Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

竜騎士AFクエスト3「信じあう者たち」

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サンドリアなのにドロドロしていない!,と驚くのだった.

 

随分と失礼な話だが(笑)

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残念ながら,竜騎士 AF3 はブルゲールではなくラーアルから受注するのだった.

彼曰く,最近「王立騎士団を狙った闇討ちが横行している」と言う.物騒な話だ.

そして,その闇討ちは「ラスト・ドラグーン」こと「エルパラシオン」が行っている,と,まことしやかな噂に騎士たちが浮足立っているらしい.

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「エルパラシオン」は「竜王ランペール」時代の騎士団長にして,当時唯一の竜騎士

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そんな彼が流言の出元になっているのは,彼がランペール王に恐れられ,形だけの遠征の先で消息を絶っていたからだった.

王によって謀殺された恨みが王国騎士団への闇討ちと言う形になったのだ.そう恐れられているのだった.

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過去の勇者がなぜ今になって闇討ちを?と言うような疑問がたちまち浮かぶ.

ラーアルも当然信じていないし,そうであって欲しくも無いのだろう.竜騎士に連なる者として,「ラスト・ドラグーンの不名誉な噂」を払拭して欲しいと依頼される.

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もちろん「いいですとも!」.

なんだけど,随分と不自然なカメラ位置だなと思っていると,

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無人のはずの飾り甲冑が突然動き出す!

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「そんなものはただのまやかしに過ぎぬ!」

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そう喝破するラーアルだったが,部下たちは「ラスト・ドラグーンの霊」によるものではないかと恐れ慄く.

意外に事態は深刻なようだ.

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「ラスト・ドラグーン」への手掛かりとして,ブルゲールの父が遺した「幻のブレー」の顛末が思い浮かぶ.

誰がブレーを欲したのか.

盗賊「エスカ」の黒幕が怪しい.

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商会の下っ端1号の許へ行くと,さっそくブルゲールがやってくる.

やはり彼も「親父の形見」を盗んだ相手が気になっていたようだ.

そして,「ラスト・ドラグーンにまつわる品」を手に入れれば「おびき出すことができるかも」と,妙案を思いつく.彼も,伊達にヤクザなボスをやっている訳では無い.

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さっそく彼は,「クフタルの洞門」に「ラスト・ドラグーンの兜」が隠されている事を教えてくれる.

彼の口ぶりからするに,随分と信頼を置いてくれたらしい.ありがたい.

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「隠されている」と言う事はチェックポイントかな・・・と思ったが,下っ端1号に更問いしたら「宝箱」を探せば良いらしい.ははーんなるほど.

クフタルのチェックポイントと言うと「泉前の動き回るポイント」しか思い浮かばなかったので,なるほどあれは霊の仕業か,と一瞬納得していたのだった(笑)

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クフタルも,入り口付近の敵がガンガンとカギをドロップする.一つしか持てないのに3つくらいドロップした.今年の運を使い果たしたかも知れない(笑)

ちなみにクフタルに来ると,敵ドロップ目当てなのか宝箱目当てなのか,あるいは両方なのか,大抵一人以上の高レベルプレイヤに迷宮内で出会う.Lv99 なので敵を集めて魔法でドカーン的な事をして結構楽しそうに思ったりもするし,宝箱を開けられたりしてちょっと悔しくなったりもする.

理由が良く分かっていないが,私も Lv99 になったら一度クフタルに来ようと思う(笑)

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高レベルプレイヤが宝箱を開けていたので,再ポップ先を探すために洞窟内をグルグルと巡り,洞窟1周半ほどで宝箱を見つける.

だが,その中身は「兜」ではなく「挑戦状」だった.

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挑戦状の中身を見てみると,王国騎士団へ恨みを持つモノの犯行に見える.

文末に「伝説の騎士団長を擁して・・・」と書かれているから,「ラスト・ドラグーン」が首謀者には思えない.そもそも,「ランペールに連なる王」や「王政」「サンドリア王国」へ怨みを持つのならば分かるが,あの過去話を信じるならば,「ラスト・ドラグーン」が「王国騎士団」へ恨みを持つようには思えない.

騎士団を襲う凶行は「ラスト・ドラグーン」を騙る何者かの仕業なのだろうと踏む.

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挑戦状を見たラーアルも何かに思い当たったようだ.

ただ,彼は何かを言いづらそうにしている.そして「バラシエル殿の元へ行ってくれ」と言う.

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「バラシエル殿」って誰だよーーー(笑)

地図のサーチ機能などを使いながらどうしようと思っていると,ふと,「王国騎士団」⇒「ランペール時代の古い話」⇒「騎士団の古株」と言う連想から,南サンドリアに居る一人を思い浮かべる.

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その,ナイト関連で様々な試練を課した老エルヴァーンが,正しく求め人だった.

彼は挑戦状の筆跡から,事件の「黒幕」がかつての騎士団副団長「アンコレン・B・フラート」であると看破する.

