アトルガンクエスト「天駆ける剣」
あれ?なんか凄くイイ感じ?とトキメクのだった。
冒険者を手放す替わりにウィンダス支社を手に入れる。ナジャ社長にとってそれは願っても無いチャンスだったが、悪魔のウィンダス大使によって言葉尻を捕らえられ、夢は儚く消える。結果、大使の盾として活躍したはずの冒険者は、口惜しさに身を震わせるナジャ社長からまたしても冷たい仕打ちを受ける。だが、悪魔の所業を身をもって知る冒険者にとって、社長の失意はわが身のようにも思え、反発心が消えるどころか憐憫の情すら覚えるのだった。その気持ち、分かる。
(よくよく考えたらそうでもないが、)なんとなく、カラババがやってきてから運が下向いた気がする。
アサルトは相変わらず失敗続きだし、と言ってミミズ狩りも気が進まず・・・、これまでの旅でいくつかのクエストアイテムを手に入れたから、それらを手に街を巡り、放置気味のクエストをクリアすることにした。
アラパゴ暗礁域で再会した肝っ玉母ちゃんの話は、茶屋で続いていた。
あーそー言えば、右の男は母ちゃんのイカサマダイスでシコタマ金を取られていた。あの金貨の入った袋は、この男のものだったのか。
肝っ玉母ちゃんヤジワの「一晩で1000万ギル稼いだ」と言う逸話は、アルザビの語り草になっているらしい。「またいつか、ここらで鳴らしてほしいもんだ」なんて、結構な愛されキャラだったようだ。
西の地へ向かったヤジワは、袋にお礼の品を残していた。
使い道を考える必要はありそうだったが、一定時間ランダムに器用さが変わるアイテムなんて彼女らしい。
ハルブーンで拾った「ライラック色のリボン」は、同じく茶屋でのクエストだった。
これもどんな内容だったのか忘れたが、五蛇将ルガジーンが大事なものを失くしたようだから探して欲しい、と言う依頼だった気がする。
依頼主のビヤーダは、アイテム回収の礼に「ルガジーンさまの運命を変えた、あの夜の出来事」を教えてくれると言う。
それは 2 年ほど前の聖都での出来事。
蛮族が結集し大規模な攻撃が予測されていたその夜、
聞き入れてもらうこと叶わず、
その時を迎えていた。
兵「あっ、ルガジーン大隊長どのっ! た、大変です!」「大量のトロール兵が・・・皇都を包囲しています!」
城門を次々と破り、皇都に侵入を果たすトロール軍。
(あの長老? 族長? の姿もそこにあった)
だが、ルガジーンは諦めない。
慣れない行軍にトロールたちも疲れているはず。そう看破した大隊長は、皇都で迎え撃つ事はむしろ好機と兵たちを鼓舞する。
ルガ「いま少し、持ちこたえれば、勝機は見えるはず。この戦、必ず勝てる!」「だが、市民の命だけは、なんとしても守り抜くんだ。この街の未来が、諸君の双肩にかかっている!」
兵「おおっ!」
鬨の声が聖都に満ちたその時、ルガジーンは戦場に似つかわしくない少女の姿を目にし、胸騒ぎを覚える。
それはアフマウとアヴゼン。
彼女たちは燃え盛る塔の一つを目指していた。
そこに逃げ遅れた少女の姿を見たアフマウは、救出のために戦場へと赴いたのだった。
アフマウを守るためにその盾となるルガジーン。
アヴゼンはなんとか少女を助け出すものの、
アフマウは逃げ遅れ、炎に巻かれてしまう。
ルガジーンに 2 度助けられたことになるアフマウは、
ルガジーンの怪我に気が付き、
髪を纏めていた「ライラック色のリボン」を躊躇いなく解くと、
驚きためらう男の腕へと巻き付ける。
ルガ「すまない・・・」
マウ「あ、あの・・・ お名前は・・・?」
ルガ「ルガジーン。・・・皇国軍の兵士です」
その後、ルガジーンは兵をまとめ上げ、ついにトロール傭兵団とマムージャ藩国軍を撃退し、皇国を守り抜くのだった。
タル「その少女の言葉が、ルガジーンさまに本来以上の勇気を与えたのですね!」
獅子奮迅の活躍を見せたルガジーン。ならば「さぞかしすばらしい恩賞を授かったんでしょうね?」と尋ねるタルに、ビヤーダは否と答える。
ビヤ「それが、ルガジーンさまの行動は非常事態とはいえ、越権行為があったのは事実。軍では、それを問題視する向きがあってね」
「おお、なんたること!」と嘆くタル。だが、話には続きがあるようだった。
ビヤ「しかし、ある日のこと。ルガジーンさまのもとに使者が来られ、皇宮への召喚命令が伝えられたのだ」
タル「ま、まさか、聖皇さまに謁見されたのでは?」
その後の展開に期待を膨らませるタルだったが、
ビヤ「・・・あ、っと。いけない。もう、休憩時間が終わる。持ち場に戻らねば・・・」「悪いが、続きはまた今度な」
ビヤーダは非常に限の悪いところで話を打ち切り、立ち去ってしまう。
タル「そんなあああ。これじゃあ、文字どおり、蛇の生殺しですよ~」
むっちゃ先が気になる。
他に、「メローの鱗」を欲しがっていた男に会った。
メローはアラパゴ暗礁域で見かけたことがある種族で、一見ラミアにそっくりなのだが下半身が蛇ではなく魚な種族だ。つまりは人魚で、彼はその魅力に取り憑かれていた。
ドロップ品としての「メローの鱗」は未入手だったが、アサルトの戦利品「???ボックス」から入手したので、それを彼に渡した。
男は「時間が経ちすぎて、少し干からびている・・・」と気が付きつつも、「彼女の一部が僕の手にあるだけで・・・フフ・・・」とご満悦らしい。キモ。
男「・・・やっぱり、彼女は僕じゃなきゃだめみたいだな。・・・フフ・・・」
と、壁に向かって何やら話しかけている姿がヤバい。彼の事はそっとしておくことにした。キモ。
その後、何回か「ルジャワン掃討作戦」に参加し、ミミズと戯れた。