Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

サンドリアミッション9-1「厚き壁」その2

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おおおそう来るか!と感嘆するのだった.

 

タブナジアの首都を護ったと言う「精霊の障壁」が,サンドリア王国を覆っているらしい.その理由が一切不明な状況をリスクと感じた王国中枢は,魔法壁の破壊を決断する.魔法壁には 3 つの「媒体」が必要らしく,それらはサンドリア周辺の 3 地方に分散していたのだが・・・

「媒体」を探すコストがあまりに高いので,観念してネットで調べた.ジラートの石碑詣でみたいに,未探索の領域を歩き回る的な展開だったら喜んだのに(震え声

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3 つ目は,エルディーム古墳を越えた先,バタリア丘陵南の孤島にあると言う.

さっそく島を目指して遺跡内を進むが,

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道を間違えた(テヘ

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古墳にいくつもある落とし穴のうちの一つから,

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Lv73か からみて「とてとて++」な地帯を通過して(訓練本をチェックし忘れた・・・),

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その孤島に至る.

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ここにはいくつかのチェックポイントが存在し,

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その一つで,NMロック鳥 x2 が現れた.

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うぎゃー,また範囲睡眠っ!

やばいタゲ取っちゃったかも死ぬぅぅぅううう!!

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と思ったが,たまたま上手い事にクピピ殿が範囲外だったらしい.

こんなことってあるんだ(笑)

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範囲睡眠を使用する方の NMロック鳥を先に倒すことにして(したつもりだったが,スクショを見直したら逆だった 笑),

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残った方はボチボチ戦った.

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Lv73か.クピピ殿が寝ていたら全滅だったかも・・・.

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チェックポイントを再度調べると,

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あの男が現れる.

ロ「あの大鳥を倒したというのか? ・・・どうやらお前の力を見くびっていたようだな」

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「魔法陣を利用したオークたちの兵器と聖剣が組み合わされば,あの時以上の爆発は免れん・・・」,そう口にする彼は,明らかに聖剣を危険物と見なしていた.

ロ「聖剣がドラギーユ王家によって発見された今,『精霊の障壁』を解くことはさらなる災厄を招くだけだ」

そして,彼の口ぶりによれば,「精霊の障壁」はサンドリア王国を護るためのように聞こえた.だが,なぜ彼はドラギーユ王家によって聖剣が見つかることを恐れているのだろう.まるで,王家の誰かが聖剣を利用しようとしているかのように聞こえるが・・・

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そこへ,あの黄金騎士’ エディアルクが現れる.

エ「お待ちなさい!」「あなたたちが戦わねばならない理由など何もないはずだ」

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エディアルクは,ロシュフォーニュと王家との話し合いの場を作ろうと願い出る.

エ「私が間に入ろう,ドラギーユ家の人々と話し合いを・・・」

だが,彼女の和平の提案はロシュフォーニュに一蹴される.

ロ「これは話し合って解決できるような問題では無いのだよ,お嬢様.すでに聖剣は彼らの手に渡ってしまったのだ.急がねば・・・」

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エ「なぜそこまで聖剣にこだわる? それを手に入れ,何をしようと!?」

そう詰め寄るエディアルクの問いには,ロシュフォーニュではなく,背後から来た謎の集団が答える.

???「さしずめドラギーユ家の断絶とタブナジアの復興,といったところでしょうな」

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”屍鳥隊”.

それは,監獄の死刑囚を特赦して編成したと言われる暗殺集団.

ピエージェ王子が打った布石.

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彼らによれば,その任務はロシュフォーニュの暗殺だと言う.

その言葉に「それでは約束と違うわ!」と食って掛かるエディアルク

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屍「そんなことは我々の知ったことではありません」

そう突き放す屍鳥隊だったが,エディアルクはあくまでロシュフォーニュを守ろうと立ちはだかる.

エ「なりません! この人を斬るのは,私を斬ってからにしなさい!」

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屍「ほう,こいつは勇ましいことで,クレーディ王女様・・・!」

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屍「おとぼけになるなら結構.わたくしはお兄様にこう報告するだけです.”追跡中の冒険者が 1 人,任務の妨害を企てたので始末しました”とね・・・」

王女の覚悟が単なるお嬢様の気まぐれと言わんばかりに,屍鳥隊は彼女に揺さぶりをかける.

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王女「いいえ,ここは通せません.今の話を聞いては,なおさらのこと!」

それでもなお引き下がらない王女に,屍鳥隊は刃を向ける.

屍「久しぶりに血を見ることができそうです・・・」

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にんまりと笑う彼の剣が王女に伸びたその瞬間,

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代わりに刃を受けたロシュフォーニュが,崖下に転落する!

