Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

アルタナミッション2「はじまりの刻」その6/学者取得クエスト「魔道大典グリモア」その2

随分と様変わりしているのだった。

 

急に思い出して(笑)

「べラム」を自作した。

競売所には在庫が無かったのでそうせざるを得なかったのだけれど、ココの所は合成スキルをチマチマ上げていた事もあり苦労することなく作成できた。中間素材が面倒と言えば面倒だったけれど。

12枚が必要数なのだけれど念のため2セットを作り、1セットは競売に流した。誰か困っているかも知れないので。

さっそく「秘密基地」へ持ち込んだ。

手渡したべラムを素にこれから「グリモア」を製作するのかと思ったら、冒険者用のモノは既に用意してあるらしい。

ならばささっと手渡してくれるのかと期待したらそうでもなく、軍師の性(サガ)なのか、アーリーンは前振り的に色々と説明を始めた(笑)

アーリーン「グリモアは 魔導書であり戦術書でもあるの。あたしたち軍学者にとって、武器とは 頭脳と知識。そしてこの書物よ」

アーリーン「魔法の二大体系は? 白魔法と黒魔法よね。それらは、いわば水と油。本来、同時には使えないものでしょう?」

アーリーン「でも、あたしたち『学者』は、魔法を理論として学んでいるから その垣根を取り払うことができる」「つまり、両者の利点を 組みあわせて用いることができるの」

そこまで言ったアーリーンは、眼鏡をクィッと直してドヤ顔をする。

アーリーン「それが、シュルツ流魔法運用の奥義なの」

アーリーン「実際にグリモアを読んでもらう方が早いわね」

そう言うとアーリーンは「帯魔放出」をしながらグリモアのページを読めと言う。

なんですかそれ?

曰く、帯魔放出とは「ゆっくりと漏れ出させる魔力のこと」らしい。具体的に「魔力の泉」や「連続魔」がソレらしく、一方で「女神の祝福」は一瞬で魔力が散ってしまうからダメと言う。

アーリーン「それじゃ、早速 帯魔放出を維持しながら、グリモアの最初の頁を開いてみて。それだけで『著名』の儀式は完了するわ」

話が早いってww この有無を言わさないスパルタ式が軍学者流儀なのかも知れない。

と言いつつ答えは解っていた。

たまたま青魔道士だったが、つまりは魔道士で「効果時間が設定されたジョブアビリティ」を使えば良いのだろう。

そう言えばブルーチェーンもブルーバーストも使ったことないなー(涙)と思いながら「アジュールロー」を使用して、

グリモア」を読む。

ウルブレヒト「シュルツ流軍学 入門おめでとう」

べラムを取りに来たと言う共和国軍参謀長は、

ウルブレヒト「お、これこれ! ありがとう、助かったよ」

とお礼を述べるついでに色々と話し始めた(笑)

軍学者ってこーゆー人が多いの??

ウルブレヒト「歴史に魔法が登場してから、すでに600年」「魔道士たちは 己が魔法の技に溺れるあまり、その使い方に対する研鑽を怠ってきたのさ」

ウルブレヒト「しかし、我が シュルツ流は違う!」「現代的で理論的な用兵・戦術を 研究している唯一の学派なんだ」

一介の冒険者になぜか大演説を始める参謀長だったが、

???「いや、お見事な講義でした。でも『生兵法は大ケガのもと」「・・・と、教えましたよね? ウルブレヒト?」

いつの間にかそこには ガダラル 見知らぬ男がおり、参謀長を窘めるようにその名を呼ぶ。

アーリーン「先生!」

そう呼ばれた男は「久しぶりですね」と言いながら破顔した。

彼の名は「グンサー・シュルツ」。シュルツ流軍学の第一人者。

バストゥークの過去の英雄と同姓同名にして、百年に一度の不世出の天才と謳われた「先生」らしい。

いまだ学究の徒に過ぎないと謙遜する「先生」は、一介の冒険者を前にして他の軍学者と同様に語り始めた(笑)

軍学者ってこーゆー人ばかりなの??

シュルツ「この戦争を 本当に終わらせることができるのは 軍学を修めた私たちの知識と行動しかない」「そう私は本気で信じているんです。いつか君にも、きっとわかる日が来るでしょう」

シュルツ「シュルツ流軍学は 『知行合一』。実践を重んじます」「強大なグリモアの魔力に弄されることなく 自身が進むべき道を見極めなさい」

シュルツ流軍学は単なる机上の学問で終わらせない、この戦争を終わらせるためには実践し実戦に役立ててこそ、と彼は信じているのだろう。

シュルツ「それではまた、いずれ」

登場した時のように軽い挨拶を述べて「先生」は去っていく。

彼がどこから来てどこへ行くのか判らなかったが、「有言実行」、その言葉の通りに行動するだろうことが伺えた。

こうして「戦術魔導書グリモア」を手に入れ、冒険者は「学者」へジョブチェンジできるようになるのだった。

 

バス〔S〕へ戻り、約束通り三人組のクエストの続きを確認した。

クゥダフの重装甲を分析した彼らによれば、それは銃弾を跳ね逸らす絶妙な形状らしく、

それに対抗するために、銃弾を改良するのではなく「対超重装甲クゥダフ兵用の超鋼刃戦斧」を開発しているらしい。

「超」「超」って小学生かw

一見してとんでもない対抗策に思えたが、「カメの猛者には鈍重なままでいてもらい」、「戦斧装備のガルカ駆逐部隊を編成」すれば対応できるに違いないと盛り上がる。

鍛冶ガル「よ~し、そうと決まれば ガーベノ! お前は超鋼刃戦斧とやらの開発。オレはクゥダフを超える軽量防弾甲冑の開発だな」

重苦しい雰囲気のなか、二人のガルカはあーでもないこーでもないと言いつつ和気あいあいとして去っていった。

 

