アルタナミッション2「はじまりの刻」その9/踊り子取得クエスト「プレリュード」
こう言う展開ムッチャ好きと思うのだった。
バス〔S〕の入り口前で満身創痍の男を助けたら何やら勘違いされて軍務大臣から国に関わる重大事的なクエストを引き受けさせられたけれど何処へ行って良いのか全然判らない件。
なんとか浦(笑)はジュノの南西部にあり、地図上から推測するにバタリア丘陵の南かジャグナー森林の東に位置するように見える。行き方について思案し、まずは丘陵側から向かう事にしたのが昨年末のことなのだった。
で、エルディーム古墳。
前回訪れた時には見過ごしていたが、ここの墓にはまだ新しい花がいくつも捧げられていた。「今」が水晶大戦のいつ頃なのかは判らないが、既に多くの死者が出ていることが伺えた。
こう言った感じの、現場での艱難辛苦を知り尽くした軍曹的武骨な兵士って好いよね。
古墳の構造は理解しているので、反時計回りにチェックをしながら南の広間へ向かう事にした。
以前に訪れた東の広間にはNMオークが1体だけ居た。その後、このオークもいつの間にか姿を消していた。カンパニエバトルの生き残りなのだろう。
ここも多くの献花が見られた。古墳自体は古い時代のモノのはずだが、いつの時代でも死が満ちている。
エルディーム古墳は、太古のエルヴァーンたちがアルタナ信仰に基づきバタリア丘陵を安息地と定めたことから築かれたと憶えている。
「元の世界」の古墳はアチコチが破損し、かつ、多くの霊が彷徨っていたが、司祭の言葉から推測するに、この大戦で墓が荒らされたことが原因の一つらしい。盗賊の仕業かと思っていたが、おそらくオークたちが地下通路を通じて基地を攻める際に古墳が破壊されたのだろう。先ほどの NMオーク も通路の一つから逃げおおせたに違いない。
古墳の中心部へ至る扉とそのスイッチは強固な封印が為されていた。
これらが太古からの封印なのか、この大戦のために急遽拵えられたものなのか、は、判別が付かなかった。「元の世界」では封が解かれて、かつ、中心部も荒らされていたのだから、いずれオークの手に落ちるのだろう。
通路を進む途中で、遠くから剣戟の音が聞こえてきた。
鬨の声の聞こえる方へ向かうと、神殿騎士とオークたちが激しい戦いを繰り広げていた。北グスタがそうであったように、カンパニエバトルではアチコチでこのようなバトルが繰り広げられているのだろう。
確か「アライドタグ」が無ければ参戦できないと説明を受けていた。騎士たちが勝つことを祈りながら、足早にこの場を去る事にした。
北の広場の手前でイヌに出会った。
この辺りから人間の手が届かないらしい。おそらく南側もそうなのだろう。それは古墳の3/4がオークの手に落ちたことを意味していた。
予想通り、と言うか、途中で出会った司祭が言う通り、墓が荒らされていた。
墓の底には穴が穿たれ、おそらくここからオークが出入りしているものと推察された。
以前に探索した通り、この穴の下は既に敵の手に落ち、かつ、亡霊たちが支配している。「秘密基地」自体はとうの昔に「秘密」では無くなっていたのだった。
アルテナ神の威光も古墳深くには及ばないらしい。奥へ進むほど寒々しい景色が眼前に広がる。
気が滅入りながらも古墳を歩いた。
南の広場に辿り着き、
念のために地階の位置を確認して、
墓に穿たれた穴から
落ちる。
「元の世界」ではかなり高レベルの敵が配置されていた憶えだが、
まだ敵による浸食はそれほど激しくはないらしい。
更に奥へ進む。
南の出口の先がバタリア丘陵南にある孤島に繋がっているのだけれど、いったん左折して脇に逸れる。この先は古墳の入り口に繋がるのだが、
絶望的なことに、ここも既にオークの手に落ちていた。
「秘密基地」はもはや陥落寸前に思え、身が震える。もしここからオークたちが基地に侵攻すれば、目と鼻の先に居るアーリーンたちは神殿騎士と共に挟撃される形になり、全滅は必至だろう。