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慌てた男はロシュフォーニュを追って崖下を探すが,その姿はおそらく海に消え・・・

屍「クッ・・・.証拠が!」「しかし,あの破損具合ではまず助からんだろう」

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屍「死体が見つからなかったのが残念だが,仕方がない」

少し手間取っていたらしい刃の男が戻ると,

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「おてんばもその辺が限度です.今度はお慎みを・・・」と,王女を揶揄する言葉を残し,屍鳥隊はその場を去る.

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何もできず一人残された王女は,ロシュフォーニュが消えた波間に向かって独り言ちる.

王女「私は何もできなかった.兄さんたちを止める事はできなかった・・・」「あなたはいったい何を伝えようとしたの? 聖剣にはなんの秘密があるというの・・・? 教えて・・・,教えてロシュフォーニュ!」

だが,それに答える者はすでに無かった.

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悲しい別れとともに,3 つ目の「小象」を手に入れた.

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ロシュフォーニュの死は,瞬く間に王城を駆けめぐっていた.

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だが,彼の死は俄かには信じられないようだった.

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魔法壁の「媒体」の入手について報告に上がった.

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ピエージェ王子は,ロシュフォーニュの死体があがらなかった事を気に入らないらしい.

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彼としては,それなりなリスクを冒して”屍鳥隊”を動かしたらしい.その結果が壊れた甲冑だけでは,愚痴りたくもなるだろう.

それに・・・彼にはもう一つ,懸念があるのだった.

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ロシュフォーニュが作り出した「精霊の障壁」が消え去ることで,不安要素は取り去られた.そう彼らは考えているようだった.

いよいよ継承の儀が行われる.

ロシュフォーニュの恐れていたその時が近い.だが,いったい何が起ころうとしているだろう.その事は,ロシュフォーニュ以外の誰も知らないのだった.

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叔父であるロシュフォーニュの眼前の死は,クレーディ王女をそうとう落ち込ませたらしい.覚悟を持って挑んだつもりが,結果何もできなかった.そんな自分をいつまでも悔やんでいるのだろう.

「あやつもいつか分かってくれるだろう」,そう結論付けるトリオン王子だったが,いつもの覇気がないその言葉に,そのような鈍感さを彼女が身につけるだろう事を彼が本気では望んでいない事を窺わせた.

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二人になる頃合いを見計らっていたのか,ピエージェ王子はトリオン王子に不安を打ち明ける.

弟「もしも兄上も私も聖剣を抜く事ができなかった場合,どうなるのだろうか・・・?」

兄「ハッハッハ!」「あの聖剣を抜けるのはもはや私かお前しかおるまい.分かっているだろう?」

ドラギーユ家の分家であったタブナジア家.その嫡子が亡いいま,ドラギーユの正当な後継者は彼ら二人をおいて他にない.ロシュフォーニュの死は,二重の意味で,サンドリアの不安を払拭させる出来事なのだった.

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だが,ピエージェ王子の心は晴れない.

兄「お前の小心ぶりもそこまで行けば立派だ,ハッハッハ」

そう笑う兄に,彼は首を縦に振れずに居るのだった.

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ロシュフォーニュの死に胸を痛めるクレーディ王女だったが,

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その彼女を何者かが訪う.

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それはオークだった.ボストーニュ監獄に隠された石版を入手した彼らは,王城に忍び込むための隠し通路も見つけていたのだろう.

王女「オークが・・・!? どうしてここに? 誰か,誰かいないの?」

護身用の短刀すら身につけていない王女は,この危険の前に,ただ人を呼ぶことしかできない.だが,庭師すら去ったこの夜更けに,いったい誰が裏庭までやってくるだろう.

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オークを前にして後退ることしかできない王女.

だが,その死を覚悟した瞬間,オークの身を何者かが剣で薙ぐ.

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それは,屍鳥隊のあの男だった.

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男「やつらはもうここまで来ているというのか.壁が破られた今,計画を変えるしかないな・・・」

そう呟いた男は,威厳を取り繕おうと「汚らわしい! ここから去りなさい」と叫ぶ王女に対して,丁重に詫びを述べる.

男「失礼しました,姫.しかし,あなたにお話ししたいことがありまして,参上いたしました・・・」

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王女「私に話・・・?」「・・・あなたは一体?」

驚く王女を真っ直ぐに捉えるその双眸.屍鳥隊の鎧に身を包んだその男の目は,血を見る事を喜んだあの男とは異なる輝きを放っているのだった.

 

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魔法壁が取り去られたことで,継承の儀は本格化するようだ.

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「この国の指揮系統をはっきりさせる」などとラーアルは息巻いていたが,ロシュフォーニュの再登壇によって,その儀式は彼らの思っても見ない方向へ進むように思えた.

 

と言うか,ロシュフォーニュカッコよすぎw