして光が消えちまったんだ。ほら・・・」

そう言って懐から取り出した石は、

淡い光を放っていた。

ライラ「!?」

男「ブリリオート舞踏団の みなさんですね。あいさつに伺いました」

ライラが何かを言おうとしたその時、どこからか現れた男がそう声をかけた。

ライラ「バ、バレリアーノ・・・!」

バレリ「・・・ん? ライラ!? やっぱり、君だったのか!」

バレリアーノのその言葉に団員ミスラが喰いつく。

ミスラ「団長、知り合いなの?」

ライラ「・・・いや、知らないね」

素っ気無く答えるライラにバレリアーノは驚きを隠せない。

バレリ「ほら、10年前・・・君は 私の一座に入りたいといってきただろう?」

ミスラ「団長がバレリアーノ一座に!?」「ほ、本当ですか・・・?」

10年前を覚えているバレリアーノに観念したのだろう、

ライラ「・・・ああ、そうさ」

ライラはまたも素っ気無くそれだけを答えていた。

バレリ「いやぁ、立派になって!」「私があのとき 君の申し出を断ったのは間違っていなかったな。君は、こんなに素晴らしい舞踏団を作り上げたのだから・・・」

微妙な雰囲気のライラに気づかないのだろうか。バレリアーノのは一人盛り上がり、

「また君のダンスを 見たいと思っていたんだ。今度ゆっくり拝見させてもらうよ」

と言うと、軽い足取りで一座の前を辞していた。

明らかに気分を害しているらしいライラに団員ミスラはおずおずと問いかける。

ミスラ「あの人の勘違いですよね? いまの話・・・」

ライラ「・・・本当だよ」

またも素っ気無く返すライラだったが、とうとう堪えきれなくなったのか、誰と目を合わせることなく吐き捨てるように言葉を継いだ。

ライラ「だけど 『また君のダンスを見たい』だなんて、よく言えたもんだ・・・。私のダンスを見もしなかったくせに・・・」

ミスラ「ええっ!?」

10年前のライラは、母の主催する舞台の花形に選ばれ踊り子としての絶頂期を迎えていた。

だが、彼女はバレリアーノ一座に出会ってしまった。

子供から大人まで誰をも魅了する大サーカス。

ライラ「私は、初めて観たサーカスに すっかり心を奪われてしまったんだ・・・」

居ても立ってもいられなかった彼女は、街を去ろうとする一座の門戸を叩く。

ライラ「あなたたちの芸、見させてもらったわ。とても素晴らしかった!」

バレリ「それは、よかった。どうもありがとう」

ライラ「それで、決めたの。私、あなたの一座に入らせていただくわ」

バレリ「えっ?」

ライラ「私のダンスを あなたたちの一座に加えれば、もっと素晴らしいものができると思うの!」

絶頂期にある自分の芸があれば、大サーカス団の人気を更に高められる。その自信と自負に溢れるライラの言葉に、

バレリ「君を 一座に入れるわけにはいかない」

バレリアーノは冷めた言葉を返していた。

ライラ「な、なにを言ってるの!?」「私のダンスを見てちょうだい! あなたも一目見れば、私の実力を・・・」

だが、バレリアーノは揺るがない。

バレリ「その必要はないよ。もう私の心は決まっている。すまない・・・」

唖然とするライラを一人残して、一座は街を後にした。

ライラ「天幕の火事がもとで」「彼のサーカスが 焼けてしまったことには心から同情するよ」

ぶっきらぼうにそう言うライラは、爆発寸前の花火のような気配を漂わせていた。

ライラ「だけど、一座に入るのを断られたあのときのことは いまでも忘れていないよ」

ライラ「バレリアーノに負けないように、ここまでやってきたんだ」

もしその怒りと羞恥が彼女を突き動かしてきたのだとしたら、なんて悲しい話なのだろうと冒険者は思った。

ライラ「だから、私が育てあげた このブリリオート舞踏団・・・ 星くずのようにきらめく あんたたち踊り子は、私の誇りなんだよ」

ダンスが楽しくて仕方が無かったライラ。人々と楽しさを分かち合うことが母の教えだと言っていたライラ。

終着点がこの場所なのだと、彼女は本気で思っているのだろうか。

踊り子脚AF「ダンサータイツ」。

スクショを日記に張り付けつつ感じるのは、撮る場所を間違えたと言う後悔。ライラと比べたこの足の長さの違いが・・・(涙 

CHRブーストが高くて踊り子向け装備として有用だし、なにより命中ブーストが助かる。相変わらず脚装備で命中が上がる理由が判らないけれど(笑) 敵の動きに合わせて軽やかに動くことで攻撃が当たりやすくなるとか? 適当だけど。

 

武器を含めた AF は6種あり、クエストで得られるのはそのうちの3つ。残りは仕立て屋などで手に入れられるはずなのだけれど、

どこで手に入るのだろうと思いながら周囲に尋ねたら

バストゥークの仕立て屋から入手できるらしい。

からくり士、青魔道士の例に倣えば仕立てにはそれなりの時間がかかるはずなのだけれど、いったん次回に持ち越す事にした。

それにしても、団員ガルカがオネェ言葉なことにちょっと驚いた(笑)