アルタナミッション2「はじまりの刻」その13
この感覚が懐かしい・・・と思うのだった。
ミッションを進めるために何をすればよいのかイマイチ判らないのだけれど、今のところは軍務大臣かザザーグの話を進めればよいのではないか?と睨んでいる。
いずれもハズレかも知れないが、とりあえず両者を並行して進める事にした。
まずは戦績と勲章を得るためにカンパニエOpsを進めた。
毎回同じモノを選んでいると報酬が下がるっぽいので色々な任務を選んでいるのだが、今回は「軍需品調達」にした。
依頼元も補給担当官らしく「戦略物資収集」との違いが良く判らないが、取り合えず内容を聞きに向かう。
・・・あの女性は今日も居ないなあ。
「どこそこの検問所あるいは拠点から物資を調達せよ!」みたいな話かと思っていたけれど、補給担当官からは「炎クリx12」を所望された。
一度自宅に戻り、該当物品を持ち出して納品した。楽ちん。
結局は「戦略物資収集」と同じ手順(どこからからモノを仕入れて納品する)で良いようで肩透かしを食った。たぶん、両者は要求されるモノの種類や範囲が違うのだろう。
さっそく本部?に報告をすると、意外にもこれまでで一番多い戦績を貰えた。不審物発見の2倍近い報酬だ。
同じ調達任務ではあるけれど、亜鉛鉱に比べてクリ1ダースは費用的な差が大きいから、調達物の価値が報酬の差になっているのかも知れない。「ノールの爪」は暴落していたけれど(泣笑)クエストに必要なアイテムは高騰し易いので、どちらを選ぶかは悩ましい気がした。
日を改めて軍務大臣関連のクエストを確認すると、
新たな依頼が舞い込んだ。
曰く、ガルカの民の一部が内乱を企てているらしい。
しかも、その裏で糸を引いているのが共和国防会議議長ペイルイーグルだと言う。
(議長=老人と思っていたらガルカだったのでビックリした 笑 名前から察知できたはずなので、まだまだ読みが甘いなーと思ってしまった)
(それにしても挑発的・野心的な印象が強い・・・)
(街中でも噂話を聞けるが、)現大統領プリーンは生活向上などを政策に掲げて当選したにも関わらず大戦の影響でその進捗が芳しくないため、彼を支持したガルカからの不満が鬱積しているらしい。
議長はその状況に乗じて政権転覆を画策していると言う。
男「議長は軍団長時代、『グロウベルグの荒鷲』と呼ばれた猛将。議長を支持する将兵が内乱に加われば、共和国の崩壊は避けられない・・・!」
そう言った状況を鑑みて、男からは内乱を未然に防ぐために「ある情報の裏付け」を取って欲しいと依頼された。
それは、ガルカの民の長老ウェライと同居人グンパに纏わる情報。
議長が接触しているらしいその二人が内乱準備のために大量の武器を保管していると言う噂、その裏取りが任務だった。
男は、ウェライが子供まで内乱に巻き込むつもりなのではないかと要らぬ心配すらしていた。
男「お前はウェライとグンパの 身辺を洗ってくれ。頼んだぞ」
いきなり身辺調査と言われても何をして良いのか判らず、とりあえず聞き込みを始めたのだが、
男が言うところの「子供」に話しかけると
イベント。
ウェライ「あなたも 私たちのことを調べに来たのか?」
(秘密裏に調査するものだと思ったらいきなり本人達にバレている件 笑)
ウェライからは開口一番「私たちは内乱などもくろんでいない」と、その調査の目的を否定された。
グンパ「・・・ガルカの民のなかには、確かに 大統領に不満を抱いている者もいる」「ウェライは そんな者たちに、気持ちを静めるよう 説いてまわっているのだぞ」
ウェライ「さぁ、この話はおしまいだ。パグダコ、剣術の練習を怠るなよ」
そう言うと二人は去っていく。「子供」に近寄る不審者を警戒して、わざわざ冒険者に釘を刺しに来たのだろう。
当のパグダコはその事に気が付いているのかいないのか、
ダコ「僕、将来ミスリル銃士隊になれるかな」
と明後日の方向を心配していた。ガルカは見た目から年齢が判りづらいが、彼は見た目通りまだ幼いようだ。
さっそく楽器屋へ報告に戻る。
が、当然「ウェライ本人が内乱を目論んでいないと言っていましたー!」などと報告しても取り合ってくれない(笑)
仕方がないので聞き込みを再開した。
あ、おまわりさんこの人です。
内乱の準備をしているとしたら鉱山区がアヤシイので何とか入りこむ方法を模索したけれど、それっぽい情報がない。
ちなみにカンパニエに関する情報を聞けるNPCが居た。
どこが戦場になりそうなのか、とか、
軍が現在重視している任務などが聞けるらしい。
「戦略物資調達」の名が挙がっているので、もしかしたら報酬にボーナスが付いたのかもしれない。本格的にカンパニエに関わるのならば、ここで情報を仕入れるのが良さそうに思えた。