まだ斥候と思われる比較的低レベルな(NMではない)オークたちが闊歩しており、本格的な侵攻はまだ先に思える。だが、それも時間の問題でしかなかった。
一介の冒険者に戦場を覆すような力は無い。己の無力さに打ちひしがれながら出口を目指し、
ようやく孤島に辿り着く。
だが期待とは裏腹に、そこには何も無かった。
なんとか浦に繋がる橋も、ハシケも、敵の姿すらも。
古墳の探索を終え、いったんバストゥーク〔S〕へ戻る事にした。
カンパニエに参加?して功績を上げることで叙勲(おそらくアトルガンにおける一等兵みたいなランク)を受けられるらしいのだが、アトルガンと異なり、一定期間ごとに評価が下されることで昇格するだけでなく降格もするらしい。
・・・うーん面倒だなぁ。
仕方がないので、治安維持のために
不審物を2つほど見つけたのだが、
どうやら同じ任務ばかりを受けていると、僅かではあるが報酬が減らされるらしい。
仕方がないので「戦略物資収集」を行う事にした。
軍の物資倉庫前に居る補給担当官に話しかけると、不足している物資の調達を依頼された。
幸いにして「亜鉛鉱」はモグ金庫にあったのでサックリと受け渡すと、
あっという間に任務が完了した。
おそらく様々な調達物品が指定されるのだろうから、今回はたまたま運が良かったに違いない。ただ、不審物発見(720戦績)に比べると報酬は良いので、リスクはありつつも悪くない選択肢には思える。不審物発見は元手が掛からないのでかなりローリスクではあるのだけれど。
古墳で見掛けたカンパニエバトルが気になったので、説明員の所に出向いた。
が「アライドタグ」が貰えない。そもそも貰い方が判らない。
現場に行けば判るのかな・・・と思って北グスタのアソコへ向かったけれど、
誰も居ない(笑)
初めてココへ来たときは、本当にたまたまカンパニエバトルが発生していたのだと理解した。
念のために近くの監視塔へ向かったが、やはり「アライドタグ」は発行してもらえない。
うーん、どうやってバトルに参加するのだろう。判らない。
古墳ならバトルをしているのでは?と思って向かうも、
誰も居ない(笑)
関係ないときはガチガチやっていて、いざとなったら参加できない。随分と不便だな・・・と思わざるを得ない。何かやり方が悪いのだろうか。う~~ん。
無為に時間が過ぎていくばかりなので、なんとか浦を目指すべくジャグナー森林へ向かった。
地図の見た目は変わらないけれど、実地で見聞すると色々と変化があるのはパシュハウ沼で学習していた。
もしなんとか浦へ繋がる道があるとしたら、この地図には描かれていないどこかに(例えばマップ外に)あるに違いない。つまり、この地図はあまり当てにならない可能性が高い。
と言う事で、パシュハウ沼と同じくアチコチを歩き回る事にした。
なんとなく周辺の景色を眺めると「元の世界」に比べて植生が豊かな気がした。
それに合わせて新しい敵が居た。テントウムシだ。
ちなみに、この後にいきなり殴られた。見た目と違って?アクティブらしい。
相変わらずカブトムシ(と言うかカナブン)も居た。
「元の世界」ではカブトムシだけが生き残っている。テントウムシは好戦的であるが故に自滅したか、見た目が派手であるが故に捕食されたか、あるいはほかの何らかの理由で全滅したのだろうか。悲しい。
ジャグナー森林で最初に行きたいところがあったので向かった。北にある湖だ。
湖の南にある、見慣れない構造物が目に付いた。
木造であることからオークによる砦?防壁?のように思える。パシュハウ沼がそうであったように、「元の世界」に比べて獣人の前線はかなり押し上げられているらしい。
湖のほとりには
予想通りチェックポイントがあり、
イベント。
少女が一人やってきて、岸辺で輝く「光る石」を手に取っていた。
こちらに気が付いた彼女は随分と高飛車な口調で話しかけてきた。
少女「なぁに? さっきから、じっとこっち見て。サインなら、お断りよ」「えっ、わたしのこと、知らないの?」
サイン? 有名人?? ・・・ん?この名前を聞いたことがあるぞ・・・??
