からくり士AFクエスト3「『何もできない』だなんて言わせない」その2
物凄い親近感を覚えるのだった.
師に言いつけられた「トグルスイッチ」を手に入れたのでさっそく「タラッカ入り江」へ向かったが,奥にある「岩」を調べたら,そこがバトルフィールドなのだった.
まさかのボス戦・・・
奥には小島を削ったらしい広場があり,その中心にあやつり人形が居た.
エリー???
それは「背部のスロットの蓋が開いたまま」になった古いオートマトンだった.
冒険者がそこに「記憶版」と「トグルスイッチ」を取り付けると,
スイッチにより動力源を取り戻した人形は,その場で起動した.
だが,人形は何を勘違いしたのか冒険者を標的と捉えたようだ.
人形「作戦目標:冒険者の破壊」「標的ヲ発見.コレヨリ,作戦ヲ実行シマス」
ぐぬぬ,師匠に謀られたか?と思いながら戦闘開始.Lv69か.
普通に戦闘が開始されるが,
(ちょっとわかりづらいが,)途中でオートマトンの外見が変わった.
ログを見ると,被害状況によってモードを替えるらしい.魔法ダメージが多いから対魔法戦兵装に変えたようだ.
あれ? 消えた??
と思ったら,ボンバーマンみたいなのが出てきた(笑)
これが白兵戦フレームかな?
おお確かに盾を持ってる!(笑) 後ろから見たらドラえもんの手みたいだったけどw 武器は右手に備えた 2 本?の爪.これをカシャカシャ動かしながら攻撃していた.
武器も盾も,人形本体と一体になった作りだった.
その後も,魔法戦フレームに着替え直したりしていたが,
特に見どころもなく,ギルガメの WS 連携にあっさり沈んだ.
レベル差がありすぎて余裕のバトルになってしまった.ロボ対ロボの熱いバトルを見たかった(笑)
バトルに負けたオートマトンは「命令ニ従イ,記憶装置内ノ音声ヲ再生」した.
人形「あー,オホン.どうも,こんにちは.シャマルハーンです」
師から「記憶版」を手渡されたのは,このためだったのか.
師(の声)は,特殊な技術で作られたこのオートマトンになぜ勝てたのか,その理由を問うていた.
「レベル差があったから」なんて言えるわけもなく(笑),もちろん,「自分のオートマトンの方が強かったから」と自信を持って答えた.
師「うむ.正解じゃ」「と,言っても なんと答えたのかワシには伝わってないがの」
ぐぬぬ(笑)
師匠の声は「このオートマトンに勝利したということは」「既にからくり士にとって一番大切なものを持っておるということじゃ」と言い,「続きはワシの口から伝えよう」と話を切り上げる.
んー,なんとなく言いたいことは分かったかな.
「・・・なお このオートマトンは,音声再生終了後,10 秒で自動的に爆発します」
何という機能を付けているのかw 芸人恐るべし.
そのままの足で師の許へ向かった.
録音音声と同じく,「ワシのオートマトンになぜ勝利することができたか」,その答えを問われた.
師「ふむ.あたらずとも遠からず」
師曰く,オートマトンとは,マスターであるからくり士がいることで力を発揮するものなのだった.なるほど,正解は「シャマルハーンがいなかったから」か.
じゃが,オートマトンの力のすべてを引き出せるからくり士は,ほんの一握り.
師「己のオートマトンをよく理解し,強く信頼することが必要なのじゃ」
なるほど! 言いたいことが凄く良く分かった.つまり,これまでロボを生温かい目で見守ってきたのは間違いじゃなかったんだ.そして,それはイルキ・ワラキも・・・.
