ウィンダスミッション2-3「三大強国」その3 続サンドリア編

あの問題が三度．

ゲルスバ野営陣は東ロンフォールの北東に位置する．

野営陣の入り口に近づくにつれ雰囲気が一変し，防御柵や幟が視界を占めるようになる．ゲルスバ野営陣はオークの前線基地だ．オークの残虐性から考えると，幟の替わりに生首が掲げられていてもおかしくない雰囲気だ．

野営陣は山間部に作られており，細い道で繋がるいくつもの広場で構成されている．

パッと見単純な構造に見えるが，見通しが悪いので迷いやすく注意が必要だ．少なくとも私は．

サンドリア宰相ハルヴァーは，ゲルスバを横切る川の東に集落があると言っていた．山間部の高低差を活かした見通しの良い場所．遠くに見えるあの高台が目的地だろう．

各広場には防御目的の柵が設けられ，多数のオークがその中で生活している．互いの距離が近いので，下手に突っ込むとタコ殴りに合いそうだ．

池があったので釣りをしてみた．・・・まだ釣れないっぽい．

ライオン曰く，最近のオークは高度な武装をするようになったらしいが，この通称「戦車」がその一つだろう．単品で見るとそれほどでもないが，隊列を組んで攻めてきたら脅威に見えなくもない．とは言えオンボロ感は否めない．オンボロって久しぶりな言葉だ．

火炎放射のような技を使ってきた憶えがあるが，木製の本体に引火しないのだろうかと毎回気になったりもする．三本指がクルクルと回る様がダメロボットっぽくて，見慣れてくると意外とかわいい奴に思えてくる．ちょいカエルっぽいデザインだ．

場所によっては吊り橋がかかっている．こんなものをこんな場所に設えられるオークはもともと知能が高いのかもしれない，と思ったりもする．相当な技術と労力だ．ライオンが言う「最近」がいつからなのか分からないが，それより前からこの野営陣は存在するのではないか．

目的の高台に到着するが・・・しまった，レベルを上げ過ぎたっぽい．周囲の敵が皆「楽」以下だ．またか．

ボス発見．

本陣っぽい赤い建物に居るかと思ったら外に居たｗ ボスなのに結構自由人だな．NMなので強さは分からないが，周囲の敵の強さから推して知るべしだろう．

と言うことで，特に策もなく突っ込んであっけなく撃破．周囲のオークがリンクしてしまったが「楽」以下なので脅威にならないのだった．

ボス撃破をウィンダス領事館へ報告する．「残るはバストゥークだけですね」と言われるが・・・これで終わり？ 更に何かあるかと思っていたので拍子抜けしてしまった．昔の記憶が無いのもこの呆気なさのお陰か．

最近のオークすごくね？⇒ボス倒してきて！⇒やったぜ！！，と言う一連の流れがイマイチ理解できないのだが，今回の討伐で何か分かったのだろうか．あるいは何かを阻止できたのだろうか．

ハルヴァーに会ったりしても進展がないので，納得ができないながらもバストゥークへ向かうことにする．

バストゥークを目指し，いったんセルビナへワープする．

今日のバルクルム砂漠は快晴で白い砂浜が眩しい．バルクルムと言うとこの南国リゾート風な景色をまず思い浮かべる．海岸に近づくとゴブリンやらがウロウロしてるけれど．

Lv17前後から見ると，バルクルムのモンスターが経験値稼ぎに丁度良いのだった．折角なので，防御力は高いが変な技を使わない蟹を中心に美味しく頂く．

いつまで経験値を稼いでいるのかって感じだが，夜になると砂丘のいくつかの場所にグールという名のガイコツが現れる．

セルビナでのサポジョブクエではグールが落とすアイテムが必要なのだが，深夜にならないと出現しないこと，出現場所と数が限られていることから，往時はこの敵を巡ってし烈な取り合いが発生していた．Vana'dealの1日＝リアル1時間弱のため，アイテムが出なければ次の夜まで40分程度の待ち時間が発生するのが何気に辛かった．昼間は経験値稼ぎに蟹を狩るのだが，蟹は蟹で別の必要アイテムをドロップするという地獄絵図．

