Vana'daily

Vana'diel 一人旅の日々.ばなでいり.

バストゥークミッション6-1「語り部現る!?」

今回は勘が冴えてる!とニンマリするのだった。

 

リアルに日が変わったので装束を受け取りに出向いた。

変態さんと言えども不滅隊から仕立てを任されるほどの人物だけはある。依頼の品を冒険者に手渡した「先生」は、装束の子細に関する講釈を垂れ始めた。

先生「メガス装束は戦闘に特化したコンセプトでデザインされているが 一方で別の役割を果たしている。知っているかね?」「魔を纏うことで、着用者を魔に擬態させ、青魔法による心身への負担を軽減する・・・」

先生「それが、メガス装束本来の役割なのだよ」「・・・だが、万能ではない。蒼き獅子となる道を選んだ君は、遅かれ早かれ その意味を嫌でも知ることになるだろう」

なるほど。

まだ青魔法を覚えていない冒険者の想像でしかないが(白目)、青魔法を使用すると言うことは、ラーニングした技を再現する、もっと言えばその技を使用する魔物そのもの模倣する事に近しい。メガス装束はその「模倣」、すなわち「人」を「魔」に近づける行為における心身の負担を、着用者を「魔」に擬態させることで軽減する魔法具なのだろう。

それは、つまり、青魔法自体が「人」と「魔」の境界を曖昧にする禁術であるとともに、メガス装束はそれをより加速させる欠陥具であることを意味している、と冒険者には聞こえた。

なるほど。

その仕立てを任させるほどの腕を持ちながら、なお装束製作の依頼をあからさまに忌避する彼の気持ちが、ようやく理解できる気がしてきた。自らが手掛けたモノで人が人でなくなる気持ち。その居た堪れなさに耐えられず、自らの存在を限りなく希釈しようとエジワ蘿洞へ通っているのかも知れない。あの振舞いはどう見ても釣りではない。冷たい水に浸されることで徐々に体力が奪われ死に至る、あれは緩慢な自死だ。

それすらも楽しむ単なる変態さんかも知れないけれど。

先生「・・・ふぅ。久々に真面目な話をすると疲れるな。他の部位が必要になったら、またきたまえ。もちろん、『タダ』ではないがね」

装束を忌避しながらもその発注を促す先生。彼もまた二律背反な思いを胸に抱いているのだろうか。もしかしたら、青魔法に関わる人物はいずれも二面性を持つことになるのかも知れない。いや、逆か。二面性を持つからこそ青魔法に関われるのだ。そうでなければ壊れてしまうに違いない。

冒険者の脳裏には絡み合う二匹の蛇がちらつく。白と黒。人と魔。この地は呪われているのかも知れないと、今さらながらそう思えた。

青魔道士 胴AF「メガスジュバ」。

頭装備と合わせて実に青魔道士然とした出で立ちになった。これだよ!これ!感が凄い(凄い)。

前衛向けのステータスが複数上昇する装備だけれども、VITが含まれないと言うことは、基本的に青魔道士は盾でなく物理/魔法アタッカーということかしらん。忍者の空蝉みたいな技があったりするのかな。

ところで「青魔法スキル+」で気が付いたんだけど、もしかしてスキルレベルとラーニングって関係ある!? 「青魔法スキル+15」で現在のスキル値が15ってことは、素で0なんだけど(笑) と言うか、そもそも青魔法を覚えてないからスキルレベルの上がりようが無いんだけども(白目) 

低ランクの青魔法を覚える ⇒ 使用してスキルレベルを上げる ⇒ より上位の青魔法を覚える ⇒ レベル上げ ⇒・・・みたいなサイクルが必要だとしても、既にLv61なんですが何か。

まあいいや。先の事を考えると暗い気持ちになるので(笑)、いつも通りなるようになるしかない。Lv75くらいになって無職だったら考えよう。そうしよう(誤った目標設定)。

ヴァナ時計(メッセージウィンドウの左上)を見るともうすぐ日を跨ぎそうだったので、試しに眼鏡女子へ話しかけてみた。

ヴァナ日を跨ぐ前は「再びお越しください」だったが、

日を跨いだら発注できた! うぇーい。

問題は・・・スクショの設定を誤って「先生」との会話が残せなかったことなんだけれども・・・。久々に取り返しのつかない事をやってもーたぁぁぁああああ。「君もそろそろ常連だ」的な事を言われたのは憶えている。それ以外は忘れた(笑)

取りあえず腕AF装備を発注しておいた。

 

