アトルガンミッション35「亡国の遺産」/コルセア取得クエスト「海鳥は賽を振る」その3
二人目のござるはやっぱりござるでござったでござる。
幽霊船で意識を取り戻したルザフは、提督に献身する聖皇の姿を見て復讐の道を見失う。そんな彼にとって、アフマウが語る「イフラマドの末裔たちによる王国再興」の夢は、若き日の自分を思い出させ、ただ眩しい。一縷の希望を照らしてみせた聖皇のために、ルザフは守護神オーディンとの契約破棄を誓う。たとえ仮初めの生を失うとしても、冥路の騎士となり「審判の日」を迎えることは避けねばならない。
インプ フリットの奸計によりタラッカ入江で下船させられた。
どこかにある「イフラマドの財宝」を護らねばならないらしいが、ここで思わぬボス戦。
うわー不滅隊アムナフと戦ったりするのはやだな・・・ でもリシュフィーの事で恨みを買っている可能性もあるし・・・などと考えつつバトルフィールドに突入すると、
果たしてゲッショーが待っていた。え?
ゲッ「冒険者殿には初めて会うた時より、じっこんにしていただき申した」「されど今、敵味方としてこの辺境の地にて相見えるは天命というほかござるまい・・・」
話が良く見えない。
ゲッショーは皇国と敵対する(おそらくひんがしの国の)勢力であり、皇国周辺の蛮族と手を結ぶ手筈だった。その彼が、皇国の敵対勢力の一つであるルザフの「財宝」を狙うとはどういうことなのだろう。ルザフが皇国打倒から王国復興に舵を切った事を、彼は既に知っているのだろうか。
なぜ彼がここに居るのか、その一点だけでも問い質したかったが・・・
ゲッ「もはや、是非もなし」「月照、参る!!!」
その一瞬の間ですら、もはや無い。月照の鋭い剣先が冒険者に迫っていた。
と言うことでゲッショー戦。
やはりござるとは対決せねばならぬ運命なのか。テンゼン殿と同じく、ゲッショーにも何か理由がありそうな気もするが・・・、正直戦いたくないなあ。人間と蛮族、どちらとも顔が利く彼は、皇国さらには王国のために必要な人材にも思えるのだが・・・。
Lv78か/モ。
おそらく、ゲッショーのジョブは見たままの忍者。回避能力が高く、また、思った以上に硬い。
順調に攻撃を加え、WS 連携と MB でゲッショーの HP を 50% ほど削ると、
空蝉ではなく分身の術で 5 体のゲッショーが現れた。
うわなにこれw
ゲッ「くっくっくっくっくっ・・・」「どらが拙者でござろうか・・・のう?」
本体はターゲットしたままの彼なんだろうけど(笑)
ゲッショーの「喰らえっ!」の掛け声とともに、分身たちは一斉に各々の技を構える。
うわまずい。でもゲッショーの HP も残り 20% ほど、こちらの HPMP は十分だし、このまま本体を追い込むしかない。最悪トリオン王子が落ちたとしても、きっと押し込める!
そう考えていた時が私にもありました(笑)
気がつくとフェイスもロボも HP が 0 になっており、
まさかの「微塵がくれ」x 6(笑)
は? え? まじ?? うそーーーーん。
あまりの事に、しばらくこの状態で呆けてしまった(笑)
カダーバの浮沼(のホームポイント)経由で「タラッカ入江」へ戻る。
そう言えば、コルセアのクエストがここで何かを見つけてくる事だったような・・・と思い出し、(確か 2 つあったはずの)チェックポイントを調べると、
コルセアになりたがっていた少年が銃を見つけ出し、
奥の方から話声が聞こえることに気がつく。
コルセアが手にしているあの銃は「ヘキサガン」と言うらしい。
銃口が 6 つあるグラフィックだからヘキサと言うのだろう。
ゲッショーと再戦しようとしたら、コルセアのイベントが優先されてしまった。
少年と冒険者が見つめる先では、コルセア「海猫党」と皇国軍とが会話をしていた。
それを見て少年は思い出す。「内通者」が居ると言う話を・・・。
まったく隠れる気のない少年と冒険者は(笑)とうぜん男たちに見つかり、
冒険者はなんとかこの場を切り抜けようと格闘武器を構えるも、
画面は暗転し、
そんな冒険者は居なかった事にされていた(笑)
せめてバトルさせてくれw
二人はじりじりと少年を追い詰める。
「見られた以上、生きて帰すわけにもいかんのだが」と言う男。
「すぐ、また兄さんにも会えるんだ」と内通者。
