アルタナミッション2「はじまりの刻」その2
まじやばくない?と思うのだった。
「バタリア丘陵〔S〕」の続き。
南のエルディーム古墳に云々、と言われたので古墳を目指す事にした。どちらにせよ禁断の口が北端にあるので、南方に向かわざるを得ない。
駆け出して早々、見知らぬ敵が散見されるようになった。
普段の「バタリア丘陵」ならば白黒のトラが居るはずなのだが、ここでは赤黒のトラだ。これが何を意味しているのかは解らない。
Lv71青 から見て「練習未満」の敵ばかりかと思っていたら、ゴブは「丁度」前後らしい。
気を抜いて特攻しそうになり、慌てた。
スクショから解るとおり、周辺には堅牢な城壁が張り巡らされていた。「バタリア丘陵」には朽ちた城壁が遺されていたことから、ここは過去の世界なのではないかと推察された。
問題は「いつ」なのかと言う点にあった。
石造りの城壁はサンドリアが得意とするところであり、かつてサンドリアが覇を唱えていた時代にはソロムグ原野にまで前線を押し進めたと聞く。確か400年ほど前の話だ。
ただ、400年前と仮定した場合にいくつかの疑問が湧いた。
例えば古墳の頂上に築かれた堡塁には大砲が置かれていたが、その砲口は西に向けられていた。もしサンドリアがウィンダス方面へ攻めているとしたら方向は真逆だ。それにサンドリアが大砲?? 今も騎士団を主力とする彼らがかつては砲術に長けていたのだろうか・・・。あるいはサンドリアが敗走している時期であり、これらはジュノのモノなのだろうか。
そもそも、その時代にジュノが存在していなかったと言う疑問もある。禁断の口に訪れた調査隊は「ジュノ」「カムラナート」の名を口にしており、時代が合わない。
城壁は西からの敵を阻むモノのように思えたのだが、
普通に開くんかーい。
何の権限もない「民間人」が通れるとしたら、この城壁は何に対する壁なのだろう。
バタリア丘陵を代表する敵の一つが「Ba」さん。その名前のインパクトが強く、バタリア丘陵愛好家の皆さんに愛でられていると聞く(個人の妄想です)。
わーいと思って追いかけていたら、
妖精が居た。
捕まえて瓶に入れるヤツ?
かどうかは判らないが、とりあえず戦ってみた。
なにこの胸の痛み。
物凄い罪悪感に二度と戦うまいと思うのだった・・・。
マンドラもあちこちに生息していた。
彼ら?は温暖な地に生息しているイメージなのだが、冬には雪降るこの地で多数見られる理由は良く判らなかった。
城壁の内側のあちこちに砲撃跡が見えた。先ほどの大砲もそうだが、火薬兵器が実戦配備されている事が判る。
バスではかつて爆発事故がありシドの火薬研究所所長の退任と共に研究は封じられていた。火薬兵器が活躍するこの時代は少なくともそれ以前なのではないか、と推察された。
当然ではあったが城壁はメルト・ブロー以降に作られており、少なくとも「元の世界」と「この世界」は1万年前まで共通していると仮定できた。
「この世界」がどこかのタイミングで「元の世界」と分岐した可能性。すなわち、異なる世界線の可能性。
時代が異なるのではなくそもそも世界が異なるのかも知れない、その事は頭の隅に置いておく必要はあった。記憶喪失系異世界転生主人公としては、手元のあらゆる文献を参考にして様々なパターンを想定しておく、それがこれらの世界で生き残るための唯一の攻略方法なのだった。
調査団以外の人間に初めて出会った。
背後にあるのは「サンドリア王国」の国旗。う~~ん。
城壁によって遠回りすることになったため、ようやく古墳の入り口を見つけるが、
扉が固く閉じられており入れない。
え?
