Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

アトルガンミッション37「修羅の道」

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彼女の素顔も見え隠れし始めるのだった。

 

インプ フリットの目的は、アフマウを贄にしてルザフを「迷路の騎士」にすることにあった。ハザルム試験場に現れた冒険者のお陰でその奸計に気づいたルザフは、コルセアの掟の下にフリットを始末する。だが、アフマウとの交流を通じて皇国への「恨み」を聖皇への「希望」へと昇華させたルザフは、結果、冥府の王オーディンとの「恨みを晴らす」と言う契約を果たしてしまう。しかも、その場に現れた丞相にアフマウもルザフも双人形も捉えられ、審判の日を迎える準備は着々と進む。「サラヒムへ」、そう言ってアフマウに渡された短剣は、事態打開のカギとなるのだろうか。

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事態は風雲急を告げるが、我が社も大変な事になっていた(笑)

ヒソヒソと交わされる会話を掻い摘むと、どうやらルザフにかけられた指名手配は解除され、賞金を手に入れる術が無くなったらしい。

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シャッチョー「・・・あ、あたいの・・・」「腹黒な金蛇勲章がもらったご用達な一攫千金で見つけたプロジェクトが聖皇さまなんだよっ!!!」

ああぁぁあぁあああ壊れたあぁぁあぁあああぁあぁぁあ(笑) 笑ってる場合じゃないけど。

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シャッチョー「アハハハハ、世界へ羽ばたく、あたいの翼が・・・」「ほら! あたいの・・・あたいの・・・アトルガン黄金貨 2000 枚が飛んでくよ!」

やばい幻覚を見始めてるううぅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅううううう。

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シャッチョー「だいたい、なんだい! あのスットコドッコイは 今の今までなにをしてるんだい、なにをっ!」「すぐに連絡をよこすのが社員のスジってもんだろ?」

と言いながら鈍器をブンブンと振り回す社長。ちょっと戻った?

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社畜の常として最初に社長を訪れるべきだったけれど、事態が事態だったからハザルム試験場へ向かったのが失敗だったか・・・なんてことを思いながら部屋に入ると、

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振り回していた鈍器が

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社長の手を離れ、

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危険を察知したアブクーバが懸命のジャンプを試みるも、

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その鈍器は冒険者に命中する。

アブ「ああ、そんな・・・」「しっかり!  しっかりしてください・・・! 冒険者さ~~~~ん・・・」

光の戦士を一撃で昏倒させるなんて、さすが伝説の鈍器モーニングスター

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そんなドタバタ劇の裏では、宮中で更なる企みが進行していた。

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丞相「900 年だ・・・」「900 年もの長きにわたり 歴代聖皇は、各地に散らばった鉄巨人の骸をこうして接ぐことを夢見てきた」

(200 年どころか 1000 年近く前に「審判の日」を迎えていたのか)

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丞相「そのために、失われた魔笛を求め内に外に無益な争いを繰り広げてきた・・・」

だが、と丞相は言う。彼の父は違ったのだと。

ガッ「御意。偉大なるジャルザーン様は、鉄巨人を、そして魔笛を御自分で作ろうと思い立たれました」

(ん-、善王で知られる前聖皇とイメージが少し違う気が・・・)

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父祖の言葉をきっかけに、ラズファードはガッサドと共に、魔笛ばかりでなく鉄巨人の複製すら作りあげたらしい。

丞相「・・・アレキサンダーは この巨大な『アルザダールの鉄巨人』のように、あの『機関巨人』を『よりしろ』として選ばれるだろうか?」

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弱気は禁物ですぞ、とガッサドは言う。

ガッ「アレキサンダーは、この世でもっとも強きものを愛されると云います」

計算上「鉄巨人」を数倍上回る火力を出せる「機関巨人」が選ばれない訳がない。

ガッ「それに、私には確信があるのです」

降臨の日を待ちわびるアレキサンダーの御意志が働いているのだと。

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オカルトじみた事を言い始めたガッサドに、丞相は釘を刺す。

丞相「我々が感傷に浸る暇などない。ゴルディオスを紐解くまでは」

それは、巨人の心臓である「魔笛」と対を成す「制御装置」。巨人は動かすための要。

ガッ「・・・それにしても皮肉なものです」「まさか、私の設計したオートマトンに、彼女がそのような細工を施していたとは・・・」

彼女。ナシュメラの母、ジュブリール。

(ん?? やっぱりラズファードとアフマウは腹違いの兄妹なのかな)

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ジュブリールは、変わっていたが、頭の切れる女性だったらしい。

還俗するまでは、難解なワラーラ文書を読破する学僧。母となってからは、人形に命を吹き込む傀儡士。アフマウはそんな母に憧れて傀儡師を目指していた。

丞相「彼女が取り付けた 行動パターンを覚えさせる装置のおかげで初心者の私にも、まるで生きているようにメネジンを動かすことができた」

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ガッ「プログラミングですな。あれを見たときは正直、私も舌を巻きました」