内「今頃、俺の偽情報に踊らされ、マムークの前で一網打尽だろうからな!」
内通者は元々バストア海の海賊らしい。
なんで裏切ったりするんだよ!と言う少年には、「コルセアには何の恩も仁義もないんだよ」 「より得する方に、手のひらを返すだけさ」と、実に三下っぽい事を言う。
皇国では「傭兵は金で動くから信頼できない」的な事を言われた事があるが、海賊も同じ事情を抱えているらしい。様々な国が勃興しては他国に吸収されるような不安定な地域だから、主君に対する忠誠心よりも自らが生き残る術を重視する気風が残っているのかも知れない。
少年は銃を構え抵抗しようとするが、何度引き金を引いても弾は出ない。
男「じゃあな、坊主。恨むならコルセアを恨めよ」
男の剣が無慈悲にも振り下ろされようとしたその時、
男「な、なに!?」
少年の銃の暴発かと思われたそれは、コルセアの長クルタダが放った弾に他ならなかった。
クル「まったく。命知らずなガキ共だ」
内通者「な、なぜここに!? 不滅隊を追っていったはずでは・・・!?」
クルタダ「裏の裏をかくのはゲームの基本だぜ?」
クル「幾らで買われたか知らねえが金ごときで動くなんざ、バストアの海賊は安いもんだなあ、おい」
内「くっ・・・!」
内通者らが密談を交わしている間に、クルタダは周囲にトラップを仕掛けたらしい。
身動きが取れない彼らを横目に、冒険者と少年はクルタダの許へ駆逃げ込んで事なきを得る。
もちろん、クルタダの言葉ははったりではなく、内通者たちはトラップによる爆発を避けつつなんとかこの場から逃げおおせる。
男「・・・コルセアども! 決着はまた今度だ!」
内「逃げるわけじゃないからな!」
下っ端の裏切り者たちらしい逃げっぷりだった。
「なかなかいい働きだったぜ」と言うクルタダに、少年は「コ、コルセアにしてもらえますか?」と問いかける。言われた通り、少年は「自らの勇気と覚悟を証明できるような物」をその手にしていた。
クル「もちろんだとも」
そう返したクルタダは、さっそく少年に極秘命令を伝える。
クル「お前はアルザビに潜入、命令あるまで待機だ」
「えーーーーーー!」「つまんないですーー!」と不満を顕わにする少年に、クルタダはしたり顔で言う。
クル「ちっちっ。わかってねえなあ。これほど重要な任務はないんだぜ?」
日陰者の彼らはアルザビ市中を堂々と歩けない。でも、少年が街の様子を常に監視していれば、いざと言う時に「海猫党」は皇都の情報を得られる。
クル「この任務はとても重要だ。お前にしかできないな」
少年「わ、分かりました!」
目を輝かせる少年に、クルタダは更に注文を付ける。
クル「それからコルセアは なんといっても日ごろの訓練が大事だ」「ちゃんと親父さんの手伝いをして足腰を鍛えておくんだぞ」
少年「はい!」
子供嫌いの姉御ズィーハも、堪らず笑い出すのだった。
クル「さて、後はお前さんだ・・・」
そう言いながら冒険者の値踏みを始めたクルタダに、ズィーハは反対を唱える。たった今バストアの海賊に裏切られたばかりなのだから、「余所者はもうコリゴリだよ」と言う彼女の言葉には一理あった。
だが、クルタダの心はもう決まっているようだった。
クル「まあそう言うなよ。勝負師のカンってやつだ。おもしろいことになりそうな気がするぜ?」
クル「受け取れよ。それがお前がコルセアである証だ」「ただのダイスじゃねぇぜ。俺達コルセアは、時に運を天に任せ、こいつにすべてを託すんだ」
そして、他にもダイスを探しだせと言う。
クル「そうすりゃ、コルセアにとってもっとも大切なことが何か、お前にもわかるだろう」「登りつめてこい、高みまでな。楽しみにしてるぜ」
冒険者に背を向けこの場を後にするクルタダは、誰に言うでもなく独り言ちる。
クル「さて、吉と出るか凶と出るか。ふふ、久々に熱くなれそうな賭けだ・・・」
こうして、アトルガンジョブ「コルセア」を手に入れるのだった。
クルタダもルザフに並ぶ色男だけど、言動が少しナルシストっぽくて苦手かも(笑) 運を天に任せるコルセアならば、あのくらい自分に自信がないとダメなのかも知れないけれど。
あぁくじ運の悪い私にコルセアは務まるのだろうか。ちなみに「新春ノマドモグボナンザ2022」(富くじ)はまったくカスりもしませんでした。しませんでした・・・。