更に話を飛ばしてしまうけれど、街中では踊り子ライラの話も聞ける。
側仕えが居た事から予想できるとおり、彼女は舞踏の名門家のお嬢さまらしい。その彼女が20年後には舞踏団ではなく武踏団の団長?に収まるのだから、この大戦で更なる試練が彼女を訪れるのかも知れない。
街中の聞き込みを終え、
念のため門番にまで話しかけたが、
何も起こらない。
うーんどうすれば良いのだろう。難しい・・・次の手が思い浮かばない。
最後にネットを頼った。
少年パグダコから話が聞けないのならば、
青年パグダコから話を聞けばいいじゃない。
(なるほど、アルタナは現在と過去を行き来して問題を解決していく仕組みなのか。言われてみれば当たり前だけど盲点だった、これからはこの発想を大事にしよう)
念願が叶い、少年パグダコはミスリル銃士隊になっていた。
当時の事を憶えている彼にウェライとグンパの事を尋ねると、
鉄喰「そういえば、当時 師匠とグンパと、よくグロウベルグに 行っていたな・・・」「あの山には 何があったのだろう?」
とそれらしいことが聞き出せた。
と言う事でグロウベルグ〔S〕。
前回は時計回り、かつ、壁伝いに調査を行いながら北から南へ進んだ。
いくつかのチェックポイントは控えているものの未調査領域は広い。北から順に調査を進め「あの山に何があったのか」を確認することにした。
ノールの乱獲(笑)で Lv79青 になっていたが、この辺りに居るカメはギリギリ「らく」なため、ちょくちょく絡まれた。
パシュハウ沼で見られたような花がここにも見られ、地続きなのだなーと実感する。
地図にある川から南進を試みたが、
残念ながら上り方向になるため断念。
北西にある妖精の広場?へはグルリと周り込まないと行けないらしい。
今までまったく気づかなかったが、ここにもノミが居るようだ。おそらくレベル差のお陰でこれまで絡まれずに済んだのだろう。
ノミはあちらがアクティブにならない限りターゲット出来ない点が厄介で、見た目が小さいこともあって絡まれてから気が付くことが多い。3~4匹を引き連れていることがママあり、バフラウ段丘ではかなり難儀した。
上りのため視界が悪く、カメに絡まれないように注意しながら先を進む。
発見済みを含むチェックポイントを捜索・確認しながら、いったん分岐点となる「Guntower」に至る。
ところで「Guntower」の日本語訳ってなんだろう。大砲を設置した塔だから砲塔で良いのかな。
塔の麓には・・・おお! あの赤い女性が居た。
名前を忘れていたのだけれどエリヴィラさんか。
更にアーデルハイトも。
ここは女性陣が守る砦なのだろうか。
取りあえず砲塔の周辺をチェックすると
イベント。
ウェライとグンパのイベントかと思ったら
グロウベルグ南西麓の監視塔でのイベントの続きだった。
山へ向かうなと言っていたガルカの男が嘆く。
ガル「この崖で多くの者が命を落とした」「危険だからと止めたが、誰も私の言うことを聞いてくれなかった・・・」
バタリア丘陵には父親の消息を気にする兵士が居たが、彼によれば「亡き者の叫び」のなかにその声も混じっているらしい。
ガル「・・・ロムアルドに伝えてくれ。『お前をひとりにしてすまない』と・・・」「・・・声はそう言っている・・・」
それは谷間に吹きすさぶ風の音なのではないか。ガルカにはそのように聞こえるだけなのではないか。
そう問いかけようと振り向くと、あのガルカの姿はない・・・。
強く冷たい谷風が身体に障ったのだろうか、不意な身震いを抑えるようにして両肩を抱きながら冒険者はその場を後にした。
周辺の探索を終え砲塔に戻ったが、砦の防衛隊は周辺への警戒を続けていた。
最初に訪れた際の様子から想像するに、防衛隊は常駐していない。彼らが警戒に当たっていると言うことは、獣人軍の攻撃が予想された。
「アライドタグ」はまだ発行されない。カンパニエバトルはこれからなのだろうと思い、せっかくなので参加することにした。
(この判断が後々のヤキモキを呼ぶこととなった)
いつ始まるのか判らないバトルを待って、しばらくぼーっと時を過ごす。
周辺を駆け回る兵たちを見てふと気づいたのだが、赤い兵(おそらくエリヴィラの隊だろう)は全員が女性のようだった。戦時下なので男女区別なく採用しているのだろうが女性専属部隊は珍しく、どのような運用をしているのか少し興味が湧いた。もちろんあの隊長にも。
周辺の兵たちがプロシェル(プロテス・シェル)を一斉にかけ始めた。プロシェルの効果時間は30分だから・・・え? 彼らは 30分もこうしているってこと!?!?