グールからのドロップ率は良く分からないが，少ない敵が稀に落とすアイテムをPT6人で取り合うのだから，いつまで経ってもサポジョブが取れないのも良くあることで，長時間に及ぶPTプレイの末に寝落ちする人が少なからず居た．少なくとも私が加わった野良PTでは．

片手剣のウェポンスキル（WS）でヴァレンラールと技連携できるようになってきたので，WSを撃ちつつ魔法も唱えられる赤魔を活かして「マジックバースト」も積極的に狙うようにする．

マジックバースト（MB）は魔法版の技連携で，WSによる連携に合わせた属性魔法をタイミングよく唱えることで，魔法ダメージ＋追加ダメージが狙える仕組みだ．魔法は必中だがレジストの概念があり，レジストされるとダメージや効果が半減されてしまう．MBの際はレジスト率が大幅に下がり魔法ダメージ自体も通りやすくなるため，敵のHPを削る手段として機会があれば積極的に狙いたい．

スクショの場合，「レッドロータス（私）」⇒「ファストブレード（ヴァレンラール）」で切断属性の技連携が発生したので，対応する土属性の「ストーン（私）」を唱えてMBを発生させた．魔法は技連携のエフェクトが発生してから唱えればよく，少し間を置く点は技連携と同じだ．低レベル帯は敵のHPも少なく技連携だけで死んでしまう場合もあるので，MBまで成功すると何気に嬉しい（笑） 

アドリブでやるのは大変だが，PTを組んだ際には事前に技連携を決めたりするので，対応する属性魔法さえ踏まえておけば慌てることはない．ただ，MBを狙うために回復が疎かになる，ダメージを与え過ぎたが殺しきれなくてヘイトを集めてしまう，などと事故を誘発しやすい場合もあるので，状況判断は必要だ．

セルビナからバストゥーク方面へはちょっとした洞窟を通るが，確かここにはアクティブなコウモリが居て，一人歩きのプレイヤが絡まれることが良くあった．まだ居るかも知れないが，レベルが上がり過ぎたのかコウモリに絡まれることは無く，判別はできなかった．

砂漠を抜けるとコンシュタット高地に至る．バストゥークはコンシュタットの更に南にある．

サンドリア側のラテーヌ高原のような雰囲気の高地だが，ラテーヌほど木々は無い．風車が並び立っている点が大きな違いで，こう言った機械的な人工物を得意とするバストゥークが近いことを予感させる．サンドリアは木，バストゥークは石というイメージだろうか．

北グスタベルグ．

ウィンダスにおけるサルタバルタ，サンドリアにおけるロンフォールと同じ位置づけの，バストゥークにおける都市辺縁地域だ．コンシュタット高地を抜けると辿り着く．

ウィンダスやサンドリアとの大きな差は見ての通りで，緑あふれるそれらと異なり荒涼とした地が広がっている．通常のRPGならば，平和で緑豊かな風景から徐々に荒れ果てた地⇒禍々しい魔王城のように風景が変遷していくのだろうが，バストゥークで始めたときは街から出た光景がこれだったので驚いた記憶がある．

もともと鉱山街から発展したはずのバストゥークであるから，周囲は鉱石を産出する裸の山々に囲まれていて当然なのだが，生気の乏しい風景は若干抵抗があった．ただ，夕日を照り返す山々は美しく，少し侘しい山の頂で一人焚火をしながら夜を迎えたりするのも，それはそれでありかなと思ったこともある．

北グスタベルグにアウトポストがあり，教練本からワープができるので今日はここまでとした．砂丘でのレベル上げを頑張りすぎた（笑）

赤魔がLv25がを越えたのでシェードハーネス一式に着替えた．

ボーンハーネスに比べて装飾が細かくなり，また，マスクではなくティアラになった．パッツンラブ．