ちなみに、クルタダからもらったダイスはこれ。
ふと思ったが、これって装備品なのだろうか。ダイスは様々な種類があるが(ナシュモに店があった)、もし装備品ならば、またもモグワードローブを圧迫する事になる。
え? どうしよう。既に、狩人の矢弾や忍具、吟遊詩人の楽器とか、倉庫の中はむっちゃキツキツなんですけど。
まあいいや、コルセアの使い方すら全然分からないから(銃を撃つぐらいしか知らない)、後で気が向いたら(笑)調べよう。
話が逸れた。
ゲッショー戦 2 戦目。Lv78か/モ。
第 1 戦ではほとんど使わなかった範囲攻撃を、
今回は頻繁に使われた。むむ、強いぞ・・・。
旋風脚みたいな技はスタンのオマケが付くので結構厳しい。
やはり、HP が 50% を切るあたりで分身の術を使うらしい。
問題は「微塵がくれ」による全滅だが・・・
とりあえず、効果範囲から目いっぱい逃げてみた(笑)
ロボも呼び寄せるべきだったと後から思ったが、
あまり意味がないかもw
ゲッショー 6 体によるタコ殴りに耐えられるわけがなく、
当然のように死んだ。
あれ? どうすればいいんだろこれ。
人間 PT ならば、リレイズをかけた盾がゲッショー軍団を引き連れて「微塵がくれ」を遠隔で起こせば、残りメンバで勝てる気がする。
フェイスの場合は、盾だけ残して残りは逃げるなんて行動ができないから、「微塵がくれ」を食らう前提で戦わないといけない。でも、6 連発に耐えられる気がしない。
いったんターゲットを外してフェイス全員と逃げ回れば、もしかしたら遅れたゲッショー(分身)の「微塵がくれ」は避けられるのかも? 電車ごっこみたいな感じになりそうだけど(笑)
第 3 戦。Lv78か/忍。
こうやってボス戦でアレコレ思案するのは久々かも。
とりあえず、範囲攻撃が痛い事と「微塵がくれ」を避けられるかも知れない事から、サポ忍で空蝉を張り続ける事にした。
フェイスメンバはいつも通りだが、アタッカの一人をライオン II にした。彼女は空蝉を張るので、もしかしたら「微塵がくれ」に耐えてくれるかも知れない。
あと、フェイスはロボを回復しないので、「リペアー」で回復してあげる必要がある。消費アイテムが必要だが、結構な量の HP を瞬時に回復できるので、意外に重宝する。
やはり 1 回目の戦闘がレアケースだったらしい。今回も結構な頻度で範囲攻撃を使われた。
ゲッショーの分身。
「微塵がくれ」対策としては、「6 連発に耐えられないなら、回数を減らせばよいじゃない」作戦を採った。つまり、分身したゲッショーを個別に撃破して数を減らす。
予想通り本体に比べて分身の HP は少ないのだが、問題は現時点で残 MP が少なく分身殲滅までトリオン王子が耐えられない可能性があることと、いつ「微塵がくれ」を使用されるのか分からないことだった。後者については、ゲッショーの HP が 20% を切った段階で「微塵がくれ」を使用される前提、つまり本体を攻撃しなければ大丈夫と高を括った(笑)。
戦闘に集中しつつあばあばしていたのでスクショが撮れていないが(笑)、2 体目の分身と闘っている段階で「分身がすべて消えた」。何を言っているのか分からないと思うが、助かった。後から思えば、「分身の猛攻に一定時間耐えろ」ってことだったのかな。で、せっかちは微塵がくれで死ぬと。
この段階で、予想通りトリオン王子の回復が足りず、まずは盾が落ちた。
分身が消えたので、後はゲッショー本体を叩くほかない。
残りのメンバでの WS 連携+MB で HP を削り、
「微塵がくれ」。物理に弱いシャントットがダウン。
残 HP 30% で使用された。削りきれるのだろうか・・・。
あれ? 死んだ??
と思ったらムックリ起き上がって笑ったw
後は殴り合い。
どちらが先に死ぬかのチキンレースになった(またか)。
生き残っているのが不思議なくらいだったが、流石に範囲攻撃でクピピ殿も落ちた。
ロボはアイテムで回復できる。冒険者はロボが回復してくれる。
後は、ライオンがどこまで生き残るか・・・だったが、
冒険者とライオンが交互にタゲを取りつつ、合間に空蝉を張ることで耐えきった。
最後は溜まった TP で WS を叩き込み、
勝負は決した。
やたーーーー!
