Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

サンドリアミッション9-1「厚き壁」

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ロシュフォーニュが動き出すのだった.

 

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気が付くと最終ランク 9.

ウィンダスの最終ランクミッションを思い出すと,ヤグードやらカラハバルハやらフェンリルやら神子様やらの思惑が入り乱れて,とにかく何が何やら,話が二転三転するような展開でハラハラさせられた.

一方,サンドリアミッションは何となくアッサリと話が進んでいる感想だ.ロシュフォーニュに大暴れして欲しい(笑)

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ミッションについて守衛に聞くと,「サンドリアを不吉なものが覆っている」ため,経験豊富な冒険者が求められていると言う.

しかも,国王は少し体調を崩しているようだ.継承の儀を前に・・・と言うことは無いだろうが,少し心配だ.

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謁見の間には,王の代わりに王子二人が待っていた.

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国王の容態について問うと,トリオン王子曰く「少々お疲れのよう」らしい.「聖剣が国に帰り,ひと安心されたのだろう」と言う見立てのようだ.

現実路線のトリオン王子が希望を口にするとは思えないので,「少々お疲れのよう」と言う言葉に安堵した.

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王子たちが冒険者を呼んだのは,「教皇様が気になる話があるゆえ,お前をここへ呼ぶように,とおっしゃったから」らしい.

なるほど教皇が・・・と,少し警戒心が増す.

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ほどなくやってきた教皇は,「国家に関わる重大なご報告」と前置きしたうえで,なんとも判断が付きかねる事を言う.

教皇「どうやら,サンドリアを中心に魔法壁が張られているようなのです」

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その魔法壁は,大戦時にタブナジアが都を護るために使用した「精霊の障壁」と同じものだと言う.

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トリオン王子が「ロシュフォーニュだ.やつが何か企んでいるに違いない」と即断する一方,ピエージェ王子は当然の疑問を呈する.

都を護るために使用された魔法壁を張ったとして,それがサンドリアにどのような害をもたらすのかと.

(王子たちは成人の儀で教えられていないのだろうか.そのタブナジアの都で謎の大爆発があったことを.ローテ王妃は聖剣による「悲劇」を繰り返さないように忠告していたが,魔法壁と聖剣が対になり,その爆発を巻き起こすのだとしたら・・・)

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「不可解な部分が多いもので確定的な物言いはできかね」るようだが,最悪の場合に備え,教皇は魔法壁を取り除こうと考えているようだった.

教皇「魔法壁には核となる媒体が必要なはずです」「それぞれヴォルボー,バルドニア,ノルバレンあたりにある,というところまでは分かっているのですが・・・」

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教皇「もし私ならば,冒険者も寄りつかぬような場所にひっそりと埋めるのですが」

兄王子「教皇様も何かをお埋めになったことがあると・・・?」

うーん,タブナジアの魔法壁を作らせたのが教皇なんじゃないの・・・?

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一瞬尻尾を出してしまう教皇だったが,その場を適当に取り繕う.

教皇「それより注意しなければならないのは」「順番が定められていることと」「罠がしかけられているかもしれぬことです」「下手に手を出せば痛い目に合うことでしょう」

兄王子「我が国でも指折りの冒険者ならば これだけの話を聞けば,きっと魔法壁の媒体を探し出すことだろう」

いやいやいやいやいやいやいやいやいや嫌ぁぁあぁあああ.無理でしょw

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これ以上下手なことは言えないと踏んだのか,教皇がこの場を去ると,王子二人の話題はロシュフォーニュに移る.

弟王子「しかし兄上,やつは本当にタブナジア侯爵家の生き残りなのだろうか? それがもし真実なら,我々の血族ということにもなる・・・」

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王女「そうよ,兄さん」

成人となり王族会議に参加する資格を得たクレーディ王女が,いつの間にか議論に加わる.

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王女「ロシュフォーニュは私たちの叔父・・・.つまり母上の弟です」「それならば私たちと彼とは話し合うべきなのではありませぬか?」

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成人の儀によってドラギーユ家が犯した過ちの一部を知ることができたと言う王女は,大戦時にサンドリアがタブナジアを囮にしたことを知っていた.

