サンドリアミッション1-3「子供の救助」/2-1「救出訓練」
ロボが成長した?!と小躍りするのだった.
アトルガンの地で出会ったトリオン王子をダシにして,サンドリアミッションを始めた前回.
引き続き,順調にミッションを進めていく.
大聖堂の修道士見習いの少年が行方不明になったらしい.
最近はゲルスバのオークによる子供の誘拐が多発しているらしく,普段は王立騎士団が人質救出に向かうようだ.しかし,タイミングの悪いことにトリオン王子が北方へ遠征に出向いており,指揮命令者不在の状態と言う.
代わりに,神殿騎士団が救助に向かうかピエージェ王子が検討中らしい.
弟王子の意向としては人質救出を優先したいようだが,いずれにせよ,誘拐なのかどうかの調査が無ければ動けない.
まずはその少年の特徴を知るべく,大聖堂へ向かうよう指示を受ける.
少年は,珍しい植物を集めるためにロンフォールの森によく分け入っていたらしい.
オークには十分気を付けていたようだが,とうとう見つかってしまった.
大聖堂総長はそう結論付けて,毎朝毎晩,暁の女神様に少年の無事を祈っているようだった.つまり,行方不明から既に何日かが経過していると言う事であり,少年の安否を思いやらずに居られない状況だった.
そこへ,ピエージェ王子と教皇がやってくる.
シャマンド教皇は,誘拐と判断するのは尚早と考えているようだった.
少年は森の深くへ分け入ることもあり,今回もその「小さな冒険」に過ぎないかも知れないと言う推測だ.
教皇「まずは,事実の確認が肝要かと思われます」
一見正しいような気もするが,しかし,少年の命が危ういかも知れない最悪のパターンを想定すると,そんなに悠長な事も言っていられない状況に思えた.
少年の身を案じる総長は,とうぜん,遠回しに救助を具申する.
王子「分かっている.まずは冒険者に様子を見に行かせようと思う」
分かっていると言いながら,王子は調査を優先するようだった.
冒険者の手配はこれからだったのだろう,たまたま居合わせた冒険者に対してピエージェ王子は命じる.
王子「では,おまえにこの任務を授けよう」「少年がオークどもに捕らえられてないかどうか探るのだ.オークたちはさらった子を,家畜小屋へ閉じ込めているという噂だ」
ふむふむ,ゲルスバの「小屋」ね・・・
ゲルスバに向かう前に,製作を依頼していた人形のパーツを受け取る.
真紅の魔道士(カーマインスコーピオー).
名前の通り赤い装束を纏っていて,少し高級感が出たような気もする.専用フレームになり機能もアップしたのか,「コノ私ノ能力,御主人様ノタメ 御役立テクダサイ」なんて殊勝な事も言う.
って言うか,初めて喋ったw
ロボ「・・・コレガ・・・コレガ・・・ 私ノ新シイ能力,魔法ナノデスネ・・・」
おー,何かに目覚めたようなこの口ぶり.これは魔法特化ペットとして期待できるのでは?
と言う事で,さっそくフレームを付け替えてみた.
汎用ヘッドと比べると,魔法戦ヘッドは「炎(物理攻撃)」「雷(物理命中)」の属性が減り,「氷(魔法攻撃)」「闇(MP)」が増えるようだ.属性の増減によって,装備できるアタッチメントの傾向がより魔法向けになると言う塩梅だ.
魔法戦ヘッド,魔法戦フレームに付け替えることで,HPが若干減り,MPが大幅に増えた.
また,属性値の増減により最大値を超えてしまったので,汎用フレーム向けに構成したアタッチメントを魔法向けに取捨選択する必要が生じた.
うーん,まだレベルが低いし使えるのか使えないのか良く分からないアタッチメントもあるし,戦闘をしながら調整しよう・・・.
と思いながら戦闘を開始したのだが,相変わらず白兵戦一辺倒な件(笑)
どーなってるのw
この子は大器晩成型だから・・・(震え声)と思いながらゲルスバに向かう.
オートマトンの調整を行いながら進めてきたので,思った以上にレベルを上げ過ぎてしまった感.
家畜小屋云々と言っていたので,ダボイにあったようなテント?を巡っていくのかなぁと思いつつ探索を進めるが,
念のためにいつものバトルフィールドへ寄ってみたらミッションの名前が.
あれ? 小屋ってここの事なの??
扉を調べるとオーク達に見つかった.
オーク「捕まえて家畜小屋にブチ込んじまえ!!」
あー,そう言うことね.
で,ボス戦.
ここではこれまで2回ほどイベントバトルをした憶えだが,ゲルスバのバトルフィールドはフェイスを呼べないかと思っていた.
普通に呼び出せたので安心してボスに特攻すると,
スクショを撮る暇もなく,あっけなくボス戦終了(笑)
オーク「このままで済むと思うな,人間どもよ!」
はい負け惜しみいただきましたー.
ボス戦が終わり「オーク小屋のカギ」を手に入れる.
ははーんこれから少年が居るはずの「小屋」を探すことになるのかな・・・と思いつつ,
念のためにボス部屋を調べると
イベント.
え? 結局ここが家畜小屋ってこと??
兄王子「我が腰抜けの弟にかわり,その働きに礼を言おう」
まるで初めて会ったかのよう.