ま、いいけどね。そう言うと彼女は独り言ちる。
少女「わたし、ダンスはもうやめるつもりだし」「わたし、本当にダンスが好きなのかどうか わからなくなっちゃった・・・」
そうだ、バス〔S〕で不審な人物(笑)が言っていた踊り子だ。サインをなかなか貰えないと言っていたけれど、まさか相手が少女だとは思わなかった。おまわりさんあの人です。
少女「・・・?」
落ち込んだ風の彼女だったが何かに気付いたらしく、耳に手を当てたかと思うと周囲に集中し始める。
少女「不思議な笛の音・・・」「なんだろう、この気持ち・・・。胸が熱くなってくる・・・」
彼女は風に乗ってやってくる笛の音に気づいたらしい。
少女「身体じゅうが 笛の音で満たされていくみたい」
そして、不意に彼女は踊り出す。
風のように。軽やかに。しなやかに。
無心で踊る彼女の姿は、噂通り妖精のように冒険者には見えた。
少女「ダンスが こんなに楽しいものだったなんて わたし、今まで気づかなかったわ・・・」
先ほどまでの暗い顔が嘘だったかのように彼女の頬は紅潮していた。
少女「さっきの笛の人、どこかに行っちゃったのかしら。あの笛の音、もういちど聴かせてほしいな・・・」
半ば放心しているかのような彼女の許へ、独りの男が駆け寄ってきた。
男「お嬢さま~!!」
少女「まったく、どこの世界に 主人とはぐれる護衛がいるのよ!」
申し訳ございません!と頭を下げる長身の男に、少女は嘆息しつつも許しを与える。
少女「・・・まあ、いいわ。あなたには感謝しなくちゃね」
男「・・・と、いいますと?」
と問う男に、意外にも少女ははにかみながら素直に答える。
少女「実はわたし、ダンスがキライになりかけてたの」「あなたがこっそり 連れだしてくれなかったら、わたし とても大切なものを捨ててしまう ところだった・・・」
少女にとって男は護衛であり召使いであり・・・相談相手なのかも知れない。
少女「わたし、ダンスをもう一度頑張ってみるわ」
男「お、お嬢さま・・・!!」
お屋敷に戻りましょうと言う男の言葉と共に、二人は連れ立って歩いていく。冒険者からはその背中しか見えなかったけれど、男が少女に向ける温かい眼差しが目に見えるように思えた。
(もしかしたらあの男が笛の人物なのかも)と冒険者の頭に一瞬の考えが浮かび、すぐに掻き消えた。確かめる必要性はどこにも無かった。
こうして冒険者は「星くず石」を手に入れるのだった。
この「石」を欲している人物の許に向かい、そして唖然とした。
それは「元の世界」で興行をしている舞踏団の彼女。
少女と同じ名を持つ彼女。
「星くず石」を持ってきたことを告げても「そんなバカな話が・・・」と取り入ってくれなかったが、実物を見せると彼女の顔色が変わった。
ライラ「あんた、いったいどうやってこれを・・・」
彼女との約束は「星くず石」を持ってくることで踊り子にしてもらう事だった。
ライラ「・・・はぁ。まったく、しょうがないね。私の負けだ。入団を認めてやるよ」
なんとなく嫌そうな顔をしながらも彼女は約束を果たしてくれた。
手渡した「星くず石」を眺めながら、いかにも不思議そうな顔をしつつ彼女は呟く。
ライラ「この石を見てると あの日のことを思い出すんだ。私がダンスの楽しさに気づいた日のことをね・・・」
そして、懐かしそうな目で手元を眺め続ける。
ライラ「いままでダンスを 続けてこれたのは そのときに聴いた笛の音のおかげ・・・」
ライラ「・・・ん?」「そういえば、あのとき あんたによく似た人が・・・」
あの時の光景を思い出したのだろう。冒険者の姿に既視感を憶えた彼女だったが、「・・・そんなわけ、ないか」と否定する。彼女の思い出にとって冒険者は不純物でしかない。あえて何かを言う必要は無かった。
吹っ切れた風の彼女はさっそく踊り子についてそのイロハを冒険者に教え始める。
ライラ「わが舞踏団のダンスは そこらの踊りとはキレが違うだろ?」「それは『クリークタンツ』と呼ばれる、バストゥーク伝統の 実践的な武踊を基にしているからなのさ」
ライラ「だから、私たちと一緒に踊りたいなら、まずは武踊の基礎を身につけてもらわなきゃ」
そう言うと彼女は一人の踊り子を呼び寄せ、
冒険者に武踊の基本動作をミッチリと教え込ませるのだった。
そして基礎訓練が終わるや否や、
ライラ「ほら、ぼけっとしてないで あとは自分で特訓しておいで! 早く私たちに追いついてもらわなきゃ、困るよ!」
と冒険者に実地での訓練を促すのだった。これが踊り子ライラの流儀であり、踊り子の天才と呼ばれた少女の目指す武踊なのだった。
このようにして、冒険者は踊り子にジョブチェンジできるようになるのだった。
今世でジュノに初めて辿り着いたとき、一番目に付いたのがこの舞踏団でありこのクエストなのだった。なので「現在は残っていない」と言う「星くず石」の事はずっと気にかかっていて、ようやくこのタイミングで決着したのだった。長かった・・・。こんな形で手に入れるとは思っていなかったけれど。
タイムリープものでは良くあるシチュエーションだけれど、女性となった少女と再会するこの展開は熱い。良い。大好き。きっと色々あったんだろうなーと慮るし、でもダンスは捨てなかったんだなーと感動するし、時の積み重ね的なモノが色々と溢れて妄想が捗る(笑)のが良いよね。
あの護衛の男の姿が「今の世界」では見えないけれど、彼はどうなったのだろう。笛の男かも?と思ったけれど、もしかしたらただのわき役なのかも知れない。AFクエもあるだろうから、もし過去に触れられるのならば楽しみにしておこう。
ところで、学者も踊り子もバス由来っぽいのが意外。たまたまバスミッションを最後にやったお陰で親近感?が湧いたりして。まったく偶然だけれども。コルセアも残っているし、青魔道士以外をそろそろ進めたい気がしてきた。青魔法を全然覚えていないけれども(白目) 相変わらず花粉とヘッドバットだけですw