城壁に沿って、そのままジュノ方面まで進むことになった。
ジュノへ至るはずの扉も閉じられており、調査隊に言われた通りにジュノへは入れないらしい。
何名かの守衛が居たが、いずれもシナリオには関わりのない人物のようだった。
ジュノを守る城壁から、
四方を臨む。
かなり堅牢な造りではあったが、人が配置されていない点が気になる。
守る者が居ない。つまり、ここは最前線ではないのだろうか。
クリスタルラインも健在だった。
城壁に阻まれ、結局「禁断の口」から時計回りに進むことになった。
ロランベリー方面の道は拓いているらしい。
そのまま南にクリスタルライン方面へ進むが、
いつもなら居るはずの「ウェポン」の不在に違和感を感じる。
ウェポン自体はクリスタルラインから発せられる何らかのエネルギーに影響された?モンスターだった憶えだが、「この世界」でのクリスタルラインはかなり安定しているのか、あるいは「死んでいる」可能性があり得た。
「南の古墳」と言われればクリスタルラインの先にあるこの古墳が最初に頭へと浮かぶが、果たしてバストゥークの兵が配置されていた。あくまで装備品からの推測でしかないが。
古墳入り口に居る兵に話しかけると、
クエストが発生した。
古墳のなかで「グロウベルグ地図」を落としてしまい、それを捜して欲しいと言う。
予想通りにここの古墳には入れるようだったが・・・。
待てよ?と思う。彼はこの古墳を「見回り」していたらしい。見回る必要がある=敵が居ると言う事なのではないか。
それに、ここは「禁断の口」から南と言うには遠すぎる。
一瞬悩んで、他の古墳の入り口を探す事にした。
他の堡塁にも人が居り、彼らに話しかけると共和国軍式砲台、アルタナ連合と言う名が口にされた。
共和国とはバストゥーク共和国のこと、アルタナ連合とは水晶大戦時にジュノの発案で結成されたアルタナ四国による連合のこと、では無かろうか。
とすると・・・ここは20年前。水晶大戦時。
砲口が西を向くのは、北方より攻め寄る獣人軍に備えてに違いない。そしてこの堡塁と城壁はサンドリア王国の技術が活かされたモノなのだろう。そして大砲はバス軍式。ウィンダスの名は見えないが連合軍による備えと言う言葉に納得できる。
兵士の一人からは、またも「グロウベルグ」の名を聞かされた。「上質なクリスタル」を産出する場所のようだが、ここでも事故が起こったと言う。
バス式砲台を守る彼らがバス出身だとすると、バスは色々と「やらかしている」感が強い。もしかしたらシドの退任と関係がある場所かも知れない。
ここが20年前だとすると、植生が若干異なるように感じた。バタリア丘陵と言うと禿山ばかりな印象だったが、意外にも木々が目に付く。
もしかしたら、水晶大戦での攻防の激しさ故に木々やトラが軒並み全滅したのかも知れない。だとすると、相当大規模な戦闘が行われた事になり、あれらの城壁も粉微塵にされるほどの「巨大な力」が振るわれたのかも知れない。
結局、古墳の入り口を探しつつマップの調査も行う事にした(笑)
中途半端に調査すると、どこまで何を調べたのかすぐに判らなくなるのよね・・・。
マップ北西にも城壁があり、
意外なことにその奥へも進めた。
何が意外かと言うと、その先にはボスディン氷河へ続く洞窟があるはずなのだ。
「元の世界」ではバタリア丘陵からここへは直接来ることができず、ボスディン氷河側からの一方通行になっている洞窟。城壁が破壊されるほどの地形の変化があり、崖に阻まれる形になっているはずの洞窟。
恐る恐るその先に行って、その当然な光景に絶望した。
「ボスディン氷河〔S〕」がそこにはあった。
それは、「この世界」は「元の世界」と同じだけの広さを持っている、その可能性を示唆していた。
その先のことは考えたくなかったので、氷河の調査は早々に切り上げて丘陵へ戻る。
「元の世界」で象徴的だったいくつかの場所を確かめつつ調査を進めていると、
丘陵の南西地帯で「イヌ」を見かけた。
よくよく見ると、イヌと言うよりオオカミに近い。むしろモンハン サンブレで似たのを見た感が強い(笑)
エルディーム古墳にはイヌゾンビが闊歩しているが、ゾンビになる前のイヌそのものを見かけない。もしかしたら、20年前の大戦の犠牲になり種として途絶えたのかも知れない。その恨みでゾンビ化したイヌたちは、古墳のなかを今も彷徨っている・・・のかも知れない。悲しい。
この辺りから西に向かうと、
オークたちの姿が見えるようになった。
バタリア丘陵と言えばあちこちにオークが居るはずなのだが、この時代にはまだ西側のみに勢力を伸ばしているらしい。
適当に戦闘をしつつ奥へ向かうと、
最奥に石造りの建造物があった。
その扉は何の反応もせず固く閉じられていたが、この先はどこへ繋がっているのだろう。
敵の配置的にはここからオークたちが侵入してきていてもおかしくはない。爆破すべきではないだろうか・・・と思えたが、灯りの点るこの場所が味方の拠点でないとは言えず、いまはそのままにしておいた。
戻り際に遠くを見やると、あちこちから煙が上がっていた。
ここが最前線ではないとすると、獣人拠点があるベドーやダボイこそが最前線の可能性があった。煙の方角はそれらに一致しており、嫌な予感が脳裏を過ぎった。
ジャグナー森林に至る道の手前に
検問所があり、
守衛「来た道を少し戻れば エルディーム古墳に軍の秘密基地がある。そこに行って、保護してもらえ」
と言われた。こんなところでハッキリ言われるくらいならば、なぜあの調査隊たちは「秘密基地」について言葉を濁したのだろう。
守衛「もし貴様が 傭兵なら軍への入隊を斡旋してくれる者も そこにいる。探してみるといい」
得体の知れない民間人を軍に斡旋したくなかったのだろうか。あれこれ理由を考えてみても、どうにも腑に落ちない。
検問所の裏にはワープ本があり、
ここからも元の世界に戻れそうだった(アルタナ実装時はそうでは無かったかもしれない)。
「来た道を少し戻れば」などと言われたが、ヴァナ人の「少し」は頼りにならない(笑) 「バタリア丘陵〔S〕」の調査にかなりの時間を費やしたため、いったん街に戻って休息することにした。
それにしても「〔S〕」とは何なのだろう。