業を負う者
サンドリアで一通りの目的を果たしたので,次の目的地へ向かうのだった.
次はバストゥークかウィンダスが目的地になるが,エクストラジョブを取得する手順を考慮してバストゥークへ向かうことにした.理由はここでは述べないが,追々説明するかも知れない.まぁどちらでも良いのが正直なところだ.
サンドリアでクエストの条件をいくつか満たしてきたので,いったんジュノへ戻る.
一つ目はチョコボ関連で,ジュノとサンドのチョコボを引き合わせる件だ.
結局,ジュノとサンドのチョコボが大騒ぎしていたのは,二匹が既に出会っていたことが原因だったと明らかになるのだが・・・ そもそも私は二匹の逢瀬を目撃していたわけで,ここまで大事になっている理由が良く分からない.
え? もしかして私が関係者へ説明してなかったってこと? そのせいで理由が分からず関係者が混乱していたってこと? ・・・え?
なんだか良く分からないが「チョコボ厩舎は救われた」らしい.
結果が良ければいいか.テヘペロ.
今回の件は関係者でよく話し合ってみるらしく,結果は後で教えてくれるとのこと.
何を話し合うのか気になるが話しかけてもイベントが進まないので,日を改めて確認しようと思う.
もう一つは時計塔関連だ.
時計にガタがきている⇒天晶堂で油を入手したい⇒ダボイのドロップアイテムが必要,という状況だったが,一連のダボイ遠征でアイテムを入手したのでクエストを進めた.
が,油を手に入れたにも関わらず,その間に時計塔を破壊する話が進んでしまったらしい.
元ヤン(死語)のガルガは不貞腐れてどこかへ行ってしまうが,懇意の老人からは「嘆願書」があれば何とかなるだろうと提案をされる.
嘆願書!!!
嫌な予感しかしない!!!!
そもそも嘆願書をどこで入手するのか分からなかったが,ジュノ下層に行政サービスがあったなーと思って行ってみるとビンゴ.
・・・ただ,10人分の著名が必要とのこと.
著名!!!!
あー,思い出した.
これ,町中のNPCに嘆願書をトレードして回らないといけない,サンドでも苦しんだアレだ.サンドは「こっちを見ている」的メッセージが出たからまだ良かったが,ジュノは完全ノーヒントで全員総当たりでトレードしなければならない.軽く死ねる.
誰だよ,このクエスト考えたの!!
ジュノ下層だけで心が折れそうになったので(笑),攻略サイトのお世話になることにした.せめて,バスやウィンのように話しかければ進む(対象相手を判別できる)仕組みならよかったのだが・・・
で,そのうちの一人が酒場に居るのだが・・・ 条件が合わずに入れない・・・
誰だよこのクエスト考えたの!!!
怒りのチョコボ騎乗.
酒場は Vana'del での日替わり(=リアル1時間)で条件が変わるが待ってられないので,チョコボに乗ってバストゥークへ向かう事にした.今後もジュノへは何度も来るだろうから,いつかは入れるだろう.
ジュノ下層のチョコボ厩舎からバストゥーク方面へ向かう場合,最初に通過するのが「ロランベリー耕地」だ.
生憎の雨だが,ジュノ辺縁のソロムグやバタリアに比べれば緑が多く,目の安らぐ光景が広がっている.ここにも城壁跡のようなものが点在しており,過去に戦闘があったこことを匂わせる.ジュノは三国が交わる場所だから,古くから国家間の火種を多く抱える場所だったのだろう.
個人的にロランベリーと言えば「ドーモ君」だ.初めて遭遇したのがこの地だったので印象が強い.
大人しそうな見た目をしているが,いざ戦闘になると歯をむき出しにして威嚇しつつ,リーチを活かした強烈なパンチを繰り出してくる.普段は大人しいがキレると怖い的な,あまり近寄りたくない敵の一人だ.
耕地と言うだけあってあちこちに人の手が入っている.
スクショにあるのはロランベリー畑だ.おそらく農夫Lv40前後の人たちが管理している.じゃないとモンスターに絡まれる.