丞相「彼女がそのとき、何気なく語った言葉に真実が隠されているとはな・・・」「『すべてはゴルディオスの賜物』か・・・」

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「制御装置」には制御方法を記した「プログラム」が無ければならない。

おそらく丞相は、ジュブリールが双人形に残したプログラムを解析し、それを手掛かりに「ゴルディオス」、すなわち「制御装置」に記されたプログラムを書き換え、巨人を制御しようと企んでいた(たぶん)。

ワラーラ文書とは、プログラム言語を、その文法や記法を記したマニュアルに違いなかった(たぶん)。

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故に、丞相は不滅隊を通じてアフマウを脅す。

丞相「ナシュメラに伝えろ」「おとなしく協力し、人形のプログラムを開放するならば ルザフの処遇、考えてやってもよい」

(強引に解析しないのは、人形がとても繊細で壊れやすいからかも知れない)

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ラズファードはもちろん、イフラマドの亡霊たるルザフを生かすつもりは無いらしい。だが、珍しくオカルト話を信じるようだ。

丞相「機関巨人が完成に近づいたとき、やつもまた蘇った。・・・偶然ではあるまい」

ガッ「神々の御意志が介在していると・・・?」

丞相「あるいは・・・な」

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だから、と丞相は告げる。巨人との因果関係がはっきりするまでは生かしておくつもりだと。

ガッ「しかし、それでは・・・」

丞相「安心しろ、冥界の連中が望む最終決戦ラグナロクとやらは起こさせぬ」

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丞相「審判の日の鍵は、すべて我が手中にあるのだ」「私は御してみせる。それが神であろうとな・・・」

(そう言えば、双人形の片方は母ジュブリールから、片方はラズファードから貰ったとアフマウが言っていた(と、ワラーラ寺院のナディーユが言っていた))

(赤い装束を着たアフマウは母そっくりだとラズファードが言っていたから、アヴゼンが母の直接の形見だろう。そしてメネジンは、おそらく母が兄へ贈ったものを、更に兄が妹に譲ったのではないか。ラズファードの口ぶりから母への畏敬の念は感じられないから、その形見を手放すことに躊躇しなかった事が容易に想像できる)

(双人形が「無手」でも自立して動くのは、母のプログラムに因るものだった。そして、そこに何かの「細工」が施されているとしたら、それぞれにいったいどんな「細工」が為されているのだろう・・・。聡明だった母が何かを仕込んでいる可能性は・・・)

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なんて夢を見ていたが、アブクーバの声で意識を取り戻す。

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シャッチョー「・・・ああ、よかったよぉ~」

え? あれ?? 何このセリフとこのポーズ。

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これも夢だったのだろうか。

気がつくといつもの社長がそこに居て、「・・・フンッ!  そうかい」なんてしらばっくれている。

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一応謝った方が・・・と言うアブクーバに気まずそうな社長は、

シャッチョー「これは・・・その・・・」「そう、ドゥザフによる不可抗力だよっ」

とかなんとかよく分からない事を言い始めるが、あきれたアブクーバの「社長!!」と言う声に観念したのか、

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品を作りながらようやく謝罪を口にする。

シャッチョー「・・・その、ごめん、冒険者・・・」

なにこれかわいい。

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気恥ずかしそうな社長はとっさに話題を変えようと苦心し、

シャッチョー「・・・そ、そんなことよりあんた、なにか報告があって出社したんだろう? ネェ?」

と意外にも鋭いことを言う。鈍器で殴られて忘れてた(笑)

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ナシュメラから預かった「短剣」を渡しながらハザルム試験場での事を社長に告げると、彼女は急に顔色を変える。

シャッチョー「!!!」「なぜ、それは早く言わないんだい!」

そして、急に思いつめた顔をして、周りを気にせず独り言を言い始める。

シャッチョー「・・・」「ちょっと早過ぎだよ・・・、いや、事態はそこまで・・・」

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不意に冒険者の視線に気がついた社長は、真剣な表情で人払いをする。

シャッチョー「・・・ん?」「・・・見世物じゃないよ。しばらく考えごとをするから、 2 人とも席を外してくれ。シッシッ!」

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当然ながらまったく事態の飲み込めないアブクーバは、珍しい姿の社長に心配の目を向ける。

アブ「慣れないことして具合でも悪くなさって、後で嵐が吹き荒れなきゃいいんですけど」

彼の心配は社長へのそれではなく、それによって降りかかるだろう災厄へのそれだった。さすがブラック企業

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アブ「でもまぁ、ドゥザフの懸賞金がパァーになったわりには穏便にコトが済んでなによりですー」

なんて呑気な事を言うアブクーバを残して退社すると(彼はトコトン自分が大事なんだなー)、

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トリオン王子の懐刀、トラビアルスに会った。

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アルザビの大通りまで彼に従いながら、彼と別れてからのアレヤコレヤを語った。

