プロマシアミッション8-3「天使たちの抗い」
この扉は何回通る事になるのだろう・・・と諦め気分に浸るのだった.
ジラート姫による愛ゆえの悲劇だった.「虚ろの器」によってクリュー人の心から取り除かれた膨大な量の「闇」は,「世界の終わりに来る者」を凌ぐ「完全なる闇」となり男神復活への足がかりとなってしまった.クリスタルの戦士すら壊せない「闇」は「生」と「死」の「循環」から切り離すしかない.クリュー人セルテウスはその身を投げ出し,フェニックスの半身を借りて「生」と「死」を超越した存在として「闇」をその身に封じる.だが,「男神の器」の復活が全てを狂わせる.人間に残された最後の手は,ジラート姫の命と引き換えた「器」の封印.ナグモラーダの野望は遥か 1 万年前に潰えていたのだった.
フ・ゾイの王宮 1 階の「神の扉」が,セルテウスの手によって解放された.
セルテウスによれば,「完全なる闇」と戦うためには,この先にある 5 つの塔で「最も深く宿している闇」をクリスタルの光で照らさねばならない.冒険者の持つ光の力の不完全さでは「完全」には敵わないと言うことだろう.
そう言えば,神都アル・タユに着いた際にナグモラーダから「ホラの輝き」を奪われていた.あれを取り返せば良いのでは?と思ったが,取り戻し方が分からない事に気付く.アミュレットをかざせばギュギュギュギューンと吸い取れるのだろうか? そもそもアミュレットはプリッシュが持って行ってしまったのだから,今更どうしようもないが.
具体的に塔へ行って何をすれば良いのか分からないが,とにかく「塔へ向かえば良い」と理解して扉を開いた.
ら,扉の向こうにはプリッシュが居た.プロマシア調査隊(仮)のメンバが何処に居るのか分からないらしい.
そう言えば「神の扉」の前で待っていると言っていたのに,ウルミア嬢の姿が見えない.
プリッシュからは「なんだよ,まったく! 先に行っちまったみてぇだ! ウルミアまで,ひでぇと思わねぇか?」なんて言われるが,今まで何度も冒険者を置き去りにしてきたのは誰なのかと,胸に手を当てて小一時間考えて欲しいと思う.
不意にプリッシュは気付く.
プ「なんか声が聞こえるって言ってた?」「やべェぞ!みんな,あれが聞こえててたのか!? すぐに追いかけネェと!!!」
まぁ冒険者には聞こえてないですが.やっぱり肉の塊がモーンモーンって呻き声をあげているのかなぁ・・・ 嫌だなぁ・・・
仲間を追いかけるからと「自分で塔をまわっておいてくれ!」と言われる.
相変わらずのイノシシだ(笑)
こうして,プリッシュからアミュレットを受け取る.
セルテウスのアミュレットの光が弱まっていたのは,それを通じて冒険者に光をため込み,壊れかけていたからだろうか.プリッシュのアミュレットは,持っていると不思議な気持ちになるらしい.プリッシュと心が通じた状態なのかもしれない.
アミュレットを持ってナグモラーダの許へ向かうかどうか迷うが,あそこまで戻るのが面倒なので プリッシュとセルテウスの言う事なので,塔を攻略する事にした.
それにしても,ラストダンジョンで塔を攻めるって FF3 のクリスタルタワーかな.各塔の頂上には中ボスが待っている・・・とか?? 取り合えず長そう.
Oh...
地図屋で地図を買い,
もう一度神の扉を潜る.
地図を開くと・・・思わずニヤリとしてしまうこの複雑さ.
FF14 根性版の森(名前を忘れた)のマップを思い出してしまった.
「ル・メトの園」と言う場所だが,何が「園」なのかは良く分からない.周囲を見渡してみるが,内装の見た目は「フ・ゾイの王宮」とさして変わらない気がする.
あーもしかして,塔が 5 本立つその外観を花に見立てて「園」と呼んでいるのかな.ジラートの王が住まう王宮だから,洒落た名前を付けてもおかしくはない.
生息するモンスターも「フ・ゾイの王宮」と変わらないように見えた.
少し敵のレベルが上がるのかも?と思っていたが,それも変わらないっぽい.
せっかくなので経験値稼ぎをしようと着替えてきた(笑)
塔を攻略する前に何度行き来すれば良いのか.
「園」にいる敵は Lv70 暗からみて「とてとて+」.
思った通りオイシイ頃合いだ.
「フ・ゾイの王宮」に倣って(?)南東部から攻める事にした.
いつも通り意味はない.そしてだいたい勘は外れる(笑)
南東部区画中央は吹き抜けだった.こっわ.
古代人に安全柵と言う概念は無いのかと小一時間聞きたい.
見上げたところ.
数えると少なくとも 6 層あるが,もっと先は霞んで見えないだけかもしれない.
転移装置がマジメに 1 階ずつ移動するモノとは限らないから,全ての階層を移動しなくても良いのかも知れない.良いのではないだろうか.いや良いんじゃないかな.良いとよいだろう.良いとよいな.良くあって欲しい.
基本的には,出会ったアクティブな敵を殲滅しながら先へ進む.
さすがに「とてとて+」戦は全力戦闘にならざるを得ず,こまめに休憩を入れながら先を目指すことになる.
