ウィンダスミッション6-2「聖者の招待」
覆水盆に返らず,と切実に感じるのだった.
先が気になるのでミッションの続きを受ける.
ここでも,アジド・マルジドが闇牢に繋がれたことが話題となる.
そして,冒険者がその手伝いをしたことも.
今回のミッションは神子さま直々の「出頭命令」.悪い予感が当たったようだ・・・
周囲のガードに話しかけても,「やっちまったなー」と言うような反応.
他国へ逃げても追手が差し向けられるぞと脅されるが,セミ様が追手の任に就いてくれるのなら,果てない逃避行も悪くはないかも・・・と現実逃避する.
クピピ殿からも,
ズババからも,
侍従の一人からも,厳しい言葉を浴びせられる.
特に最後はきつかった・・・ 泣きそう.
アジド・マルジドが居るはずの「闇牢」を開くには「闇の札」が必要で,それは神子さましか作れないらしい.
この流れで神子さまから恩赦が得られようはずもなく,アジド・マルジドを助ける術は見つからない.そもそも,他人の心配をしている場合ではない.
神子さまの許を訪れると,アジド・マルジドの妹「アプルル」と口論の最中だった.
ウィンダスの窮状を救う手段の一つとして,アジド・マルジドが「召喚」の技を求める事は間違っていないと力説するアプルル.
一方,過ぎたる力は「過ち」を引き起こしてしまうと,「召喚」には否定的な神子さま.
・・・「過ち」と言えば,ヤグードの王が言っていた「星の神子と亡き召喚士の過ち」と言う言葉が頭を過ぎる.神子さまの言葉は自身に向けた言葉なのだろうか.
ア「おにいちゃんは,ワカラズやでバカでトンマだけど 私には,たったひとりのおにいちゃんなのです!」
そう言って部屋を飛びだすアプルル(ブラコン).「闇牢」事件の事を思えば,その心中は察して余りある.終身刑の可能性すらある.
神子さまと対面すると,唐突に重たい質問をされる.
神「ウィンダスも,獣人を相手に闘うべきだと考えているのですか?」
・・・選択を誤るとどうなるのだろう?
ウィンダスにかつての力は無い.20年前も,英雄と呼ばれる召喚士がその命を懸けることで,なんとか獣人の攻撃を退けたに過ぎない.ウィンダスとヤグードは見た目の和平を結んでいるが,初期のミッションで見られたように,実態としてウィンダスはヤグードに低く見られている.
生きながらえるためならば,ヤグードに付き従う道もあるかも知れない.しかし,ヤグードの王の口ぶりから言って,ウィンダスはいつ攻められ滅ぼされてもおかしくはないように思える.ヤグードの下僕となっても,滅びの道は避けられないだろう.
いずれ滅びるのならば一矢報いたい.
冒険者として戦士として,ここは「はい」を選んだ.
ら,意外にアッサリ流された(笑)
あれ? 選択間違った??
今回のミッションの説明を受ける.
周囲の反応から感じていたとおり,アジド・マルジドに加担した罪は思った以上に重い.その罪を償うために,ヤグードの「聖者」の招待に応じる事が今回のミッションのようだ.
ギデアスの「バルガの舞台」で開かれる武闘会で,ヤグードが用意した「最強の戦士」に勝つ事.それが冒険者に課せられた罪滅ぼし.
負けた場合,「ウィンダスは,献上品を増やさねばなりません」と神子さまは言う.勝ってウィンダスの益になる事を示し,自らの名誉を回復しなさい.そう神子さまは言っていた.
神「私を恨んでいるでしょう.けれど,ただ一言,言わせてください」「・・・どうか,お気をつけて・・・」
・・・尊い.
今回の件はきっと,周囲を宥めるための苦肉の策なのでは無かろうか.神子さまの立場でできる精一杯の冒険者救済策.公人の理性と私人の感情の狭間の目一杯のせめぎ合い.
彼女は優しすぎる.そう感じた.
さて,「バルガの舞台」へやって来ると当然の如くボス戦.
ヤグードの審判らしき人物(鳥物?)が現れ,高らかに闘いを宣言する.
雰囲気的には 1対1 のバトルっぽく感じたが,やっぱり PT戦だった.
遠目から見るに,左手前が短刀持ち(シor忍),奥は精霊が居るので召喚士,右手前が両手刀=侍,奥がプロテアを唱えたので白.
まずは物理攻撃力の高い侍から攻撃して,順次トリオン王子に拾って貰う事にした.最初に倒したいのは面倒そうな召喚士.
なんて考えながら突っ込んだら,開幕にリヴァイアサン召喚 ⇒ タイダルウェイブ.
ウヘー.
しかも,間違えて侍に全力攻撃をしてしまい,今更召喚士に戻るのも・・・と,まずは侍を撃破する.
ちなみに,Lv70 戦/侍で挑んだ.
装備中の両手斧は「追加効果:スタン」持ちだったので,そこそこの頻度で敵の攻撃を止めてくれていた.有能.