そう,あの記憶封印の術は当人の記憶だけでなく,当人に関する他人の記憶も封じる,ちょっと想像できないほど偉大かつ壮大かつ ご都合主義な 完璧主義な,国家機密を守る鉄壁の魔術なのだった(白目)
兄王子「しかし,呆れたものだ」「ピエージェは自分の力で子供 1 人も助けることもできず,冒険者に命じたとは・・・」
まあこの点に関してはトリオン王子が正しい.国民の生命と財産を守らずして国家が成り立つものか.
喜ばしいことに,「小屋」の中で目的の少年が無事な姿を現す.
少年はトリオン王子の事が好きなようで,武骨かつ朴念仁な兄王子は意外に人気があるのだな,と意外な側面が覗けた.
少年はトリオン王子がサンドリアまで送ってくれるらしい.
こうして無事にミッションが終わり,
ランク 2 となるのだった.
総長が少年救助のお礼を述べたいらしく,大聖堂へ呼ばれた.
総長「私にできることは,冒険者の方の旅の無事を祈ることだけですが・・・.ぜひ,あなたのために祈らせてください」
総長と少年の関係は良く分からないが,彼の身を案じ,その無事の帰還をここまで喜ぶ総長は,ただ祈る事しかできない自分の立場に忸怩たる思いがあったのかも知れない.
「サンドリアの司祭って結局祈るだけなんだよなー」なんて失礼な事を記憶喪失前は思ったりもしたが,階級などがガッチガチのサンドリアにおいては,人それぞれの事情があるのだろうと少し理解が広がったような気がした.
総長からの祈りはありがたく頂こう,と思っていたその矢先,
お前が黒幕かーい.
これぞサンドリアと言う気がしないでも無いけど・・・.内憂>外患的な.内部抗争でドロドロしている場合じゃないと思うのだが.
ランクが上がったがミッションが増えない.
ランクポイントを上げるために,チマチマと同じミッションを何度もクリアするんだっけ・・・と記憶を掘り起こしたら,
そう言えば,「シグネット」をかけてくれる守衛にクリスタルをトレードすることでランクポイントが上がるのだった.
取り合えずランクポイントを目一杯まで溜め,次のランク 2 ミッションを受注する.
今回は,神殿騎士団が主催している「救助訓練」に参加する事が任務のようだ.
と言う事でラテーヌ高原.
守衛の指示通り,道なりにしばらく行くと神殿騎士団のメンバが居た.
あっち,
こっち,と盥回しにされ,神殿騎士団の小隊長の許に辿り着くと,「ケガ人役の新兵が 1 人行方不明になってしまった」から,「すぐに捜索に参加してくれ」と言われる.
ある意味「救助訓練」かとも思いつつ先へ進むと,「おい! ちょっとこっちへ来てみろよ! 早く!」と声をかけられる.
なんだなんだと駆け寄ると,
男「見ろ,こんな所に洞窟が」
知らなかったんかーい.
「もしかしたら,この中に居るかも知れないぞ」と言うアカラサマなヒントに従ってオルディール鍾乳洞に入る.
入って最初の広場に前世からずーーーーーっと気になっている NPC が居たのだが,果たして彼が行方不明の「ケガ人役の新兵」なのだった.
お前なんかーい.
魔物の大軍に鉢合わせてしまった際に,「仲間に剣を預けていた為」,止む無く洞窟に逃げ隠れることになってしまったらしい.
新兵「畜生・・・ 剣さえ持っていたら,あんな奴ら,俺 1 人でやっつけちまうのに・・・」
なんて言っているが,どこまで本気なんだろう.取り合えず「剣」が無ければ動く気も無いようなので,
剣を預けた仲間を探して,
来た道をスゴスゴと戻る.
結局,スタート地点まで戻った(笑)
お前が持ってるんかーい.
新兵の許に戻る際に鍾乳洞の敵と適当に戯れたのだが・・・,お分かり頂けただろうか.
「Loboは,ストーンを唱えた」
おおおおおおお,魔法戦フレームに変えてからも白兵戦ばかりやっていたロボが,やっと,ようやく,いま,この瞬間,生まれて初めて,ストーンを唱えた!
なにこれもしかして魔法スキルを一定値まで上げないと魔法が解放されない系のアレですか.ようやくストーンなんて大器晩成過ぎる(笑)
それにしても,ちょっとずつ,でも確実にロボの成長を実感できる,なるほどカラクリ士はペット育成系ジョブと言う位置づけなのか.
ちょっと嬉しくて,しばらく敵を乱獲してロボの成長を見守った(笑)
なにこの母性本能をくすぐる仕組み.
入手した剣を新兵にトレードしたが,彼はもう少し洞窟の様子を探るらしい.
新兵であるが故の無謀で無い事を祈りたい.
新兵を心配していた小隊長の許へ報告に上がると,「救助訓練終了証」を貰った.
本来の目的とはだいぶ違うのだろうが,新兵を救助する訓練?はできたのだからこれで問題ないだろう.
サンドリアに戻って守衛に報告すると,「なにはともあれ,ご苦労だったな」と労われる.
初めてミッションを受けたときは「この豚野郎(意訳)」と言われたが,随分と信頼を置いてくれるようになったものだ.ツンがデレになる事を楽しみにしつつ,引き続きミッションにまい進する所存であります.
ランク 2 ミッションの一つ目をクリアしたことで,三国ミッションがリストに載った.
前世であったいろんな事が脳裏を過ぎり,なんとなく感慨深い.