Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

アルタナミッション2「はじまりの刻」その15

カッコいい!と思うのだった。

 

ウェライたちの嫌疑を晴らそうとしたら藪蛇になるし拠点防壁の改装には失敗するしカンパニエでは死亡するし軍務大臣は暗殺されるしと散々な目にあった前回の続き。

隊長から「残念だよ」と言われて結構傷ついていたのだけれど(笑)、そう言えばテレポサービスがあった事を思い出す。

カンパニエバトルのその後が気になりさっそくグロウベルグ〔S〕へ飛んでみると、

え?なにこれムッチャ便利じゃん!!

若干の戦績と引き換えに拠点側に行けるなんてステキ過ぎる。

ウキウキ気分(笑)で拠点に向かい

前回の恨みを晴らそうとカメを倒していると、その背後に見慣れないものが見える。

ナニコレ?

と思ったのだが、カメたちの動きを見ているとココからやってきているっぽい。あの時カメに圧倒されたのは、ここから無限に?湧き出すその物量が背後にあったと踏み、

カメたちを引き連れて(笑)アヤシイ棒を倒す。

その後は言うまでもなく。

徐々に数を減らすカメをNPCたちと取り囲み、無事戦闘が終了した。あの棒がボスの代わりなのだろう。

でも、カンパニエバトルはまだ終わらないらしい。

ちなみに今回駐留している部隊の隊長はカート?クルト?と言うようだ。配下の兵たちは全員女性だったので、グロウベルグは女性が配置されやすい拠点なのかも知れない。

しばらく待ったが次の戦闘まで時間がかかりそうなので、拠点兵に話しかけて「勲功を査定」してもらい報酬を得、カンパニエバトルを終了した。

なるほどこうやって終わらせられるのか。戦地を勝手に離れると評価が下がるらしいので、きちんと手続きを踏もう。ただ、途中退場した場合は宝箱が得られない。基本的には終わり頃にふらりとやってくるのが良いのかもしれない(笑)

(ちなみに死亡するとかなり評価が下がるとも言っていた。悲しい)

取りあえず前回の憂さを晴らして(笑)大工房へ向かうも、

大臣が殺害されたため第一級の警戒態勢が敷かれているらしく、中には通してもらえない。

とそこへ彼が現れた。

フォルカー「いま戻ったぞ! ベルナー軍務大臣は!?」

別件を担当していたフォルカーは、たまたま居合わせた憲兵隊とともに大工房へ駆けつけたと言う。

その憲兵隊の一人は、ウェライ捕縛の際に顔を合わせた男だった。

フォルカー「とにかく様子を見させてもらおう」

ミスリル銃士隊員のその言葉に番兵が道を開けたので、

冒険者はその後を追い大工房へ侵入を果たす(笑)

番兵「・・・ん? お前はちょっと待て!」

時すでに遅し。

 

・・・衝撃的な現場だった。来たことを少し後悔した。

フォルカー「ベルナー軍務大臣・・・!」

その場に居たザイドが状況を説明する。

黒仮面「・・・発見されたときは すでにお亡くなりだった」

執拗に傷つけられた死体の状況から怨恨の可能性が示唆される。

フォルカー「賊は逃亡したのか?」

黒仮面「・・・目撃されていない」

フォルカー「ウェライとグンパの逮捕に続いて 大工房内で共和軍団の長が刺殺とは・・・くそっ!」

(フォルカーの言葉を聞くにウェライとグンパは大統領派か少なくとも中立派なのだろう。ガルカの民の長であり穏健派と思われるウェライが捕縛されることで、ガルカの民の扇動はより容易になるはずだ)

(そして軍務大臣の暗殺により力を削ぎ、かつ、大統領府に混乱を呼ぶ)

(これらの裏に内乱を企てる議長の関与が推察された)