そして,老エルヴァーンこそが,アンコレンを副団長から解任していたのだった.

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老エルヴァ―ンはアンコレンとの別離について語り始める.

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アンコレンは,結果を求めるにおいては犠牲も構わないと言う冷酷な功利主義者であったようだ.

彼が武勲を立てても周囲の犠牲が多すぎる.騎士「団」であるからには,これは致命的な性質だろう.

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老エルヴァーン曰く「剣に悲しみが足りない」.

その言葉の意味を理解することなく,ただ自分が否定された事のみをもって,アンコレンは騎士団を去るのだった.

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あの時と変わらないアンコレンの姿を挑戦状に見,老エルヴァ―ンはただ「残念だ」と落胆する.

アンコレンは,自分を拒んだ騎士団へ復讐することだけが目的になってしまっているのだろうか.かつて副団長であったほどの男が.

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もちろん,ラーアルもアンコレンの事に気が付いていた.そして,彼が「強い」事も,「それを制する強さに欠けていた」事も.

ラーアルはアンコレンが副団長に戻ることを待っていたようだ.だが,おそらくアンコレンは真逆の場所へ行ってしまった.

ラーアルは彼の同僚や友人と別離してしまう星の元に居るのかもしれない.シラヌスと同様に,今回も悲しい結末が待っているのだろうか.

ラ「やつが南方で奇妙な術でも手に入れていなければいいが」

ラーアルは,だからこそ友人を捨て置けない男なのだった.

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「南方」なんて言うヒントだけでは,アンコレンが何処に居るのか皆目見当が付かない.関連しそうな下っ端1号の許へ向かっても大した情報が無く,行先を決めあぐねる.

「クフタルの洞門」に宝箱,サンドリアの南方・・・ ラバオや流砂洞が脳裏に浮かぶが,「術」と言う単語も気にかかる.

ただ・・・ 探索範囲が広すぎる.そもそもゼプウェル島とも限らない.せめて地方だけでも明らかなヒントを貰えれば・・・ と言うかラーアルの教育がなってないぞ責任者出てこい(笑)

いや,ラーアルには,アンコレンを見つけたくないと言う気持ちが働いているのではないか? 変わり果てた友を.

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仕方が無いのでネットで調べたら,目的地は「ウガレピ寺院」だった.

わかるかーーーーーーーい.

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そう言えば寺院には「みんなの怨み」を晴らしてくれるトンベリが居た.ノーグの NPC から大まかな場所が聞ける.

お布施代わりの 4,000 ギル(40,000円?)で晴らせるなんて有難い.きっとみんなで美味いモノを食べているに違いない.焼肉とか.「みんなのハラミ ウェ-イ」とか言いながら.

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ただ,周囲はやっぱりトンベリだらけなので,さっそく怨みが溜まっていく.

永久機関かな.

クリュー人も上手い商売を思いついたものだ(違う)

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目的の場所は,恨みを晴らせる隠れトンベリ(地図カギ穴部分)の真上だった.

寺院を再探索せず,ここもネットで調べた.と言うか,寺院は怪しい場所(チェックポイントやらカギの掛かった部屋やら)が多すぎて,心当たりの場所を手当たり次第に巡る気力が湧かなかった(笑) 今のところ,寺院が一番面倒な迷宮だと思っている.

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部屋の中の敵は Lv65 から見て「楽」以下なのだが,ぎりぎり絡むトンベリと無視するトンベリが入り交じる状態だった.

リンクすると面倒なので,とりあえずアクティブなトンベリは全て撃破した.これでまた怨みが募った.あああああ.

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チェックポイントを調べると,老エルヴァーンが言っていたように飛竜が反応して,

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シャドウ族が2体現れた.

むっちゃターゲットしづらい(笑) ロボとかイモムシも倒しておけば良かった.

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片方は振りの遅い両手剣持ちで暗黒?と判断し,素早い短剣持ちから倒す事にした.

と言うか,流れでそうなった.

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両手槍WS「ペンタスラスト」は突きを 5回 繰り返す物理攻撃技で,サクッサクッと小気味良く敵を刺し貫く爽快な技だ.

各突きにスキル上昇判定が生じるので,スキルもサクサク上がって二倍嬉しい(笑)

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短剣持ちは連携の狭間に「絶対回避」を使用した.なるほどシーフか.

ただ,時すでに遅く,シャントットの MB でその場に沈む.近接物理を「絶対回避」できても,魔法は回避できない.

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短剣持ちを相手にしていて気にしていなかったが,両手剣持ちは一撃が重い.

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HP 半ばになると「マイティストライク」を使用した.つまり,ジョブは戦士だ.

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「マイティストライク」は効果時間中の近接物理攻撃をすべてクリティカルヒットにする.

重い一撃が更に重くなり,250 近いダメージをたたき出す.

ただ,やはり時すでに遅く,フェイスたちの WS 連携の前に膝を屈するのだった.