バスミッションの続き。

新しい語り部が現れたと鉱山区で騒動になっているらしい。

ウェライの失踪で浮足立っていた鉱山区の人々に、更なる騒動の種が播かれるのはバス上層部としても避けたいのだろう。闇の王を討伐した冒険者は鉱山区にも顔が売れているだろうから、その沈静化と真偽の確認に適任と判断されたに違いない。何しろ、下手を打ったら騒動から暴動に発展しかねない。慎重な対応が求められる役回りなのだった。

取りあえず状況を窺いに向かった。

騒動はいったん収まったらしく、その時の様子について説明を受けた。

髭ガル「このお方が、ラオグリム様が いなくなった後、現れることのなかった語り部だ!」

アルテパ砂漠の西に転生したと言うその語り部の子供に、鉱山区の人々は疑惑の目を向ける。

人々「何でまたそんな所に? だいたい冒険者以外は通行も許可されて いないじゃねえか」

語り部?「わしの前世は、冒険者であったのだ・・・」

髭ガル「語り部は最期の時を我らが 故郷で迎えようと転生の旅に出て、光岩を見つけた。そしてそこで天の声を聞いたのだ」

語り部?「そして、わしの手には輝くアルテパの月石が、わしの頭には200年の記憶が委ねられた・・・」

彼らの言葉をにわかには信じられない鉱山区の人々だったが、「汝、語り部の記憶を疑うなかれ」「語り部の言葉こそ真実なり」と繰り返す付き人の言葉を聞くうちに、

人々A「確かに、ラオグリム様の面影を感じさせるような・・・」

人々B「言われてみればそんな気も・・・」

と、次第に懐柔されていく。

その場の空気を読んだ付き人は、これが頃合いとばかりに声を張り上げる。

髭ガル「もう先代のラオグリム様や 暗黒騎士ザイドや長老ウェライの行方を探す必要はないのだ。我々の元に語り部は御光臨なさったのだ!」

その言葉に異論を挟む者はもはや居なかったが、とは言え素性の明らかではない彼らをそのままにすることもできない。機転を利かせたトールマウンテンの計らいで語り部一行は鉱山区奥へと招かれ、ひとまずこの場の混乱は沈静化するのだった。

ガル「本来は喜ぶべきことなのだが、正直言って 私自身も困惑している」

彼が言う言葉は、鉱山区の誰もが胸に抱いているに違いない。

当然、語り部一行の主張だけを鵜呑みにできないだろう。アルテパ方面で調査をすべきと声が挙がっているらしく、ツェルーン鉱山に居る人物の紹介を受けた。

で、鉱山。

話を聞くと、調査の具体策について上層部に問い合わせている最中らしい。

下手に動けば下手な事になるのだから上層部も結論を出しかねているのだろう、と彼は言うが、

現れたアイアンイーターは「冒険者に指令を伝えてくれ」と即断する。冒険者に依頼することは決まっているが、どう調査するかを決めかねている、上層部のその煮え切れなさ具合に業を煮やしたのだろう。

鉄喰「私自身の責任でかまわない」

と前置くと、アイアンイーターは「語り部を名乗る子供の 言葉が真実かどうか確かめてきてほしい」と冒険者へ依頼する。

語り部(仮)はアルテパ砂漠の「光る岩」の側で「アルテパの月石」を手にしたと言っていた。

鉄喰「おそらくは困難な仕事となるだろうが、本物のアルテパの月石を見つけてきてほしい」

もし、彼の手にした石が本物ならば、普通の子供ならばできないことを成しえた事になり、語り部は本物と言えるだろう。もし、彼の手にした石が偽物ならば・・・。いずれにせよ、本物の石があれば話の真偽を確かめられる。

鉄喰「私も、正直複雑な思いだ。ただ・・・真実が知りたい。それだけを願う。よろしく頼む」

職務に忠実な(と冒険者が勝手に思っている)アイアンイーターが、語り部の出現に浮足立っている。語り部の存在はガルカにとってどれほど重たいものなのだろうか。ウィンダス生まれ(2度目)のタルタルである冒険者には、まったく想像ができない状況なのだった。

鉱山のガルカは最後に「月石を持ってかえった後は鉱山区立ち入り 禁止区画のガード、トールマウンテンの所に向かってくれよ」と付け加えた。

冒険者の頭のなかは疑問符で満ちていて、その言葉はすっかり頭の中から抜けていた。

さて、アルテパ砂漠。

地図は東西に分かれており、以前記したはずのマーカーはここでも消えていた。いくつか追記された跡はあるが、これは後から記したものなのではなかろうか。例えば砂漠中央にそびえるエアーズロックの麓には目を奪う花が咲いていたはずだが、マーカーは消えている。

