Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

アトルガンミッション29「少女の傀儡」その2

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え?うそ??色々最悪なんですけど・・・と暗い気分になるのだった。

 

失踪したアフマウはアヴゼン捜索の決意を新たにするため、幼き日を過ごしたワラーラ寺院に匿われていた。アヴゼンの行方が分からず困惑する一行だったが、そこに偶然現れたゲッショーが、赤い機関人形を火山で見かけたと言う。一方、ゲッショーの動向を怪しんだリシュフィーはゲッショーの嘘を看破し、むしろ彼の向かったマムークが怪しいと言う。いったいどちらを信じれば良いのか冒険者には判別が付かないが、リシュフィーを信じるアフマウに従い、マムーク探索に赴く事になるのだった。

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あちこち歩き回るだけで Lv84吟 になってしまった。

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マムークの未踏地を調査するため、ワープ本からいったんワジャーム樹林へ出て、

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別の入り口からマムーク入りする。

北西がダメだとしたら、南東方向、にょろにょろっと伸びた通路の先がアヤシイ。

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入ってすぐの場所でクエストイベントが発生した。

人間と仲良くなったマムージャが仲間の裏切り?に会って絶命してしまう、少し物悲しいイベントだった。

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広場に出たが、いつもと変わらない景色が待っていた。

基本的には中央がくぼ地で、山肌を利用した通路がその周辺を取り囲む形になっている。自然の地形をそのまま利用した拠点なのだが・・・見ての通り、外敵が通路側に出る作り、つまり、守備側のマムージャより高い位置取りができる作りになっていて、非常に守りづらい印象を受けた。もし外敵を窪地に誘導するような作りなら、守備側は周辺から矢を射かけるだけで相当な戦果を挙げられるだろう。

堅牢な城壁都市を築くトロールなど、各獣人拠点は拠点としての防御力を有する、それなりに考えられた作りをしていた憶えだ。マムージャ藩国がこのようなスタイルを取るいったいどのような理由があるのか、今のところその解は見つけられずにいた。

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アトルガンエリアの一部のモンスターは夜になると寝るので、探索は夜間に行うのが良さそうだ。

MGS アイテムを使用すれば昼夜問わずアチコチを歩き回れるが、過信すると後でしっぺ返しを食らうことになる(この後なった)。

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念のために別の入り口側も確認したが、

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地図に無い場所に出た。

うーん、数が足りず、マーキングできないんですけど・・・。そもそも先ほどの入り口がどこだったか、もう忘れてるんですけど・・・。

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まあいいやと思って(笑)マムークに戻る。

中央の巨大な広場を南に抜けて、

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カギのかかった扉を横目で見つつ、そう言えばアサルトの救出作戦はどうやってクリアするのだろうと考えながら、

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アヤシイと思った通路の先端にたどり着くと、

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別マップが待っていた。おお、何かありそうな予感。

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この辺りになると、敵は Lv84吟 から見て「丁度」前後。

Lv75 制限時代は大変だっただろうな・・・と思いつつ、

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敵を狩りながら中央広場に出て、「さて探索しますか」と MGS アイテムで消えたつもりが、背後のマムージャにいきなり殴られた。

え? まさかの「みやぶる」持ち?? NM じゃないのに????  のんびりスクショ撮ってる場合じゃなかったw 

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うーん、MGS アイテムが使えないとなると、急に 面倒 大変な事になったぞ。

と、どうするべきかしばし躊躇する。

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とは言え奥に行かない訳にも行かず、モンスターの動きを観察しながら、

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隙を見て奥へ進む。

マムージャ以外には MGS アイテムが有効と分かったが、さすがに彼らの本拠地だけあってマムージャは至る所を闊歩しており、なかなか先へ進めない。

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敵に何度か見つかりながら(笑)ようやく奥へたどり着くも、

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あれ? 元のマップに戻った。段差があるので一方通行だけど。

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再度広場を探索すると、

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地図に無いアヤシゲな通路があり、

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奥には特殊な扉が待っていた。

「鍵穴の周辺には黒や銀、茶色くこすれた跡がある」らしい。

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お? もしや?? と思って鞄を探ると・・・ 確かに色付いた鍵が見つかる。名前から宝箱のカギと思っていたが、そう言えばアトルガンエリアで宝箱を見ていない気がする。