ウェライたちの嫌疑はまだ晴れていないらしい。

彼らの身柄は憲兵隊が確保していると言うが・・・。

クララ「・・・大変なことになってしまったな」

騒然としていた大工房の一室がその一言で沈黙する。

フォルカー「隊長!」

憧憬と期待とを込めたその言葉を意に介することなく、

赤毛の女性と青い鎧の男性がズカズカと部屋に入ってきた。

ミスリル銃士隊長クララと大統領プリーンの登場だった。

クララ「・・・それにしても ミスリル銃士隊の警護する大統領府内での、この凶行!」
怒りと苛立ちを隠す事無く、開口一番クララは声を張り上げる。

クララ「賊の侵入のみならず、重臣の刺殺まで許すとは・・・ 銃士隊はじまって以来の失態である!」

そう言うや否やその場で跪き、クララは大統領に向かって覚悟を述べる。

クララ「このクララ、事態収拾ののちは どんな厳罰をも甘んじて受ける所存・・・!」

いかにも有能なのだろう、その場の事態に動ずることなくキビキビと立ち居振舞うクララとは対照的に、この場にはむしろ不似合いなくらいに泰然とした大統領はその言葉を気に掛けることなく銃士隊長へ言葉をかける。

プリーン「顔をあげよ、クララ」

そしてゆっくりと軍務大臣の許に跪くと、かつてのその姿を懐かしむかのような表情と声色で静かに語った。

プリーン「ベルナー軍務大臣は いささかの私心も持たず、常に共和国の 未来を第一に考える、有能な男だった」「せめて彼の死出の旅が、平穏たらんことを、みなで祈ろう」

事態に混乱しその収拾に急いていた人々が、黙る。

いつまでもその場に残され、唯独り言葉を発する事も出来ずに無残な姿を晒す軍務大臣に対し、いま何をすべきかを大統領だけが理解していた。

その所作一つでこの場の雰囲気が一変する。この男性が大統領であることの意味を冒険者は知らず理解していた。

クララ「・・・ベルナー軍務大臣が 大工房に立ち寄られた時間の警備責任者は誰だ?」

一通りの黙祷のあとに隊長が口火を切った。

黒仮面「・・・私だ」

大統領がもたらした静謐な時間が隊長の思考を明瞭にしていた。

クララ「ザイドか。お前の指揮に手抜かりがあったとは思えん」「お前をベルナー軍務大臣暗殺事件の 操作責任者に任命する」

この部屋に登場してからそうであったように、クララはキビキビとした言葉と仕草で事態を進めていく。

クララ「陣頭指揮を執り、汚名を返上しろ!」

クララ「フォルカー! お前もザイドとともに捜査にあたれ!」

滞りが無く隙も無いその指揮振りに気圧されたフォルカーは、

フォルカー「ハ・・・ハッ!」

と辛うじて返答する。掲げた右腕は緊張に震え、彼が隊長に対してどれだけの畏怖と尊敬の念を抱いているのかの片鱗が見える。

プリーン「これより私は、共和国防会議およびガルカ賢者諮問会を緊急招集する」「当面、軍務大臣は私が兼務する。クララ、行くぞ!」

クララ「はっ!」

先ほどまでとは打って変わった様子の大統領は、この場ですべきことをすべて為したと言わんばかりに足早に扉へと向かう。彼もまた、軍務大臣の死を前に覚悟を決めたのだろう。

だが、ふとクララが足を止める。

クララ「・・・その前に、部外者がひとり、もぐり込んでいるようだな」

(・・・ヤバっ)

と思う間もなくクララは振り返り、冒険者にむけて声を張り上げた。

クララ「お前のことだ。さっさと出てゆけ!」

 

