アトルガンミッション3「山猫の社長」/ 4「黄金の騎士」
ポンコツがまた一人・・・と苦笑するのだった.
ナジャ社長の奸計?により傭兵会社「サラヒム・センチネル」の社員になった冒険者は,日銭を稼ぐために皇国敵地を襲撃する「アサルト」作戦へ参加する.そして死ぬ.
絶対アレで殴られる・・・と思って社長に助命を乞おうとしたら,
シャッチョー「あたいね,今日はとっても気分がいいんだよ」「あんたが,運とやらを運んできたのかもしれないネェ」
などと意味不明な上機嫌でいた.
裏で何か恐ろしい取引きをしたのでは・・・と別の意味で震えていると,
???「戻ったぞっ!」
「サラヒム・センチネル」の部屋を金色の鎧が訪れた.ん? この鎧・・・.
シャッチョー「ハァァ・・・アイツだよ・・・」
その声を聞いて,社長の顔が途端に曇る.
シャッチョー「こんなに時間がかかったんだ.わざわざ不滅隊の監視哨,ぜ~んぶに『不滅隊への差し入れ』を届けてくれたんだろうね?」
(ドキッ・・・ リアル3日で一箇所でした・・・)
シャッチョー「よもや前みたいに迷子になったり『不滅隊への差し入れ』を盗られたりなんて,してないだろうネェ」
(ドキッ・・・ アルザビ周辺をムッチャ彷徨ってました・・・)
むしろ冒険者に向けられた言葉なのではないか,と訝しぐその言葉の矛先は,
元サンドリア神殿騎士のこの男に向けられていた.
黄金騎士「ライファルだ!」
(・・・え? この髪型にこの鎧,トリオン王子だよね? ちょっと鎧の色が濃すぎる?気もするけど)
シャッチョー「ああ,そうだったネェ」「またうっかり忘れないよう,この紙にしっかりと名前を書いとくれよ」
社長の言葉を疑うことなく紙をしたためた黄金騎士を,
シャッチョー「やれやれ,どこまでも,冗談の好きな騎士サマだネェ.自分の名前を間違ってみせるなんて・・・」
と言ってからかう.
(・・・ぜったい正体知ってて言っているでしょ,この人)
シャッチョー「どこぞの国の王子サマでもあるまいし」
(・・・ぜったい正体知ってて言っているでしょ,この人)
二等傭兵と呼ばれ,社長のステゴマとまでコケにされた黄金騎士は,
黄金騎士「・・・もう,我慢ならんっ!」
と,堪忍袋の緒が切れた風.
冒険者の付き人など不要だし先約もあるからと,この場を後にする.
そんな二等傭兵の態度に社長も怒り心頭で,冒険者はそのとばっちりを受ける.
シャッチョー「せっかくのいい気分を台なしにしやがって!」「さっさとあのバカを追いかけるんだよっ!」
うへー,面倒だなぁ.アレで殴られるよりは全然いいけど.
王子もとい黄金騎士が何処へ向かったのかがさっぱり分からない.
先約・・・と言っていたから街中だろうが,もしかしたら外かも知れずと,いったんモグハウスで着替えて散策を始めたら,ハウス出口の情報屋が何か知っていた.
が,その代価に「アトルガン青銅貨」を要求される.情報屋だから当たり前か.
うー,ちゃりちゃりは心許ないからあまり使いたく無いのだが・・・.モグロッカーのために一気に 4 枚を使い切った事が,いまさら悔やまれる.
ナシュモに両替商が居た事を思い出す.
手元には,ナジャから貰った褒美の「アトルガン霊銀貨」が1枚のみ.貨幣は崩すとあっという間に無くなっちゃうんだよなぁ・・・と思いつつ,「白銀貨」1枚と「青銅貨」5枚に両替した.
ギルなら豊富なのに,貨幣が変わったお陰でまた貧乏生活に戻った気がした.悲しい.
そもそもアトルガン貨幣はどうやって増やすんだろう,最初の「アサルト」すらクリアできないのに・・・と鬱々していたが,
情報屋がムッチャ喜んで和んだ(笑)
青銅貨1枚の代価は・・・いやいや,文句は言うまい.
王子もとい黄金騎士は,アトルガン皇国に不穏な気配を感じているようだった.
そのためにわざわざ彼はここへ来たのだろうか.サンドリアは跡目争いの真っ最中で,かつ,王子は当の本人の片方だったはずだが,ピエージェ王子に王位を譲ったのだろうか.しまった・・・サンドリアミッションを先にやっておくべきだったのかな・・・.
あ,いやいや,彼は王子とは関係ないただの黄金騎士だった.
皇国の不可思議さに疑問を投げかける黄金騎士に,情報屋は「だれも,みんな,してること」と,サービスでその答えを教えてくれると言う.
キキルン「あるぜびのふしぎ,『マテキ』ゆーの」
魔笛.
その言葉を聞いた黄金騎士は,「傭兵になりたいとかいう,あやつも申しておったな・・・」と意味ありげに呟き,「調べる価値はありそうだ」とその場を後にする.
結構な自由人だなぁ(笑) お礼の一言でも・・・ああ,言い慣れて無いのか.
他国の王子がお忍びで・・・と言うレベルではない彼の行動に,アトルガン皇国は気が付いて無いのだろうか.いや,少なくとも社長は知っているはずだ.それに社長の「気分がいい」理由が王子の情報を売った事だったとしたら・・・.王子もとい黄金騎士は泳がされている可能性もある・・・.
