巡礼の先へ
ねんがんの スイッチを すべて入れたぞ,と意気込むのだった.
集まった8つの「光のかけら」を手に,「巫女」からの託宣を得るべく「流砂洞」の奥を目指す旅の続き.
「東アルテパ砂漠」のゴブリンから手に入れた「重量石」によって,
何の反応も無かった仕掛け扉が開くようになった.
名前のとおり重たい石のお陰で開くのだから,これらは外敵の侵入を阻む扉と言うより,ガルカの重みを利用した単なる自動ドアだったのでは無かろうか.違うのかな.
抜け漏れが無いように,まずは「西アルテパ砂漠」の南東から侵入できる「流砂洞」の,2つの閉ざされた小部屋をチェックしてみた.
もちろん何も無い(笑) ・・・だろうなーと思っていたけど.
リアル1日経っても「柱」の2本は地に刺さったままだった.
何日くらいで元に戻るのだろう.
本命の,「西アルテパ砂漠」北西にある「流砂洞」へ潜る.
ここでも4つの小部屋をそれぞれチェックしたが,
先ほどのだだっ広い殺風景な小部屋に比べて,こちらは随分と意匠が施されるようになる.
柱が立つようになり,何かの台座らしきものも見られる.石像が置かれると様に成りそうだが,それらしいモノやその欠片のようなモノは見当たらない.ガルカが持ち去ったのかアリが破壊したのか.盗掘されていてもおかしくない.
小部屋の一つにはNMアリが居た.
「流砂洞」はNMアリを良く見かけるが,絡まれると厄介なので,気が付かれないようそっと扉を閉じた.
ところでお気付きかも知れないが,MGS忍術は「スニーク(消音)」だけでアリに気付かれないことが分かった.扉を開け閉めする度に「インビジ(不可視)」を切ってビクビクしていたが,姿を見せても良いだけで随分楽になる.
あまりにも今更の気付きだが.
南西の突き当りの小部屋には,
祭壇のような場所があった.
チェックポイントが有り,何かボス的なモノが出現する可能性もあったので,
周囲のアリを露払いしたのだが,何気なく戦闘した割に結構きつかった(笑)
逃げ場のない狭い小部屋で放たれるアリの範囲沈黙技がヤバイ.
あまり期待していなかったが,その通りの結果だった.
「文字」をキーワードにして憶えておけば,後で何かの役に立つだろう.
北西側の小部屋を奥へ進んでいくと,
「西アルテパ砂漠」に出て,
前回,遠くから見下ろした「棒ギミック」に辿り着くのだった.
これで残り1本.
未踏の「流砂洞」は「西アルテパ砂漠」の南西にある.
途中にあるオアシスに後ろ髪を引かれつつ,
遺跡へやって来るのだが,
どこをどう見ても,
砂漠から遺跡へ下りられる道が無い.
遺跡の南側にそれっぽい横穴を見つけたので周辺を探してみると,
んんんん????
隠されるようにして通路があり,
その先を進むと,
地図に無い遺跡へ辿り着くのだった.
・・・意地が悪い.
ただ,ここも直接地下に降りる入り口が見つからずウロウロしていたのだが,
崩れた段差を利用して,今まで上れなかった段差へ進めるのだった.
・・・意地が悪い.
これまでと比べてここの迷宮は単純な形をしていたのだが,
アリとサソリが至る所に密集していて,随分と「厳重」なイメージを抱く.
ここにもNMアリが居たが,総じて「流砂洞」でNMを狩るプレイヤが少ない=魅力的なドロップ品が無い,と言う事なのだろうか.
他と同様に扉の仕掛けを抜けて奥へ進むと,
少し違う雰囲気の場所へ出る.
壁画だ.
何についての神話?歴史?が描かれているのかさっぱり分からないが,かつてのガルカ達が崇めただろう何かが描かれているようにも見える.この遺跡がガルカの都だった頃は,この壁画が描かれるほど栄え,未来に何かを残そうと言う希望が満ちていたのだろう.
この壁画の意味を知る者も謎を解明しようとする者も今は無く,ただ砂に埋もれていくだけな事が悲しい.
壁画の回廊の途中には大きな陥没があった.
明らかにアリの仕業だろう.
落ちそうで落ち無さそうで,
落ちると,その先は二股に分かれ,
左の道の先には,マップの北西部分にうっすらと点滅する
ホームポイントが待っているのだった.
あれ? ボス???
もう片方の道を行くと砂漠に出て,
これで4つの「棒ギミック」の操作が完了するのだった.
時間が気になる.
目の前で「柱」が元に戻ったりしたら目も当てられないと気ばかり焦るが,
何とか間に合うのだった.
続く.