・・・何やら嫌な予感がこの辺りから漂い始めた。
で、それからリアル10分後(笑)にようやく「パンパニエバトルが発生」した。始まらないからと探索を再開した矢先だった。
後から考えれば、実装当時は人間PTのみなのだからカンパニエバトルに合わせてPTを募集して現地に移動するには相当な時間がかかったはずで、防衛隊が任務に就いてからリアル45分ほどの時間を費やすのも当然のように思えた。
が、プレイ中は「おそーーーーいいぃぃぃいいいい」とヤキモキするばかりだった(笑)
で、何も起こらないの図。
あ、ちなみに、現場に戻ったら赤の部隊が全員居なくなってました。なんで? 夜になったから?(違う)
なかなかバトルが始まらないので拠点兵と話をした。
カンパニエバトルが始まったので、まずは「アライドタグ」を発行してもらった。
前回は慌ててバトルに参加したので今回はゆっくりとメニューを確認したのだけれど(笑)、その中に「ユニオン」があった。
「アライドタグ」を持つ(カンパニエバトルに参加した)プレイヤが、更にいくつかの「ユニオン」に所属できる仕組みらしい。
冒険者以外に誰も居ないので選び放題だったが、と言うかどれを選んでも同じだったが(笑)、所属後のメッセージを見て気がつく。「戦利品」が云々と言っているので、おそらくバトル終了後の「宝箱」はユニオンに所属していないと開けられない。
それにしても来ない。
来ない。
でも、このヤキモキ具合が懐かしい。狩場での獲物のポップ待ちとか。PT募集後の集合待ちとか。売店の開店待ちとか。船や飛空艇の帰港待ちとか。
外国人PTは現地集合現地解散が普通だったので人が抜けては入ってを繰り返すことが多く、その都度ぼーっと15分とか30分とかを待った憶えがある。
あれらの時間が懐かしい。
言語の壁はあるのだけれど適当な中学英語で会話してみたりとか、適当な敵を殴って大惨事になったりとか、少人数でも意外に敵を倒せる⇒経験値ウマーで外国人がスーパーテンションになったりとか(笑)、都度都度の時間の使い方に色々なドラマがあって、それがMMORPGの醍醐味だなーと当時は思っていたし今も思っている。
暇なのでテンポラリアイテム(戦績と交換できる、カンパニエバトルのみで使えるアイテム)を覗いて時間を潰していると、
ようやく「グロウベルグの攻略を開始しました」「当エリアの拠点に向けて進軍中です」のログ。
・・・え? これから移動するの??(笑)
カンパニエバトルが開始されてからリアル8分ほどで、ようやく敵影が見えた。
そこからはバトル!
バトル!!
バトル!!!
途中参戦の前回に比べて心に余裕があったため、カメを一カ所に誘導して皆で囲んで殴る事がベターと気づいた(笑)
結構あっさりと倒したつもりだけれど、ヴァナ時間で3.5時間、リアルで9分ぐらいが経過していた。
周辺に取りこぼしが無いかを確認して、
またカメ待ち・・・。
夜が明けた頃に第二陣がやってきたのだけれど、
その中の1体に前回と同じボスが居た。
「深紅の鎧」と言う肩書通りの特徴的な出で立ちで、高レベルのボスらしく攻撃間隔もWS間隔もムッチャ短く強いのだけれど、
多勢に無勢、
ここに来て丁度ヴァナ1日後、リアル1時間後にボス撃破。
ふぅ!終わったーーー!!と思ったのだけれど、
新たな勢力が「グロウベルグの攻略を開始しました」「当エリアの拠点に向けて進軍中です」のログ。
・・・え? 前回は終わったのに今回は終わらないの??
