Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

バス〔S〕クエ「解明への灯」その2

かっこよ・・・と思うのだった。

 

サンドリアからの使者がパシュハウ沼の坑道に囚われた件。場所も知ってカギも手に入れたのに何故か坑道に入れない。

結局ネットで調べたら、

グロウベルグ〔S〕からパシュハウ沼〔S〕へ移動するとイベントが発生した。

・・・なるほど移動手段の少ない実装当初は誰もが必ずこのルートを通ったはずで、便利になった今だからこそイベントを飛ばしてしまったと言う事だろう。

・・・と理由は分かるのだけれど、ノーヒントでは対処が思い浮かばない。アルタナは難しいなぁ。

一刻も早く使者を救出したいフォルカーと敵の動きを警戒するザイド。

意見の対立で険悪な雰囲気になる二人だったが、

黒仮面「ここで言い争っている暇はない」

とそれぞれに使者の捜索に向かうのだった。

(ここは別々に行動すべきじゃないと思うんだけどなー)

(全員で踊るのだろうか・・・見たい・・・)なんて思いながらカンパニエバトルに向かう踊り子部隊を見送りつつ、

坑道入り口に至る。

ボス部屋かと思ったけれどインスタントダンジョン?

サーバーへの問い合わせが終わると

坑道の奥で使者を発見した。

だが、それは明らかな罠。

周囲を囲むカメたちが各々に威嚇(かわいい)するなか

ザイドの言葉を聞かずに罠へ飛び込んだフォルカーと冒険者は、もはや覚悟を決めるしかない。

リーダーと思われるカメの合図をきっかけに、

絶望的な戦いが幕を開けるのだった。

うはw 一人www

慌ててフェイスを呼ぶ。どうやらカメたちからはギリギリ探知されないらしく、メンバが揃ってホッと息を吐く。

次は周辺の確認。3体前後のカメの集団が3カ所ほどに分かれているらしい。この窮地を脱するには殲滅するほかないのだろうから、個々の塊ごとに各個撃破するのが上策に思えた。

不思議なことにフォルカーの姿が見えなかったが、だいたい足手まといになるのでむしろ安心した(白目)

・・・お分かりいただけただろうか。

敵を数えるべくカーソルを動かしていたら、名前が微妙に違うカメが1体居た。

???  周囲のカメと見た目は同じように見え、かつ、あえて判別しづらい名前を付けている。

・・・アヤシイ。

と言う事で、その1体だけを安全な場所に釣ろうとしたら

失敗した(笑)

Lv68踊。カメ団体戦

あれこれ考えても結局だいたいこーなるのよね・・・と思いながら集団戦闘に巻き込まれるも

あのアヤシいカメを倒した瞬間、

残りのカメたちが四方八方へ走り始めた。

ちょw どーゆーことよwww

罠かも・・・?とも思いつつそのうちの何体かを追い、

周囲を警戒しつつ倒したけれど何も起こらない。

うーんやっぱり殲滅しないとダメなのかも?と思いながら

散り散りになったカメを探し出して5~6体を倒すと

イベント。

フォルカー「ちっ、キリがない! ザイドの言うことが正しかったか・・・!」

窮地に立たされた二人だったが、次の瞬間、何本もの岩塊が大地を割いてカメたちを貫いたかと思うと、

一瞬にして敵を全滅せしめていた。

徐々に晴れていく土煙の向こうには、

剣を構えたその姿。

(かっこよ・・・)

(かっこよ・・・・・・)

(かっこよ・・・・・・・・・!)

余裕の笑みを浮かべたその姿にフォルカーは思わず呟く。

フォルカー「隊長!」

(・・・乙女の目をしてるw)

そんな様子のフォルカーに気をかけることなく、クララは一目散に使者の許へ駆け寄る。

クララ「救出が遅れ、申し訳ありません」

息も絶え絶えな様子の使者だったが、幸いにも一命は取り留めたらしい。

使者「・・・君たちが来なければ、今日もディ・ダの部下に 拷問を受けるところだった」「仲間はみんな 殺されてしまった・・・」

とだけ言って気を失う。

黒仮面「金剛将軍ディ・ダ・・・」

フォルカー「クゥダフの王弟直属の隊が なぜこの坑道に・・・」

使者の言葉に息を呑む二人。

だが、立ち尽くすだけの隊士たちに隊長は憤る。今は何を為すべきなのか、と。

クララ「ムダ話をしているヒマはない。デュレル准爵を首府にお連れするぞ」

クララは冒険者に声をかけることも忘れない。

クララ「あなたにも詳しく話を聞きたい。のちほど、大工房にお越しいただきたい」

はい! ・・・お姉さま!!