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チェックポイントを再度調べると,

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黒幕「アンコラン」が登場する.

ラーアルの悪い予感が的中し,アンコランは降霊術を会得していた.無人の甲冑が襲ってきたのも彼の仕業だろう.

アンコランは手にした「ラスト・ドラグーンの兜」を媒介に伝説の竜騎士を呼び降ろし,「サンドリアに裏切られた」者として共に復讐を果たそうと画策していたのだった.

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術により降ろされる「ラスト・ドラグーン」の霊.

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だが,現れた竜騎士は予想外の言葉を口にする.

エ「私は貴公に感謝せねばならないようだ」

え? 私??

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状況を呑み込めていないアンコランはドラグーンに請う.

共にサンドリアへの恨みを晴らそう,と.

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だが,竜騎士の返事は否.

エ「サンドリアに感謝こそすれ,恨みを持つなど笑止千番」

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計画が破綻したアンコランは,駆け付けたラーアルの縄につく.

彼は人を信じる事ができず,故に何もかもを読み誤っていたのだった.老師の期待を.友の願いを.竜騎士の真実を.彼のこれまでとこれからを.

ラ「私はお前を待っていた,いつか過ちに気付き戻ってくるだろうと.ゆえに副団長の席は今もって空席だった」「・・・独房で自分の罪を償うがいい」

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一件が落着し,目の前の竜騎士が「ラスト・ドラグーン」と気付いたラーアルは,ここぞとばかりに歴史の謎を問いかける.

ラ「なぜあの聡明なランペール王が あなたに対して理不尽な命令をしたのです?」

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竜騎士は,王との最後の夜を語りだす.

あの夜,竜騎士は,共に歩もうとする王に別れを告げたのだった.

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戦乱とは言え「多くの罪なき人々をもこの手で殺めて」きたことで,飛竜には「悪しき印」が浮かんでしまった.

飛竜が再び「聖なる印」を取り戻すにはどうすべきか.飛竜と共にある竜騎士は悩み,人を絶つことで「印」を取り戻そうと決心したのだった.

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エ「死んだことにしていただきたいのです・・・」

彼が生きていると知られれば彼を戦地に戻そうとする力,あるいは遠ざけようとする力が働き,必ずその槍を血で染めることになる.何しろ,あの竜王の片腕なのだ.そうなれば,「悪しき印」は力を増し「聖なる印」は遠のくだろう.

彼の望みは,彼の死を広く世に知らしめる事なのだった.

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聡明な王には,その事が後世にどのような形で伝わるのか予測できたのではないか.

でも,王は友を縛る事を拒み,彼の望むがままにした.

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後世でそう思われたように,竜騎士の申し出は王の願いを裏切るものであったかも知れない.でも,彼らは互いに信じあった.王は赦すだろうと.竜騎士は友であり続けるだろうと.

これが,歴史に隠された顛末なのだった.

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その後,竜騎士は「新たな竜を誕生させようと考えた」が,果たせなかったらしい.

だが,その志を受け継ぐものを現世に見出し,故に「貴公に感謝せねばならない」と言ったのだった.

聖なる竜が生まれる世界.竜騎士の槍が罪に染まらない世界.

彼の願いは叶っていた.

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束の間の現世に別れを告げた竜騎士は,

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その名に相応しい,どこまでも竜を愛する騎士であり続け,静かに姿を消した.

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このようにして,竜を巡るいくつもの騎士たちの話は幕を引くのだった.

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竜騎士頭AF「ドラケンアーメット」.

「飛竜:ブレスを効果的に使う」は,属性ブレスを相手の弱点属性に合わせて使い分けてくれるようだ.オズトロヤでは飛竜の気分で使用しているように見えたが(笑),確率で弱点属性を突いてくれていたようだ.AF のこの効果は,その確率を 100% にしてくれる.

見た目的にも「これぞ竜騎士」的なシルエットになって,かなりカッコイイ.プラモデルチックなイメージだったが,兜を揃えると雰囲気が変わったように思う.

一番の弱点は,「全身を揃えないと無茶苦茶チグハグになりそうな気がする」ところか.この兜に似合う鎧がそもそも思いつかない.

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今回のラーアルは健忘症ではなかった.

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念のため下っ端1号の所へ行ったら,ブルゲールのイベントが発生した.

「何のために仕事をしているのか」を考えたことも無かったブルゲールは,今は「ワクワクすることに出会える」事を良しとしているようだ.

何事も,まずは楽しむ事からだろう.そのワクワクが期待に変わり,いずれ信頼に変わっていく.親父と違う同じ道を,彼も辿るのかも知れない.

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ボスが変われば部下も変わる.下っ端も楽しんでいるようで何よりだ.

サンドリアにしては(失敬),清々しい終わり方だったと思う.

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「いい話だなー」とウキウキ気分でモグガーデンへ戻ったら,なんか流れ着いてた.