それっぽいモノを取り出して扉に挿さそうとしたが・・・色が合わない。

ええぇぇぇええええええ。3 本あるから「やったぜ!」と思ったのに、1 本は「軍都のカギ」だった。紛らわしいぃぃぃいいいいい!(笑)

ああ、どうしよう。そもそもこの鍵ってどうやって手に入れたんだっけ・・・。宝箱のカギだと思っていたから憶えていない。普通に考えるとマムージャを倒して手に入れたに違いないが、問題はどのあたりで手に入れたのか・・・。少なくともマムークを再訪してから(「みやぶる」で見つかってw)何匹もマムージャを倒しているにも関わらず、カギを手に入れた覚えがない。

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ちなみに、マムークは 3 葉の地図からなっていて、最後のマップがこれ。

普通に考えてこんなところにアヴゼンが居るとは思えないし、そもそもこんなところに行きたくない(笑) 入口がどこなのか見つけてないし。

うう~~~~~~ん。この扉の先がアヤシイと思うんだけど・・・。鍵探しをするべきか否か。鍵探しと言うとダボイに籠った事を思い出すなぁ(遠い目) 大変だなあ・・・。

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どうするかしばらく迷ったが、ギブアップしてネットに頼った。

ら、行き先は「バフラウ段丘」だった(笑) 

ちょw まじかww ゲッショーとリシュフィーを小一時間問い詰めたいww

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ホームポイントが開通していたので行ってみてから気が付いたが、その奥、つまりボス部屋は「マムージャ監視哨」へ向かう際に見つけた場所だった。つまり、「バフラウ段丘」と言いつつも実質的にはマムーク。リシュフィー勝利。

と言うか、こんな場所分かるかーい。いや、分かるのか。すっかり忘れていたからそもそも思いつかなかったけど、攻略ルート的にはここへ来てもおかしくないのか。

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奥には扉があり、

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調べるとイベント。

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奥には、獣人四天王なのか五虎将なのか六武神なのか八部衆なのか十六神将なのか、とにかく何か偉そうな人たちが集まって分かりやすい密談をしていた。

???「・・・まちがいない。・・・それぞ・・・長きにわたり・・・我らの探していた・・・くだんのブツだ」

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???「・・・そのガラクタが・・・我らを・・・脅かすものだ・・・と?」

???「・・・そこが・・・アトルガン・・・ヤツらの・・・ねらいよ」 

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???「・・・それにしても・・・だ。・・・こんな・・・ちっぽけなものの・・・何を恐れる?」

そう言う獣人が手に捧げたものは・・・アヴゼンだった。

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果たしてこのブリキ人形は、獣人の恐れるに足るものなのか。

「分からぬ」を繰り返し「バラしてみるか?」とまで言い出す彼らに向かい、もう一人の獣人が声をかける。

???「其れには及ぶまいぞ。すでに見当はついてござれば」

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???「・・・その話、我々は・・・興味があるぞ。・・・聞こうでは、ないか」

そう答えたのは・・・この中で最も位が高そうな、そして最も奇異な見た目をした獣人だった。

(2 つの獣人が合わさった生命体。合成獣、実験体の一つだろうか)

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???「して、その見当とは、いかなものぞ?」

???「かたじけない」「然らば」

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話す許可を得たゲッショーは、人形たちの秘密を明かす。

ゲッショー「其は、ただの人形に非ず」「あとるがんは前聖皇じゃるざあん自らが、手を加えた機関人形にござる」

???「ジャルザーンだ、と!?」

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だが、獣人たちにとっても、アトルガン皇国の人形は目新しいものではない。

???「・・・で、そうだとして、なぜ、コレが・・・我らを・・・滅ぼすものなのだ・・・?」

ゲッショー「そこでござる」

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ゲッショーは、ガザッドの名前を挙げる。機関人形の開発を主導した人形師であり、かつ、皇立文化財調査事業団の顧問錬金術師である彼の名を。

???「ということは、これは・・・」

ゲッショー「その男が作ったものに相違ござるまい」

それは端的に、人形開発と古代遺跡との関係を示唆していた。

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ゲッショー「さらに気になることがござる。およそ五十年前がこと・・・」「皇国の学者どもによる遺跡の大規模な調査が行われた由」「故に当時、機関人形にはあるざだある朝の古の技が用いられたと巷で噂になったとか・・・」