ロランベリーは果物の一つで,醸造酒らしいものがゲーム内にも出てくることから,おそらく葡萄に類した品種なのだろう.スクショではわかりづらいが,たわわに実った房がいくつも垂れ下がっている.ここに居る芋虫たちはロランベリーを好物にしていると聞いたことがあるが,確かに畑にしか生息していない.
ウィンダスのクピピ殿が好きなことは以前の日記に書いた.そう言えば「良いもの」はいつ貰えるんだろうと思い出す.
ロランベリーを南下すると「パシュハウ沼」だ.
こちらも生憎の雨で見通しが悪い.
水と共に低地になだれ込んだ土がこの地を形作っているのか,全体的に起伏に乏しく,遠くまで平らかな地が広がっている.Vana'deal 内ではあまり見たことがない風景かも知れない.
湿潤な地であることから,パシュハウ沼では様々な草花を楽しめる.晴れてさえいれば,観光気分であちこち走り廻るだけでも甲斐のある風光明媚な場所だ.いくつか好きなポイントがある.
晴れてさえいれば・・・ つくづく,雨が残念だ.
パシュハウ沼を南に抜けると「コンシュタット高地」に出る.セルビナからバストゥークへ向かう際に一度通過した地だ.セルビナ・サンドリアは北西へ,バストゥークは南へ向かえば良い.
曇天のコンシュタットを抜け,
快晴の北グスタベルグを走り,
バストゥーク内で一度街巡りをしたが割愛.妻を亡くした男性の話など気になるものもあるのだが,日記が長くなりすぎる.
「暗黒騎士をパルブロ鉱山で見かけた」と言う情報を基に,パルブロ鉱山へやってくる.相変わらず詳細は思い出せないが,船に乗った憶えだけはある.
鉱山内を走る川のどこかが目的地のはずだが・・・
直接関係ないが,鉱山内を真っ直ぐに貫くこの川は自然物とは思えず,もしかしたらガルカ達が懸命の努力で作り出したものかも知れない.そうだとすると,どれほどの労力と時間と犠牲が払われたのか想像もつかない.ヒュームたちが恨みを買う十分な理由に成るだろう.
以前来た際に手に入れたカギで宝箱が開けられた.ラッキー.
暗黒騎士とまったく関係ないが,パルブロ2階に何か所かある発掘ポイントでは「鉱山の砂利」が手に入り,
鉱山に2階に設えられた機械に放り込むことで,
機械の1階部分から砂利を精製した「ミスリルの砂粒」を手に入れられる.
ゲーム開始初期は砂粒が一つ250ギル程度で店売りできたことから,バストゥークから大量のツルハシを持ち込んで砂利を掘りまくる行為が流行った.バスとパルブロを何度も往復する光景を「ミスリルマラソン」と呼び,今ではエミネンス・レコードにも登録されている(スクショの通り).
200ギルのツルハシの破損率がおそらく30%ぐらいだから,よほど運がない限り利益が狙えた.アイテム枠限度まで砂粒を持ち運ぶため,ツルハシ以外に何も持たない裸のPC達が往復する様が話題になった.残念ながら私は参加しなかった(鉱山でクゥダフトレインを体験したりしていた).
その後,店売り価格が改定されてミスリルマラソンは下火になったが,炭鉱夫の如くセッセとツルハシを振るうプレイヤに開発側が触発されて,のちに採掘や伐採が実装されたと言われている.ユーザの行為がゲームへフィードバックされた珍しい事件だった.
なんだかんだ回り道をしながら目的地を探し回り,
やっと船着き場を発見する.
船に乗ってレバーを操作すると,
船が動き出し,
その先に暗黒騎士「ザイド」が居た.
ザ「暗黒騎士の剣は業を背負う者の剣」「それでもその剣を手にしたい,というならば この古びた剣を暗黒の業にて染めてみろ」
と,一振りの剣を渡される.
ザイドは私に課題を言い渡して,ベドーへ向かう.
つづく.