Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

騎士に至る道

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獣人オークの本拠地で,まずは行き先の分かっているナイト取得クエストをこなすのだった.

 

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ジャグナー森林の南にある呪物めいた石柱群を抜けると,獣人オークが住まう「ダボイ」へ至る.

ここは元々サンドリアの地であって教会の支部などがあったはずだが,どこかのタイミングでオークに奪われ今に至る.20年前の水晶大戦で勝利したものの,ウィンダスと同様にサンドリアも,獣人勢力の拡大に押され気味のようだ.

ダボイは,ゲルスバ野営陣と同じく山間部に作られた自然の要衝だ.マップの通り,入り組んだ細道によっていくつかの広場が繋がる複雑な構造をしている.自然の要塞と言っていい.

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行き止まりに見える小さな広場のいくつかには,地図にはない地下通路がひっそりと口を開けている.

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地下はこのようなマップになっていて,いくつかの場所はぼかされている.

ミッション「三大強国」でドラゴンと闘ったパルブロ鉱山もこのような有様だったから,右下か左上のどちらかが目的地だろうと想像できる.

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奥へ進もうと思ったが敵の強さが分からず特攻できないので,地上で他の入り口を探しつつレベル上げを行うことにした.

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本拠地なだけあって,至る所をオークが徘徊している.

入り口側の敵はギリギリ「楽」な強さで絡まれるため,逐一駆除しながら迷路を彷徨う.経験値稼ぎになるので悪くはないが,とにかく数が多くてウザい.

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広場の一角で偶然にも宝箱を見つける.

残念ながら今回も鍵が無く,指を咥えるばかりだった.

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さて,サンドリアで読んだ「東の書」の内容を思い出してみる.

「水の中の島より南へと続く大いなる流れ」「その行き着くところ,澱んだ者たちが集う」

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「水の中の島」は画面中央部だろう.これは後で確認する.

そこから「南へ続く大いなる流れ」は,文字通り川の事だと想像できる.

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川岸から確認すると,水は画面の左から右奥へと流れている.

今は西へ向いているのだから,この「大いなる流れ」は,中央の島の方へと流れている.「その行き着くところ」へ向かう必要があるのだから,川下方向へ進む.中央の島で二方向に分かれているが,両方確認すれば良い.

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ここで唐突に魔法を唱える.「スニーク」と「インビジ」だ.このために,実はいったん街に戻って白魔になってきている.

敵がこちらを感知する手段はいくつもあるが,そのうち,「視覚」「聴覚」「嗅覚」を遮断する魔法があり,「インビジ」「スニーク」「デオード」がそれに当たる.例えばスニークを使用した状態であれば,聴覚感知の敵に気付かれる事無く安全に移動ができるようになる.

ここで「スニーク」「デオード」を使用するのは,視覚/聴覚感知の敵に絡まれないようにするためだ.詳細は後述する.

なお,これらの魔法は「MGS魔法」と呼ばれていた.敵に気付かれず行動することが「メタル・ギア・ソリッド」を彷彿とさせることから,そう名付けられた.上手いことを考える人が居るものだ,と当時も思った.

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「インビジ」で視覚遮断した状態のため身体が半透明になっている.インビジを使うとPTメンバさえも姿が見えなくなるので要注意だ.カーソルを当てられるので,それで位置を確認できる.

ちなみに,魔法は「スニーク」⇒「インビジ」の順番で唱える.「インビジ」を先に唱えると,次に「スニーク」を唱えた際に「インビジ」の効果が解除されてしまうからだ.また,戦闘などを行っても効果が切れる.

なお,「インビジ」「スニーク」「デオード」に相当するアイテムも存在する.「インビジ」が切れそうな場合に再詠唱する必要があるが,この際,一瞬効果が解除される瞬間が生じるため,視覚感知の敵が周囲に居る場合に気付かれる可能性がある.アイテムの場合はその恐れがないため,実はアイテムを使用した方が安全だ.

前世でナイトを取りに行く際は,そのようなアイテムがまだ無かった時代だったため,PTの白魔に魔法をかけてもらいながら先に進むことを繰り返した.上述のように魔法を唱える際に危険なため安全地帯を探しながら進まねばならず,スリルある行程だったことは脳裏に鮮明に残っている.特に,当時は今ほど効果時間が長くなく,かつ,効果時間の表示も無かったため,いつ切れるのか?が分からず,苦労もひとしおだった.

アイテムは,復帰時には実装されていた.狩場に移動する際に必須になっていたりして,貧乏人には辛かった憶えがある(苦笑)

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「水の中の島」

ここには「とてとて++」のオークが居る.巡回している様から分かるように視覚感知のため,インビジをかけていないと問答無用で攻撃をしてくる.相当レベルが高いため,見つかった段階で死亡が確定する.

周囲に居る魚は聴覚感知で,ここに居るものはアクティブだ.

最初に「インビジ」「デオード」をかけたのは,オークと魚に感知されないようにするためだった.インビジだけかけてオークの目を盗んでも,魚に絡まれてインビジが解除されると目も当てられない.狩人に比べてナイトの取得クエストはほんと難易度が高い.

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画面上側の支流は行き止まりだったため,左に向かう支流を奥に進む.

奥まで行き過ぎるとそこも行き止まりなため,途中で陸に上がる.

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あれ? 意外に敵のレベルが低い.白Lv40前後から見て「丁度」だ.

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奥に進むと井戸がある.おお,これこれ.この景色に見覚えあり.

この井戸をチェックすることが,ナイト取得クエストの最終目的だ.

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「東の書」にある「澱んだもの」はスライムを指していて,この井戸の周辺に1~2匹いた憶えがあるのだが,居ない・・・ 不気味だ.

誰かが先に来て倒したのか.もしかして近づいたら湧いてくるのか.怖いなぁと思って恐る恐る井戸に近づいたが,インビジ状態だとチェックできないのだったw 焦りすぎ.

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無事アイテムゲット.スライムも湧かない.仕様が変わったのかも.

ちなみに,前世では,エストの中身を熟知したナイトに先導されながら,10人くらいが徒党を組んでここまでやってきたのだった.Lv30を超えたばかりの冒険者ばかりだったから,ここのスライムも周囲に居るオークも太刀打ちできる相手ではなく,このアイテムを文字通り「死んでもゲットする」勢いでやってきて,無事全滅する片道切符の旅だった.にも拘らず,難度の高いクエストを達成した満足感からか,死屍累々になりながらも皆が笑っていたのを憶えている.FFXIの楽しかった思い出の一つだ.

スクショはPS2と共に無くなってしまったが,あの光景は記憶の片隅にいつまでも残っている.