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囮ではなく陽動作戦であり,そのお陰でサンドリアは体勢を整えられたのだ,と綺麗事を言う兄に対して,妹は現実を突き返す.

王女「その結果,タブナジアは陥落し,ドラギーユ家の分家は絶え,多くの罪なき民まで犠牲になったのよ・・・」

兄王子「タブナジアが滅亡したのは,獣人どもの攻城兵器が爆発したからだ.もっともそれにより,やつら自身も壊滅状態に陥ったのだがな」

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兄王子「何より,やつに話し合うつもりがあるならとっくに向こうからそれ相応の申し出があって然るべきではないのか?」

王女「・・・.なにか事情があるのかもしれません」

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王女「・・・では兄さん.約束してください.彼を傷つけるようなまねはやめて,丁重に,ここへお連れするの,いい?」

兄王子「フム,よかろう」

強硬派路線のトリオン王子に約束を取り付け,なんとか話し合いの筋道をつけた王女は「私が言いたいことは,それだけです」と言い残して会議を去る.

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兄妹喧嘩に見えなくもない王族会議に場違いな空気を感じていたが,王子もその事に気が付いたのか,ようやく冒険者に命じる.

兄王子「教皇様のおっしゃっていた媒体を探し出し,破壊することでこの謎の魔法壁から王都を開放してくれ」

あれだけのヒントで何と言うムチャ振り!と心の中で思いつつ,この場は退く事とした.

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冒険者が去った後,ピエージェ王子は兄に密やかな提案をする.

弟王子「兄さん,ここは”屍鳥隊”を派遣した方がいいかもしれないな・・・」

兄王子「”屍鳥隊”!? お前はいったい何を考えているんだ?」

弟王子「だから兄さんは甘いというのだ.ロシュフォーニュが下手に動けば,私たちもこうしてのうのうとはしていられない」

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弟王子「布石は多い方がいいでしょう」

兄王子「ウム・・・.では,その件はお前に任せる」

王不在の王族会議では,兄と弟による暗い企みが進められていた.

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謁見の間の外では,クレーディ王女が冒険者を待っていた.

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兄にそうであったように,王女は冒険者にも固い約束を交わす.

王女「けっしてあのロシュフォーニュを傷つけないで.あの人は私たちに何かを伝えようとしている気がするのです・・・」

そして,冒険者に聞こえないような微かな声で,その決意を口にするのだった.

王女「こうなってしまっては,私が自ら・・・」

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余りにノーヒント過ぎるので(いやヒントはあるけど),城内で情報をかき集める事にした.

教皇が言っていた,

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ヴォルボー,

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バルドニア,

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ノルバレン,

は,サンドリア王国の首都があるロンフォ―ル地方に隣接し,それぞれの地方は当然ながらいくつかのエリアに分かれている.

教皇は「魔法壁の媒体は,それぞれヴォルボー,バルドニア,ノルバレンあたりにある」「冒険者も寄りつかぬような場所にひっそりと埋めてある(だろう)」と言うのみだった.つまり,これらの地方に属するエリア全てが探索対象なのだった.

わかるかーい.

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クリルラの許へ向かうと,聖剣の入手先について教えてくれた.

聖剣はヴォルボー地方の西の孤島で発見されたらしい.「大戦以前はタブナジアとして栄えた半島だった」が,獣人の兵器で大陸からちぎられ,「草木すら枯れ果てたまさに死の島」であったようだ.

経緯は分からないが,聖剣はタブナジア大聖堂から持ち出されたはずだから,旧タブナジア領で見つかるのは当然と言えば当然に思えた.問題は,半島を大陸からちぎり取るような「兵器」が,獣人製ではなく聖剣であったかも知れないと言うことだった.

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彼女は「あの剣をつかんだ時にゾクッとした」らしい.

それは,強力な兵器に対して戦士の本能が抱いた恐れだったのでは・・・.

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ラーアルからも聖剣に関する話が出た.

彼も「なぜあのような場所で発見されたのだろう?」と疑問を抱いているらしい.

侯国首都を壊滅させた「聖剣」の力を何者かが恐れ,それを無きものにしようとした・・・と言う話に思えなくも無いが,単なる妄想でしかない.「タブナジアの魔石」が北の地に運ばれた理由が明かされたように,いずれ「聖剣」喪失の事実は明かされるのだろうか.

