Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

アルタナミッション2「はじまりの刻」その5

戦時の雰囲気なのだった。

 

「北グスタベルグ〔S〕」から再開。

前回も望んだ滝をもう一度マジマジと眺めた。崖の上には塔のようなモノが見え、やはり「元の世界」とは異なるのだと再認識する。

北グスタは滝の落ちる崖で東西に分断されているので、まずは谷に沿って西側を探索する事にした。

おおよその地形は知っているので、基本的にはチェックポイントが無いかをザックリと探りながらウロウロとする。

ちなみに前回載せ忘れてしまったのだけれど、

コンシュタット高地側の通路はバリケードで封鎖されていた。

クゥダフめ。

なぜか北グスタ北西側は とてとてトカゲ の生息地だった。

気が付かずに飛び込んでしまい、かなり焦った。ノンアクティブだったのでセーフだったけれども。

滝つぼを覗き込んだりもした。

周辺にはチラホラとクゥダフが見られた。

Lv74青から見て「楽」前後。本拠地から離れて敵のランクも落ちたようだ。

滝の上に見られた「塔」が

滝の西側にもチラホラ見えた。

監視塔っぽいが人の姿は相変わらず見えない。それではいったい前線はどこなのだろうと疑問が湧くが、やはりコンシュタット高地が最前線なのだろうか。

南北グスタには小高い山がいくつもあるのだが、そのうちの一つに隠し拠点のようなモノがあった。

・・・人居なさ過ぎじゃね?

特にこれと言ったモノも無く南グスタ方面へ向かうと、

「元の世界」には無い、明らかに人為的な登山道が見つかる。

地図で言うとこのあたり。

様子見がてら斜面を上るとマンドラゴラが居て、

「花の香りと共に周囲の光景が心に刻まれ」た。

え? なんなの??

意味が解らないまま頂上に至る。

なるほど、崖東側へのショートカットね。

崖を戻り、西側の探索を進めた。

南西方面にはこれまでの「監視塔」と造形の異なる何かの「塔」があり、そこには NMクゥダフ が何体もひしめいていた。

??? 

何か重要なモノがあるのか、誰か重要な人が囚われているのか。まあとにかく近づいたら酷い目に遭うことが目に見えたので、華麗にスルーする事にした。

NM妖精 が居た。

バタリア丘陵での後悔を思い出し、自由に飛び去るに任せた。

珍しく「監視塔」に人が居た。

外にいるんかーいと突っ込みたくなるが、平然とした彼らの素振りからするとそう言うモノなのだろう。敵の姿が見えたら立て籠るに違いない。

監視するなら高所から望んだ方が良いとは思うけど。

地図を見て分かっていたことだけれど、

南グスタへの道は閉ざされていた。

キッチリと造形された門扉はクゥダフ製に見えず、おそらくバスが設置したものなのだろう。敵の進入路は少ないほど良いし下手に拠点を造られても対処に困るから、南グスタは封印された体なのだろうと踏む。

先ほどの登山道に戻り、北グスタ南西方向を眼下に望む。

周囲の景色が妙に青白いのだが、おそらくあの「彗星」の影響なのだろう。これもまたどんな意味を持っているのか、今はさっぱり解らない。

(初めて見たときは「ゴルディオス」なのかと思ったのだが、北に輝く「超新星」には見えなかったのでその考えは捨てていた)

ここも念のために確認。

いずれの道も閉ざされているからには、南グスタに通じる道は「バストゥーク」経由以外に無いように思えたが、おそらくバスの門も閉ざされているのだろう。「この世界」では、南グスタベルクとダングルフの涸れ谷は存在しないも同然だった。

山肌に沿うようにしてバストゥーク港の入り口へ向かうが、

思いがけない場所に入り口を見つける。

え?え??と思いながら近づくと、正しくバスの入り口らしい。ただし、門番は「バストゥーク商業区へ抜けることができる」と言う。

?!?!?と頭に疑問符を浮かべながら通路を進むと、

確かにバス商業区へ出た。

ん? バストゥーク港は?? 「この世界」では港はまだ造成されていない・・・???

言われてみれば、「元の世界」の港も一部は造成中のままだった。

とりあえず、混乱する頭のままワープ本をチェックする。

ようやく気分も落ち着き周囲を眺める余裕ができるも、鎧をまとった兵士があちこちに立ち、戦時下らしいモノモノしさに息が詰まる。

どう言った状況なのかを知ろうと周囲に声をかけても、こちらが「民間人」と知れば「さっさと安全な場所に避難しろ」と誰もが口を揃えて言う。

にも関わらず、ではどこが安全なのか?と問うても答えは無い。民間人にかかずらわう余裕はないのだろう。

北グスタに通じる門の門番に話しかけると「バストゥーク港は現在閉鎖中」だと言う。

「復旧のメドは立っていない」と言うのだから、何か事件や事故が起こったのだろう。まさかクゥダフが目前まで迫っているとは思えないが、港が狙われたことを鑑みると、海路、例えば戦闘艇などに不意を突かれたのかも知れない。この世界に飛空艇があるのかは判らないが、港が使えない事はかなりの痛手に違いない。

ところでクゥダフって泳げるのだろうか?

緊迫感漂うバスにも緊迫感の漂わない人たちは居た。

クゥダフの新型甲冑に興味津々な彼らは、その研究のために現物を欲しているらしい。方や素材、片や形状。議論が尽きそうもない彼らに、

ブツを提供した。

たまたまパシュハウ沼で手に入れていたモノだ。

「しばらくしたら、またココに来てくれ」と言われたので、後日そうすることにした。

当然の事ながら軍用チョコボも存在していた。騎乗戦闘だけでなく伝令任務でも活躍しているらしい。

ちなみにこれは黒チョコボなのだろうか。紫チョコボ? 青チョコボ? 彗星の影響で色がはっきりしない。

「元の世界」では何気なく行き来していた商業区北部が、まさかこれほど物々しい雰囲気になるとは・・・。

それほど広くない広場をアチコチ散策していると、なんとザザーグに出会った。

バスに収まりきれなかった彼はやがてアトルガンへ移住することになったのだから、やはりここは過去の世界、蓋然的には水晶大戦前夜と言うべき時代と確信できた。

男「このあいだの戦いで見ちゃったんだよ。黒と白の毛皮に覆われた、奇怪な獣人を・・・!」

広場の片隅でそう力説する男に出会った。新獣人か?とも思えたが、もしかしたらヤグードの事を指しているのかも知れない。「あんなミスラはいない!」と言う言葉は少し気になるが。

闇の王を戴くべく獣人たちは水晶大戦で結束したと聞くが、ではそれ以前はどこで何をしていたのか憶えが無い。この大戦でバスの人間が初めてヤグードを見たとしても、あり得る話には思えた。

幸いにして「元の世界」と同じく居住区は用意されているらしい。

だが、部屋に通されて唖然とした。

まさか居住区まで接収されて4人部屋に作り替えられているとは・・・。

新兵が不足していると言っていたが、補充されればいずれ何人かと相部屋になるのかも知れない。訓練兵時代から寝食を共にし、いずれ戦地で同じ釜の飯を食う。そのように兵として慣らされていくのだろうな、と少し暗い気分になった。

まだ「民間人」だった冒険者は、空のベッドの一つに身体を滑りこませるとやがて眠りにつく。かつてここで寝起きしていた兵士たちはいったい今は何処に居るのだろう、と思いながら・・・。