ミスリル銃士隊が坑道より撤退すると、使者がいた広間にサンドリア兵らしき人物が現れる。

デーモンを引き連れたその姿が急に歪み始めたかと思うと、

それはアーリマンの姿へと変わっていた。

一つ目「逃げられたか・・・」「・・・まぁ、よい。次なる手札も我らが掌中にある・・・」

そこまで言うとアーリマンはニヤリと笑う。

一つ目「しかし 元はと言えば、大騎士派遣の報せも サンドリア内部の間諜より得た機密・・・」「所詮は名ばかりの連合軍。つけ入る隙には事欠かぬ・・・」

かみ殺した笑いがいつまでも坑道にこだましていた。

 

大工房へ向かうとなかに通された。

銃士隊が居るであろうその部屋の前には

また彼女の姿があった。

間諜?? いやいやいや・・・と思わず首を横に振りながら扉を開けようとすると、

五月「トンベリだと!?」

と驚いた声が外に漏れ聞こえた。

救出したデュレル准爵によれば、「軍務大臣暗闇密室殺人事件(仮)」の手口はサンドリア王都を震撼させた連続暗殺事件と同じであり、それはトンベリの刺客によるものだと言う。

王国で狙われたのは開戦前から獣人軍の危険性を主張していた者たち。同様の軍務大臣がトンベリの刺客に狙われた可能性は十分にあった。

黒仮面「だが、まだふたつの謎が残っているな」

フォルカー「侵入経路と、暗闇の謎か・・・」

フォルカーの呟きを聞いて名探偵こと冒険者は思わず手を上げていた。

クララ「なに、ふたつの謎を説明できる? ぜひとも、話を聞かせていただきましょう」

最初の謎は侵入経路。

だが、パグダコがそれを実証していたのだから、その解明は容易だった。

答えは「換気口」だ。

クララ「なるほど。小柄なトンベリなら 子供と同じように換気口から侵入できる」

次は暗闇の謎。

トンベリと言えばランタン。ならば答えは明快だ。

軍務大臣が部屋に入る際には部屋は明るかったのだ。だから大臣は何も気にせず部屋の奥へと進んだ。部屋を照らすランタンがトンベリのモノであることを知らずに。

その後、トンベリ自らがランタンを消して慌てた大臣に襲い掛かれば暗闇の密室が完成する。完璧だ。

そう、答えは「犯人が灯りを消した」。

名探偵「犯人に、灯りを消してから逃げるような余裕は なかったはずですよ」

・・・え?

じゃじゃじゃじゃjjjじゃあ「軍務大臣が灯りをつけなかった」のだ。なぜならその方が好都合だったから。

軍務大臣は議長の監視下にあることに前々から気づき身の危険を感じていた。だから、一人になる機会には十分に気をつけていた。

そ、そして、彼は暗殺者の・・・。そう! 彼は元暗殺者。暗殺部隊に所属していた若かりし頃の大臣はその素質をもって数々の武勲を立て、やがて軍務大臣にまで上り詰めていた。

暗闇の部屋に入った瞬間に彼は気が付いたはず。彼を狙う暗殺者の気配に。だが、元暗殺者の彼にとっても暗闇こそがその実力を発揮するうえで最も好ましい条件。これ幸いとばかりに彼は暗殺者の許へ駆け寄るも・・・

残念ながら寄る年波には軍務大臣すら勝つことは叶わず、王国で名を揚げた新進気鋭のトンベリ暗殺者に彼は返り討ちにあったのだ。

・・・とか?

(気まずい)

はいはいそうそう大臣は何かに気をとられてたのよねー。

名探偵「・・・思いだした」「むかし文献で読んだことがあります。トンベリは暗殺の際、ランタンで ターゲットの気を引き、背後から忍びよると・・・!」

なにその後出しジャンケン

名探偵「おそらく、トンベリは ランタンを部屋の奥に置き、どこかに身を潜めていたのでしょう」

そして、軍務大臣がランタンに近づいたところを

背後から襲ったんです!

フォルカー「そういうことだったのか・・・!」

迷探偵(そういうことだったのね・・・!)

迷探偵による華麗なる推理(白目)によって「軍務大臣暗闇密室殺人事件(仮)」はトンベリによる刺客の線が濃厚となった。

だが、銃士隊隊長は既にその先を見ていた。

クララ「トンベリは群れなすことを 好まぬ獣人と聞いている」「すでに血盟軍は トンベリをも支配下に置いているのか、それとも・・・」

要人暗殺と言う事象ではなく、獣人軍の結束と大攻勢と言うこれからの脅威の有無を。

クララ「とにかく、事件の背景を突きとめる必要がある」「ザイド、フォルカー。引きつづき捜査にあたれ!」

(かっこよ・・・)

隊員にテキパキとした指示を出すと、それまでとは打って変わった柔和な顔を見せつつクララは冒険者に向き直る。

クララ「あなたには大きな借りができた。まず、これは大騎士救出のお礼です。受け取っていただきたい」

はい! お姉さまのためならば!! この身を賭して貢献させて頂く所存にございます!!! ですから・・・どうか、どうかお姉さまと呼ばせてください・・・。

 

初めてのお姉さまからのプレゼント。いったい何を頂けたのかしらと思いながら大工房を辞すると

それはアダマンインゴットだった。

 

なんでよ!!(笑)