Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

アトルガンクエスト「炎熾す鎌」その3/青魔道士取得クエスト「渇望」その2

改造人間になるのだった。

 

火山での一騒動のあと茶屋に戻ると、内通者の話は既に皇都で騒ぎとなっていた。悪事千里を走ると言う事か。

あのあとガダラルは査問委員会へ出頭し、議場で内通者の正体を暴いたまでは良かったのだが、

無鉄砲で向こう見ずで血の気の多いガダラルが

怒りを抑え込める訳もなく、

今度は議場を崩壊させた件で査問にかけられそうだと言う。

自業自得と言えばそれまでだが、シャイーハの件を考えればガダラルの気持ちも分からないでもない。情の厚い隊長として、元部下を追い詰めたその責任は取らせなければならない。

間者が一掃された事は喜ばしいが、火山の件も含め後味の悪い結果には微妙な雰囲気になる。

詩人「・・・それにしても、依然ナゾですよね。ガダラル将軍はなぜ、夜中にハイドランジアを持ってあの場所へ?」

そんな空気を破るつもりか、詩人が話の矛先を転じると、意外にも補佐役が詳しい。

補佐「あのハイドランジアは たくさんの花をつけるため、我が軍では団結の象徴とされ、英霊への献花に利用されているのだ」

ガダラルが花束を抱えていたその理由を、補佐役はこう見立てていた。

補佐「たとえ、遠く離れ、住む世界が 変われども、揺らぐことのない団結を伝えるため 花を海に捧げていたのではなかろうか・・・」

普段の炎蛇将からは想像も付かないその抒情的な理由に、詩人は分かりやすい賛意を示す。

詩人「きっと、そうです!!」「そして、その花は やがて海流に乗り、沖に出て、万里の波濤を超え 東方で待つ、愛しのシャイーハの手に・・・」

補佐「いやぁ、さすがにそれは・・・ ほら、だいいち方向、違う・・・」

暴走を始めた詩人の妄想力に補佐役はブレーキをかけようとするも、

詩人「あの武骨な炎蛇将に、そんなロマンチックで スキャンダラスな一面があったなんて・・・!」

と感極まった声を上げつつ飛び上がり、なにかを受信していた(笑)

雷の如く訪れたインスピレーションに促されるまま、

彼はガダラルの唄を歌いあげる(むっちゃ気持ちよさそう 笑)

だが、悲しいことにその唄はイケメン吟遊詩人トリオにまたもパクられてしまい、

あまりの悲しさに打ち拉がれていると、

突然、詩人の周りに花火が打ち上げられる。

観客「・・・おい、マジかよ。アレ、人間発火現象じゃねぇの!?」

一体全体どうしてこんな事になったのか。

さっぱり状況は理解できなかったが、観客が戻ってきた事に舞い上がり、詩人は歓喜の唄を歌い始める。

何のことは無い、そのサプライズは炎蛇将からのちょっとしたプレゼントなのだった。

こうして炎蛇将のクエストは幕を閉じた。

 

巻き込んでしまった二人の様子を見に来たり、即興とは言え自分の唄を歌う詩人に恩返ししたり、ガダラルもツンデレか。

もう一度詩人に話しかけたらフェイス取得クエストが発生した。

慣れてくると反応が結構面白い。

心の絆がウンタラカンタラでフェイス魔法が成功すると、

フェイス・ガダラルはおもむろにファイガを唱えだし、

すんでのところで詩人の焼死体が出来上がるところだった。

そんなフェイスのムチャクチャ具合はどこ吹く風、

ラル「そいつの火力は凄いぜ?」「絶対使えよ?」

と、なんかカッコ良さげな台詞と妙なアピールをしつつガダラルは去っていった。ガダラルさんははかれない。

分かりやすい反応ありがとう。

ここのところ何度も砂丘に通っているが、さっぱり砂金が採れない。

気象条件が関わる事までは憶えているけれど、それが何だったのか思い出せないし、でもウダウダと砂丘で時間を潰すのも勿体ないし(貧乏性)、

レアモンスターを狩る事にした。

バルクルムエンペラーと言うこのトンボ?は大層人気の NMで、結局前世では一度も見かけることは無かった。と言うか、あまりに争奪戦が激しくて、そこに参加する気力すら湧かなかった。

何というアイテムを落とすのかは忘れたが(笑)、何とかの羽根飾り?と言う、確かシーフ向けのステータスアップ装備(回避が上がるとか)が垂涎で、競売では物凄い価格でやり取りされていたことを憶えている。当時の三大一攫千金アイテムの一つだったように思う(他の二つはリーピングブーツと血玉とかなんとか? 適当だけど 笑)