「元の世界」で重装甲のクゥダフを見かけないのは、彼らの開発が成り、重装甲が意味を為さなくなったからかも知れない。

実際の歴史上でも重装甲は動きを制限することから騎乗戦闘以外使い物にならず、装甲の上からダメージを与える(ナジャ社長の大好きな)鈍器が発達することで一線を退いたと聞く。

取り残された一人に話しかけると、バストゥーク港について教えてくれた。どうやらサハギンによる破壊工作に遭ったらしい。

サハギン?と一瞬疑問符が付く。サハギンは「元の世界」ではエルシモ島で見掛けたが、「この世界」ではバス周辺でも生息しているのだろうか。あるいは獣人勢力の一つとして協力し遠征しているのかも知れない。

いずれにせよ、人間に敵対する勢力としては厄介な話に違いなかった。

「大工房」に向かったが、どうやら「市民や一般兵」は立ち入り禁止になっているらしい。バス軍の参謀本部だろうから、当たり前と言われれば当たり前な対応ではあった。

「大工房」入り口傍にはアーデルハイトが居た。

おおぉぉぉこんなところで出会えるんだ。学者が居る世界だから何処かに居るだろうと思っていたのだけれど、まさかバスに居るなんて。

いや、そもそも研究と実践を第一とする「学者」がバストゥークに縁があるのは当たり前なのか。

「この世界」には「ベルナー軍務大臣」がおり、シドは工房長兼火薬研究所所長らしい。

所長に就いていると言う事は爆発事故はまだ起こっていない。「この世界」でのグロウベルグの存在が、「元の世界」での不在が、爆発事故と何か関係しているのではないかとしきりに気になる。

あれ? これって下手をするとタイムパラドクス的な事にならないのかな・・・。まあいいか(考えるのを止めた)

商業区の南広場に来て唖然とした。

「元の世界」では噴水のある憩いの場が、随分とモノモノしい。

「この世界」では「プリーン大統領」が就任しているようだ。何人かの兵士の話では有能な大統領のように聞こえた。

商業区。

広場の一部には軍の備蓄庫?っぽいモノが置かれ、ここも平時の雰囲気はない。

競売所があるべき場所には軍の兵舎?があり、

その一角に百人隊長アーデルブレヒトが居た。

特に入隊を希望したわけでも無かったが、なんとなく気圧されて首を縦に振ってしまった。

すると「入隊試験」を受ける羽目になった。忘れてた。

何やら色々と指示をされたが、周辺の軍のアナウンスの声(としておこう)が五月蠅く何が何やら判らない。

落ち着いてもう一度尋ねると、「北グスタベルグ」にある「エドゥアルト塔のゲプハルト隊長」に小包を送り届ける任務らしい。

バスに辿り着くまでに何カ所かの「塔」を見てきたから、随分と簡単な任務に思えた。どれが「ドゥアルト塔」なのかはさっぱり判らなかったけれど。

商業区南門側を望む。

ここでようやくホームポイントを見つけた。

ワープ本が無かった時代はおそらくここへ辿り着くまで「セーブ」できなかったはずで、遠征と言う言葉の重みに気が遠くなる。当時はムッチャ大変だったんだろうなあ・・・。

南門までは鉄板の道が敷かれ、

どの商店も扉を閉めて店仕舞いの様子だった。

戦時下だから仕方がない。店主たちはどこかへ疎開しているのだろう。

やはり南門は閉じられていた。

門番の一人はあの彗星が「瑞兆」だと言うのだが、

門番「きっと、すぐに戦争は終わる。ええ、きっとよ・・・」

そう呟く声はか細い。戦時の不安に押しつぶされるのではないかと彼女が心配でならない。

煌びやかな衣装の女性(NPC)を見かけた。

なにこれ欲しい(笑)

戦時下と言えば物資に乏しいはずで、これほど目立つ装束を纏えるのならばそれなりに位の高い人物なのかも知れない。

もちろん一介の冒険者、今は単なる兵士見習いに彼女は身分を明かさない。

広場の片隅にガルカの少年が居た。

この名前・・・、ウェライに師事すると言う言葉・・・。彼はアイアンイーター本人に違いなかった。

鉱山区を結ぶ橋も閉鎖されていた。

傍に居たガルカは橋をすぐに開放すべきだと言い、プリーン大統領を名指しで批判していた。

ガル「こんなとき、語り部のラオグリム様がいてくれれば なんとかしてくださるにちがいないんだがな」

彼に拠れば、ラオグリムは10年前に北方で消息を絶ったと言う。やはりここは20年前。水晶大戦の時代。

橋は「工作員」の侵入を防ぐために封鎖されたらしい。鉱山区の鉱山夫たちが「工作員」と言わんばかりのその説明に腹が立つ。よしんば「工作員」が外部から侵入した「獣人」だとしても、橋の封鎖は鉱山区を見捨てた事を意味する。

兵士はプリーン大統領を有能風に語っていたが、果たして彼?彼女?はこの国のために行動しているのか、疑問が湧かざるを得ない。

プリプリしながら街中を散策していたら、踊り子推しの男性に出会った。気が抜けた。

半日ほどをかけて街の人に声をかけたのち、「入隊試験」を進める事にした。

小包を届けるなんて楽な試験だなと、この時は随分と楽観視していた。

 

つづく。