師「ワシのオートマトンを倒せるかどうかは,オートマトンの力をどれほど引き出せるか見極めるためのテストだったのじゃよ」
おおおお,なんかムチャクチャ 面倒 苦労させられると思ったけど,意味があったんだ.と言うか師匠すごい.すごく師匠っぽい(笑)
師「あのポンコツをあれほどのオートマトンに育てあげた イルキワラキじゃ,必ずや大切なものを持っておるじゃろう」
しかもイルキ・ワラキの事をちゃんと理解している.物凄く良い師匠っぽい!
かつて FF11 にこれほど師匠っぽい師匠が居ただろうか.マートは・・・ちょっと理不尽過ぎたし,ノマドモーグリは弟子じゃなくて被験者扱いだし(笑) 武神流のタルは・・・師と言うより壁?
良い師を持ったなぁ・・・イルキ・ワラキ.
そして,師はイルキ・ワラキとの出会いを思い出す.
捨てられた人形を探し出し,
それを起動させ,
ポンコツだったその人形と共に,
からくり士を目指すことにした,その弟子との出会いを.
師「ワシの弟子のこと,頼んだぞ」
イルキ・ワラキは,師に愛されているのだった.
師の言葉を伝えようと,アルザビに居るイルキ・ワラキもといイリーの許へ向かったら,事態は大変な事になっていた(笑)
ヤファーブ「もはや戻れば 命の保証はないでしょう! もう,後戻りはできないのです!」
人形誘拐犯ヤファーブは誘拐した人形エリーの目を盗み,持ち主の許へ逃げて来たのだった.
ヤファーブ「オートマトンを連れ戻す自信がないのですか?」
エリーを連れ戻す自信を失っているイリーは「ボクは・・・」と言葉を濁す.
だが,それを見かねたヤファーブは「それなら大丈夫です! 秘策があります!」と高らかに宣言する.
ヤファーブ「まずはナシュモの港まで来ていただきましょう」
巻き込まれた感の強いイリーだったが,「しょうがない」と重い腰を上げる.
そもそも師はイルキ・ワラキにこそ「資格」の有無を確かめさせるべきだと思っていたけど,エリーがあの有様だからオートマトンと共に戦うなんてできなかっただろう.
そして,膝を抱えたこのイリーの,ぽつねんとした孤独感・寂寥感.隣にオートマトンの居ないこの状況で彼に師の言葉を伝えても,きっと彼の心には届かないに違いない・・・.
まずはヤファーブが言うようにナシュモに向かうしか無さそうだった.
折角なので,
アルザビから機船にのってナシュモへ向かった.
セルビナ-マウラ間で海賊船に出会えたことを思い出し,銀海航路上で幽霊船に出会ったと言う話に期待したのだった.
ゼオルム火山を左舷に眺め,
謎の遺跡を右舷に眺める.
いつかあそこに行けるのかな・・・.
幽霊船ならば夜だろうと淡い期待を抱いたが,残念ながら夜は明け,船はナシュモに到着した.チェッ.
ナシュモの港,出口側の窓口に話しかけたら,
ヤファーブが現れた.
彼の「秘策」とはこうだった.
キキルンたちを集め,
エリーに芸をさせる.
キキルンの「ツボ」が分からず芸に困るエリーに対し,「お前の芸はその程度だ」と突きつければ,自分の無力さを知ってイルキ・ワラキの許へ戻るだろう.
だが,イリーは自問する.
(それでエリーが戻ってきたとして,本当にそれでいいんだろうか・・・?)
エリーが現れ,作戦が開始される.
ヤファーブの説明を受け,「まさか,このチンチクリンどものことか・・・?」と狼狽えるエリー.
だが,ヤファーブは(これまでの仕打ちに対する憂さを晴らすかのように)畳みかける.