いや、記したと言う記憶そのものが間違いなのか・・・? どうもアトルガンに来てから記憶が曖昧になっている気がする。

ツェルーン鉱山にはワープ本があり、東西いずれも即ワープできた。

どちらに行くのか少し悩んだが、

西アルテパ砂漠へ向かった。

語り部(仮)が言う「光る石」に憶えがなく、ぱっと思い浮かんだのがこの4色の石柱だった。夜になると光るのだったか、それとも随所にある石柱のスイッチが光るのだったか・・・。

随分と昔に訪れて以来だったこともあり、どうにも記憶が曖昧だ。

朝日が昇ったばかりでまだ夜は遠い。

ぼぅとしていても仕方がないので、何かチェックポイントは無いかと反時計回りに砂漠を彷徨うことにした。「光る石」の側で「アルテパの月石」を拾ったと言っていたが、そもそもそこからフェイクの可能性はあった。あの二人が詐欺師一行だったら、と言う前提ならば。

Lv61青から見て砂漠東部は「練習以下」、西に進むに従ってより強い敵が出現し始めた。

折角なのでマンティコアを相手に経験値を稼ぎつつ、ラーニングを狙ってみた。

デッドリーホールド(単体物理?)や

リドル(範囲MPmaxダウン)、

火炎の息(前方範囲火属性ダメージ)、

大砂塵(前方範囲土?属性ダメージ+暗闇)、

などの技を積極的に(笑)喰らうも、何もラーニングしない。・・・ラーニングしない。

なんだかなーと思いながら砂漠の探索を進めていると、前方ちょい左に

石柱?群を見つける。

ああああああぁぁぁぁあああああああ、そう言えばこの石、夜になると光るのでは無かったか。よくよく見ると石には明らかな縞模様が付いており、この「縞」部分が光ったような・・・。

ブブリム半島のそこここにある石柱も夜になると妖しく輝きだすが、砂漠に初めて来たときにも同様の光景に胸を打たれた憶えある。

まるで地層のように刻まれたこの「縞」は、もしかしたら1万年前に起こった「事故」によって世界にばらまかれた小クリスタルの、あるいはそれに類する事故の残滓の、堆積物なのではなかろうか。

微かに含まれたクリスタルの、その最期の残り火のようなエネルギーが夜な夜な輝きを放つ。なんて幻想的な話なのだろう。

残念ながらチェックポイントは無かったので、砂漠の辺縁を沿うようにして次の「石柱群」を探し始めたが、

相変わらずラーニングをすることなくレベルばかりが上がっていった(白目)

次の石柱群を発見。

なぜか石柱の周辺にはアリやサソリが群れており、なるほど本物の語り部で無ければ近づくことは無理なのだろうと思わされた。

グルリと砂漠を2/3ほど巡った場所で3つ目の石柱群を発見する。

ここが正解なのだった。

が、「嫌な気配がした!」。

ちょw どこに出てきてるのww

Lv63青。NMマンティコアx2 戦。

タゲがすぐ外れてしまうので、2匹を巻き込む範囲WSでとにかくヘイトを稼ぐ。

が、2匹目はすぐに横を向いてしまう。ぐやじい。

1匹目も挑発がリキャストできる前にタゲが外れる。ぐやじい。

おりゃーーぁあぁああああ(涙目

そんな感じで戦闘を進めるのだが・・・硬い。むっちゃ硬い。

ようやく1匹目の撃破が見えてくるもムッチャ時間がかかる。だんだん日が落ちてきた。

ようやく1匹目を倒すも・・・ クピピ殿のMP的に倒せるのだろうか? とかなり不安な状況で連戦。

痛い。

痛い。
もしテールスイングをラーニングできたならば、いったいこの身体のどこからこの巨大な尻尾が生えてくるのだろう。「変容」とはそう言った無理が祟って起こる精神と肉体の崩壊なのだと、戦いながら戦慄した。

やばい、死ぬ。クピピ殿の残MPが18しかない。

と思ったら、アジド・マルジドがケアルを唱えてくれた。

え、サポ白だったの? 知らなかった・・・。

かなり絶望的な状況かと思っていたが、クピピ、コルモル、アジド・マルジドの3枚の回復役のお陰で、

勝利を手にしていた。好い戦いだった。

ラーニングをしたいがために攻撃力が高すぎるシャントットIIを抜いていた事が長期戦の原因だったと思う。MBでゴッソリと相手HPを削る点がシャントットIIの強みだが、それが無ければここまで戦闘が長期化するのかと改めてその強さを実感した。まあチートやね。

石柱群の隙間から「アルテパの月石」を手に入れる。

せっかくなので夜を待つことにしたが(月夜の砂漠って好いよね)、

ちょw 光らないじゃんwwwww(笑)