あれだけ有能そうな銃士隊長に悪い意味で顔を売ってしまった・・・。

トボトボと大工房を後にする冒険者を、あの番兵も指さして非難する。

番兵「減俸処分じゃ済まないな・・・」「もう二度と、中には入れないぞ!」

彼の言葉は尤もだったが、その言葉に反論する気力も謝罪する気力も今の冒険者には無い。ただただ「やってしまった・・・」の後悔の念に苛まれた。

最悪の報告を楽器屋にもたらすと、男は世界の終わりだと言わんばかりの無念さをもって天を仰いでいた。

男「やはりベルナー軍務大臣はお亡くなりに なっていただと!?」「ああ、なんてことだ・・・!」

滝での密談がそうであったように、男に拠ると大臣は何者かに尾行されていたと言う。

男「きっと、そいつが犯人に違いない!」

「組織」への窓口であった男は、依拠元の暗殺によって立場を失う。

男「・・・軍務大臣が亡くなったいま、お前に仕事を頼むことはもうないだろう」

男は懐から紙幣を差し出しながら冒険者に短い別れの言葉を述べていた。

「短い間だったけど、ありがとよ」

急にしんみりとした雰囲気になり、冒険者は言葉が出ない。ただその紙幣を黙って受け取り、男に黙礼をするとその場を静かに後にした。

「静かなる警鐘」と言うタイトルに似つかわしくない怒涛の展開を持って、このクエストは終わりを告げるのだった。

 

そののち、続くクエストは無いかとバス〔S〕内をウロウロとしたが何も起こらない。

仕方がない?のでバス〔S〕のクエストをいくつか進めた。

エルディーム古墳内に紙片となって発見された地図を男に届けた。

が、入れ替わるように新しい地図が配布されたため、男はシブシブと新品を冒険者に渡し古びた地図を片手に何やらフルフルとしていた。

既にグロウベルグの地図は持っていたが中古品を返すのは忍びなく、彼が涙を堪える様をただ黙って見ているほか無かった。

グロウベルグの幽霊話も決着した。

あれは幻聴でも幻覚でもなく、彼の父の声であり登山者を気遣うガルカの姿であったようだ。

 

さてどうしよう・・・と悩んだのだけれど、青魔のレベルが80を超えたので「踊り子」を育てる事にした。

特に選択と行動に意味はない。

Lv1 時点では SPアビ しかない。

白魔や黒魔のように踊り子用のスクロールは売られていないのでどのように魔法を覚えるのかと思っていたが、

レベルを上げることで「サンバモード」カテゴリの

「ドレインサンバ」を覚えた。

さっそく踊ってみると、

赤いオーラのようなものを漂わせながら、

短めのステップを

軽やかに決めた。

 

なにこのカワイイ生き物。

サンバを踊ることで、画面の左上にピンクのアイコンが追加された。

時間を見ると2分ほど継続する状態アビリティらしく、

そのまま敵を攻撃することで HP を吸収(ドレイン)した。

ナニコレ凄い。

低レベル帯だからこそではあるけれど、受けたダメージ分をきっちり吸収するので死ぬ気がしない。

しかも、自分に効果があるだけでなくPTメンバにも同じ効果が及ぶらしい。

ナニコレ便利すぎじゃね? 無敵感がすごい。

でもまあ、無謀な敵に挑むと当然死ねるのだけれど(笑)

そんな感じで南グスタ⇒北グスタ⇒コンシュタット⇒パシュハウ沼と移動しながら順調にレベルを上げていく。

気が付くと「ワルツモード」の

「ケアルワルツ」を覚えていた。

さっそく王子に使用してみると、

優雅な足さばきで相手を魅せることで?

体力を回復した。

(とこの時は思っていたが、その後の戦闘で「踊りを始めた瞬間」にターゲットの体力が回復することに気づいた。しかも回復量がケアルII相当(70ぐらい)もある)

(前世で白魔をやったこともあるが、HP の減り具合とケアルの詠唱時間のラグに慣れていないと事故死し易い。詠唱が終わるまでのあのヤキモキ感が無いだけでも、踊り子にはかなりのアドバンテージがあるのではないか)

パシュハウ沼とパシュハウ沼〔S〕にある「禁断の口」はどちらもスルーしていたのだけれど、

「元の世界」側からは反応しないらしい。

しまった〔S〕の世界でチェックしておくべきだったか・・・。

更にレベルを上げることで「ステップ」の、

クイックステップ」を覚えた。

画面上にある説明を読むと「敵に回避率ダウンの効果」があるらしく、これまでのサンバやらワルツやらが味方向けであった事と趣向が異なるようだ。

で「フィニッシングムーブの効果」とやらが書かれているのだけれども、これが良く判らない。

ちなみに「フラリッシュI」と言うカテゴリには「A.フラリッシュ」。

「自分に攻撃をしむける」技で「フィニッシングムーブ」が1つ以上必要らしい。

・・・らしい。

取りあえず敵と戦って試してみると、「ステップ」を相手に決めることで画面左上に「土星」のようなアイコンが追加された。

(とこの時は思っていたけれど、土星では無く茶円に短剣だと思う 笑)