ヤファーブ「おやおや! あれだけ大口を叩いておきながら,お客を選ぶんですか?」
ヤファーブ「なるほど! たしかに人のいいお客であれば,どんな芸でも喜んでくれるでしょう! なるほどね! そういう意味でしたか!」
(ウザいw)
ヤファーブ「いやー,私としたことがお恥ずかしい勘違いを! ま・さ・か! そんな恥ずかしい言い訳だとは思ってもみなかったもので!」
(ウザ過ぎるw)
ヤファーブ「嗚呼,恥ずかしい! 恥ずかしい!! 恥ずかしいこと極まりない!!!」
(しかも近いw)
エリー「いいだろう.キキルンだろうがなんだろうが,みんなオレの芸の虜にしてやるよ」
売り言葉に買い言葉.エリーは後に引けなくなり,
罠の中に飛び込まざるを得なくなるのだった.
ヤファーブ「・・・見事にグダグダですね」
ヤファーブ「おやおや,やっぱり無理ですかな?」「所詮貴方は,1人では何もできない,ただの思い上がったオートマトンに過ぎないのです!」
ヤファーブの罵詈雑言に,何も言い返せないエリー.
だが,イリーは違った.
イリー「エリーは・・・そんなんじゃない」
エリー「やめろ」「オマエに同情されるほど落ちぶれたつもりはない!」「オマエに何ができる?」「結局オマエが何もできないからくり士であることに変わりないんだよ!」
イリーの制止に同情を察したエリーは,頑なに片意地を張る.
だが,イリーの本心はそうでは無かった.
イリー「たしかにキミの言うとおり,ボクは何もできないかもしれない」「けど,エリー.キミは違う.キミは立派なオートマトンだ.何もできないなんてことはない!」
イリー「今までずっと見てきたんだ.キミが何でもできることは,ボクがいちばん知っている」「だから,誰にもキミに『何もできない』だなんて言わせない.キミが立派なオートマトンであることは,ボクが保証する・・・!」
すごい,師匠の言いたかった事が何も言わずとも弟子に伝わっている!
エリー「・・・だから,どうした」
そう言って去ろうとするエリーを,冒険者は止めずに居られない.
ヤファーブ「貴方は大切なものが何も見えていない!」「貴方は今まで,いったいイルキワラキさんの何を見てきたのですか?」「貴方がやっている芸も,貴方がしゃべっている言葉も,すべてイルキワラキさんが教えてくれたものじゃありませんか!」
(美味しい所を持っていかれた・・・)
ヤファーブ「どうして『何もできない』なんて言えるんですか! イルキワラキさんは,貴方をここまで『育ててきた』んじゃないですか!」
(一番いい所を・・・どうして誘拐犯に・・・)
ヤファーブ「オートマトンと共に歩むものが,からくり士なんです!」
(く・・・悔しい・・・)
イリー「やってみようよ」
ヤファーブの言葉に,イルキ・ワラキも突き動かされる.
イリー「今度はボクにも手伝わせてくれ.もしキキルン達を楽しませることができたら,ボクのことを認めてほしいんだ」
エリー「・・・わかったよ.そこまで言うなら,やってやるよ」
もう一度最初からやり直そうと二人は歩み寄り,
そして二人の芸が始まる.
踊り,
語り,
その時間はあっという間に過ぎ去る.
二人の間の空気はやわらぎ,
あの頃の素直な自分に戻していた.
イリー「エリー」「アルザビへ帰ろう」
エリー「・・・ ・・・ああ」
ヤファーブ「ああっ,やったーーー!! ついにこの極悪オートマトンから解放されるッ!」
二人の言葉に場違いな歓喜の声を上げたヤファーブだったが,
次の瞬間視界から消える.
(おそらくエリーの見えない攻撃を受けて,)彼は遥か遠くで気を失っているのだった.
アルザビに帰った二人の許を訪れた.
元気そうな二人だったが,イリーからはさっそく「なんだかエリーがキミに用があるみたい」と言われる.エリーは「イルキワラキがいろいろ迷惑をかけたって聞い」たから,「詫びの 1 つも入れておかないといけない」と思ったようだ.
エリーは,「いつのまにか持っていたもの」を渡してくれた.からくり士用の服だから,冒険者が持っていた方がいいかと思ったらしい.