トラ「そうですか・・・。やはり、聖皇ナシュメラ 2 世は実権を失い、宰相が国政を・・・」

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まるでそうなることが分かっていたかのような彼の言葉に驚くと、トラビアルスはトリオン王子の名を口にした。

トラ「まさか、殿下のご懸念が現実になるとは・・・」

かつて国賓として皇国に招かれた事がある王子は、その際にナシュメラと面識があったらしい。だから、「彼女ならば最後の舵取りを誤ることはない」と「ご懸念」は拭っていたようだ。だが、残念ながら現実は悪い方向へと進んでいた。

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トラビアルスが冒険者をここへ連れてきたのは、誰かと待ち合わせをしていたためらしい。

まずはウィンダス大使の窓口、ロディンコミディンが現れた。

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相変わらず落ち着きがなく口が軽い彼は、「こっちは、魔笛に関して新たな情報を仕入れちゃったもので その報告に、てんてこまいでしてねぇ~!」などと、言わなくていいことをペラペラと喋っていた。

「シャ・・・カラババ様に口止めされてたんでしたぁあっっ!」なんて更に墓穴を掘るが、彼はアルザビに居てよかったのかもしれない。さすがにウィンダスからここまで、大使の「呪い」は届かないのではないか。ああ怖い怖い。

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サンドリアウィンダスとなれば、次はバストゥーク

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トラ「まさか、ミスリル銃士のアヤメ殿が来られるとは・・・」

彼が驚くほどには意外な配役とは思えなかったが、彼女がここに来ると言う事の重大性が事態のひっ迫具合を如実に表していた。

アヤメ「我がバストゥークとしても もう、情報庁の諜報員だけに任せておける事態ではなくなった、ということです」

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トラ「と、おっしゃられますと?」

アヤメ「バストゥークの戦略指令局はすでに第三共和軍団、つまり共和国艦隊に臨戦態勢を命じました」

ロディ「甘いよ、トラビアルス。我がウィンダスだって水陸両用カーディアンの配備を完了しているんだぞ」

アルタナ四国はアトルガン皇国の動きを察知し、既に臨戦態勢を整えつつあるようだった。

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「全員そろったのなら、本題に入りませんか?」と言うアヤメ殿に、「まだ、ゲッショー殿と連絡がとれておりませんが・・・」と言うトラビアルス(面倒なので、これからはトラさん 笑)。

トラさんがどこまで知っているのか分からないが、東方の島国がアトルガン皇国の敵の敵として蛮族と手を組もうとしたのならば、同じように皇国の敵の敵としてアルタナ四国と共同する手はあるはずだった。蛮族よりもはるかに信頼の足る・・・とは口が裂けても言えないが、多くの利害は一致するかも知れない。

だが、あれから行方の知れない月照を待つ時間は、もう僅かも残されていないようだった。「悠長に待っている時間はないのではありませんか?」と言うアヤメ殿の言葉に従い、トラさんは本題に入る。

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「・・・ついに、我々が恐れていた事態を迎えました」と。

やはり、と言うアヤメ殿にトラさんは返す。

トラ「近く、四国軍事会議が開催される運びとなったそうです」

アヤメ「水晶大戦から 20 年。一度も開かれなかった会議がついに・・・」

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トラ「無論、開戦は回避せねばなりません」

そのためにも、情報収集を競う場合ではないというトラさん。「同感ですね・・・」と返したアヤメ殿は、ふと冒険者に気がつき問う。

何かを知っているのではありませんか?と。

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そう問われれば、冒険者としては当然「飼い主」に対するラズファードの、まるで宣戦布告とも取れる言葉をそのまま伝えざるを得ない。

トラ「・・・開戦は避けられないかもしれませんね・・・」

アヤメ「ええ。しかも恐らく水晶大戦を上まわる規模の戦いになる」「そして、犠牲者も・・・」

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アルタナ四国軍事会議。

前回の「臨時四国会談」の時のように冒険者がそのメンバに呼ばれたわけではないが、先行きは気になる。

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ので、ジュノに行ってみたが何も起こらない。

あれ?

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アルドは関係ないし・・・。

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いったん社長の許へ戻って報告をしようと思ったが、「シッシッ!!」と厄介払いされた。切ない。

 

シャッチョー(・・・いや、待てよ。冒険者にこの短剣を届けさせたってことは あの御方もこいつを・・・う~ん・・・)

短剣を手にした社長には、何やら思うところがあるらしい。短剣は、おそらく社長に対する何かのフラグ。文字通り「聖皇の懐刀」を意味するのだとしたら、社長は聖皇の命に従い「何か」を為すつもりなのかも知れない。

皇国の息のかかった、その成り立ちも定かではない怪しげな傭兵派遣会社。ブラック企業の代名詞たるこの会社のワンマン社長の正体が、とうとう明かされるのだろうか。

ところで今思ったけど、ワンマンじゃなくてニャンウーマン? ん? あれ? もしかして最悪なダジャレ?