Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

アトルガンミッション32「逢魔が時」

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イヤなミッションタイトルだなーと思わずに居られないのだった。

 

不滅隊の新たな作戦に参加した冒険者は、コルセア因縁の地ペリキアで丞相と聖皇との壮絶な兄妹喧嘩に鉢合わせた。そう、アフマウこそが聖皇ナシュメラ II 世だった。聖皇になりたく無かったと妹と、聖皇になれなかった兄。二人のすれ違いは互いの不満をぶつけあうことで一見解決したかに見えたが、アフマウは再び幽霊船へ戻ることを決意する。冥府の騎士に選ばれたと言うルザフ。彼の側に居たいと言うアフマウは、いったい何を成そうとしているのだろう。

 

と言うか、ホント公式ネタバレ良くない。

星唄ミッションで「ナシュメラ II」を手に入れたあの時から、アフマウ=ナシュメラは頭から離れなかったし、お陰であれ以来、アフマウがナシュメラでは無い証拠ばかりを物語の中で探し続けていた。

例えば、前聖皇の性別。アトルガン皇国が女系ならば、丞相を措いてアフマウが聖皇となり得る。が、果たしてジャルザーンは男性だった(日記を読み返したら聖后が居た)。

しかし、ならばなぜ、それなりな年齢のラザフォードは聖皇を継がないのか(4 年前、彼はすでに丞相だった)。彼と彼女が聖皇でないのならば、現聖皇は、いったい誰なのか。前聖皇・聖皇后は 4 年前に亡くなられた。ならば、その姉妹が聖皇? 丞相と言う直系が居るのに、長じているのに、誰があえて聖皇の肩代わりをするのか。

色々と突き詰めれば突き詰めるほど、アフマウが聖皇であることは揺るぎ無い事実に思えた。前聖皇が崩御されたのち、なぜアフマウは寺院から皇宮へと戻されたのか。彼女が聖皇を継ぐ、それ以外の正当な理由が思い浮かばなかった。

カギは丞相ラザフォードにあるように思っていた。女系でないのならば、第一皇位継承者たる兄が皇位を継がないはずがない。腹違いの兄妹がゆえに妹に正統性を求めた可能性もあったが、彼が聖皇でない理由こそがすべての原因と考えていた。まさか、丞相側に問題があったとは思わなかったが・・・。

まあとにかく、公式ネタバレ良くない。あーもー、もっとビックリしたかったし、変な目線で物語を眺めないで楽しみたかった! 気になって仕方がないので、フェイス「ナシュメラ II」を何度呼ぼうと思った事か。悔しい(笑)

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不滅隊ラウバーンの言に従い、いつも通り社長の許へ向かった。

逢魔が時」と言う不吉なタイトルの下、いったいどーゆー事がこれから起こるのか。大使が戻ってくるとか? 今度はバストゥークからナジがやってきて、ナジャとナジでドツキ漫才とか? ぜひ見たい。ドツキ漫才と言うか鈍器で殴り合い漫才っぽいけど。

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シャッチョー「噂は、もう耳にしてるね!?」

さっそく何を言っているのか分からない。

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シャッチョー「なんとっ!」「あのコルセアの一派があろうことか、聖皇さまのお命を狙ったって話さ!!」

人を騙すには真実の中にほんの一欠けらの嘘を混ぜると良いらしいが、なるほど皇国はアフマウの件をそのような噂で糊塗して、その不在を隠そうと言う魂胆なのか。

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シャッチョー「しかも、ウソかマコトかあの警備厳重、堅牢無比な白門を突破してさらには皇宮内にまで忍び入ったらしいのさ」

うーん、なんとなくゲッショーの話が混じっているような気もするし、アフマウ出奔を隠すとしても少し誇張しすぎなのではないか・・・、

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なんて考えが顔に出てしまったのか、社長から「さては、あんたなんか知ってるね!!」と見透かされてしまう。

後で不滅隊の暗殺者に殺されるか、それとも、いま社長の鈍器に殺されるか。

眼前の危機を回避するには、ペリキアでの一件を社長に話さざるを得ない状況に思えた。

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様式美となった社長のやり取りの裏では、丞相とガッサドが密談を交わしていた。

丞相「・・・魔笛が完成した、というのは本当か?」

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はい、と言うガッサドの返答に丞相は、「アトルガン歴代王朝にまたがる宿望をやっと果たすことができる」と高揚する。

だが、学者でもあるガッサドは冷静だった。

ガッ「それは、まだ早計にございます」

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古の魔笛と同等以上のものを作り上げたと自慢げなガッサドだったが、「5 つの魔笛を制御する装置の完成の目処が、立たぬのです」と言う。

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丞相「つまり心臓にあたる魔笛はできたが、脳に当たる制御装置が不完全なため・・・」「あれは、いまだに木偶にすぎぬ、と?」

ガッ「そのとおりです」

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遺跡調査を進めるガッサドは、制御装置が「設置されていたらしき場所は発見できた」が、制御装置は見つからなかったと言う。

ガッ「恐らくは、前回の騎士との戦闘後、墜落する前に意図的に破壊もしくは退避させたのかと・・・」

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丞相「破壊、だと? おかしいではないか?」「復活は、アレキサンダーの意思でもあるはずだぞ?」

そこでございます、と丞相の疑問を引き受けたガッサドは、まずはアレキサンダーの墜落地点を数え上げる。

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それらは・・・皇国周辺に点在する遺跡群と合致しているようだった。

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崩壊してばらばらの状態にあるアレキサンダーの「ユニット」だったが、ガッサドによれば「各々の遺構が緊密に連絡をとりあっている節がある」らしい。