そう言えば罪狩りが「聖剣」を追っていたが,タブナジアの悲劇の理由がその剣にあるのならば,その罪を狩ろうとすることはもっともに思えた.

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弟王子の許へ向かうと,意外にも彼は「自分が国王になるなどと想像したことすらない」と言う.

あれ? 彼ら兄弟って跡目争いしてるんじゃなかったっけ.それは単なる流言なのか.

彼はリーダシップのある兄が王に相応しいと考え,自分はその参謀の位置に相応しいと理解しているようだった.ロシュフォーニュを警戒し,いくつもの布石を打てるような.

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彼は,聖剣による後継者選びが,歴史に見られる血族争いを引き起こすのではないかと危惧していた.そして何より聖剣の伝説を.

弟王子「我々は聖剣を信じすぎてはいないか? ・・・杞憂であってくれればいいが」

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兄王子の許も訪れた.

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トリオン王子は,逆に聖剣を信じているようだった.

故にトリオン王子とピエージェ王子の「どちらが国王になったとしても,聖剣が我が国にある限り安泰だ」と楽観視していた.王位に拘らないところが彼らしい.

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「悲劇」を知るローテ王妃が頼みの綱だったが,彼女は黙して語らない.

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教皇は引き籠っていた.

結局,「媒体」のばの字も情報は得られないのだった.

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各エリアを回るか迷ったが,エリア数がハンパないのでネットに頼った.

ヴォルボー地方の「媒体」は「慟哭の谷」にあるようだ.手元の地図を広げると何となく見覚えがある気もするのだが,地図に見えるワープ本の登録が無い.

谷はテリガン岬に繋がるようなので,

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まずはテリガン岬にやってきた.

「慟哭の谷」の地図を見るに,テリガン岬の東側の何処かに繋がっているはずなので,まずは南東の海岸付近に向かう.

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テリガン岬はアクティブな敵が多く,Lv73か から見ると「丁度」な敵が多いので,道中で絡まれまくる.

気が付かずカニの群れに突っ込んでひどい目にあった.

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予想通り海岸の東に隠し洞窟があり「慟哭の谷」に繋がっていたが,予想外の場所に出た(笑) え? どゆこと??

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地図に無い通路を進んで谷に抜けると,そこは段差による行き止まりだった.

あーーーーーーーなるほど「慟哭の谷」に来たことはあったけど行き止まりで引き返したのだった(気がする.たぶん).

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テリガン岬に戻って別ルートを探す.

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相変わらずアクティブな敵だらけで絡まれるのも面倒になったので(笑),MGS アイテムを使って奥に進むと,

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今度こそ予想通りの場所に出た.

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ワープ本を登録する.

隣にあった訓練本を覗くと,ここは Lv75 くらいまでの敵が居るようだった.

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谷の広場?を探索していると,奥に通路らしきものが目に入る.

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が,何もない.と言うか穴にも入れない.

冒険者も寄りつかぬような場所にひっそり」と言っていたから,こんなにあからさまな場所では無いのか.

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チェックポイントを調べたくてもアクティブな敵が徘徊していて探索が進まない件.

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アチコチに目を向けながら奥へ進んで行くと,最初の一方通行の段差の脇にチェックポイントがあり,

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そこにあった光るものを手に取ると,

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それが「陸の王の小像」だった.

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説明通り,これが魔法壁の媒体らしい.

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無事にヴォルボーの媒体を見つけたので,次はバルドニアの媒体を探しに向かう.

ネットの情報によれば,それはザルカバードにあるようだった.

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ザルカバードの地図には,見るからにアヤシイ通路が四方八方に描かれている.

これらのいくつかは限界突破クエストや AF クエストで訪れたのだが,もうどれがどれだったか憶えていない(笑)

ので,一つずつチェックポイントを潰して歩くことにした.

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未だに使い道の分からないチェックポイントがあったりもしたが,

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地図の北側,

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雪が積もる木々に隠されるようにしてチェックポイントがあり,

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「空の王の小象」を手に入れた.

 

エリアを探索するだけでも,ムッチャ時間も手間もかかるんですけど!

ランク 9 だから当たり前か.