次いで召喚士を倒し,
白魔,
最後に忍者(忍術を唱えたので判明).
敵の忍者はたいてい遠隔から忍術か投擲(手裏剣)を行い大きな脅威では無いため,後回しで良いと思っている.今回もそうだった.
PT の MP は随分前に底を付いていたので,残 HP のみでのバトル.結構怖い.
トリオン王子が落ちたら半壊する可能性があったので挑発で引き付けようとしたのだが,ダメなんだなこれが(笑) ナイトの保持力スゴイ.
諦めて背後から殴りかかり,溜まった TP で WS.
画面外に居るセミ様が拾ってくれて,「サイドワインダー」で WS 連携締め.
さすがセミ様.
しょっぱなのリヴァイアさんに面食らったが,ギリギリの攻防は両国をかけた戦いに相応しかった.Lv75 じゃないとダメかなーと思っていたが,前回と同じく Lv70 が適正っぽい.
「良い闘いだった」と額の汗をぬぐいつつ「勝利は我が手に」と爽やか顔で思っていたら,「聖者の宣誓書」は「オズトロヤ城最上階」で手渡されるらしい.
マジカー.
と言う事でオズトロヤ.
途中の詳細は省くが,3か所の合言葉が必要な事とか,
扉を開けるためのスイッチを弄る事とか,
時限式の燭台を用いた扉ギミックとか,を尽く忘れていて,無茶苦茶時間がかかった(笑)
久しぶりでスッカリ忘れていた.
最上階奥の装置に合言葉を入れて,
オズトロヤ城最深部に至る.
以前は Lv60 ⇒ Lv65の限界突破クエでここへ来た.Lv60 では「とてとて++」に見えていた周囲の敵も,Lv70忍 からは適正レベルに見える.
問題は「みやぶる」持ちの NMヤグード.
NM だから強さが分からないし,周囲に「強」前後のヤグードが 3匹ほど集まっているので,下手に混戦状態になると殴り殺される可能性がある.
前回と同様に,NMヤグードが視線を逸らした時に向こうへ行くか・・・と思っていたのだが,そう言えば,そもそも何処へ行けば良いの?? と今更気が付く.
NMヤグードの向こうには扉があって前回確認済み,かつ,カギも持っている.
一方で,この「舞台」の両脇からは通路が伸びていて,扉のある「舞台」の上部へ行けるように見える.かつてアジド・マルジドがオズトロヤ城を急襲した場面を思い浮かべると,あそこにこそ「ヤグードの王」がおわすはず.
ええええええ.王にまみえる?? それとも扉??
取り合えず,NMヤグードの目を盗んで扉側へ抜けた.
良く考えたら,こちらが不正解なら王へ向かえばいいだけの事だ.
ヤグードに見つからない事を祈りつつ扉を開け,奥に進むと,
あれ? 審判ヤグードじゃね??
話しかけると「聖者の宣誓書」が入手できた.こんなことなら,どうして「バルガの舞台」で渡してくれなかったのか・・・ 鳥の考える事は難しい.
ウィンダスに戻ると,クピピ殿が晴れやかに迎えてくれた.
彼女が言うように,どうしてもヤグードは信用ならない.神子さまへ「はい」と答えた事は間違っていない.そう思いたい.
勝利を報告する冒険者に,神子さまの表情も幾分和らいだ気がする.
神「ここに宣言しましょう.あなたが犯した罪を許し,自由を与えることを」
この言葉を彼女は待ちわびていたのだろうか.
そして,身を切るような表情をしながら別れ際にこう言う.
神「お願いです,私を裏切らないでください・・・」
セミ様と共に神子さまの側に居ると思っていた冒険者の,不意の裏切り.本意ではない事は分かりながらも,彼女にとってはかなり辛い出来事だったのではないか.この時初めて,自分の犯した罪の重さを正しく理解したのだった.
だが,こうも思う.
もし「ヤグードの王」が言う「過ち」を彼女が犯したのならば,今回彼女がそうしてくれたように,私もその罪を償うために立ち回りたい,と.公人として振る舞いながらも,私人としての感情を少しずつ見せてくれる神子さま.もし「過ち」に悩んでいるのならば,どうすれば彼女はもっと心を開き,打ち明けてくれるのだろうか.
肩書だけは「RANK 7」に上がりながらも,彼女との心の距離はまだまだ遠い.そう感じざるを得ない.
厳しい言葉を投げつつも,ズババが心配してくれていた事は何となく感じた.
一方で,前回の件で冒険者を見限った人が少なからずいる事も,また痛切に感じた.
過ちを償う事はできても,時は戻せないのだ.
そんな時,いつも明るいクピピ殿に少し救われた.
神子さまの力になりたいと思いつつも,おそらくヤグードに対する考え方は違えてしまっている.前回のような事は今後も起こるかも知れないが,裏切りは 1度までと釘も刺されている.神子さまと,いつか袂を分かつ時が来てしまうのだろうか.
神子さまの傍に控えるはずの守護戦士長の姿が見えなかった事に,少し不安を感じるのだった.