ゲッ「・・・流石は冒険者殿」
ゲッ「されど、この月照、故あって敗れるわけには参らぬ」
そう言うゲッショーだったが、既に声を出すことすらままならない状態らしく、
ついに観念して膝を屈する。
ゲッ「うぅ・・・。拙者の完敗で・・・ござる・・・」「されど、冒険者殿の如き達人に敗れたのでござる・・・。冥土にて何の恥じ入ることやある」
ゲッ「・・・されば冒険者殿、最後の頼みがござる」
東方の国の武人たる月照は、己が使命を果たせない責任を取るため、恥を忍んで冒険者に託す。
ゲッ「介錯をお願いでき申すか」
だが、冒険者にはまず聞きたい事があった。
敗軍の将の前で拳を下げる冒険者に、月照は場違いな笑みを漏らす。
ゲッ「ふふふ、やはり冒険者殿はお強いが甘いのう。故もわからず拙者を斬れんでござろう?」「いや、そこが貴殿の魅力でもござるが・・・」
死を覚悟したはずの月照は、冒険者の甘さ加減に気が抜けたのだろう。
ゲッ「致し方なし。しからば拙者の譲れぬ理由、聞かせてしんぜよう」
と、いつもより少し饒舌に自分の立場を話し始めた。
ゲッ「ふふふ・・・驚きめさるなよ。実は拙者・・・」「東のさる国の間者に候ふ」
え、あ、はい。
「・・・驚かれぬのか?」と逆に驚くようなことを言う月照だったが、「さて」と仕切りなおして続きを語り出す。
1 年と数か月前に「帝」直々の命を賜り「東の島」を出立した月照。
その目的は、膠着した戦線を打破するために皇国が準備中と言う噂の「秘策」を確かめ、阻止すること。また、敵の敵は味方、皇国周辺の蛮族と同盟を結ぶこと。
しかし、月照は行き詰まる。
皇国の「秘策」については、魔笛や人形がカギである以上の事を掴めない。蛮族については、同盟を結べるほど信頼できる相手に思えない。
そのような時に、月照はルザフと出会う。
世が世ならばやんごとなき、礼節を弁え信を置くに足る人物。
「幽霊船」を急襲したことを水に流し共に戦おうと言うルザフに、この地で出会った初めての共闘者に、月照はおそらく心酔した。
そんなルザフから、少し前にフリットを通じて申し出があったらしい。
ゲッ「戦と天変地異にて荒廃せし、我が国への多額の資金援助まで申し出られ・・・」
されど、と月照は口惜しさを滲ませつつ言う。
ゲッ「其も今は夢でござる・・・」「ふりつと殿との約定を守れず、いふらまどの御宝は今、こうして皇国に摂収されんとしているのでござるから・・・」
ん?と一瞬思うが、「・・・いやいや、冒険者殿を恨んでいるわけではござらぬぞ」とまで言われたら、聞き返さない訳にはいかない。
彼は何かを勘違いしている。
冒険者は今、不滅隊の作戦に参加した皇国の傭兵と言う立場ではない。むしろ、(なんだかよく分からない状況に陥って)ルザフの手足となって「秘宝」を護るためにこの場へやってきた、皇国とは敵対する立場だった。
それらの事を慌てて月照に説明すると、彼は目を細めて考えごとを始める。
ゲッ「さてもさても、それは妙な話にござるな」「一方では拙者に財宝を取りに行かせ、他方では冒険者殿に財宝を護らせんとするとは・・・」
聡明なルザフが考える事とはとても思えない。
ゲッ「此度の件、ご家来のふりつと殿の独断ではござるまいか・・・」
ゲッ「はざるむ試験場とやらにるざふ殿が向こうたのは、実はふりつと殿の思う壺なのではござるまいか?」「そして、御主を遠ざけ、あわよくば葬らんとしたは あふまう殿を護る者がおっては邪魔であるからに相違あるまい」
ゲッ「拙者も闇に生きし忍びの身ゆえ 此の予測には自信がござる」「急がねば、御主が主君あふまう殿の御命、危ういと見た」
死を覚悟した月照が、今更何をか画策しよう。彼の推測は冒険者の考えと合致し、疑うところは何もない。
ゲッ「一刻も早う、はざるむへ! あふまう殿の元へ馳せ参じられよ!」
冒険者に課せられた財宝警護は、冒険者の足止めになるばかりでなく、月照と冒険者のいずれが負けてもルザフの厄介払いになる。不確定要素を排除することは、精緻な企みにおいて肝要だろう。
またどこかで月照に会えることを祈りつつ、冒険者はハザルムへと急ぐ。
あのインプは、とんでもない策士なのかもしれない。