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各遺構の内部では修復装置や防御装置が機能しており、それらは状況に応じて離れた遺構間を自在に行き来している。

丞相「つまり・・・それらに指示を出している命令装置が必ずあるはずだ、と?」

ガッ「御明察のとおりです」

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それに、と言葉を続けるガッサドは、少し不思議なことを言う。

ガッ「遺構を調査しているとふと、気配を感じるのです」「そう・・・視線のようなものを・・・」

丞相「どうした? 空想話など、お前らしくもない」

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ガッサドの話を聞いた丞相は、何らかの指令装置があるとしても遺跡の調査結果を待つ余裕はないと切り捨て、別の案を錬金術師に問う。

するとガッサドは、これだけ大きな遺構ならば必ず記録が残されているに違いないと返す。

丞相「その設計図を見つけるほうが早道かもしれぬ、というわけだな」

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しかし、その「設計図」がいかなるものか皆目見当がつかないと言うガッサド。

その言葉を最後まで聞くことなく、丞相は不意に笑い出す。

丞相「・・・はははははははっ」「その設計図とやらすでに我々の手中にあるかもしれんぞ」

ガッ「なんですと?」

それは、アフマウが幼少より異常な関心を示していたもの。

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ガッ「まさか・・・あのゴルディオスが?」

しかし、そうだとしても、とガッサドは懸念を伝える。ワラーラ以後数百年、ゴルディオスの謎を紐解いた者は 1 人としていないと。

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丞相「安心しろ。・・・方法ならある」

丞相は、既に解法を思いついているらしい。

丞相「急がねばならぬ」「審判の日は、そこまで迫っている・・・」

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皇宮で何やら危険な話が繰り広げられている頃、社長はまた大声を張り上げていた。

シャッチョー「やすみやすみ言っとくれっ!」「ほんっとに!!」「聖皇さまがっ!」「・・・ハァハァ、ゼィ、ハァ」「家出しただなんて、ご無礼なホラ話っ!!」

当然の如く彼女はペリキアでの出来事を信じてくれなかった。幽霊も出てくるし。

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冒険者の話を「くだらない妄想」と言う社長は、「ずうぅぅぅ・・・っとおもしろい話を知ってるよ」と言う。

それは、またしても丞相からの封書のようだった。

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冒険者を虐めることができると言う意味で面白い話なのかな・・・と身構えたが、どうやら社畜の被害妄想だったらしい。

シャッチョー「長い黒髪の男の似顔絵がついた緊急手配書が入ってたのさ・・・」「手配書によれば、そいつの名は『腹黒のドゥザフ』」「コルセアの頭目の 1 人らしい」

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様々な罪状を引っ提げたその賞金首に、社長は「気になることがあってネェ」と言う。

シャッチョー「ケチな海賊 1 人の賞金額にしたら、ちょいとお値段が高すぎるのさ」「その額、なんとアトルガン黄金貨、2000 枚っ!」

なんとなく黄金貨 1 枚が 10万円ぐらいのイメージだから、なんと 2 億円。適当だけど。

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不敵な笑みを浮かべて「なんでだと思う?」と言う社長は、ドヤ顔でその答えを教えてくれる。

シャッチョー「・・・仕方がない。教えてやろうかネェ?」「この、腹黒のドゥザフが聖皇さまの御命を狙ったと巷で噂の犯人だからさ!」

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いいかい?と鈍器を振り上げた社長は場を仕切り直し、冒険者に向かって怪気炎を上げる。

シャッチョー「こいつは一攫千金、金蛇勲章ものの、またとないチャンス!」「皇宮御用達企業の名にかけて、こいつはウチがぱくるよっ!」

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「ここに生死を問わずって書いてあるし、いっそのこと殺っちまったほうが手っ取り早いかもしれないネェ」なんて物騒なことを言う社長だったが、既に死んだ亡霊が相手だとはもちろん思わない。

あーまた報告が面倒な事になりそうな予感。

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そう言えば、不滅隊ラウバーンはペリキアでの一件に関して報酬を約束していた。

あれも任務失敗に思えたから、何に対するどう言う名目の報酬なのか皆目見当が付かなかったが、

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アトルガン金貨 10 枚、つまり 100 万円の報酬らしい。

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自国貨幣だから払いたい放題な気がしつつ、とは言え「太っ腹だな」と思っていたら、目ざとい社長から必要経費を差っ引かれる。

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アブ「アトルガン黄金貨、 9 枚、天引きさせていただきますからッ!!!」

さすがに 9 割なんてありえなーいと思ったが、アブクーバと共に無理心中するつもりもないので、渋々と従うことにした。まあアトルガン貨幣は使い道が限られているし・・・。

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そのあと、なんだかよく分からない理由で社歌を歌わされた(笑)

ああこうやって洗脳されていくのだなと、いつもの日常風景に少しほっこりした。

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ルザフが関与するアフマウ出奔は傭兵の手に余る。

そう言って冒険者の任を解いた丞相だったが、ならばなぜ、傭兵派遣会社に手配書などを差し向けるのだろう。密談で示唆されたゴルディオスにこの件が関わるようにも思えず、丞相の意図が読めないのは少し不気味だ。

とは言え、目の前で鼻息を荒くする社長に従わずに居れば、いずれモーニングスターの餌食になる。リシュフィーの事を思えば、アフマウ救出のためにも腹黒のドゥザフを追い・・・

って、あれ? また「渡し船」に行かないといけないってこと?? あれ? まじ???