で、折角なのでネットで調べて出現場所と条件を確認、1 時間ほど?ウダウダしてやっと初お目見えしたのが上の画像。前世で「この辺りに湧くらしいよ」と聞いていた場所と全然違って吃驚した(笑)

特定のトンボとの抽選ポップで、昔に比べてそのポップ周期もかなり早くなっているよう。周囲にはトンボ狩りの PT は見当たらず、過去の栄光的な、もはや誰も見向きもしていないこの状況が少し涙を誘った。

では・・・、さっそく狩らせて頂きます、御覚悟!

_人人人人人_
> 虫の翅 <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄

なんてことをやっていたら天気が変わり、

ねんがんの さきんを てにいれたぞ!

バルクルムエンペラーのお陰だ(違う)。ちな、灼熱じゃなくて砂嵐だった。何と勘違いしたんだろう(すっとぼけ)。

さっそくアルザビに戻り砂金を渡すと、

占い師「実は、これを見たがってたのは私の母ではなく ある同士の母なんですよ・・・」

とか意味不明な事を言われた。そこ間違えるかな。

で、その同士やらは「エジワ蘿洞」に居るらしい。

ま た か。

仕方がないので適当にエジワ蘿洞をグルグル巡ったが、

結局どこへ向かえば良いか分からずネットに頼ると、ミリアリのイベントが発生した場所にほど近い、

何かの遺跡っぽいところでイベントが発生した。

ちな、チェックポイントも何もないところを普通に歩いているとイベントが発生したのだが、ノーヒントでこれは分からんよね・・・。

同士??と誰何しようとしたが、

饒舌な彼は、砂金の持ち込み自体に意味はないと言い始める。おいいいいいい。

男「我らが試したかったのは、お前の内なる奥底に潜む、『渇望』」

力を求めて無理難題を前にしてもそれをやり遂げる、その素質を知りたかったのだと言う。

そして彼は、その「渇望」を癒す手段を知っていると言う。

男「無論、『代償』はいただく。お前は、大切ななにかを失うことになる」「・・・失ったことすら、気づかぬかもしれんがな」

代償とは何なのだろうか。そして、この恐怖心と共に感じる妙な高揚感はいったい何なのだろうか。

男「しかし、それでも。我ら『青魔道士』の力を望むというなら・・・」

彼の言葉が頭の中をグルグルと巡り、誘蛾灯に誘われた羽虫のように差し出された手を無意識に掴むと、

目の前が暗転した。

そこは・・・皇宮の一室だろうか。

医者?「ご慧眼、恐れ入ります」「こやつは死の淵より 戻ることが適うたようです」

不滅隊?「ふん、白々しい。心にもないことを言いおって」

(赤く光る左目。アミナフ戦後に見たこの光は・・・ラウバーン?)

遠く交わされるそのやり取りにようやく意識を取り戻すと、

なんかやられてたw

冒険者が伺い知ることのできない何らかの儀式によって、青魔道士としての能力を授けられたようだった。

ラウ「・・・だが、今のままでは、貴様は『空の器』。並の人間にさえ劣る、卑しき存在に過ぎん」

青魔道士の力の根源は「渇望」。

ラウ「なぜなら、青魔道士の力『青魔法』とは、敵を喰らい、奪い取って己が血肉としていくしか道はないからだ」

 

敵を喰らい尽くしても癒えることの無いこの渇きを、・・・私はいま、知ってしまった。人として、何かとんでもない代償を支払ってしまったのではないか。

絶え間ない後悔と波のように押し寄せる渇きに、頭はうまく働かない。喉がひりつき手足は痺れ、この震える身体を抑え込むために、ただ敵をむさぼり喰らう事だけを求め彷徨う。

どこをどのように歩いてきたのか、気が付けばそこは白門前だった。

身体のどこかに刻まれた呪印が熱を帯び始め、頬が紅潮する。

目の前には、私にだけ見える敵の姿。夜陰に紛れ襲い掛かる様を思い浮かべると、心と身体が歓喜に震える。ああ、断末魔の叫びはどれほど耳に心地よいのだろう。漂う血の香りはどれほど脳を蕩けさせるのだろう。迸る血潮はどれほど喉を潤すのだろう。

冒険者の目が獲物を求めて鈍く光りだす。

狩りの時間が近い。