またリアル5分ほどをぼーっと過ごす(笑)
空が高い・・・。
その後は同様にバトル!
バトル!!
第二陣ともバトル!
バトル!!
ちなみに、範囲回復などはPTメンバだけでなく効果範囲内の味方NPCにも効果を及ぼすよう。ならば味方NPCにケアルガ使いが大量に居れば無敵じゃん!と思うじゃん。居ないんじゃん・・・。
2日目の夜を迎えて
ボス戦!
人を殺す気満々の両手鎌?が怖い。ブンブン振り回すのも怖い。
このボスも攻撃間隔が短くてムチャクチャ攻撃をしてくるのだけれど、それだけでなくシェルガードで防御力を上げたり、
ヘイストで更に攻撃を加速させたりと、殺戮に向て余念が無い。怖い。
なんてことを考えながらスクショを撮りつつバトルをしていたら、
「Kupipiを倒した」「Shantottoを倒した」の赤い文字がログに流れる。
・・・え? ええ??
慌ててカメラを引くと、確かに二人が居ない。
え? どうやって死んだの??
そして盾が死亡。
うっそ?
ログの流れが速すぎて状況が判らなかったのだけれど、ギルガメが死ぬに至ってようやく事態を理解した。
「鉱石投げ」の単体ダメージと「炸裂岩投げ」の範囲ダメージがムチャクチャ痛いのだ。そして、たまたま撮影のために背後に回っていた冒険者は被害を免れて事態に気づくのが遅れたのだ。
えぇぇええええとマゴマゴしているうちに対処する間もなくライオンが倒され、独りになった・・・。
バトル中で敵視が発生しているためフェイスは呼べない。
慌ててその場を離れて、テンポラリアイテムの「呪符リレイズ」を購入、使用する。チェックしておいてよかった!
「炸裂岩投げ」のダメージは(NPCでは)2,000を超える場合があるらしい。
それは死ぬ。私も死ぬ。誰もが死ぬ。むしろNPCが死なないのが不思議(実は兵士の数が徐々に減っていたりするのだが、あとで気が付く)。
直撃を喰らえば死ぬので、これまで通り相手の背後に回って敵視を稼がない程度にダメージを与えていく。
と言うかそもそもそんなにダメージが出ない(笑)
ボスのHPが20%前後になった段階で「女神の祝福」。
うっそ? こんなに強いのに白魔なの!?!? なんとか倒せると思ったのにまたフリダシに戻って絶望する。
ちなみに(たぶんバニシュガIIだと思うけれど)「炸裂岩投げ」以外でもかなりの範囲ダメージを貰う。青/白なのでケアルで自己回復しつつ体勢を立て直しつつ、
ヘッドバットを連打した(笑)
スタンを狙ったんだけれど耐性持ちなのか命中率の問題なのか全然入らない。でも体力がムッチャあるからガンガンとスキル上げができたw
白魔なだけあって自己回復などを絡めてムチャクチャ粘られたのだけれど
空が白む頃にようやくボスを撃破する。
撃破すると言うか、名もなきNPCに撃破頂いた。無念。
慌ててフェイスを呼び戻していると「戦線から離脱しました」のログとともにカンパニエバトルが終了した。
おわったーーーー!!
予想通り宝箱を開けることができ、戦利品を独り占めしながら
いったん帰宅した。
最初のボスで余裕に思っていたら次ボスが強くてなかなか楽しめた。ボス毎に特徴がありそうで、グロウベルグ以外のカンパニエバトルも興味が湧く。
ただ、1時間ほどで終わらせるつもりが結局2時間かかってしまい、予定のプレイ時間を大幅に超えてしまった点が悩ましい。
のだけれど、前世ではこんなことが良くあった気がする。
本文の途中で書いたように時間の進み方や使い方がゆったりしていたし、色々な事がヴァナの世界のなかでヴァナの時計に従って動いて、それに合わせて人々が動いていた。
砂漠でサレコウベが手に入らず明け方までLSメンバで走り回ったりとか、限界突破アイテムのためにみんなで週末の予定を組んだりとか、寝落ちしたPTメンバのために起きるまで付き合ったりとか。
ゆったりした時間があり、縛られる時間があり、そのなかでヤキモキしたりモヤモヤしたりドキドキしたりネムネムしたり(笑)して、あの時は日々を過ごしていた。
カンパニエバトルのヤキモキ感の中に、なんとなくあの頃のドキドキ感を感じたような気がする。おそらく、もう二度と感じることはできないだろうあの感覚を。