Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

ウィンダスミッション9-2「月詠み」その1

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盛り上がってきた!でもどうなるの??と,興奮と不安がない交ぜになるのだった.

 

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次のミッションを受ける.

「星詠み」に「月詠み」.

物語の中心となるキーワードがここで揃うなんて,なかなか洒落ているなと思った.

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今回は天の塔からの招集命令.実に直截だ.

「ヤグードから,和平条約見直しの申し入れがあった」らしいが,そう言われるまでヤグードの事を忘れていた(笑) 神子さまがジョーカーに捕らえられたこの隙を伺って,ウィンダスに揺さぶりをかけてきたのだろう.実にシタタカでイヤラシイ.やはりヤグードは信用ならない.

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アジド・マルジドの件でガード達が罰せられないのは「セミ様が忙しいからだろう」とモキョキョは言うが,それは違う.

規律と言う点で何らかの罰を下してもおかしくはないが,神子さまがアジド・マルジドを赦したのだから,セミ様はその件についてもう何も言う事は無いだろう.

彼女たちが不安がるのも分かる.だが,裏の事情は知っても何も言えない冒険者なのだった.

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神子さま不在の影響で行政が滞っているらしい.詳しい事を知らされていないのだろうから,クピピ殿にはお気の毒としか言いようがない.

クピピ殿にも触れない情報を扱い,更には秘匿しなければならないとは,随分と立場が変わってしまったものだとシミジミした.

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神子さまの部屋に行くとセミ様が待っていた.
ヤグードは「ウィンダスとの間に結んだ和平条約に違反があった」と騒いでいた.アジド・マルジドが中央塔を稼働させた件がそれに当たるらしい.

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言いがかり・・・と言い切れないところが弱みで,そこを付け込まれて「ホルトト遺跡をよこせ」とまで言われているようだ.街を囲うように建つ遺跡を陣取られては,ウィンダス陥落も近いだろう.

とは言え今は神子さまの身が大事.救出のためには,まずはアジド・マルジドに会う事となった.

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神子さまの部屋の奥の扉をくぐると,そこには転移装置があり,

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「心の院」に辿り着く.以前,神子さまが利用されたルートだ.

部屋には先客がおり,

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アジド・マルジドから事の次第を,つまりカーディアンたちの反乱を知ったアプルルは,

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手の院の落ち度であると平身低頭する.

だが,そもそも満月の泉に神子さまを連れだした自分が悪いのだ,とセミ様も言い出す.

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互いを庇い合う二人.

そんな尊い(?)雰囲気を察する事もしない朴念仁は,「黒き使者は,おそらく蘇ったカラハバルハだ」と切り出す.

カ「完全召喚は成功し,彼は,大いなる獣フェンリルの心を支配したんだ」

うむうむ.

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カ「しかし,大いなる心を人の体は支えられなかった.カラハバルハの体は死に,それが神獣フェンリルも殺すことになった・・・」

そして,「魔法人形の伝説」によって蘇った「黒き使者」は,「カラハバルハでもあり,そしてフェンリルでもある」存在になった.

うむうむ.

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なるほど,自身の半身である「黒き使者」をジョーカーが必要としている理由は分かった.だが,なぜ神子さまを巻き込んだのか.

セ「まさか,復讐のつもりか!?」「(フェンリルである)自分を死に追いやった神子さまを恨んでいるはず」

いや,たぶんそれはない.ジョーカー=フェンリルは自身の,つまり「星月の力」の復活を目論んでいる.そして神子さまを必要とした理由はおそらく二つ.

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ア「無傷で神子さまをお救いするには,ジョーカーの望みどおりにするしかないだろう」

そう,一つ目は我々を動かすための人質として.そしてもう一つは,新たなる「月詠み」を行うため.「星月の力」によって神子さまの「強き願い」を聞き届けることがフェンリルの望み.

だが・・・,その先が分からない.いや,その意味が分からない.それは初代神子さまが行った事の繰り返しではないか.ならば,いずれまた「滅び」が・・・

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そもそも,ジョーカーの望みを叶えるためには,まず「黒き使者」を「満月の泉」へ呼ばなければならない.だがどうやって?

「神々の書」を読み「心の院」でカラハバルハの知識を得たアジド・マルジドは,その答えを知っていた.

ア「古代の民クリューの歌だ.クリューの民は大いなる獣たちと盟約を交わしていたそうだ」

古代遺跡に分かたれたその「曲」の収集.これが冒険者の役割になるのだった.

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「曲」を収集する一方で,ヤグードの動向も忘れてはならない.
神子さまのもしもの事態を想定したアジド・マルジドは,守護戦士の力が不可欠だとセミ様へ乞う.神子さまが居なければタルタルは使い物にならないだろう.