などと社員に不審がられる社長をかかえた「サラヒム・センチネル」に,明日はあるのだろうか(笑)
え? まだ追いかけるの・・・.
黄金騎士の言葉どおりなら,アルザビにある「封魔堂」に居るに違いない.
って思うよね,普通.
だが,相手は普通では無かった(笑)
どこかで道草を・・・と思ってアルザビを歩き回ったが見つからず,結局ネットに頼った.
まさか寺院に居るとは思わないじゃーん.
どうやら「魔笛」の拝観許可を得るためにここへやってきたのだが(他人事),五蛇将により禁じられているらしい.
次のミッションは「五蛇将の差し入れ」の配達かな.
などと意味不明なことを考えていたら,黄金騎士が来た.
「西国の王・・・いえ,騎士さま」とか,全然普通にバレてるやん(笑) なんで皇国がこぞって茶番劇を繰り広げているのか.あー,いや,そうするように言われているのか.
突然現れた黄金騎士改め黄金王子は,寺院の僧に問答をしかける.
「ワラーラ哲学」が説く「何人も何物もを逃れられぬ定め」を「魔笛」が乱しているのではないか.
そう黄金王子は指摘する.
黄金王子は,この地の争いを鎮めるために傭兵としてやってきていた.
だが,彼は気が付いた.寺院が守る「魔笛」こそが,その争いの直接の原因である事に.
もちろん僧は話をはぐらかす.
そして,はぐらかされることを承知したうえで,黄金王子はその事なかれ主義がいずれ身を滅ぼすと警告し,この場を後にする.
黄金王子「このままではいずれ,ここはいま以上の災禍に,巻き込まれるだろう」
残された僧は,それに何の意味も無い事を知りながら,冒険者に言い訳する.
僧「拙僧の未熟を,思い知らされる日々でございます」
サンドリア大聖堂でも同じシーンを見た気がするなぁ.ウルミア嬢の問答に堪えきれず・・・.
僧によれば,「つい先日も『ヤグードの僧』と名乗る西国の方」が同じような問答をしに来たという.
「ヤグードの僧」.うーん,ぱっと誰の事なのか思い浮かばない.ヤグード族は彼ら独自の宗教があった気がするが,それを信仰する人間なんて居ただろうか.
このまま異教徒との宗教対立的な話に膨れていくとしたら,アトルガンミッションは随分と面倒な話になりそうだゾ(笑)
問答のように異国の人間と交わるのは心の糧になる.ちょうど「茶屋シャララト」が異国の名士が集う憩いの場になっているから,行ってみてはどうか.
「魔笛」は相当敏感な話なのだろう,再度話をはぐらかすようにして,そう僧が勧める.
RPG的な分かりやすい指示だが,果たして黄金王子は居るのだろうか(笑)
居た(笑)
しかも,「ヤグードの僧」が本当に「ヤグード」の僧だった(笑)
遥か昔,サンドリアはウィンダスのあるミンダルシア大陸まで勢力を伸ばし戦った歴史があるから,そのウィンダスの敵たるヤグードとは意外に気心が合うのかも知れない.
敵の敵が味方とは限らないが.
黄金王子「星気の風?」
鳥僧「然様.『魔笛』なる宝物から吹き出る風のこととか」
彼らは「魔笛」について情報交換しているようだった.
(ヤグードの僧は街中で噂を聞いたと言うが,この格好でウロウロしていたのだろうか.西国から傭兵を募るくらいだから,皇国は異邦の者に寛容な気風なのかも.獣人にすら)
「魔笛」は「座(くら)」に安置することで,霊験あらたかな音色を奏でる.
黄金王子は,そのような面妖な楽器?こそが,侯国と獣人との争いの火種であると踏んでいるのだった.
色々と想像を膨らませる黄金王子だったが,鳥の僧は情報が足りないと待ったをかける.
更なる調査に,と席を立つ僧の背に黄金王子は声をかける.
黄金王子「あの会社・・・『サラヒム・センチネル』は止めておけ」
(あー,「傭兵になりたいとかいうあやつ」は,ヤグードの僧の事だったのか.元々ここで情報交換するつもりだったのね)
冒険者の存在に気が付いた黄金王子は,「今のこと,誰にも言うなよ」と凄みつつ,冒険者がどこまで知ってしまったかを確認する.
寺院のこと.
皇国のこと.
黄金王子の秘密.
黄金王子「はて・・・.私の秘密? なんのことだ?」
うーんこの大根役者.
彼がサンドリアの王子であることを指摘すると,
この大根は「な・・・」と絶句し,
「トリオン王子」であると名指しすると,
「な,なに? たわけが! このトリオンを,あのような・・・」と墓穴を掘る.
こうして,黄金王子こと大根ことヘッポコがまた一人増えるのだった.
正体を知られた彼は開き直り,王子そのものの態度で冒険者へ命令を下す.
王子「正体を知りながら,私を愚弄した罪は重い」
(ここまで正体を言わなかった冒険者に対しては感謝すべきじゃないの? 全員にバレバレだったけど)
曰く「名高き賢者ライファル」から預かった書状を「ドラギーユ城」のハルヴァーに届けるように,と.
この書状には皇国の今後ばかりでなく,アルタナ四国の未来が託されているのだと,彼は息巻いていた.
字が汚すぎて読めない件.