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???「・・・そうだとしても、オートマトンは、すでにある。・・・今さら何を・・・遺跡に・・・学ぶのだ?」

だが、四天王の誰かが気づく。

???「!」「いや・・・まさか・・まさか!」「アトルガンめは・・・鉄・・・あの伝説の鉄巨人を・・・復活させんと、もくろんでいると?」

五虎将にどよめきが走る。

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???「・・・鉄巨人・・・。エラジアを・・・炎に包んだ・・・機械。まさか・・・ヤツら・・・ヤツら・・・」「・・・我らを、攻撃・・・根絶やしに・・・する・・・気・・・か?」

それは、八部衆にとってのトラウマ、かつての恐怖の記憶だった。f:id:vana_wanderer:20220204212626j:plain

狼狽える十六神将たちにゲッショーは言う。

ゲッショー「其がための同盟でござらぬか」「盟約が交わされし暁には、閣下ら西方の猛勢と我らが東方の武者一斉に皇国に攻め入ることができ申す」「さすれば連中に、そのような機械を復活させる余裕などなくなるは必定」

(ん? 我らが東方の武者?? アルタナ四国はアトルガンから西方にあるはず。ゲッショーはミンダルシア大陸出身ではなく、テンゼンたちと同様に極東出身ってこと? なんなら、覇権国家っぽいひんがしの国が黒幕の一人かも?)

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「盟約が・・・空手形に・・・ならなければ、な」と冷笑する七十門徒に、ゲッショーは断言する。

ゲッショー「天地神明に誓うて、保証いたしまする。もし、我が国が約定を違えし時は・・・」「拙者、我が帝の前にて腹を切る所存・・・」

(武士に二言は無いのならば、ゲッショーは敵方ってことかなあ・・・ちょっと残念。「帝」って言ってるし、ひんがしの国かなあ・・・。テンゼン何とかしてw)

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ゲッショーが覚悟を告げたその時、冒険者一行が獣人に見つかってしまう。

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ゲッショー「!!」「冒険者殿・・・!? い、今の話・・・」

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ゲッショー「せ、拙者は・・・」「拙者は、月照ではござらぬっ! 御免!」

冒険者の姿を見たゲッショーは、慌ててその場から姿を消す。

いろいろ狼狽え過ぎw

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覚悟を決めて獣人たちの前に姿を見せると、

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アヴゼンを手荒に扱う獣人たちにアフマウたちが食って掛かる。

マウ「アヴゼンになにかしたら このマウが、承知しないんだから!!」

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???「貴様ラ・・・。ソノ前ニ、テメェノ、命ヲ、心配スルンダナァ!」

人間たちは自分の立場が分かっていない。その事を揶揄する獣人の一人が名を上げる。

???「ココハ、コノ、ガヒージャ、ニィ!」

???「よかろう。騎龍王、よ」

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???「ゲッグッグッグッ・・・。半刻したら、後始末の、兵を寄越す。少しは、お楽しみを、残しといて、やんなぁ~」

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余裕を見せる獣人たちの隙を突き、アヴゼンの救出に向かうアフマウ。

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だが、それを阻止せんと騎龍王ガヒージャがアフマウに突進し、

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???「危ないッ!!」

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アフマウを突き飛ばしてその身を助けたのは、

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リシュフィーだった。

リシュ「ぼ、僕なら・・・だいじょうぶです・・・」「いいですから、早く・・・! 逃げてください! アヴゼンさんなら僕がっ・・・」

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だが、リシュフィーの言葉を振り切り、逆方向へ走り出すアフマウ。アヴゼンを前に逃げるなんて、彼女にできるはずが無い。

メネジン「・・・すぐに戻るからな」

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と言うところでボス戦。

ゲッショーが裏切り者だったのか・・・。いや、そもそも勝手に裏切られたと思っているだけで、彼的にはフラットな付き合いだったかも知れないけど。今のところアトルガン皇国の弱体化が目的に見えるから、彼からすれば、アルタナ四国も彼側の立場に見える気もする。

思えば、某大使が有無を言わさず電撃を喰らわせたりと、敵対関係を明確に示していたな・・・。あの人の行動は、後になって「あああ、そう言うことか」と言うことが多すぎる。つまり、何を考えているのか分かりづらいw さすが天災の悪魔。