「なんでそんなものを持っていたのかイマイチ思い出せない」と独り言ちながら,これまで見た事の無いポーズをして,エリーはなんとなく気恥ずかしそうな雰囲気で冒険者へ挨拶をした.
エリー「ま,それじゃ,なんつーか頑張ってくれよ.じゃあな!」
カワイイヤツ(笑)
こうして「パペトリタージ」を手に入れるのだった.
からくり士 頭AF「パペトリタージ」.
おおお,イルキワラキが装備している帽子と同じだ! イルキワラキを一目見た時から欲しかったんだよね.ムッチャいいじゃん!
性能に関しては,基本的にロボは「HP自動回復」「MP自動回復」のアタッチメントをつけて「ライトマニューバ」「ダークマニューバ」を回すことで自己回復をさせているけれど,やはり間に合わない時はヒーリングに頼らざるを得ない事があるので,このプロパティはありがたい.特に,MP はいつの間にか減っている事が多いのだ.
なんだか最初はどうなっちゃうんだろう的な雰囲気だったからくり士 AF クエストだけど,師が有能過ぎて辛い(笑) 他の師匠はどうしてああなった,とわが身を振り返らざるを得ない.
お涙頂戴モノ的な展開になったが,これまでからくり士を育てながらロボを愛でてきたので(笑),何となくイルキ・ワラキや師の言葉に親近感が湧いた.その意味で,プレイヤとイルキ・ワラキを重ねさせる,非常によくできた展開だなぁと思わずに居られなかった.ただ,当初のイルキ・ワラキの性格(女性を追いかけていたり)やヤファーブの扱われ方など,全体としてはちょっとブレがあるかなぁと気になった.
ところで,エリーが渡してくれた「いつのまにか持っていたもの」は,ヤファーブが仲直りのプレゼントに忍ばせたものなのでは無かろうか.このシナリオでからくり士装備を持っているのは彼だけだ.からくり士を目指したミスラの女の子から最後に託されたと言っていたから,そのからくり士装備を次代のからくり士に渡す,なんて粋な思いが彼にあったのかも知れない.そう思うと,最後の扱いに涙が止まらない.成仏して欲しい(笑)
あと,最初から気になっていたのだが,エリーって(からくり人形に性差があるのならば)男の子なんじゃないのかなぁ.
イルキ・ワラキに「エリー」と呼ばれたエリザベスは「キモいから名前で呼ぶな」と言っていて,それはイリーに呼ばれる事を嫌っているのかと思ったのだけれど,初めて「エリザベス」と言う名前を付けられた時にミスラの女の子に名前を呼ばれた際にも「キモい」と返している.つまり,呼ぶ人ではなく名前を嫌っているのではないか.
エリーが,外見は女の子?で中身が男の子,つまり男の娘だったとしたら(笑),「かわいいよエリー」と連呼するイリーをキモがったり,そんな変〇とはコンビを解消しようかなと思ったりしてもおかしくはない.
でも,そんな些細な?事は横に置いて,エリーはイリーとのこれまでとこれからを選び取ったのだった.いつかその事も,二人の笑いに変えられると思ったんじゃなかろうか.
と言う妄想.
AF クエストは終わったものの AF が足りない(笑)
魔手クエ?と思ったがそうでは無く,ネットによれば,アトルガンジョブでは別の AF 取得クエスト?があるようだ.
ちょうどイルキ・ワラキが居る場所と反対側?の位置に居るミスラがそのクエストの発生元で,
彼女の一族は,代々からくり士の服を作り続けているようだった.
彼女に依頼をすることで
残りの AF が
手に入るのだが,
服を作るには,それなりなアイテムを要求される.
アイテム関係は競売所で,
アトルガン貨幣は戦績と交換して,
彼女に渡すと,「さぁ,今日はもうお家に帰りな」と言われた.なるほど,時間を置かないと手に入らないのか・・・.
時間も丁度良いので,明日取りに来ることにした.