右下に小さく「2」と書かれていて、フィニッシングムーブが2つ溜まった状態らしい。

で、今度は「フラリッシュ」を敵に発動することでフィニッシングムーブを消費しつつ技が繰り出せた。

(画面がゴチャゴチャしていて判りづらいけれど、)この時はたまたま王子の「挑発」と冒険者の「A.フラリッシュ」が重複した結果、

なんと! ゴブが冒険者を向いていた。と言うことは、ヘイトは「挑発」<「A.フラリッシュ」。

・・・二度と使うのは止めよう(笑)

と言うか、どう言う時に使う技なのかが今のところ良く判らない。盾が死にそうな時に一時的にヘイトを稼ぐ場面だろうか。・・・盾の代わりに死にそうだけど。

盾+サポ踊しにて挑発代わりに使うのだろうか。う~~ん。

レベルを上げつつ北上してロランベリーに至る。

既にお分かりのとおり〔S〕の世界の逆ルートを辿っている。

地形やら敵やらの違いを楽しみつつ経験値稼ぎをする趣向で進めた。

途中で「アスピルサンバ」と

「ディバインワルツ」を覚えた。

「アスピルサンバ」はその名のとおり? HP ではなく MP を吸収する踊り。

かなり役立ちそうに思えたのだけれど、実際のところは微妙と言うのが今の感想。「ワルツ」は敵を攻撃することで敵の HP や MP を吸収する技なので、敵を攻撃しないと吸収できない。フェイスPTのクピピ殿はちょくちょく攻撃はするのだけれど思ったほど回復しないのが実情で、トリオン王子のためにかけるかどうかが悩ましい。レベルが上がって攻撃速度が上がると見違える可能性はありそう。

「ディバインワルツ」はケアルガ(範囲ケアル)。フェイス白魔はケアルガを使わないのでかなり重宝した(今のところフェイス・アフマウ以外は見たことがない)。

ヒーラーとしての踊り子の有利な点の一つは、「沈黙」状態でも回復が可能な点。そもそもヒーラーが「沈黙」になる立ち回りが良くないのだけれど(笑)

デメリットとしては、踊りはどれもが「TP」を消費する点。サポ白にすれば踊と白の回復技が TP/MP に分散するのでリソース管理はしやすい(かも知れない)のだけれど、TP を溜める=攻撃を当てなければならない点がネック。

敵に近接しなければならないし、格上の敵と戦う場合は命中に気を配らなければならない。スシ系の食事は必須だろう。

なんとなく「つよ」以下の敵と戦う場合は断然戦いやすいイメージ。ただ、格上と戦うと段々と窮してくる感じを受けている。もっと技を覚えると違うのかも知れない。

ロランベリーの「禁断の口」も反応しない。

あぁぁああしまった、何か悪いことが起こるかと警戒していたのが良くなかった。どこかのタイミングで〔S〕側から「開通」する必要があるのかも・・・。

あれほど立派だった城壁が・・・などと思いながら

バタリア丘陵。

あの赤いトラはどこへ行ったのだろう、とか、

先ほど〔S〕の世界で会った人々はどうなったのだろう、とか、

を考えながらレベルを上げていたら「ケアルワルツII」を覚えた。

なるほどケアルワルツIII・・・と覚えていくのだろう。そろそろ回復量に物足りなくなってきたところだった。

ちなみにこの段階でレベル33。

そろそろもう少し強い敵が欲しいなーと思い、

〔S〕世界でレベル上げはどうだろう?と思って「禁断の口」から移動しようとしたら

イベント。

「あの時」と同じように身体が光に包まれて

「禁断の口」に吸い込まれてしまった・・・。

 

(つづく)