Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

アルタナミッション7「紫電、劈く」その2

四天王っぽいのキタ!とワクワクするだった。

 

避難民を誘導するはずのオドラールを追うと、

見知らぬ場所に辿り着いていた。

リリゼット「・・・なんか ずいぶん寂しいとこね・・・」

ポーシャ「・・・オドラールさん 村人の皆さんはどこに?」

怪訝に思う踊り子たちが口々に疑問を呈するも彼からの返答は無く、

リリゼット「・・・なんとか 言ったらどうなのよ?」

無反応に業を煮やしたリリゼットが怒りを込めてそう迫っても、

なおも反応を示さない。

どう考えても怪しい態度に危険を察知した二人は

リリゼット「ポーシャ、戻ろう!」

と手を取り合いながら踵を返すが(冒険者も仲間に入れて欲しい)、

すでに退路は断たれていた。

リリゼット「こいつら!?」

気が付けば三方を塞がれ他方は崖。

闇の王親衛隊を従えたオドラールから、その罠から、もはや逃れる術は無かった。

オドラール「・・・くくく」「・・・・お気に召さなかったかな? 確かに、レディたちをお迎えするには 少々不躾で、殺風景な場所ではあるが・・・」

ようやく口を開いたオドラール慇懃無礼な言葉で踊り子たちをもてなした。

リリゼット「ふ~ん、そういうこと・・・」

その不遜な態度に舞姫たちは怒りを隠さない。

リリゼット「上等よッ!」

そう言いうや否や腰の得物を一気に引き抜くと、慣れた手つきで剣を構えながら勢いよく名乗りを上げる。

リリゼット「マヤコフのトップスター リリゼット様が直々に、お相手してやるわ。ありがたく思いなさいっ!」

ポーシャがそうであるように、リリゼットもまた武踊を嗜む戦姫、剣の舞姫なのだった。

だが、そこに一陣の風のごとく

ラジュリーズ男爵が駆けつける。

(おおぉぉシールドバッシュ!かっこヨ!!)

瞬く間に悪魔を屠った彼は、手にした槍を構えて地面へと一気に突き立てると、

その反動で高々と空へと舞い上がり、

もう一体の身体も易々と貫いていた。

(おおぉぉ理想的なジャンプ!かっこヨ!!)

ポーシャ「・・・ラジュリースさま!」

その姿に見惚れたポーシャは思わず男爵の名を口にしていた。

(喜ぶリリゼットかわヨ~)

彼女の声を聞いたラジュリースは一瞬「にやり」と口角を上げると、

抜刀しながら一瞬でオドラールとの距離を詰める!

ラジュ「変だと思ったんだ。お前、茜隼隊の者にしちゃあ、行儀が良すぎらぁ」

軽口を叩きながらも彼は鋭い目つきでオドラールを見据える。

剣と小手を交えたまま身動きすらしない彼らだったが、その実、物凄い力で互いを押し戻し合う。ギリギリと刃が鳴るほどの拮抗のなか、次の一手を読み合う二人。

だが、ラジュリースは目の前の敵に集中しすぎていた。

いや、そうしなければならないほどの敵をラジュリースは相手にしていた。

リリゼット「!?」

リリゼットが気づいた時にはすでに遅く、

???「ばーん♪」

何者かが遥か遠方からラジュリースを狙撃していた。

その指先から放たれた魔力の塊は、

まるで吸い込まれるようにしてラジュリース男爵の胸を貫く!

堪らず地に伏せる男爵。

その様を見ながら、さながらガンマンのように振舞う青い影。

ポーシャ「ラジュリースさまっ!!」

一瞬の出来事にも関わらず、ポーシャすぐさま男爵の許へ駆け寄っていた。

身をもがく彼は一命を取り留めたように見えたが、胸のあたりにわだかまる青い霧が男爵を苛んでいた。声を出す余裕すらない。身を捩り立ちあがれずにいるその様に、重傷を覚悟しなければならなかった。

いつの間にあの「ガンマン」はやってきたのだろう。

オドラール「アクウィラ・・・遅かったな」

アクウィラ「ご~めん、ごめん! 道に迷っちゃってさぁ~」

苦しむ男爵の事など意に介さない二人の態度にリリゼットの怒りが沸騰する。

リリゼット「・・・なんなのよ、あんたたち!?」

オドラール「・・・これは、これは。私としたことが、失礼した」

慇懃無礼な態度を改めないオドラールは平然とした口調のまま

オドラール「私は、リリス様直属、冥護四衆がひとり」

と意味不明なことを言うや否や・・・突然、青い炎でその身を包む。

リリゼット「!?」

ポーシャ「なっ!」

思わぬ展開に顔を見合わす舞姫たち。

驚くべきことに、青い炎に身を焼かれたはずの男は・・・青い礼服の死者に様変わりしていた。

オドラール「錆鷹騎士隊隊長、オドラール・・・」

改めて名乗るその男の隣で、ガンマンの形(なり)をしたあの女もまた名乗りを上げた。

アクウィラ「同じく 骸龍親衛隊隊長、アクウィラだよ。よろしく~!」

唖然とする舞姫たちを前にして、オドラールは一層意味不明なことを口にする。

オドラール「我らが偉大なる指導者、レディ・リリスの御命により 玉体のお迎えに参上したが・・・」

オドラール「とんだ護衛を つけられておいでのようだ」

冒険者を一瞬見やった二人?はひとしきり役割分担について揉めたあと、

「とんだ護衛」の相手をアクウィラが務める事になったらしい。

アクウィラ「きみきみ、よそ見してる場合じゃないよ~」

と言った彼女が奇妙な踊りを始めると、

アクウィラ「・・・おいで! ガラリグ!!」

足元に開いた異界の門よりドラゴンが這い出してきていた。

と言うところでイベント終了 & バトルフィールド突入。Lv72踊。

門の先は新たなバトルフィールドらしく、

呪術めいた意匠の柱と旗に囲われた、少し手狭な広場の片隅に

ガラリグが1体のみ。

どこかからアクウィラが狙撃してくるのでは?と思いつつバトルを開始。

日記を書くためにスクショを見直して気づいたのだけれど、ガラリグがたまに「ボワボワッ」と何かの力を溜める?ような素振りをするのは、

たぶんブレス属性を変えているのではなかろうか。

もしかして本体の属性も変わっているのかも? 分からないけど。

周囲の敵に合わせて Lv72 まで上げたけれど、対ボス戦としては若干上げ過ぎた感。

一生懸命にブレス属性を変えてもダメージはさほど高くなく(悲しい)、どちらかと言うと全体攻撃の「ヘビーストンプ」(範囲物理ダメージ+麻痺)や

「ボディプレス」(範囲物理ダメージ)の方が脅威だった。

が、対策を考える間も無く撃破。

死してなお吐くポイズンブレスが物悲しい。

しかもダメージ0。

・・・合掌。

 

(つづく)