え? どゆことよw

いや、確かに砂漠で光る石は見たことがある。たぶん絶対。ここの石は光らない石に違いない。あるいは天気とか季節とか月の位置とか気分とか属性とか、そう言ったもので今日は光らないだけなんじゃないかな。ブブリムでも常には光っていなかった気がする。たぶん。きっと。

鉱山区に出向き、

ツェルーン鉱山へ向かい、

トールマウンテンの許へ向かうように言われた事を思い出す(笑)

月石を渡すと「そこで待っていてくれ」と言われた。

一行を連れてくると、彼は月石を見せて貰えないかと願い出た。

高山「語り部が転生の時に手にいれたと言われる アルテパの月石を見せていただけませんか?」

髭ガル「ふむ、よろしいでしょう」

その石を手にした瞬間、トールマウンテンは頭を抱えるようにしながら思わず言葉を漏らす。

高山「なるほど・・・そういうことですか」

予想外の反応に語り部の付き人は動揺していた。

髭ガル「そういうこと・・・とは、どういうこと、ですかな?」

鉄喰「ニセモノだ・・・ ということだな? トールマウンテン」

髭ガル「ミスリル銃士が何の用だ? しかも・・・ニセモノだと!? 無礼にも程がある!!」

怒り心頭の付き人にアイアンイーターは至って冷静に答える。

鉄喰「冒険者に本物の アルテパの月石を持ってこさせました。結果は・・・ただのガードにでも違いが わかるほど簡単なニセモノだったということです」

髭ガル「その冒険者が持ってきた物が ニセモノかもしれないだろう!!」

(痛いところを突かれた。石柱群が光るところを見ていない冒険者には、これが本物のアルテパの月石だと胸を張ることができない)

そそくさとアイアンイーターの影に隠れようと考えていたら(笑)、いつの間にかグンパがやってきていた。

グンパ「初めましてー。語り部さまー」「ボク、グンパっていいます。是非語り部様にお会いしたくて・・・」

場の空気を掴んだグンパはそのまま主導権を握り、付き人に付け入る隙を与えることなく語り部(仮)へ話しかける。

グンパ「200年以上も前からの記憶でしょ? いろいろとつらいこともあるんじゃないですかあ?」「それに・・・ボク、ウェライから 聞いたんですけど、語り部様って、・・・」「若いうちに、お亡くなりに なってるんですよねえ?」

グンパ「そういえば、先代のラオグリム様もそうですよね?」「そんな宿命に 立ち向かうなんて大変だなあ!! ボクにはとてもできないなあ・・・」

グンパの言葉はあからさまに動揺を狙ったものだったが、同年代の語り部(仮)にはそれで充分だった。

語(仮)「どういこと!! そんなこと聞いてないよ!? ボクはただ言うことを聞けばおいしいものが・・・って!」

髭ガル「バカ野郎!! 何をそんな言葉にのせられて・・・」

語(仮)「ボクは知らないからね!」

髭ガル「あっ、待てよ!!」

こうしてあっという間にニセモノの化けの皮が剥がされ、茶番劇は幕を下ろすのだった。

グンパ「もうちょっと 張り合いがあるかと思ったけどなあ・・・」

余裕を見せるグンパだったが、アイアンイーターにとっては珍しい光景だったらしい。

鉄喰「珍しいな、おまえが そこまでムキになるなんて・・・」

グンパ「アイツ、ウェライの行方を捜すこと・・・必要ないって言った」「あんな奴の口から、ウェライの名前が出るなんてこと自体、耐えられないから」

語り部を騙られることよりも、ウェライの名を語られることに怒りを発するグンパの気持ち。

ガルカと言う種族にはまだ判らない部分が多いのだと、単純な物差しでは測れないのだと、冒険者は痛感するのだった。

 

仕立て屋に向かうと装束が完成していた。

いつもどおり、と眼鏡女子に言いながら店の奥へ消えていく先生は、いつもどおりエジワ蘿洞へ向かうのだろうか。

先生「それでは、冒険者君。また会おう。無事に再会できることを、祈っているよ」

そう言う先生がどんな顔をしていたのか、冒険者は妙に気になった。

青魔道士 両手AF「メガスバズバンド」。

相変わらずフォントが崩れてバなのかパなのかズなのかス゜なのかドなのかト゜なのか分からないが、たぶん、ばずばんど。

今さらだけれども、「ラーニング確率アップ」と言うプロパティが付与されていると言うことは、これまでのシリーズとは異なり敵の技は確率でラーニングできることを意味していた。

まぢで? これまでラーニングできていないのは、運が悪いのか、あるいはMMORPGで良くあるようにムッチャ確率が低いってこと?

まぢか・・・。青魔法うぇーいって思っていたけれどムッチャ茨の道だったりするの? これ。もしかして。まぢで・・・。