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ボスは騎龍王ガヒージャ。

イベントの通り、龍? サイ? に乗っていた。合体分離したりして。

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普通に戦闘開始。

ガヒージャは目立ちたがりなのか、戦闘中のメッセージが頻繁に出て うざい 面白い。

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トリオン王子が確実に挑発したはずだったが、なぜか戦闘の途中でこちらを向くガヒージャ。もしかしたら、ヘイトをリセットする技を持っているのかもしれない。

ただ、レベル差があるためか、ダメージも大きくなく脅威ではない。マムーク探索からそのまま来てしまったが、Lv84 は高すぎたかもと、今更気が付く。

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フラッシュ等で必死にヘイトを稼ぐトリオン王子。

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でもこっちを向くガヒージャ。

くるくるしていて うざい 面白い。

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「次ハ、テメェノ番ダァ~! ハッハア~!」とか威勢はいいけど、

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特に怖い攻撃をしてくることもなく「グッハァアア・・・!!!」と叫び声を上げて倒れるガヒージャ。最後まで うざい 騒がしいボスだった。

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満身創痍のリシュフィーが見上げるその先では、

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アヴゼンの許へ辿り着かんと必死のアフマウたちが居たが、

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二人が一瞬離れたその隙を、あのインプが見逃さない。

インプ「このブリキ人形くんはぼくがいただいていきますっ」

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振りほどこうと必死のネメジンだったが、「君は下に落っこちて・・・」「スクラップになっちゃいますよ?」と言うインプの言葉に、アフマウが「・・・お願い、やめて!」と懇願すると静かになる。

(描写的には、アフマウが遠隔からメネジンの電源を切ったように見えた。白門の港でもそうだったが、「無手の傀儡師」アフマウは、人形を遠隔操作できるのだろう、たぶん)

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そしてアヴゼンの許には、

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ルザフ提督が現れる。

ルザフ「こんなものが厄災の双人形・・・だと?」

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二体の人形を奪われたアフマウがその人形の名を叫ぶと、ルザフはようやく確信できたようだった。

ルザフ「どうやら、アヴゼンとメネジン・・・ 双人形で間違いないようだ」

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そして、インプが作り出した「移送の幻灯」にメネジンを、

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アヴゼンを、

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そして自らの身を投げ出し、どこかへと転移する。

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そして、それを見たアフマウも・・・。

リシュ「お止めください、アフマウさまっ!」

その声は彼女に届いたのか、届かなかったのか、

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がっくりと肩を落とすリシュフィーの知る術は無かった。

リシュ「なんということだ・・・僕は・・・僕は・・・」

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だが、放心している暇はない。後始末の兵の足音が彼らの許へ近づいていた。

リシュ「・・・トカゲどもが大勢、こちらに向かってきている」「なぶり物にする気だ・・・」

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絶望的な状況に至り、リシュフィーは覚悟を決める。

リシュ「君は、そこからの脱出を試みてくれ」「そして、無事に脱出できたらアフマウさまを頼む」

エジワ蘿洞で、ワラーラ寺院で、何度も任務に失敗した彼だったが、不滅隊である矜持は捨てていなかった。

リシュ「これでも僕は不滅隊のはしくれ」「僕は、ここで敵を防ぐ!」「もとより命は聖皇さまに捧げている。同情はいらない・・・」

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「さぁ、行けっ!」そう言って冒険者の背を見送ったリシュフィーは、不滅隊の仲間に、冒険者に、後を託す。

リシュ「・・・我、山猫の傭兵に追跡を託せり・・・」「繰り返す・・・我・・・」

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そして、万事休したリシュフィーは、

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不滅隊としての最後の魔法を唱え始める。

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青魔法「自爆」。

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彼を中心に世界は白色に染まり・・・。

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気が付くと冒険者一人が、その場に取り残されていた。

 

ええぇぇぇええええええ。最悪のパターン過ぎてどうしよう。ミイラ取りがミイラになるどころか、人形も傀儡師も亡霊の手に渡り、リシュフィーは命を賭すも冒険者を逃がしたのみ。

と言うかリシュフィー・・・。きっとどこかで生きているよね? 「自爆」しても戦闘不能なだけで死亡じゃないよね?  フェニ尾で復活するよね??

リシュフィーーーィィィイイイイイイイイイイイイイイ!(涙