ア「力を貸してくれ,セミラフィーナ

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セ「・・・わかった」「しかし,そのような事態が起こらぬようにしてくれ,アジドマルジド・・・」

こうして,少しぎこちないながらも,二人の戦士はウィンダスのために手を取り合うのだった.

ちょっと感動した.

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アプルルはアプルルで,「カーディアンたちを麻痺させる」方法を考えていたらしい.

「再起動するまでのわずかな隙」ではあるものの,もしかしたら奥の手になるのかも知れない.

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セミ様との和解が兄の心を軽くしたのか,少し成長した妹が気を良くしたのか,兄妹はいつものような軽口を叩きながらそれぞれの任務に就く.

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だが,アジド・マルジドの心にはほんの少しの疑問が残るのだった.

ア(もしも,予想していたのだとしたら・・・ すべてを予想していたのなら・・・?)

カラハバルハの死から始まる一連の事柄は,いったい何処まで彼の予想の範囲だったのか.すべてが彼の掌の上にあるとしたら,彼が望む結末とは,いったいどういったものなのだろう.

「心の院」でカラハバルハの知識を得ても,カラハバルハの想いはアジド・マルジドにも分からないのだった.

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「クリュー人の歌」が眠る遺跡は 3つ.

最初にまず「ロ・メーヴ」へやってきたのだが,そう言えば「黒き使者」と初めて対面した時 に,「突然,ある曲が響き渡った・・・」と言うメッセージが出ていた事を思い出した.

全然意味が分からなかったので華麗にスルーしていたのだが,

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なるほど,これがクリュー人の「曲」だったのか.

「黒き使者」とここで出会ったのは,アジド・マルジドが言っていたとおり,この「歌」に惹かれ導かれたからに違いない.

何という分かりづらい伏線(笑)

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「歌」に合わせてクリュー人たちの亡霊? 記憶?が周囲に現れ,

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こうして一つ目の曲が手に入るのだった.

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2 か所目の「宣託の間」は初めて「暁の巫女」と対面した場所だ.

同様に「ある曲が響き渡った・・・」ことで,

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クリュー人たちの記憶?が呼び覚まされ,

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二つ目の曲が手に入るのだった.

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問題はウガレピ寺院.

ぱっと場所が思い浮かばない.「トン・ベリ」かなと思ったが,あそこは「怨念洞」だった.

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音楽がどうのこうの,と言うメッセージが出た憶えのある場所へ来たがダメだった.

しかも微妙にメッセージが違った(笑)

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ウガレピ寺院はチェックポイントが多すぎて苦手なんだよな・・・と思いながらいくつかのチェックポイントを巡ったが,結局ネットに頼った.

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トンベリ達が密集する,カギのかけられた小部屋の一つ,

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奥にあるチェックポイントを調べると「ガレキの中に,なにかが落ちて」いて,

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「ある曲が響き渡った・・・」

・・・わかるかーい.

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クリュー人たちの幻影が立ち現れ,

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こうして 3 つの「曲」がすべて手に入るのだった.

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急ぎ天の塔へ戻ると,

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セ「・・・間に合ったわね」

ア「ふっ,セミラフィーナ こいつは,ただの冒険者じゃない」

セ「・・・そうね」

なんて掛け合いができるようになっていた(笑)

いやちょっと凄い感動なんだけど.

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ヤグードたちからは宣戦布告同様の通達を受けており,回答の期日が迫っているらしい.

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そしてアジド・マルジドが推察するに,その期限はジョーカーの命の期限でもあるようだ.

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もともと,カーディアンたちの一部は裏でヤグード達に協力していた節がある.

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不逞のカーディアンとヤグードがまだ手を組んでいるのだとしても,「主人」が居る限りカーディアンの行動は制限される.

だから,ジョーカーが死ぬ日を期日とした.「主人」には逆らえないが,「主人」が死ねばこれまで同様,いやそれ以上の混乱に乗じてウィンダスを・・・と言う感じだろう.

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だが,そうだとするとジョーカーの目的はヤグードにも無い.ジョーカーは一体誰のためにこのような「反乱」を企てたのか.

セ「しかしそれでは,ますますわからない! ジョーカーは悪なのか善なのか.敵なのか味方なのか」

そう,そこなのだ.

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ア「もしかしたら,悪でも善でも,敵でも味方でもないのかもしれないな」「夜になれば現れ,昼になれば消える・・・ そういった,大いなる意思のように・・・」

カラハバルハの意思が,ジョーカーの狙いが,いったい何処に行きつくのか.そこが分からない.ここに至ってもまだ見えない.

 

満月の泉へ突入する準備は整った.暗闇の中でも道は続いていた.だが,まだ光は無く,先の見えない闘いに成らざるを得ないのだった.