「フ・ゾイの王宮」もそうだったが,防衛任務からか,この建物に居る敵は密集することなく互いに離れた位置にいる事が多い.そのため,戦闘中にリンクしたり気付かないうちに後ろから殴られる事はほとんどなく,その点ではかなり安全に経験値が稼げる場所と言えた.
そんなこんなで経験値を稼ぎ,レベルを上げていった.
「ル・メトの園」1 階南東部の
転移装置から,
2 階に上がる.
ここから,各塔毎に区画が完全に分かれることになった.各塔を回るには,いったん 1 階まで降りて塔間を移動しなければならない.
たいへんだなー(棒)
やる事は変わらず,敵を倒しながら
転移装置に向かい,
次の階でも同様の事を繰り返す.
分岐が少ない分,チェックポイントを探してウロウロする手間が少なくなり,探索自体はかなりお気楽に進められた.
塔 3 階に来て少し地形が変わった.
ゴールボールが人型に変形するようにもなった.
魔法詠唱時に FF11 固有のポーズを取る(伸ばした右手をグルリと時計回りに挙げる)のが少し面白い.トリオン王子とたまたまシンクロしてる.
ゴールボールが鳥・蜘蛛・人間を模倣する意味を少し考えてみたが,良く分からなかった.例えば,飛ぶもの,這うもの,歩くものとすると,今後模倣しそうな敵としては・・・泳ぐもの=サカナとか? 転がるもの=ダンゴムシとか? 跳ねるもの=カンガルーとか?
小学生の発想かな.
扉の前に並ぶ「とてとて+」な花瓶 2 体と同時に戦うのは無理なので,エイヤと魔法で釣ってみた.
リンクしなかった.せーーーーーーーーーーーーーーふ!
「反応炉重荷」
花瓶周辺に浮かんだ「輪っか」を振り回す範囲攻撃なのだが,
ダメージが痛いうえに静寂付与効果があって非常にウザい.
しかも効果時間が 1 分程度と微妙に長い.
クピピ殿が巻き込まれて回復が間に合わなくなり,トリオン王子が沈む事が何度かあった.「とてとて+」戦は気が抜けない.
途中にモヤモヤが居た.
イマイチ何を言っているのか分からないが,「渦」はアル・タユの上空にあったアレの事だろう.勝手な思い込みとしては「楽園の扉」なのだが,アレは過去へ遡る渦らしい.
仮にアレが本当に「楽園の扉」だとしたら,扉の先は,はるか昔,まだ「石」によって世界が作られたばかりの世界=女神アルタナや男神プロマシアが住まう世界なのかも知れない.
ル・メトの園 4 階.
塔中央部には何かの機械が据えられており,
端末を弄るとイベント.
南「イブノイル様・・・ 私はあなたに,伝えたかった・・・」「完全なる想いを・・・,完全に・・・,完全に・・・」
それはナグモラーダのイブノイルに対する想いの吐露だった.
(あー読んでいて恥ずかしい 笑)
南「・・・完全,か・・・」
南「私こそが完全になるべきもの」「それなのになぜ,裏切ものが完全なるものになり,この私は,不完全なままなのだ・・・?」
完全を目指し,完全に物事を進め,完全にやり遂げたと思っていたナグモラーダは,この不完全な結末を理解できない.
(クリュー人としてその呪いのために命を賭けた男と,クリュー人を呪い野望のために人を操った男との,人間の格の違いなんだろうけど・・・ね・・・)
南「教えてくれ.私は,どこで過ちを犯した・・・?」
ナグモラーダは独り悩み,考え,歪な結論に辿り着く.
自分が完全なのだから誤っているのは世界なのだと.世界を作り出した神々が過ちを犯したのだと.
南「男神プロマシアよ! いったいおまえは,なにを『人』に望んでいる!? なにを『世界』に望んでいるのだ!?」
だが,「虚ろなる闇」がその問いに答える事は無い.
その沈黙を得て,ナグモラーダは世界の在り方に思い至る.
南「そうだな,そうだよ・・・.不完全なる世界は,不完全なる存在のためにある・・・」
南「それが・・・私たちの存在理由・・・.しかし,それでも・・・私は・・・」
(ナグモラーダは,半分,イブノイルと同じ結論に至っているように思う.イブノイルは,不完全な人間のために女神が石を砕き世界を不完全にしたと言っていた.「不完全な世界は,不完全な存在のためにある」と言う南雲氏の言葉はイブノイルの話と整合する.だが,南雲氏は「不完全な世界だから不完全な人間が存在している」と解釈しているように読み取れる)
(彼は亡きイブノイルのために何かを成そうとしている.もしこの解釈が合っているのならば,彼は世界を「完全」なものにしようとするのではないか.完全を求める彼の性向から言って,それはあり得る話だ)
(たとえそれが「完全な闇」=「完全な死」であったとしても・・・)
イベントが終わり,装置は動かなくなったようだ.
塔の奥に通路があるように見えるが,
開かない扉によって阻まれる.
うーん,こうやって塔を攻略していくことで,最終的に「闇」を「光」に照らす事になるのかな・・・.どう考えてもナグモラーダの闇を覗いたようにしか思えないが.いや,闇ではなく恋心か(恥ずかしい).
もう一つの塔を攻略する時間は無かったので,しばらく下階で経験値を稼いで帰宅する事にした.
ソ・ジヤに続き一日一塔の日々が続きそうだ.合掌.